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ペッパーズ・ゴースト
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ペッパーズ・ゴーストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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構成が登場人物の視点で話が切り替わるがこれの為に話のテンポが悪くなっていると思う。遺族グループの行動も全く共感出来ず、行動により起きた内容も今一つパンチが足りないというか引っ張っる割には白けるモノだった。途中で読むのを止めようかと思いながらガンバッテ最後まで読んだがオチも時間を返して欲しいというようなオチでした。 | ||||
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今作品も軽快さにカモフラージュされながら、ニーチェを用いた人生の意義というか、本質を考えさせる良作でした! | ||||
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学生時代から伊坂作品を読んできて、伊坂幸太郎の作品哲学の変遷というべきものもある程度理解しているつもりでした。自分の好みに合致するか否か、という意味での「当たり外れ」はあるものの、基本的には一定水準以上のクオリティが期待できるため彼の作品を読み続けてきました。…ところが、今回は今後伊坂作品を読み続けるかどうか逡巡するほどの、あまりも酷い読書体験でした。 他の伊坂作品と違って、序盤から特に面白い展開がないので読み続けるのも苦痛でしたが、肝腎の顛末もわけがわからず、理解と納得が得られないまま読了しました。伊坂作品でこのような体験をするのは、初めてでした。 (以下ネタバレ) この作品は3者の視点で進行します。①主人公である「先行上映」能力をもつ中学教師、②猫虐待者達を懲らしめる二人組、そして③強盗事件で身内を亡くした被害者の会の一員である女性。 ②の視点は目的(虐待者を懲らしめること)がはっきりしているのでまだしも、①と②は何を動機にして話が進んでいるのかさっぱりわからず、目的地が分からないため物語のけん引力がほとんど皆無でした。 ①では「先行上映」とやらもほぼ役に立たず、その能力の持ち主である中学教師は浅慮極まりなく、行き当たりばったりな対応しかしないまま事件(被害者の会の自爆テロと野球場での芸能人襲撃)に巻き込まれていきます。③では、被害者の会がなぜ医療機関で自爆テロを行うのか、という意味が結局最後までよく分からないまま(作中でもたびたびそのことに言及はされますが)です。 よく分からないニーチェの同じ言葉の引用が徹頭徹尾何度も何度もしつこく繰り返されますが、実質的に物語の何に影響しているのか不明です。終盤4人くらいが(なぜかわかりませんが)戦うシーンがありますが、出てくる台詞を誰が話しているのかよく分からないのにも唖然としました(今までの伊坂作品でそんな経験はなかったので)。伏線らしきものは全くそうではなく、特にどんでん返しもありません。あまつさえ、最後はなぜか先行上映の内容が外れます。タイトルの意味も最後説明らしきものがありますが、ピンときません。 雑誌のインタビューで、伊坂幸太郎自身が「長く作家生活を続けてきて色々チャレンジしてきたから、もう新境地の開拓など望めない」というようなことを話していました。残念ですが、まさにその通りなのだと首肯せざるを得ませんでした。 あれほど面白く独自性の高い作品を数多く生み出してきた作家でも、劣化の波に抗うのは非常に困難なのだと思うととても悲しいです。 | ||||
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最近は長編小説を読むのにかなり気力を使うようになってきており、話題の本も途中からは流し読みして終わり…ということが多かった。 が、この作品は最初から最後までテンポ良く軽快で無駄な部分がなく、世界観にどっぷり浸ることができた。 伊坂作品ではおなじみの振り回され系主人公。けれど彼も過去の苦い経験から何とかせねばと自分を奮い立たせ行動していて、思わずガンバレ!と声を掛けたくなってしまうほど。主人公の好感度高いのって大事だよね。 物騒な話も出てくるんだけど、読み終わった後は気持ちの良い、そんな不思議な物語。 | ||||
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読んでいて続きが気になってしょうがなく、気づいたら夜中まで読んでいた。読書の面白みを改めて知った作品。伏線の回収も見事。 | ||||
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「ツァラトゥストラ」、ニーチェの考え「永遠回帰」を読み解いていく。 そう、「ヘディングしなさい」というスタンスで。 ストーリーはぐるんぐるんと、こてんこてんに交錯しながら回っていく。 ”ペッパーズ・ゴースト”の世界。 それは今ある現実描写なのか、結果が決まりきっている小説の中なのか。 あるときはコミカルに風刺を込めて。 | ||||
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読みやすく、あっという間に本の世界にはいっていけました。途中から頭が混乱してきましたが、それがまた良かったです。 余韻の残る、わくわくする本でした。 | ||||
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途中で何度かどんでん返しがあります。でも淡々と進みます。もう少し大きなどんでん返しが欲しいなぁ。 | ||||
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爽やかで子気味良い文章。子供の頃に自転車に乗って風を受ける感じに似ている。 | ||||
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久しぶりの伊坂。パラレルワールドというか作中作小説というか。難しいことはさておき、作者のつくる世界に私はどっぷりはまった。ふと気づけば、猫、学校、野球、奇想天外の報復に恐ろしくも夢中。新しい小説体験。というか決して体験したくないが、魅了される世界観。ウルトラCの体操演技。最後の着地が完璧でした。 | ||||
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特殊能力を持った中学生教師が主体で話は進むが、他の登場人物達も良い。 いつものように伏線も貼られているが、回収の見事さよりもストーリーに惹きこまれる。 ネコジゴハンターという設定も面白い殺し屋2人の会話のテンポも良く、次々起こる出来事にだれることなく展開されるので一気に読み終える 。 伊坂作品の殺し屋はとんでもなく怖い力を持った人物なんだけど、不思議と物語の中では人間味あふれて魅力的になってしまっているのが相変わらず。 作中作品と交差しているのに、いつの間にかストーリーに溶け込んでいる手法も見事。 ニーチェがテーマではあるけど、ここは好み分かれるかも。 それを差し引いてもエンタメとして純粋に楽しめる作品である。 作中の鞠子さん、続編小説書いてください。 | ||||
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全体が伏線。読み逃しをしないようにゆっくり読むことが必要。しかし、面白すぎて、はやく読んでしまうだろう。この点が最大の欠点だが、最大の長所でもある。 | ||||
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今、現在へ向ける、伊坂ワールド。 新型感染症が蔓延してあたふたしている世界を伊坂幸太郎さんの小説世界に反映していて、さすが。 次作も楽しみになる。 | ||||
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登場人物は嘘をつかない。 知らないことは知らない。知っていることを隠す時もある。 そうやって読むと、また面白い。 そこにいないのに、いるかのように見える。 そこにいるのに、いないかのように振る舞う。 バイバイブラックバードをもう一度読む。 | ||||
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全部読み終わったあと、94ページの13行目を読んでみて下さい!伊坂さんの仕込んだ隠し味を楽しむことができます。と同時に、頭の中の時系列がグチャグチャに掻き乱され、まーた伊坂さんに一杯食わされたよって嬉しくなれます。 3年後の文庫本での読み直しが、今からもうすでに楽しみです。 以下、小説の構造についてのネタバレがあります。内容については触れておりません。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (追記)時系列の違和感について、やっと自分なりの答えが出たので書いておきます。この小説では、劇中作としてネコジゴハンター達の物語が描かれます。しかし、実はこの物語こそが本筋であり、本筋と思いこんでいた物語の主人公は実は劇中作の中の登場人物だったという複雑な構造になっているのです。しかも、ミスリードが巧みでネコジゴハンター達の会話で「俺たちがいるこの世界は小説なんじゃないか?」と語らせることで、読者は煙に巻かれてしまいます。この小説の構造に気づいた時、しばらく呆然としました。 伊坂さんは佐藤正午さんの鳩の撃退法を絶賛されていて、ペッパーズゴーストはそのアンサーノベルのような気がします。 | ||||
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ぐはってなりました。ニーチェの本も読みたくなります!!!!! | ||||
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テーマが重くても、軽快。大上段に構えなくても、すんなり入ってくる。残酷描写でも、軽妙 何気に背筋がおぞけったのは「ネコジゴメンバーでも猫飼いはいる」…だった 個人的には野口の制裁は何としてでも果たして欲しかったし、せめて代替としてマイクには是非とも酸をかぶって欲しかった 復讐物はいつも肝心かなめのヤツがすり抜けるの法則だ …まったくなにやってんだか。シアンお前ただのお人よしのヒーローになってるぞ。これだから伊坂作品はやめられない ニーチェとツァラトゥストラは名前がズルい。と、スパルタンX(←特段ファンではないが、あれは見始まると見入ってしまう)は最高。に1票 大変楽しく読みました さっそく、このコンビの続きが読みたくなっている うん。今回も装丁良いなあ。特段統一した法則性がある訳じゃないのに、「伊坂作品に正しい」感じに仕上がってるのがいつも嬉しい | ||||
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ネコジゴハンターのアメショーとシアンというキャラがとても魅力的でよい! 主人公が特殊な体質を持っていて、騒動に巻き込まれるという感じの話ですが、終始予測できないストーリーでした。感覚的には、伊坂氏の「クジラアタマの王様」の設定に近いなぁと感じました。 | ||||
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伊坂幸太郎作品を未読の人に勧めるなら、この本がいいかもしれないと思わせる一冊。 伊坂幸太郎のおいしい所をこれでもかと詰め込んだ本とも言えるし、お馴染みの人には目新しさがないとも言えてしまう。 読みながら、ここは伏線だなと分かってしまうところもある。 それでも一気に読ませてしまうところがさすが。伊坂幸太郎じゃなかったら大満足だった。 | ||||
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作家生活の集大成というような触れ込みだったが、読んで後悔無い作品だった。 伊坂作品は、ある意味ハリウッド映画のように「最後は誰かが何とかしてくれるんじゃないか」と願いながら読むのが私の通例だったが、いい意味で裏切られた部分もある。 彼の本からは、何気ない生活や小さな楽しみが変え難く尊いものであるというメッセージを、毎回勝手に感じ取っている。「ペッパーズ・ゴースト」読後も、些細なことが幸せに思え、夕食も2割増に美味しく感じた。 今後も彼の作品を読むのが楽しみである。 | ||||
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