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歌の終わりは海 Song End Sea
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歌の終わりは海 Song End Seaの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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社会に一石投じるようなお話。こういう結末かあ!とはなりましたけど、いろいろ考えちゃうようなストーリーでした。 | ||||
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ミステリーの体裁を取っている。 中身は尊厳死や自殺の意義についてが印象に残る。 森博嗣の古くからのファンは、西野園萌絵が出てきたり、加部谷さんが出てくるので、満足かも。 2回読んだが、再読しても面白さが衰えなかった。40代くらいで読むと良い作品に感じる。 | ||||
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今回は殺人事件の考察みたいな読者としての楽しみはあまりないですが、死生観は皆んな何となく抱いてるけど言葉にしないだろう様な事がテーマなのかな。 森氏のシリーズはほとんど読んでいると思いますがなんせ間が空いている為キャラクターの過去の話とか忘れてて加部谷さんはどんな人物だったかとまた過去の作品が読みたくなりました。おぼろげながら子供の頃から出てた人で西之園さんと古い知り合いで、天才、変人の多いこの作品たちの中では割と凡人の様なキャラだったがこんなに登場し続けるとは思っていなかった。今後大きな事件に巻き込まれて活躍してくれる事を楽しみにしています。 キャラクターそれぞれ歳を重ね考え方や言動が以前とは違い成長を感じます。西之園さんは特に顕著で成長し社会人となり洗練されていくと以前の様なもがきが無くなるためか犀川や四季を彷彿とさせる達観した言動になり、いささか淋しさを感じます。 それにしても鷹知氏は何者なのだろうか今後四季に絡むことはあるのだろうか? | ||||
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前作を読み終えたところですぐに届きました。早速読み始めます! | ||||
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座右の書です。序盤の主人公の独白からして物語の中に引き込まれる。そこでもう、つかみはOKという感じ。シリーズ読者ならわかりますが、繋がった地続きの世界観でもありますがもちろんこの巻からお楽しみいただいても大丈夫です。 まさか森先生がこんなものを出してるなんて。 初期の切れ味の鋭さは健在とお見受けいたしました。 いちファンとしてここまでこの方を追いかけてきて本当に良かったです。 悲しい事件が作中内で起きる可能性が高く、鬱とか痛いの無理な方にお勧めはできません だが読後の清涼感。よくぞこれを描いて下さいました。神の問いとも思える帯にデザインされたコピーのテーマ。日本語の勉強にもお勧めです。小説とはこう描くのだよ、という筆者からの愛のメッセージだと思いながら楽しく読み進めています | ||||
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私自身が昔書いた「弟」をテーマにした小品と対になっているような作品で、満足しました。 | ||||
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森先生は以前ブログで 西部邁氏の死について触れていた 元々考えがあって、 語るきっかけになった出来事とは思うが、 小説家というのはこのように作品に昇華するんだな さすがだなと思いました。 現代を生きる人々が 少しでも考えておいた方が良い問題を 小説を通し提示するシリーズなのかもしれません | ||||
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森先生の浮遊工作室の作品紹介に、「シリーズ化するかは、読者が求めているかどうか、だと思います」とのコメントがあったので、このレビュー欄でコメントしてもしょうがないのかもしれませんが、是非シリーズ化して欲しいです。 私は、エッセイや新書から入って、小説はWシリーズ・wwシリーズと、全てがFになる・四季シリーズ・百年シリーズくらいしか読んでいない、新しめのファンになるので、過去の作品がどのようなものかはあまり知らず、比較できないのですが、作品の雰囲気・空気感が好きです(このような曖昧な表現を「何を言っているか理解できない」と、森先生はおっしゃると思いますが)。少し寂しげな感じの中に、森先生の作品の登場人物としては平凡な小川令子と加部谷恵美の、独特なテンポの会話が何とも言えずいいです。また、森先生自身の社会に対する考え方も所々に滲み出ています。1作目も私にとっては良かったですが、『馬鹿と嘘の弓・fool lie bow(風来坊)』の馬鹿という言葉が申し訳ないが嫌いです。森先生のような頭のいい人には分からないでしょうが、凡人には嫌な言葉です。 | ||||
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今回のテーマは死を各個人でどうとらえるのか?というメッセージを感じた。 タイトルにも隠されているように尊厳死、というものに対する問いかけであったのではないだろうか。 周囲の同意を得て自殺をする、というのは日本ではまだまだ受け入れられない死生観ではあるが、これからはもっと寛容的になっていくのかもしれない。 自殺は後ろ向きに捉えられることが多いと思うが、必ずしもそう考えてはいないマイノリティがいる、ということが物語中で展開されている。死を自ら選んで行動した結果は理解できない部分もあるが、当の本人(進んで死を選んだ人)は理解してもらいたいとも思っていない。だから、そんなに気にしなくてもいいのでは? ということなのだろうか。 (参考までにですが、英語titleを音で繋げると別の意味になるというのは他のタイトルでもあります。 Fool Lie Bow = 風来坊など) | ||||
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凪のような淡々と流れていく時間、起伏のある人生の最後を締めくくる美とは何か? きっとそれは己の孤独の部分にしかない答えなのだろと思う。 多くの世間一般な意見があり、提言があり、正義があるのだろうが決定権は常に個人に帰着するのだ。 読み込めば読み込むほど深く、己に入り込んでくる。考えさせらえる。 登場人物の語る言葉は、どの立ち位置でも理解出来るものだ。 多くの視点で物事をとらえて、己にとっての真実を見つけるものなのだと思う。 心にしみる内容だ。何度でも繰り返し読みたい。 | ||||
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印象はグレイッシュ、ブルー、靄。 いわゆる「ミステリ小説」ではないかもしれない。 しかし読み終わった後も答えの出ない謎を考えさせられるといういう意味では「ミステリ」じゃないだろうか。 読書が終わった後も思考が続く。 おなじみメンバーの生きることに対する何気ない思考すら、テーマを振り返った時に考える材料の一つになっている。 このシリーズは読んだら読む前の自分には戻れない。 個人的にこのシリーズは続けてほしい。 続編を切望しています。 | ||||
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いや、面白いです。まだ半分しか読んでないけれど、「森博嗣だぁ」っていう、キャラの掛け合いとか、くすりとさせられて。 「逢引きか。彼ならミンチですかと言うだろうな」とか。最初の「きっと探偵に依頼させといて、尾行させといて、アリバイトリックに使うんですよ!」「何それ、今そういうの流行ってんの?」 みたいなゆるいやりとりだけど、単なるキャラものでは絶対ないっていうね。 登場人物に西之園萌絵とか、鷹知探偵?とかあるけど、そこはもう、萌絵だ!!四季だ!!ファンサービスだ!!で買わせる手法ではないと思う。これ、馬鹿と嘘の弓?のシリーズ……でいいんですよね? ただ…読中だけど一人すげーー気になる人がいます。え?この人?? 森博嗣初期ファンなら初期ほど「え、これって?」、って感じると思う。y 関係あるのかないのか、まだわからないけど。そういう楽しみもある。これ関係繋がったらと思うとゾクゾクしながら読んでます。フランソワと彼のような…?? そういう雰囲気。 全体の雰囲気的には黒猫の三角っぽいかな。探偵が活躍するとかね。 背表紙?は「森ミステリィの哀歌」ですか。演歌っぽいけど、すごく期待しながら読んでます!! あと!!! 帯!!!ついに「オメガ城の惨劇」!!これで知った人もいるのでは。 SAIKAXA Sohei's last case!! 孤島!!オメガ城なる城!!7人の人物!! 「すべてがFになる」は、森先生が「こんなものを書きましたよ、孤島の研究所で密室殺人が起きます」と聞いた当時の講談社の宇山氏ですか、が、電話口にそれを聞き、「それをデビュー作にしましょう」と即決したといいます。 この帯を見て、それを電話口で聞いた編集者の方のようなワクワク感を抑えきれません。今ならまだ!リニューアルするメフィスト、無料登録できますのでぜひ!! カイの悲劇、プサイの悲劇の時もそうだったけど シンエヴァンゲリオンの公開を待つような、「必ず森博嗣なら応えてくれる!」というワクワクでいっぱいです。本作も一気読みします! | ||||
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個人的には可部谷の凡人ぷりからして、主人公にすべきではないと思っている。 さらに小川も一般常識的なことしか言わないし、雨宮は騒ぎ立てるだけ。 自殺についてさも「こんなこと今の時代ではまだ受け入れられないだろうけど」みたいな未来の自殺論として書かれているが、そんなのはもう10年20年前の感覚でこの方向について筆者はあまり知識をアップデートしてないんだなあと感じる。 まあなんでも知ってそうな森博嗣が、自殺については疎いとわかることがこの作品の価値だろうか。 チラッと西之園萌絵が出てくるがつまらないコメントするだけで、天才が一人も現れない本だった。 これで1254円は高いなあ。 | ||||
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前作は、社会から虐げられた人の末路。今回は、自殺、かなでも尊厳死。これらの社会的なテーマについて、著者なりの問題提起なのかなと、二つの作品を読んで思いました。そうすると、前作もまた違った読み方が出来るのかなと。つまり、新シリーズですね。 最近実際に起きた、医師二人がALSの女性を殺害した嘱託殺人事件や、有名人の自殺を下敷きに、著者が思うところがあって書いたものだろうと推測します。 ミステリー色はやや薄く、ノンフィクションのような香りがあります。 とはいえ、いつものメンバーが登場するので、その点については、ファンの満足度は高いと思います。 | ||||
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本書実物を手に取って、タイトル英文の遊びがやっとわかりました。 いや、実物を手にしなくても判るんですけど、私が判ったのがそのタイミングってだけです。 それまでも、AMAZONで、発売予約受付中の段階で、英語タイトルも発表になっていたのですが、 なんだろうなあ、って思いながら悶々としていたのです。 前作が「風来坊」でしたからね、なんかあるんだろうなとは思ってたのですが。 あ、まだ本文読めてません。タイトルの遊びに気づけて嬉しくて書いちゃってます。 「Song End Sea」で「尊厳死」なんですよね、おそらく。 被害者っぽい人の死の理由も、自殺に近いのではないかと思われます。ネタバレにならなければよいですが、タイトルですからね、問題ないかと思います。 | ||||
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前作に引き続き、丁寧に書かれた作品ですね。ダイナミックな展開を期待していた読者だと拍子抜けするくらい、静かに、少しずつ物語が進んでいきます。それがていねいに記されています。一つのテーマに向けた山を、一歩ずつ登っていくような感じですね。おちついて、ゆっくり、味わって読むといいのでしょう。またゆっくり、ゆっくり何度も読み直すのも良いかもしれません。 | ||||
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