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狩られる者たち
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狩られる者たちの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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| 最後、犯人の動機に納得できず、満足感が低下した | ||||
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| 「時計仕掛けの歪んだ罠」に続く<サム・ベリエル/モリー・ブルーム>シリーズの2作目、「狩られる者たち」(アルネ・ダール 小学館文庫)を読み終えました。 前作の影響下、二人の主人公たち、元・警察官・サムと元・潜入捜査官・モリーが登場しますが、彼らはかつての相棒・ディアから非公式な調査を依頼されることになります。その調査の発端は、ディアがイェシカ・ヨンソンという女性から不可解な手紙を受け取り、その中でディアとサムが組んだはじめての事件に関連して犠牲者の尻に「四つ葉のクローバー」が描かれていることが言及されており、そのことがサムとモリーを危機に陥れ、尚且つ連続殺人事件の真っ只中に彼らを巻き込んでいくことになります。ストーリーについて詳述することはできません。 錯綜する過去の事件が蘇る中、見方を変え、真相が繰り返し、精査されながら、調査は或る事実へと収斂していきます。とは言え、今回はそのストーリー・テリングに特筆すべきものはなかったと言えるような気がします。 逆に、到達不能極の果てしない青さの中で展開される相も変わらないサムとモリーの強烈な個性のぶつかり合いと自己破壊的な罪悪感に満ちた情念の発露が読みどころなのかもしれません。 「精神の奥深く、この国(スウエーデン)の内陸部の奥深く」へとズーム・アップしていく不気味な感覚に酩酊しながらの読書体験になったと思います。 | ||||
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