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血の葬送曲
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血の葬送曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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今は無きソビエト社会主義共和国連邦のレニングラードでの殺人事件。いまではロシアで、サンクトペテルブルクですが、当時の体制と時代背景の方が、ミステリー向きですね。本書は2020年に書かれた本ですのでいろいろ時代考証を重ねられているので、読んでいると当時の社会の雰囲気がひしひしと感じられます。 冒頭から惨殺死体がでてきてグイグイ引き込まれます。 | ||||
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線路の上に、五つの死体が、まるで整列したかのような格好で等間隔に 並んでいるのが発見されたところから話が始まるが、 それを捜査するロッセル警部補とは。 この作品は非常に展開が早く、一章終わるごとに、その章の最後に 予想外のことが起こり、また次の章へ進むため、そのまま次を読んでしまい、 どんどん先に進んでいく。最後まで、目を離せないストーリーです。 冒頭で「主な登場人物」が列挙されて紹介されているので、 最初、それを見ながら読んでいたが、訳者の、人物ごとの 言葉遣いの違いが巧みなので、すぐに人物たちを把握でき、区別し、 ぐいぐい読んでいくことができました。大変名作だと思います。 | ||||
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スターリン統治下におけるソビエト連邦(現ロシア)のレニングラードで発生した猟奇的殺人事件5件をロシア音楽に造詣が深い警部補が解明していくというミステリー小説です。ソビエト連邦崩壊後のロシアしか知らない世代にとっては背景を理解しながら読み進めるのに時間がかかるかも知れません。スターリンによる独裁政権のもと社会主義国家を維持していく背景には恐怖政治が見え隠れします。そしてその背後にはいつ捉えられいつ処刑されるかも知れないという国民の不安が存在します。今なお少ないながら残る国々の情勢に近いところがあるでしょう。前半はこうした理解に苦慮し戸惑い時間がかかるかもしれませんが、後半は一気に読み進められると思います。アガサクリスティーやコナン・ドイルなど時代背景を理解しつつ読み解く古典的なミステリーが好きな方であれば楽しめると思います。好みが分かれそうで万人受けするミステリーとは言えません。 ミステリー系の本のレビューはネタバレに注意しないといけないので抽象的なコメントとなってしまいました。 | ||||
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いやー、面白かったです。400ページを超える長編ですが、先が気になって、最後まで、一気に読めました。 2人の作家の共同作品です。スターリンの恐怖政治時代のソ連が舞台です。雪の中の線路上に置かれた5つの死体の発見から物語が始まります。そして、その5つの死体の身元とつながりを明らかにしていく展開です。謎解きが、読者を作品に引き込みます。 ドイツのレニングラード包囲戦の悲惨さや、スターリン時代の密告、粛清、拷問の凄惨さなどソ連時代の黒歴史が描かれています。勿論、この本は、ミステリー小説なので、史実そのものではないのでしょうが、きっとこんな感じだったのかなあと思わせるものがあります。 ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、ロシアのクラッシック音楽の世界が、物語に色どりを添えています。 この作者のことは、この本を読むまで、まるで知りませんでしたが、他の作品も読んでみたいと思いました。ありきたりでない新鮮なミステリーに触れることができました。全体に陰惨なのが、玉にキズなのですが、評価は絶対に、星5つだと思います。 | ||||
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スターリン統治下のレニングラード。 人民警察に勤めるロッセルは、常軌を逸した殺され方の、5つの死体が横たわる現場へと呼び出された。 その死体のうちひとつは国家保安省の人物らしく……。 密告や濡れ衣が横行したこの時代。不安しか感じない前半部分に釘付けで、夢中になって読みました。 大物政治家や音楽家が実名で出てくるところも、この時代のソビエトの空気を増幅させています。 著者のデビュー作らしくいくつか難点が有ります。しかし、魅力的な警察小説でした。 特に惹かれたシーンは、主人公がヴァイオリンを構えるところです(解説にも出てくる)。 ここは本当に素晴らしかった! 酷いのは邦題(これは著者に罪は無いです)。 主人公が、音楽と殺人の両方に通じていることを盛り込みたかったのかもしれないけれど…… 原題は「CITY OF GHOSTS」 | ||||
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世代的になじみの薄いスターリン治世のソビエトを舞台にしたミステリー。まだ独ソ戦の記憶も冷めやらぬレニングラードの警察官が主人公。警察官といえども粛清される極限状況での大量猟奇殺人の捜査が物語られ主人公の過去と犠牲者とのつながりが徐々に明らかにされていく。鍵は音楽なのだが詳しくは読んでのお楽しみ。後半の展開に荒唐無稽さが目につき手放しではお勧めできないものの、共産党一党独裁時代のソビエトという時代背景が新鮮だった。 | ||||
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ミステリーとして読んでいいのか、歴史ものとして読んでいいのか。 基本、ミステリーでいいんだろうなぁって思うのですが、 なんかお堅い感じにも取れてしまいました。 | ||||
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