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ヒポクラテスの悔恨
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ヒポクラテスの悔恨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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巻頭、【主な登場人物】のイラストなんですが、私の頭の中にある人物像とはだいぶ隔たりがあり、違和感ありまくりでした。殊に、古手川和也(こてがわ かずや)と渡瀬(わたせ)警部の人物像は、全くイメージとは違ってますね。二人とも優男(やさおとこ)過ぎじゃないかな。私のなかでは二人とも、もっと、こう、仏頂面のワイルドな体育会系人物てなイメージがあるんすけどね。キャシーにしても、こんな年増(としま)の婆ちゃん風ではなく、真琴(まこと)よりもちょい歳上くらいの姐御(あねご)みたいな人物像を脳裏に描いて、私は読んでます。 そうそう。そのキャシー・ペンドルトンの姐さんの言葉で一つ、印象に残るものがありました。これは、光崎藤次郎(みつざき とうじろう)をはじめとする浦和医大法医学教室チームのモットーていうか座右の銘的な言葉でもあると思うんだけど‥‥。こんなのです。 《遺族の声よりも先に、ワタシたちは死者の声に耳を傾けるべきなのです。生きている人間は放っておいても向こうから喋(しゃべ)ります。でも死者は、ワタシたちが耳を澄ませないとひと言も語ってくれないのですよ》祥伝社文庫 p.187 あと、ぐだぐだともって回ったところのない幕切れのアッサリ感、すぱっと断ち切るみたいなぶつ切り感が、なんか潔(いさぎよ)くて良かったっすね。 なんにせよ、古手川と真琴の男女の仲が、かたつむりの歩みの如(ごと)くゆっくりとでも、前進することを願ってやみません。 | ||||
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ヒポクラテスシリーズを楽しく読ませていただいていますが、本作はどんでん返しも含めて物足りなく、やや拍子抜けしました。次作に期待します。 | ||||
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本の内容はネタバレになるので控えますが、発売日が確定して、Amazonで予約受付が開始されたら、購入予定の本は必ず予約してます。発売日当日に自宅に届くのでとても重宝してます。 | ||||
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期待し過ぎないほうがいいと思います。 シリーズを読んでいるので、「中休み]と捉えることにします。 | ||||
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お前の手柄は、俺のもの。 俺の手柄は、俺のもの。 悔しかったら、偉くなれ! 権威が、実績がものを言う世界、力のない奴は、ほたえるな! ターゲットが強敵だから、憎悪の念を、弱者で晴らす? お前はバカか? そんなクズでも、法の下で保護される。 金で解決できない課題はない。 金で、無罪放免すらも。 予算が、人件費が不足するから、必要な手続きが履行されず、死者の声が正しく届かず、結果、無辜な魂が穢される。 やんぬるかな! この世に不要なる職業はないが、歴然たる差別は存在する。 座して死を待つのか? 打つ手は、いかに? 「雄弁は銀、沈黙は金」いや、正しくは、「雄弁は金、沈黙は銀」。 言葉にしなければ、真意は伝わらない。 誤解され、新たなる悲劇を生む。 | ||||
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テレビに出演した光崎教授の一言が過去の出来事に点火して『一度だけ自然死に見せかけて人を殺す』宣言が送られた。答えの見えない“ババ抜き”…捜査する警察に自然死に見せかけた殺人の数々が明かされるが、果たして声明文を投げ掛けた者の真意は?その実際の犯行は何処に!?この物語で感じたことは外国人就労者への差別、日本人のウェルカムとアンウェルカム、グローバリズムから乖離した日本人の意識の実情だ。“外国人”と云う言葉そのものが日本人の限界を現していると感じて止まない。 | ||||
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さすが中山七里さん!という所もあったけど読み慣れたせいか疑問に思うところのほうが気になりました。遠隔の爆竹装置なんてそう簡単に作れるのかな。 | ||||
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誰か死ぬ、解剖を拒否、説得なりなんなりする、死因判明、犯人判明の繰り返し。 赤ちゃんの鼻に、犯人の指紋がべったりついていたって!まじ? 人の肌に指紋ってくっつくの?もし付いたとしても、エンジェルケアで拭いないの? なんかシックリこないな。 他にも、それアリ?って感じのとこある。 つめが浅いな。 | ||||
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熱結館歩刑事と冷静な女性医師が解剖学を通じて犯人を追求していく物語です。難解な事件を1話毎に物語にしているのでわかりやすく興味が持てます!中山7厘さんの奇想天外な結果も楽しめますのでぜひ皆さんに一読していただきたいと思います❗️ | ||||
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満足しました。一気に読みました。やはり中山七里は面白い。 | ||||
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ヒポクラテスシリーズの第4弾です。 今回は、テレビ局のホームページに「自然死にしか見えない形で…」と 殺人予告の書き込みがされます。 それは、あの解剖医の権威にして神をも畏れぬような(?)光崎教授宛ての挑戦状でした。 本の帯には「光崎は犯人を知っているのか!?やがて浮かびあげる哀しき゛過ち〟とは‥‥?」とあります。 あの光崎教授が、タイトルにあるように悔恨して項垂れるかも…そんな姿はちょっと想像し難いので、どんな展開になるのか?!…興味津々、心はグッと鷲掴み状態です。 物語は5篇の連作集のような形で進み、それぞれ一見事故死や自然死と思える微妙なケースが発生します。事件性の低さがネックとなって毎回四苦八苦しながら解剖にこぎつけます。 全体としてはパンチの欠ける感もあるのですが、栂野真琴・古手川刑事。キャシーのいつもの面々は期待通り、楽しいやりとりや興味深い意見を展開してくれますので最後までテンポ良く読めます。 ただいつもの中山作品としての意外性や、冒頭にあった光崎教授の過去に何が?…的な期待で読むと、ちょっと物足りなく感じて「あれ…」と肩透かしを喰らうかもしれまん。 著者の作品はだいたい読んでますが、今作は中くらいの面白さといったところでしょうか? | ||||
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ストーリーの展開上、浦和医大法医学教室の登場が必然となるシリーズものです。5つの連作短編を1冊にまとめたものでした。 病死のように思えた死者に対して、解剖医からの見解を受けて深層に辿り着くという流れでした。連作ですし、パターン化しているわけで、展開も読めてしまいます。 解剖による医学検知の情報の深さは別として、小説としての深みもなく、発展性もありませんでした。 ラストにあたる作品を読了した今、そういう犯人でしたかというやりきれない思いが残りました。勿論、読者はそれで納得せざるを得ませんが、因果関係や結果がどうしても不自然なのは良くありません。ストーリー展開上仕方がないのでしょうが、どうしても、作者のご都合主義に付き合わされますので、腑に落ちませんでした。 人気作家ゆえ、常に傑作を期待してしまうのです。売れっ子作家の宿命が感じられます。売れると筆が荒れるという評がたちますが、中山千里さんにはそうならないように願っています。 中山さんも多忙になり、一つ一つのストーリーに対しての深みを無くしているのが残念です。初期作品からの根強いファンはそれでも読み続けますが、以前のような切れ味の良い展開をもった小説を読みたいと切に願っていますので。 毎月のように単行本が出版されています。我々は多作でなくともよいので、中山さんでなければ書けないようなしっかりとした小説の登場を切に願っているのです。何十作と読んできた中山ファンですので、あえて辛口で書きました。 これからも素敵な作品を書いて欲しいものですから。次作に期待します。 | ||||
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テレビ局のホームページに「これからわたしは自然死にしか見えないかたちで一人だけ殺す。その声を聞けるものなら効いてみるがいい」という反抗予告が書き込まれる。 浦和医大法医学教室の光崎教授のヒポクラテスシリーズの第四弾。 5つの事件が扱われているが、どれも埼玉県警捜査一課の古手川刑事と法医学教室の栂野真琴が真相究明のため、遺族を説得または強引に遺体の解剖を行うという展開。 今回は古手川刑事の活躍が多かった。 「人一人の生き死にを扱うのなら自分が納得するまで徹底してやる」という意気込みが素晴らしく、ちょっと強引ながらも真相に迫っていく様子は成長を感じられた。 ただ、遺体の解剖を拒否する遺族と対立する展開や、解決パターンもすべて同じ流れだったのが残念。 犯人もわりとあっさり見当がついてしまって、いまひとつ緊張感が感じられなかった。 また、光崎教授の過去の事件に触れたのはよいが、それに対する光崎自身の思いもほとんど描かれずどんな心境だったのか分からないままだったのも物足りなかった。 | ||||
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①解剖医の活躍を描く短編集であるが、第一話からちょっとガッカリさせられた。高齢者が自分の部屋で熱中症で死ぬという検死結果はあまりに短絡的ではないか? ②熱中症を装う犯罪なら理解出来るが、これではあんまりだ。もう一工夫欲しかった。次回作に期待したい。 | ||||
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金さえあれば解決できる問題は9割以上だと思う ちなみに、自分はコップに満タンの水を「1杯しかない」と思うタチだ 「年寄り一人を放ってですか」と言われたら、自分なら激高しそうだ。何?常に一人ついてろってか?何の生産性もなくなった手間ばかり掛る荷物の為に誰かひとりが犠牲になれと?と こっちにも生活ってもんだって経済ってもんだってあるんだよ!と食って掛かりたくなりそうだ 老人の声と息子の声は聞き逃してやれば良かったんに。と思わんでもない 「低賃金と勤勉」を武器に「職を奪う」と最終的に労働者に良い事って何にもないんだよなあ。その武器は結構最強なのが始末に悪い。だからと言って怠惰にやるのが正しい訳ではないが、「頑張るな」と言いたくなるのも、腹立たしくなる気持ちも分かる気がした。限度とバランスって大事だよ Aiにはそういう問題があるのか…。そら、幾ら情報あっても読むのは人間だもんなあ…。しかも、多分、今重鎮とかベテランとかの年代だと「習ってない(その人の医学生時代には機器事体が存在しなかった)」もままあるしな。専門細分化されたお陰で、あっちこっち回されて、それぞれ自分トコしか見てなくて、主治医と呼ばれる医師すら、別の科でやってる治療を患者本人に聞く始末。なんの為のカルテなんだか…。他の医師のカルテは勝手に見ちゃいけないという決まりでもあるんだろうか?あああ個人的な恨み節が… 概ね楽しく読みました | ||||
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まず私はこの作品のファンで全部読んできました。読みやすくて面白くて好きなんですが、今作は浅めの話が多かったです。 妊婦と子供のはなし、両方とも短絡的すぎて話に深みがなかったのが残念でした。 だいたい遺族がごねる、なんとかする、解剖するというもう同じ流れすぎて、なんとも、、、生後5日の子供のSIDSもなんかありそうすぎて、おいおい犯人こんな分かりやすいんかいとひねりもなく、信じられない気持ちで読了しました。 光崎先生の様子が変わったのも納得感がない理由で、なんかもやもやです。 | ||||
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真琴が成長しているなーという印象。 作品的には割といつものパターンだし、法医学教室と警察の絡みもある意味安定して裏切りはない。 事件の解決的にもどれも上手くまとめているけど、多くな驚きはなし。 良くも悪くも予想される展開で、良くもなく悪くもなく安定。 シリーズとしてとりあえず発売されたら読んでしまう。 | ||||
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短篇連作集とでも言うべき作品でしょうか。 キーマンとなる光崎教授も淡々と解剖をし、特に会話もなく(元から寡黙な人物ではありますが)終章の最後の最後に至極まともな理論を述べてハイおしまい。 真犯人も、「実は過去にこういう体験をしていました」といつのまにか暴かれて(まるで2時間サスペンスのようだ)ハイおしまい。 刑事と助教授のヒロインの会話も毎回同じで大昔のトレンドドラマのようなやり取りが各章で繰り返されて辟易。 中山マジックでパラパラ読み進められたのだけは評価出来るけれど満足出来るエンタメ感とは無縁の作品でした。 | ||||
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