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(アンソロジー)
競作五十円玉二十枚の謎
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競作五十円玉二十枚の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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実話に基づく謎について、名だたる方々が競作したもの。 謎そのものは、ほんとに謎めいていて面白いが、その解決編として寄せられたお話しは、全くもって読むのが苦痛なものが多かった。 そもそも推理小説で競作ものを楽しむ、というのは、「やっぱり、あの人はこの手できたか」とか「ほー、こうしたトリックもあったか」的なマニアックなものになりがちで、生半可な読者にとっては、ただの作品集になってしまうことが多い。 そうしてみると、わざわざ競作にするということは、テーマに制限をかけることであり、普通の読者にはかならずしもありがたいこととは言えないように思う。 しかも、今回のようにあまりに難しい謎がテーマだと、マニアックな楽しみもイマイチで、作品集としてはつまらない、ということになってしまう。 いしいひさいちのマンガだけが救いだったかもしれない。 | ||||
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謎はとても魅力的です。しかも実話! ああ、答えが知りたい。今更わからないのだから、いっそ答えを作ってしまったらどうかしら? もしかしたら、本当よりも魅力的な答えがみつかるかも……。 そういった考えから、一般公募で回答を求めた競作短編集です。 結論は。 もちろん、答えなんてみつからないし、無理矢理作った答えもつまんない、ということです。 つくづく、推理小説作家って、謎を解く人ではなく、謎を作る人なんだなあと思います。 (だから、謎めいた実際の事件の答えを、推理作家に推理してもらうという案も、ダメだってことです。) | ||||
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1993年に『創元推理』の別巻として出た単行本の文庫化。多少、手が入れられているらしい。 若竹七海氏が実体験した謎を、7人のプロと6人のアマチュアが解き明かそうとしたもの。企画としては物凄く面白い。しかし、それで上手く行くのは小説の中だけのこと、というのが明らかになってしまった。結果は散々で、ろくな回答が寄せられなかった。本書に収められた作品も、腹立たしいほど出来の悪いものが多い。 謎が難しすぎのだろうと思う。 また、名だたる推理作家たちですら正答に行き着かなかったことを見ると、現実の謎とミステリの謎は違うものなのだと分かる。 | ||||
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五十円玉に関する共通の問題編を設定し、それに関する解答編のアンソロジー。 それぞれ工夫は感じられるが、予想外の展開への飛躍とロジックがうまくかみあった作品がほとんどない。「九マイルは遠すぎる」(ケメルマン)レベルにはおよそ遠い出来栄え。 その中では、谷氏の作品は秀逸。 | ||||
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五十円玉に関する共通の問題編を設定し、それに関する解答編のアンソロジー。 それぞれ工夫は感じられるが、予想外の展開への飛躍とロジックがうまくかみあった作品がほとんどない。「九マイルは遠すぎる」(ケメルマン)レベルにはおよそ遠い出来栄え。 その中では、谷氏の作品は秀逸。 | ||||
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