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Another 2001
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Another 2001の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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綾辻行人の『Another』シリーズ三作目。 最低でも一作目『Another』は読んでおいた方がいいです。読むのが面倒なら、原作と細部の展開や設定は異なるものの、2012年のアニメ版でも可(映画版は知らない)。 肝心の謎解き部分は、中盤で答が解ってしまい、もう一押し欲しかったというのが正直なところ。 超常現象のルール(法則性)が逆に枷となり、そのために仕掛けがネタ切れ気味になってしまっている感がある。 また、本作でも「なぜ?」が明かされない謎が少しあり、これは既に構想段階にあるという次回作『Another 2009』への布石なのだろうか。 本作から8年後となる『Another 2009』では、成長した希羽が登場することが想像できるけれど、いかに(おそらく希羽は高校一年になっているだろうから、主役ではない??)。 相変わらず主役級の人物の描写は結構濃く、青春小説としての読み味は悪くない。 『Another』シリーズの主要登場人物たちは皆、肉親や親子関係を通じて自身のアイデンティティに葛藤を感じており、そのような青春的テーマがホラーミステリ部分と絡まって上手く物語に落とし込まれている。 2001年が舞台ということで、看護師の呼称が「ナース」だったり(男女の別なく看護師に呼称が統一されるのは2002年から)、携帯がガラケーだったり(懐中電灯機能がない)、EメールはPCが主流だったり、PC回線がダイヤルアップ接続だったりと、今から見ると時代遅れな感がある当時の環境が再現されており、鳴や恒一と同年代の筆者としては「そうそう」と懐かしく読めた。 シリーズ三作目であるということと、謎解き部分が早々に見当がついてしまうことから、全体的なインパクトは『Another』より大きくはないものの、完成度としては見劣りしていないと言える。 | ||||
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綾辻行人の『Another』シリーズ三作目。 最低でも一作目『Another』は読んでおいた方がいいです。読むのが面倒なら、原作と細部の展開や設定は異なるものの、2012年のアニメ版でも可(映画版は知らない)。 肝心の謎解き部分は、中盤で答が解ってしまい、もう一押し欲しかったというのが正直なところ。 超常現象のルール(法則性)が逆に枷となり、そのために仕掛けがネタ切れ気味になってしまっている感がある。 また、本作でも「なぜ?」が明かされない謎が少しあり、これは既に構想段階にあるという次回作『Another 2009』への布石なのだろうか。 本作から8年後となる『Another 2009』では、成長した希羽が登場することが想像できるけれど、いかに(おそらく希羽は高校一年になっているだろうから、主役ではない??)。 相変わらず主役級の人物の描写は結構濃く、青春小説としての読み味は悪くない。 『Another』シリーズの主要登場人物たちは皆、肉親や親子関係を通じて自身のアイデンティティに葛藤を感じており、そのような青春的テーマがホラーミステリ部分と絡まって上手く物語に落とし込まれている。 2001年が舞台ということで、看護師の呼称が「ナース」だったり(男女の別なく看護師に呼称が統一されるのは2002年から)、携帯がガラケーだったり(懐中電灯機能がない)、EメールはPCが主流だったり、PC回線がダイヤルアップ接続だったりと、今から見ると時代遅れな感がある当時の環境が再現されており、鳴や恒一と同年代の筆者としては「そうそう」と懐かしく読めた。 シリーズ三作目であるということと、謎解き部分が早々に見当がついてしまうことから、全体的なインパクトは『Another』より大きくはないものの、完成度としては見劣りしていないと言える。 | ||||
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前作(another)を読んで本作を読むと、斬新さや新鮮さが無いように思えました。しかし、内容的には面白いです。ただ、希望を申しますと、ひねりや大どんでん返しなどを次回作に期待したいです。 | ||||
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「Another」の原作、漫画、アニメは読破視聴済みで今作を読んだが、主人公を全然好きになれなかったし消化不良の所もいくつかあった。 あと真相が判明するまでめちゃくちゃ尺が長かった気がする | ||||
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anotherが非常に面白かったので、another エピソードSに続いて購入し、読了しました。 読み進めるうちに目を見張り大変驚いたanotherとは違い、トリックがあまりに稚拙で一切の驚きを得られない残念な本でした。 1/3程度の部分で大体の方は真相が分かると思います。 これならば単行本ではなく、文庫が出るで待てばよかったです。 | ||||
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なんで綾辻さんは、『館シリーズ』はあれだけ緻密なのに、『Another』になると、こんなに欠落点がボロボロと出てくるのだろう。 恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』みたいに特殊な環境の学校ならわかる。しかし、普通(一応)の学校でこれほど異状死が頻発すれば、「こんな恐ろしい学校なのに、通い続けていられるか!」と思うはず。自分ひとり家出をしてでも逃げ出すに違いない。というか、そもそもこんな学校に通わせたくなる親がいるだろうか。 いや、野暮なことを言っているのはわかっている。だがそれにしたって、3年3組を存続させ続ける理由(3組だけ無くせばいいとか手はあるよね?)にすら触れないのは無理筋というものだろう。「それは言わないのがお約束」の一言では済まないと思う。せめて「試したが、そうしたら他のクラスにも死が波及した」程度の理由はくっつけるべきではなかろうか。 なんで『館シリーズ』みたいに、完全に閉鎖された世界での物語にしなかったのだろう。とにかくそれが気になって、読むこっちの側の緊張感が抜けてしまう。 それと可哀想な役回りのとある女の子の性格が、これ不自然に変わってないか?になってしまっていたりする(赤沢さんではない。彼女は、清原紘さんの漫画版『Another』の赤沢さんに近い性格になっているが、こっちはまあいい。そのほうが潤いがあるし)。 ひょっとすると、執筆にあまりに長い時間をかけすぎたので、ちょこちょこ忘れている部分があるのかもしれない。あくまで、ひょっとすると、だけど。 こういった欠落点を気にしない方、「とにかく綾辻行人が好きなんだぜい!」な方であればオススメできる。ちなみに私は後者である。でも、もっと改善して欲しかった。 ……清原紘さん、ずっと未来でもいいので、いつか漫画化お願いします。 | ||||
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災厄の内容が酷すぎる。 殺人鬼のときもそう思ったけど、作者の趣味なんですかね。 作品の雰囲気はいいので安っぽくならないようにして欲しい。 数十前のそもそもの発端とか、鳴との関連とか、全ての謎が完結編で明かされる事を期待。 でも次も、ドタバタで終わる予感。 10年待つのかな〜 | ||||
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作品の内容としては、「エレヴェーター」の一言に集約されると思います。 出会いの場であり、不可解な事故の現場であり、ヒロインのミステリアスを演出する大道具だったりします。 緊迫した場面でも、登場人物は律儀に「屋上からエレヴェーターに乗ったの」と言ってますので結構和みます。 漫画でも「エレヴェーター」表記なのか、アニメでもちゃんと「ヴェ」と発音されてるのか気になるところです。 他にも「ヴァリエーション」がありますが、こっちは一度しか出てこない上、インパクトでもエレヴェーターには及びません。 しかし、「リビング」「レベル」「テレビ」などは普通の表記ですので、「ヴ」の使い方にはポリシーがあるようです。 下巻で、ヴァレーボールを楽しんだりスピーカーのヴォリュームを調整したり、 命がけのサヴァイヴァルに挑んだりするイヴェントもといイベントがあるかは分かりませんが、 一番可愛い望月くんには是非生き残ってほしいです。 | ||||
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