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利腕
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利腕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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競馬シリーズの傑作「大穴」の続編にして、ディック・フランシスが成しえた到達点のひとつだと思う。 「大穴」と「利腕」は、ひとつの前後編と見たほうが良く、この「利腕」だけ先に読むのはあまりお勧めしない。シッド・ハーレーというこの「利腕」では優れた探偵になっている元チャンピオン・ジョッキーを通して、ディック・フランシスが描いた、男の強さと弱さを味わうには、「大穴」を読んでいないと、十分ではないと思うからだ。 本作でシリーズ2度目の登場を果たす主人公シッド・ハーレーは、「大穴」のときより自信と経験と余裕のある探偵として読者の前に現れる。降りかかる身の危険を機転と運の良さで切り抜けていく展開は、じつに見事なもの。一方で、元妻のトラブルを解決しようと動くときの情けない感じは、これまたディック・フランシスならではの描き方だと思う。 これまでの競馬シリーズの主人公と同様、この「利腕」でも、シッド・ハーレーは屈辱感にまみれ、自己尊厳を喪失しかける。だが、そこからの復活と「10倍返し」がいつも通り素晴らしい。そして、ただの爽快感で終わらず、男として、もう一皮むける成長物語になっているところも、この作品を最高傑作の地位に至らしめていると思う。 元妻の父との不思議な友情、相棒チコ・バーンズとの会話、元妻とのやり取りすべてが、人間らしくて私は好きだ。とくにラスト近くで、元妻に心の中で掛ける言葉が、読後も胸の内に響く。 イギリスの障害競馬になんか興味ないと言わず、手に取ってほしい小説だ。 | ||||
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毎回であるが、デック・フランシスの競馬シリーズはわくわく感いっぱいである。今回の主役は再登場であるが、読んでいて直ぐに引き込まれてしまう。是非、お楽しみを! | ||||
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普通に考えてこのような不正・八百長は行われていると思いますよ。だってそこに金のなる木があるのにその筋の人々が指をくわえてじっとしてるなんてありえないでしょう。ましてや被害者は金がなくなっても最も騒がないばくち打ちなんだから。で、これらのことが物語のベースになってますが、非常に面白い。難は主人公が自虐的過ぎること。馬のお話なのに何故か気球が出てくるんですが、そこがまたすこぶる面白い。 | ||||
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現在ディック・フランシスのストックは6さつです。私にとっては、常備薬のようなものです。ややこしい本を何冊か読んで、疲れたときに読みます。訳者菊池光の文章は読みやすいし、構成が複雑で、登場人物の生活やキャラクターがしっかり描いてあるので、間を開ければ2度は読めます。経済的でもあります。 | ||||
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書店・古本屋で探しましたが見つからず(>_<)アマゾンでばっちり発見。 感激(*^。 ^*)40年前学生時代の好きだった彼女の 愛読書だったそうで同じ空気に触れることが出来ました。 別シリーズも読んでみようと思ってます。 | ||||
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もう四半世紀前、ディック・フランシスが通勤の友達だった時期がある。正確には、ディック・フランシスが創ったシッド・ハレーやアラン・ヨークやダニエル・ロークといった主人公たちにとても親近感を覚えていた。会社と家とを往復するだけの味気ない毎日に、ひとときの興奮と刺激を与えてくれたのがディック・フランシスだった、と言ってもいい。 kindle版になって復活したのを知り、当時の熱中を思い出してこの本をダウンロードした。 当時と同じような興奮はよみがえらなかったけれど、当時は味わえなかった「風味」を発見した。私が年をとって、まがりなりにも経験を積んで、少しは機微が読めるようになったおかげだろうか。当時は気づかなかったハレーの哀しみやエゴ、妻の心の痛みやあせり、義理の父親の深い悔恨などが胸に迫った。 ディック・フランシスはやはり天才的なストーリーテラーだ。 そして訳者の菊池光はまれに見る優れた翻訳家だ。 | ||||
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競馬については詳しくないのですが、 非常に面白いと思いました。 切れ味のある文章と 人間の心理描写(特に弱い部分)が上手いな、 と感心させられました。 競馬小説というよりも、 不屈の精神で悪に立ち向かう男の 生き様を描いている。 そこがまた良かったです。 | ||||
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“ターフを走るサスペンス”、ディック・フランシスの<競馬>シリーズ。本書は’79年発表のシリーズ18作目にあたり、英国におけるミステリーの頂点、同年度「CWA(英国推理作家協会)賞」ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)、2度目となるアメリカにおけるミステリーの最高峰、’81年度「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)をダブル受賞した。また早川書房の『ミステリ・マガジン』のアンケートをもとに’92年に刊行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』において、「冒険小説ジャンル」で第8位にランクインした。 元騎手で隻腕の競馬調査員シッド・ハレーが’65年の第4作『大穴』に続いて再び登場する。 ‘私’ことシッド・ハレー31才のもとに、ほぼ同時に4つの調査依頼が続けて舞い込んだ。なかでも15年来の旧知である人気調教師の妻ローズマリイは、夫の調教した馬が体調万全で本命馬として臨んだレースでことごとく惨敗。来るべきレースで同じことが起こらないように調べて欲しいと言うものだった。‘私’は、他の、別れた妻が被った詐欺事件やジョッキイ・クラブの理事からの成績不振馬の調査依頼、そこの保安部長からの部下の不正疑惑の調査と並行して、7才年下の仲間、チコ・バーンズの協力のもと精力的に動き出す。 読みどころは、‘私’が、過去の花形騎手としての栄光を捨てきれず、隻腕となり電気仕掛けの片腕を持つはめになったことにこだわりを持っており、一度は脅迫に屈する形でパリに潜伏しながらも、帰国後“再生”して果敢に真相究明をはかるところである。 別れた妻、その父親である退役海軍少将、調教師や馬主、獣医たちとの騎手時代からの人間関係・信頼関係をからめながらストーリーは展開する。そして意表をつく真相を含め、それぞれの事件を解明し、‘悪者’と対決。“恐怖からの復活”を果たした‘私’をみることができる。 | ||||
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“ターフを走るサスペンス”、ディック・フランシスの<競馬>シリーズ。本書は’79年発表のシリーズ18作目にあたり、英国におけるミステリーの頂点、同年度「CWA(英国推理作家協会)賞」ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)、2度目となるアメリカにおけるミステリーの最高峰、’81年度「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」のベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)をダブル受賞した。また早川書房の『ミステリ・マガジン』のアンケートをもとに’92年に刊行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』において、「冒険小説ジャンル」で第8位にランクインした。 元騎手で隻腕の競馬調査員シッド・ハレーが’65年の第4作『大穴』に続いて再び登場する。 ‘私’ことシッド・ハレー31才のもとに、ほぼ同時に4つの調査依頼が続けて舞い込んだ。なかでも15年来の旧知である人気調教師の妻ローズマリイは、夫の調教した馬が体調万全で本命馬として臨んだレースでことごとく惨敗。来るべきレースで同じことが起こらないように調べて欲しいと言うものだった。‘私’は、他の、別れた妻が被った詐欺事件やジョッキイ・クラブの理事からの成績不振馬の調査依頼、そこの保安部長からの部下の不正疑惑の調査と並行して、7才年下の仲間、チコ・バーンズの協力のもと精力的に動き出す。 読みどころは、‘私’が、過去の花形騎手としての栄光を捨てきれず、隻腕となり電気仕掛けの片腕を持つはめになったことにこだわりを持っており、一度は脅迫に屈する形でパリに潜伏しながらも、帰国後“再生”して果敢に真相究明をはかるところである。 別れた妻、その父親である退役海軍少将、調教師や馬主、獣医たちとの騎手時代からの人間関係・信頼関係をからめながらストーリーは展開する。そして意表をつく真相を含め、それぞれの事件を解明し、‘悪者’と対決。“恐怖からの復活”を果たした‘私’をみることができる。 | ||||
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壁にブチ当たった時はシッド・ハレー物4作を読み返すことにしていますが、特に、自分自身の弱さを自分でも我慢ならないくらい思い知らされた時、本書は無くてはならない本です。 | ||||
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壁にブチ当たった時はシッド・ハレー物4作を読み返すことにしていますが、特に、自分自身の弱さを自分でも我慢ならないくらい思い知らされた時、本書は無くてはならない本です。 | ||||
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元花形ジョッキーのシッド・ハレーが主人公の第2作だ。前作の「大穴」では片腕を失ったシッドが調査事務所のパートナーとして第2の人生に踏み出す姿が描かれていたが、本作は時間的にはそれほど間もないところから始まる。 今回は前妻のジェニーが巻き込まれた詐欺事件、同一厩舎の有力馬の不審な敗北などの調査を立て続けに依頼されるところから始まり、サスペンス・スリラー小説としても十分楽しめるが、個人的には事件解決を通じて再び出合ったシッドと前妻のジェニーが共に不幸な結婚生活で負った心の傷を乗り越えて行く姿や、捜査の過程で暴力と脅迫に一旦は屈したシッドが深い喪失感から立ち直っていく姿により感銘を受けた。 自己の苦しみや悩みを妻にさえ打ち明けない自己抑制のきいた主人公が、内面では深い喪失感や劣等感を抱いてもがいている心理描写がすばらしい傑作だ。 | ||||
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元花形ジョッキーのシッド・ハレーが主人公の第2作だ。前作の「大穴」では片腕を失ったシッドが調査事務所のパートナーとして第2の人生に踏み出す姿が描かれていたが、本作は時間的にはそれほど間もないところから始まる。 今回は前妻のジェニーが巻き込まれた詐欺事件、同一厩舎の有力馬の不審な敗北などの調査を立て続けに依頼されるところから始まり、サスペンス・スリラー小説としても十分楽しめるが、個人的には事件解決を通じて再び出合ったシッドと前妻のジェニーが共に不幸な結婚生活で負った心の傷を乗り越えて行く姿や、捜査の過程で暴力と脅迫に一旦は屈したシッドが深い喪失感から立ち直っていく姿により感銘を受けた。 自己の苦しみや悩みを妻にさえ打ち明けない自己抑制のきいた主人公が、内面では深い喪失感や劣等感を抱いてもがいている心理描写がすばらしい傑作だ。 | ||||
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作者は元競馬騎手。作家に転向後、その経歴を活かして競馬界を舞台にした作品を次々に発表し、好評を博した。主人公は元騎手が多く、いずれもストイックな性格の持ち主。シリーズの代表作は「興奮」か。 だが、作者の手法はマンネリ化してきて次第にスランプに陥っていった。そんな作者の再生を示したのが、本作である。 本作の主人公シッドはこれまでと同様ストイックな性格に設定されている。プライドも高い。それが、敵の肉体的脅迫に合い、恐怖のあまり自身の持つ矜持が崩れそうになる。この自己の精神の崩壊と再生が本書のテーマであり、シッドの再生はまた作者自身の再生でもあるのだ。 シリーズ中でも、読み応え満点の快作である。 | ||||
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作者は元競馬騎手。作家に転向後、その経歴を活かして競馬界を舞台にした作品を次々に発表し、好評を博した。主人公は元騎手が多く、いずれもストイックな性格の持ち主。シリーズの代表作は「興奮」か。 だが、作者の手法はマンネリ化してきて次第にスランプに陥っていった。そんな作者の再生を示したのが、本作である。 本作の主人公シッドはこれまでと同様ストイックな性格に設定されている。プライドも高い。それが、敵の肉体的脅迫に合い、恐怖のあまり自身の持つ矜持が崩れそうになる。この自己の精神の崩壊と再生が本書のテーマであり、シッドの再生はまた作者自身の再生でもあるのだ。 シリーズ中でも、読み応え満点の快作である。 | ||||
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競馬のことを知らないので、楽しめないかなと思いながらも、「アメリカ探偵作家クラブ賞受賞」「英国推理作家協会賞受賞」ということで、手に取りました。 シッドは自分に厳しい人なので、「大丈夫?」と、ハラハラしますが、どのトラブルも乗り越えていきます。追いつめられ、ひりつく胸のうちを口にせずに突き進んでいくシッドはいい男です。 周りの人間は「神経がない」と彼を評しますが、内面はその反対。読んでいる私にだけわかるシッドの苦しさに、親密感がわいてきます。 日本とは違うイメージの優雅な競馬の世界の裏の話。陰謀、罠。ラストシーンは鮮烈です。相棒のチコもいい味出しています。 | ||||
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競馬のことを知らないので、楽しめないかなと思いながらも、「アメリカ探偵作家クラブ賞受賞」「英国推理作家協会賞受賞」ということで、手に取りました。 シッドは自分に厳しい人なので、「大丈夫?」と、ハラハラしますが、どのトラブルも乗り越えていきます。追いつめられ、ひりつく胸のうちを口にせずに突き進んでいくシッドはいい男です。 周りの人間は「神経がない」と彼を評しますが、内面はその反対。読んでいる私にだけわかるシッドの苦しさに、親密感がわいてきます。 日本とは違うイメージの優雅な競馬の世界の裏の話。陰謀、罠。ラストシーンは鮮烈です。相棒のチコもいい味出しています。 | ||||
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フランシスの競馬シリーズは、基本的に作品ごとに主人公が違う。だが、シッド・ハレーは例外で、「大穴」と本書「利腕」、そして「敵手」に登場する。ハレーは読者の人気も高いようだが、私はあまり好きではない。彼は自分の内なる弱さを克服しようと、常に自分を厳しく律している。フランシスの主人公は大なり小なりそうであり、それが悪いという気はない。ただハレーの場合、この性格が際立ちすぎていて、自虐的とすら言える。とにかく、精神的なゆとりが全くないので、読んでいて疲れるのである。前作「大穴」では、彼が第2の人生に踏み出す過程に重点が置かれていたためか、それほど気にならなかったのだが、本書「利腕」では、彼のこの "マゾ的突っ張り" がこれでもか、これでもかと前面に打ち出されており、かなり鼻についた。 | ||||
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フランシスの競馬シリーズは、基本的に作品ごとに主人公が違う。だが、シッド・ハレーは例外で、「大穴」と本書「利腕」、そして「敵手」に登場する。ハレーは読者の人気も高いようだが、私はあまり好きではない。彼は自分の内なる弱さを克服しようと、常に自分を厳しく律している。フランシスの主人公は大なり小なりそうであり、それが悪いという気はない。ただハレーの場合、この性格が際立ちすぎていて、自虐的とすら言える。とにかく、精神的なゆとりが全くないので、読んでいて疲れるのである。前作「大穴」では、彼が第2の人生に踏み出す過程に重点が置かれていたためか、それほど気にならなかったのだが、本書「利腕」では、彼のこの "マゾ的突っ張り" がこれでもか、これでもかと前面に打ち出されており、かなり鼻についた。 | ||||
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『大穴』のシッド・ハレー・シリーズ続編ということで、連続して読む楽しみを満喫させてもらった。さて最初に言っておくが、本書はずば抜けた傑作である。他の作品のそれぞれも素晴らしいが、主人公を最も深追いした作品、そして作家の描きたいことを最も深く掘り下げ、最も丹念に描写し得た作品という意味で『利腕』はずば抜けているのだ。この書では作家のメッセージをうまく受け取ることができた。それほどまでに本書は表現力の豊かな作品であるようにぼくは感じたし、それだけどっぷりと作品世界に浸かって、夢中で400頁を繰ってしまったということなのだ。 中でも、脅迫によって自己破壊・自己蔑視の極限に追い詰められた主人公が、恐怖を乗り越える過程の描写は素晴らしい。具体的には熱気レースに身を投じる男との出会いのシーンは、いつもぼくのいう小説的カタルシスの最たるもの。自己を如何に卑下しようと周囲の人物の眼に映る彼の姿は、読者の眼と同等に、ある種の尊厳に生きる男でしかないのである。それは恐怖を克服することでチャンプをものにしたことのあるシッド・ハレーの経歴であるし、前作「大穴」で過酷な闘いの中で、相手を捩じ伏せたハレーの土俵際での信頼性である。 『利腕』には、複雑に絡み合った4人の依頼主と3つの事件がある。うち2つの事件は、ハレーたちへの先制攻撃・脅し・暴力に満ちている。それらは、常にそうした危険の大きい職業に付随してくるはずの命題であり、シッドのような男の存在への思い詰めた問いかけでもある。 読みどころは多数ある。シッドと対極的な性格にある相棒チコ・バーンズとの友情や信頼は、最後の最後まで魅せてくれるし、過去の妻や新しき恋人との心の集積回路はデリケートで脆くできている。義父との、立場を越えた信頼関係や、調教師が「乗れよ」と差し出してくれる名馬フロティア。縦髪と風のそよぎに、凭れかかる一瞬の安堵。また非情な暴力のさなかで、そのフロティアや、過去の障害レースでの優勝や、気球に憑かれ楽しそうに青空を舞う男のことや、新しい恋人を思い自らを鼓舞するシーンは秀逸であった。ぼくはフランシス作品のこのスポーツ感覚がたまらなく好きなのである。 | ||||
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