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スパイはいまも謀略の地に
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スパイはいまも謀略の地にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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極めて感情的に書かれた作品だった。 ブレグジッドやトランプ、プーチンへの怒りが隠すことなく込められている。 その意味で、個人的に本作は謂わゆる過去の「傑作スパイ小説」とは全く異なる。いわば「政治風刺小説」と言うべき内容だった。だから、この作品にスマイリーやピーターギラムは存在しない。 この作品が偉大な巨人が88歳で書き上げた遺作でなければ、それほど読まれる作品にはならなかっただろう。 ただ、繰り返し触れるプーチンとウクライナのオリガルヒへの言及が、著者没後のウクライナ侵略戦争をかなり精密に暗示している部分が幾つもあって、ル•カレの慧眼に改めて驚かされた。 最後に、あまり書きたくないが、加賀山さんの訳は読み慣れた村上博基さんの訳と比べると、日本語として読みにくい部分が非常に多かった。精度の問題というより、推敲と配慮の欠如によるものだと思うが。 | ||||
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