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雪旅籠
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雪旅籠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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一話一話が短く、やや不満があった。 | ||||
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「雪旅籠 同心親子の事件帳」(戸田義長 創元推理文庫)を読み終えました。江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心、巷では「八丁堀の鷹」と呼ばれる、戸田惣左衛門、その子・清之助の親子二代に亘る連作推理集です。今回は、短編8篇が収録されています。 埋み火・・・夜鷹に身を落としたおしまと大工の豊吉。印半纏。無償の愛と人情。 逃げ水・・・中村座。歌舞伎。安政7年、桜田門外の変。第二の銃声。謎解きは少し頷けませんが(笑)、慈しむ心が逃げ水の如く現れては、消える。 神隠し・・・タイトル通り、越前屋の主人が神隠しに会います。歳月の重み。 島抜け・・・消えた野盗の女。テクニカル。 出養生・・・吉原の花魁、お糸の登場。島田荘司ミステリのよう。 雪旅籠・・・お糸の謎解きが見事だと思います。 天狗松・・・これもまた、お糸が。 夕間暮・・・版籍奉還。廃刀令。一つの「良き時代」が終焉を迎えます。 「密室」と「消失」。それらを演繹的推理を駆使して解き明かすお糸は、この時代の「菩薩」なのだと思います。おそらくですが、次の時代もまた生き抜いてくれることでしょう。 | ||||
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