■スポンサードリンク


雪旅籠



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
雪旅籠 (創元推理文庫)

雪旅籠の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

一話をもう少し長く

一話一話が短く、やや不満があった。
雪旅籠 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪旅籠 (創元推理文庫)より
4488436226
No.1:
(3pt)

「密室」と「消失」

「雪旅籠 同心親子の事件帳」(戸田義長 創元推理文庫)を読み終えました。江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心、巷では「八丁堀の鷹」と呼ばれる、戸田惣左衛門、その子・清之助の親子二代に亘る連作推理集です。今回は、短編8篇が収録されています。

 埋み火・・・夜鷹に身を落としたおしまと大工の豊吉。印半纏。無償の愛と人情。
 逃げ水・・・中村座。歌舞伎。安政7年、桜田門外の変。第二の銃声。謎解きは少し頷けませんが(笑)、慈しむ心が逃げ水の如く現れては、消える。
 神隠し・・・タイトル通り、越前屋の主人が神隠しに会います。歳月の重み。
 島抜け・・・消えた野盗の女。テクニカル。
 出養生・・・吉原の花魁、お糸の登場。島田荘司ミステリのよう。
 雪旅籠・・・お糸の謎解きが見事だと思います。
 天狗松・・・これもまた、お糸が。
 夕間暮・・・版籍奉還。廃刀令。一つの「良き時代」が終焉を迎えます。

 「密室」と「消失」。それらを演繹的推理を駆使して解き明かすお糸は、この時代の「菩薩」なのだと思います。おそらくですが、次の時代もまた生き抜いてくれることでしょう。
雪旅籠 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雪旅籠 (創元推理文庫)より
4488436226

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!