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(短編集)
ふがいない僕は空を見た
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ふがいない僕は空を見たの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 81~100 5/7ページ
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同じ出来事(少し時間のズレはあるが)を5人の主観による5つの短編。軽い気持ちで読み始め、最初の『ミクマリ』を読んだところで余りに理解不能だったのでやめようと一瞬思った。が、2つめから最後の5つめまでは意外と納得感があり面白かった。 | ||||
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なんで人気あるんかな?で…読んでみた。納得した。案外キャ〜キャ〜いうひとたちも分かっているから騒いんでるだろ〜!内田篤人は熱き男でかっこいいけど…あたまのよさはやっとさんレベル♪是非とも未来のやっとさんに…希望♪ | ||||
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読了して、なんだか、いろんなものを肯定していい気持ちになった。 最初の2作は、引き込まれる一方で、主人公達の日常に、破綻の香りがして、緊張感を感じながら読んだ。 中一作を挟んで、少し希望を感じて、 最後の2作は、決してバラ色の物語ではないのだけれど、人生とか、生を、肯定してくれる気がする。 どの一章も、順調な人生を描いたものではないけれど、各章の終わりはなぜかいやな気持ちではなくて、 この本を読み終わって、肯定感を感じて、温かい気持ちになった。 | ||||
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とにかく面白かったです。設定に無理がなくて引き込まれるように最後まで読めました。群像劇の中には最終章で大団円にもって行く為に、失速するか無理するかで読み手の気持ちにブレーキがかかる作品がありますが、これは全くそんな事はなかったです。著者の力量を感じる作品でした。読後の感想は人によって評価が分かれるかも。私はとても面白かったですが。 | ||||
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5章からなる。 地方の町の15歳が3人(友達)&大人の女2人。それぞれ1人称で語られる。 助産婦をする母親の息子が20代の人妻と不倫し、怒った亭主が2人のコスプレプレイをネットに流してしまう。 その事件(?)を主軸にしている。 第3章くらいまで、本作に対する点は辛くて、星二つ半くらいかな、と思って読んでいた。 ところが最後の2章でぐんと点が高くなり、結果は星四つ(本当は三つ半。四捨五入したの)とあいなりました。 この作者は書き進むうちに作家として急速に成長していったのかもしれない。 前半で点が辛くなったのは、不倫する人妻のせい。 愚かな人間を描くとき、作家がその人間にどういうかたちで寄り添うかが、問題になると思う。 「マダムボヴァリーは私だ!」といったフローベールはいいお手本。 本作はとても悪いお手本。 人妻の一人称である第2章の登場人物は、夫も姑も全くいただけない。他の章の登場人物とはかなり異質である。 作者は第1章を短編小説として仕上げ、ネット上の小さな文学賞を受賞した。短編連作のような長い作品に仕上げる心づもりで第2章に手を染め、その時点では長編全体の色合いが自分の中でまだ見えてこない状態だったのかもしれない。 これでこの作品にたいする点が辛くなってしまった人は多いと思う。 登場人物の抱える苦悩は、あくまでも個人的なものであり、自己責任などとは程遠く、 他人の苦悩と響き合うわけではない。 引きこもってしまった息子を心配する母親も、息子の苦悩の深さは理解できないし、 理解できると思って、あるいは理解しなくてはいけないと思って、あがいたりはしない。 少年に対して性欲を抱く田岡という青年が出てくるが、彼にしてもこの衝動はどうしようもないものであり、この欲望を抱えたままどうにか生き続けるしかない。 人はそれぞれ自分の問題を抱え、人を思いやる心のゆとりに乏しく、安易に共鳴したり、寄り添ったりしない。 そのことが、この作品の美点になっている。 次作が楽しみな作家である。 | ||||
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久々におもしろい新書に出会った。読み始めは、電車の中で読んでいたら痴漢にあうんじゃないかとひやひやしたが、進むうちにこれがただの淫猥な私小説でないことを確信する。登場人物それぞれの視点、というより世界からなる各章は、あるひとつの地域のひとつの町の一角、それも同級生からなる数人の関係者だけの物語とはとうてい思えない広がりをみせている。現代の縮図であり、日本の縮図であり、人間の縮図がここにある。 | ||||
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登場する人物が生きるのに疲れた絶望的な人ばかりで 読み進めるのが大変な小説だった。 とはいえ、主人公を替えての目線なのでペース良く読めた。 助産婦をやっている斎藤くんのお母さんの 前向きな生き方に希望を感じることができてよかった。 | ||||
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山本周五郎受賞作でもある高校生と主婦の交わりを中心とした作品 作者の窪 美澄さんってwikiで確認したところ、フリーランスの編集ライター なんだそうです。新人の作品はスムーズ感が少ないものが多い中 なんだか手管なラノベ作家のように引っかかり無く読み進めることができました。 この単行本は5つの作品から成り立っています。 1.ミクマリ..高校生の主人公(男の子)にコスプレをしながら不倫する 主婦あんず。男の子に女子高生の彼女が出来、あんずと別れるも 再びあんずと会ってしまう話 R−18文学賞だそうです。 2.世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸..この不倫主婦あんずのお話になります。 実はあんずは高校時代酷い「いじめ」にあって楽に入れる 大学に入り、大学時代言い寄る男性の友人に体を許して いたことが原因で不妊になったこと。そして不妊治療の 厳しさなどの背景が交えた作品になっています。 3.2035年のオーガズム..2が主婦あんずのお話とすると、これは もう一人の女性、女子高生の七菜中心のお話。彼女には 優秀な成績の兄がいて、お約束の様に大学に入ってカルト教団に はまり、ぼろぼろになって「引きこもり」。 七菜の彼氏、つまり主人公も、主婦あんずとの写真や動画を ばら撒かれて、登校拒否になって「引きこもり」。そんな中、 大雨が来て、引きこもりと言っていられない事態になった 話です。 4.セイタカアワダチソウの空..主人公の友人と、七菜の友人二人を中心 とした話です。二人とも貧民街のような公団に住み、コンビニで バイトする仲間でもあります。特にセイタカアワダチソウとの あだ名を持つ、主人公の友人は、父親は自殺し、母親は男が出来て 次第に家に帰ってこなくなり、認知症が進みつつある祖母を 食べさせてゆく、まさに「底辺」のような話です。 5.花粉・受粉..主人公の母親、助産婦を中心としたお話で、〆にも なっている作品です。彼女のなかなか大変な半生を通じて 息子(主人公)の事件がそんなに大きなことではないこと そして、最後に主人公の感情がふきだします。 全体の構成としては、ミクマリでおきた大きな事件に対して、主人公の周辺の 登場人物を通じて展開してゆく手法で短編連作のように軽く読めてしまう 構成になっています。 確かにR−18文学賞を受賞しているように、 エッチな表現はあるものの、女性ならではの書き方なのであまり 卑猥さなどをほとんど感じず読み進めることが出来る作品でした。 ちょっと違うかなと思うのは、どうしても女性作家、男子高校生である 主人公の行動が、なんだかこんな行動は男だとしないんじゃないというのが 多い気がします。 ちょっとエッチな表現があるものの、女性らしい作風なのでそんなに どぎつさも無いし、なにより書きなれた文書はこの作品の中に引きずり 込まれる力があります。なんだかこの「ふがいなさ」は自分の中にも ある世界で、共感を覚える作品に感じました。読後感も良いこの作品 本屋大賞であることがよくわかる作品でした。お勧めです。 | ||||
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5つの連作短編集。主人公が入れ替わっていくことで、それぞれの立場からの切なさがこみあげてくる。 恋は一人では成り立たない。しかし、「ミクマリ」と「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」の対で終わらないところが、いい。 主人公達の息ができなくなりそうなほどのどうしようもない気分に現実感を感じる。それが不妊であれ、貧困であれ、嫌がらせであれ。 単なる恋ではなく、性行為ではなく、この世に産み落とされた命というものの物語であったことが見えてくるのだ。 全体を通じてひとつの物語になっており、完成度が高い。引き込まれるのに十分な魅力があった。 主人公たちと一緒に泣き出したくなった。神さまって祈りながら。 | ||||
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僕は、息子の事があってこの一年間、障害という概念に向き合わざるをえなかった。 結果、健常者と障害者、定義としての説明は有ったとしても、 人生においてその線引きに意味は無い様に思うようになった。 だって、子に対し、親が必要とするエネルギーは変わらない。 彼らが健常者であっても、心に大きな傷を負う事だってあるし、その可能性は思ったより高い。 この小説に出てくる登場人物の全てが普通の人たち。僕はそう思う。 普通の人たちが、弱さゆえに、傷ついたゆえにとってしまった行動が他人の理解を得られない事は、それほど珍しい事ではない。 彼らをノーマルとして捉えるか、アブノーマルとして捉えるかで、この小説の意味合いは全く違ってくるはず。 その傷ついた彼らを救えるのは、家族だけなんだろうなと思う。 「救う」なんて、おこがましい気もしなくはない。 でも身近にある事実として、娘や息子は僕を救ってくれている。そう思うと、その言葉もすっと受け入れられる。 今は、傷ついた主人公卓巳をお母さんが抱きしめる時だけど、 かつてお母さんが一番傷ついていた時、きっと卓巳に救われたはず。 障害者。健常者。 不思議な物で、今や違和感を感じるのは「健常者」という言葉の方。 傷の無い人なんているのか?みたいな。 切ないお話しでした。 | ||||
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ミステリー手法に頼らず最後までぐいぐい読ませる「おもしろさ」の詰まった1冊。 肉欲というものをうまいこと処理したものだと感心する。 ただ、若干勢いに任せた部分もあり、例えばいつまでたっても卓巳がニートのままなのが、なんとももどかしく、鼻についてくる。 松永、福田、母のそれぞれの不幸を際立たせるための舞台道具として引きこもりの卓巳が使われているような感もあり、読むのが辛い。 また典型的な全能キャラ「リウ先生」を出したのも正直気持ち悪かった。(余談だが、こうゆう気持ち悪さは重松清にもある) また「オプション」という言葉の意味を履き違えているのが非常に気にかかった。 (オプションとは単なる付属品という意味でなく、こちら側に選択権のある状態を言う) これは決め台詞になるべき箇所なので、もう少し繊細になってほしかった ということで☆4つ | ||||
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むっちゃくちゃ面白かった。 前から評判になってるのは知ってたし、 著者のデビュー作である「ミクマリ」を読んだ選考委員に 「ここまで書けるひとがいるのなら自分が書く必要なんかない」 とまで言わしめた作品だというから一体どんなもんなんだろうと思っていたら。 ポルノ小説が嫌いな私でもどんどん先が気になってすいすい読める。 連作集になっている各話の主人公たちの心理描写が、淡々とした筆致ながらも おそるべきリアリティをもって迫ってくる。 特に全編を通した主人公である斉藤くんの描写が秀逸。 高校生ってこんな感じだよなー、まだ危うくて勝手に突っ走って 失敗して号泣して不貞寝したりそれでもやっぱり前に進んだり。 読んでいて圧倒される反面微笑ましくも思った。 アダルト小説に対する偏見を、本作は見事に払拭してくれた。 彼女の次回作が楽しみです。 ファンだ。 | ||||
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本屋大賞1位に唖然… 2位となり初めて目にした著者に興味を持ちました。 小説のエロ描写は正直苦手で、村上氏のものなどは嫌悪感すら感じますが、 こちらは興しろく読み進められました。 巻き起こる問題、願ったり叶ったりなんて続かない。でも積み重ねる日々。 繋がった人々に時には救われ、時には泣かされ… 自分とは立場の違った登場人物でも、彼らの思い・悩みが非常にリアルに響きます。 登場人物それぞれの人に向けた思いを感じ、受け取るには是非一気に読みきることをお勧めします。 次の1冊も楽しみな著者が増えました。 | ||||
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エロくてグロい第1篇で読み進むのをやめた人がいるかもしれません。あるいは第1篇の途中で…。 斯く言う私も第1篇を読み終えた時点で、何故このような作品が『本屋大賞第2位』なのかと???でしたが… 2編・3編と読み進むにつれ、エロ・グロは一つのキーワードに過ぎず、『性』が(多分)著者にとって極めて重要なテーマではあっても 決してそれだけではないことに… コスプレ・不妊治療・徘徊老人・団地の荒廃・小児性愛・いじめ・貧困・産婦人科医の減少etc.etc.時代の閉塞感を表す出来事が次から次へと提示され、 何故か行き詰ってしまった“現代日本”こそが、メインテーマであることに気が付かされます。 それでも何故か読後感が爽やかなのは、最終編に向かって、重苦しい閉塞感の中でも前に向かっていこうとする 普通の人々が描かれていて、何よりも産婆という職業を通じて新たな命の誕生=『生』への賛歌が力強く謳われているから。 但し、この小説を本当のハッピーエンドにする為には 私たち現役世代には、ただ漫然と新たな『生』を迎えるだけでなく、少しでも“この閉塞感を打ち破る何かを ひとりひとりが積み重ねていくこと”が求められているのでしょう。 | ||||
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最初の三章だけを読んだ感想は「なんだよただの官能小説じゃん」。 しかし最後までよんでみると、ただの官能小説じゃないことが分かります。 これは人の成長を書いた物語です。しかもものすごくリアルに。 本編は連作短編の形式になっていて、どれも主人公は異なります。 どの主人公も性に溺れ、その中で自分の生き方、人生と向き合い、それぞれの歩幅で前に進んでいく様子を描いています。 単純に面白い。 ただ、性描写が非常にきわどいため、人を選ぶ。 その性描写をリアルと受け取るのか、エロいだけと受け取るのかで、この本の評価は分かれると思います。 | ||||
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読むものを選ぶ作品であるが、読むものに選ばれる人間でありたいとも 感じた。 内容の概要は聞いていたけのだが、冒頭から衝撃的な描写があり読む姿勢を問うてくる。 身に覚えがある閉塞感、やるせなさを感じながら、それでも作中内の現実から目をそらすことは したくない。自分が引き込まれているのか、負けじと入り込んでいっているのかは 自らの中ですら境目は曖昧だ。 宣伝文句に性と生を真正面から取り上げた小説、とあった。 性の部分を描いているのは事実だが、その部分をプッシュするのは作品にはそぐわないような 気がした。性と生の比重は著者の中では明確に異なっているように思う。 こういった作品を読める人間でありたい。 | ||||
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コピーに惹かれて興味本位で読みました。文体としては読みやすいです。 4つの家庭、延べ5人の物語が交差しますが、奥田英朗の一部作品のように、救いのない描写が続きます。性描写もこれでもかというくらい、特に前半に集中します。 貧乏な、あるいは若くしてはや人生に疲れたような人物が登場するかと思えば、認知症の祖母のために自分の食べる分まで分け与えるやさしい高校生たちが描かれます。全体に暗い雰囲気で物語が進みますが、ただ、奥田のように毒を含んではいませんし、問題提起をしているようにも思えませんでした。あえていえば、貧困の拡大再生産は、現実世界の大きなテーマではあると痛感はしました。とはいってもねぇ・・・。 「まぁ、女性にしては思いっきりよく書いたなぁ」という感じ。電車の中で読む本ではないですね。度胸がいります?! | ||||
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小説を読んで、「うまい」と評するのは失礼だと思うのだけれど、「うまいなあ、さすが山本周五郎賞受賞」と俗っぽく感心してしまった。 誰でもが買って続きを読みたくなる魅力的な導入だと思う。 最初はセンセーショナルだけれども、実際に性描写のウエイトが決して多いわけではなく、 細部まできめ細かに小道具を敷き詰めた用意周到で繊細巧緻な作品。 私は女性で、作者も女性で、女性の視点というのはすごくわかるのだけれど、男性がこういう作品をどう思うのか。 単行本を二度読んで、このアマゾンのレビューをまた読んで、3倍楽しめました。 今の高校生がどう思うのかも知りたいなあ、と思いました。 | ||||
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久々に小説をジャケ買いした。 中身を一切見ずに。 想定外にリアルな性描写が多く、少し戸惑ったのは事実。 僕には理解できない世界でもある。 でも、本を読み進むにつれてグイグイ引き込まれて行った。 後半を読み終えたスピードは前半の比ではなかった。 何かが救われたのかどうかは分からない。 だけど何やら不思議な感覚。 答えを探す物語ではないのだろう。 | ||||
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>個人の性に徹底的にこだわった描き方 なぜ性を取り入れる必要があったのか?浅はかな作品… との意見もありますが、 この作品はそんな薄っぺらい表面上のことではなく、性のその先にある人間の本質を描いていると思います。 この作品での性描写というのは、あくまでとっかかりに過ぎない。 正直、読み手にその先を経験したことがあるか、ないかでも、 評価が二分される作品だと思います。 どの章のラストを読んでも都合よく正義の味方は現れない、待っていても光はやってこないといった 描かれ方だけれど、なぜだか暖かさが残るんです。それは登場人物たちが皆、私たち人間が持つ光と闇を 同じように持っているからだと感じます。 特に「セイタカアワダチソウの空」は秀逸。 主人公の行動に最初は腹立たしささえ感じるのですが、ラストに向かうにつれて主人公たちが あまりに人間味溢れる人間であることに気付かされて涙が出た程でした。 人間の愚かさ、不甲斐なさ、醜さ、優しさ、愛しさなどを包み隠すことなく、 懸命に本能の赴くままに生きる主人公たちを描いたこの作品では、性という描写を避けることはできないと思う。 たんなる【性描写の強い作品】と意識せず、読んで欲しい作品だと思います。 | ||||
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