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(短編集)
ふがいない僕は空を見た
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ふがいない僕は空を見たの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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私にはよく理解できなかった。 なぜエロチックな場面を挿れるのかが分からない。 | ||||
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背景・設定はそのままに、章ごとに主人公が変わって別の視点で語られてゆく連作集。 そのテーマは性、恋愛、妊娠・出産、夫婦・嫁姑や親子などの家族関係と、それぞれの章によって微妙にずらされてゆく。 文体や語り口は、練れていて素晴らしいと思う。 しかし、各章で扱われているこれらのテーマは、すでにこれまで語られ尽くされているもので、本作で決して新しい視点を提示しているわけではないため、新規性には欠ける。 自分はどうしても小説をプロット重視で読むクセがあるため、個人的には面白いと感じられなかった。 ここの登場人物の造形は、かなり陰影が深く描かれているので、登場人物に自己投影できれば、評価は真逆になるかと思う。 | ||||
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表現が卑猥すぎて、何が言いたいのか分からなくなります。 最後の終わりかたも、結局、どうなったの?と思ってしまいます。 | ||||
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各賞受賞作の中には、「この作品がなぜ?」と思う作品も少なくないのだが、この「ふがいない僕は空を見た」は、私にとって、その最たるものだった。 この連作短編集には5話が納められており、その語り部、つまりは主人公が、全て異なっている。このうち、まず、斉藤とあんずの物語である冒頭の2話、特に、「ミクマリ」は、性描写が露骨過ぎる。私は、文学の中での性描写に目くじらを立てるタイプではないのだが、はっきりいって、この性描写には必然性が全く感じられず、露骨さと卑猥さだけが際立ってしまっていると思う。私は、通勤電車内を読書時間にしているのだが、満員電車の中で読むには、さすがに気恥かしかった。 私は、この連作短編集は、結局は、この第2話までの斉藤とあんずの物語だったと思っているのだが、この後の作品の主役は、七菜、福田、斉藤の母となっており、あんずは、直接的には全く登場してこない。斉藤の方は、その後も各話に登場してくるのだが、各話の付け足しのような扱いで、最後の書き下ろし作品「花粉・受粉」で、辛うじて、彼のドラマに落とし前を付けているといった感じなのだ。そういった意味では、この連作短編集は、実質的に、第2話までで終わっており、後は、斉藤の周りの脇役たちの、それこそ単行本化のための付け足しのようなエピソードをだらだらと書き連ねているだけといっても過言ではないと思う。そもそも、作者に、もともと第3話以降の構想があったのだろうかと思ってしまう。 後の作品には、たとえば「セイタカアワダチソウの空」の田岡のように、掘り下げて描けば、さらにドラマがふくらみそうな、魅力のあるキャラも描かれている。斉藤とあんずはもちろんのこと、全ての登場人物のキャラとドラマの掘り下げが浅過ぎて、消化不良の作品ばかりの連作短編集に終わってしまっているのが勿体ないと思う。 | ||||
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評判がいいので読んでみたが単なるエロ小説で辟易する。40過ぎのライターが高校生の言葉遣いをするとこれほど不自然で気持ち悪くなるのかと嗚咽をもよおした。 女も年齢を問わず欲望はあると言うことを素直に表現しているのは分かるがそれにしても気持ち悪い。 バイト先のリーダーがT大出でプリントを作って勉強を見てやるとか高級マンションに住んでいるとかすべて不自然でとても読めたものではない。 読もうとするのは時間の無駄である。 | ||||
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性を描くことをとおして社会や、人間や、女性の 現代の病理を描くという手法はとてつもない才能がなくては 不可能に近い。 ほとんどかきつくされているし、書いたとしても つまらない作品になってしまう。 そのくらい、昔から扱われてきた根源的な素材だと想う。 男性が書いてもソウであるが、 ここのところを勘違いしている女性が書くと もっともっと気持ちの悪い、一部の文学好きには受ける まがい物が生まれる。 センセーショナルに喧伝されるから、賞にはなるし売れる。 ただの勘違いした、才能のない、気持ちの悪い女性が書いた気持ちの悪い駄作に過ぎない。 こんなものを読んで、何かが心に届くことがあるのだろうか? もうやめにしないか? こういう小説は・・・。 | ||||
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本がもっと売れて映画化ドラマ化しようものならそんな声もでてきそう 実際福田と斎藤母以外の話はそう感じたし… 話の展開にややご都合主義なところも多く感動はできなかった | ||||
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タイトルに惹かれて買ってみた。が、やはりいつもの通りであった。 この作家も他の作家同様に、我々の生きているこの現代に起きる様々な出来事を網羅する ばかりで、何がこうした表象(出来事として我々の目に飛び込むもの)の基となっているのか、 こうした出来事を引き起こす時代の精神とは何かということには、まったく思いが至っていない。 ドストエフスキーの「悪霊」でも読んでみたらどうであろうか。 昨今の作家の99%は、時代精神に言及できないただの「物書き」であって、とても「作家」などとは言えない。 これでもかこれでもかという性描写にはもう飽き飽きである。 物質至上主義の文明と、大量消費社会の中で生まれ育った人の書く本は、どうしてもこの手のものとなってしまう。 こんな人だらけになってからもう何年経つだろう。 映像にし易い文体を貶しているのではない。むしろ褒めるべきだと思う。だがそれでは他のメディアと変わりがないでしょう。 今の物書きは、どうして小説が成り立っているのか考え抜いてほしい。 私のような老いぼれを少しはビビらせてほしいものだ。 | ||||
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この作品を読んだ新潮社の中瀬さんが某TV番組で「この作家は本当に才能ある」と言い切ってたので読んでみ ました。 読みやすさは評価できますが、最終的には「だから何?」って感じの期待外れ作品でした。 正直、これで泣けるっていう意味がわかりません。 個人の性に徹底的にこだわった書きっぷりにイマイチ意図しているところがわからりませんでした。 | ||||
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