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極大射程
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極大射程の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 61~80 4/6ページ
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ミリタリー系、銃火器などに全く関心が無いため、そういったたぐいの銃火器のウンチクだらけの アクションものだと先入観を持って手にとった本書だが 結果として、徹頭徹尾、最初から最後まで魅力の詰まった傑作だった。 最も意外だったのはこの作品の本質が 上質なコンゲームもの、頭脳戦の物語だということだ。 敵方の有能さと強大さがたっぷりと描かれ、個vs大部隊の到底勝ち目のないシチュエーションに おける意外な勝利。 また、スナイパーvsスナイパーの頭脳戦。引き金を引くその時にはすでに勝負が決まっており その前段階で地形を読み、姿を隠し、相手の裏をかき、かかれた裏の、さらにその裏をかき・・・、といった プロセス。 そして、終盤はまさかの法廷劇。 周到にはられた伏線とその鮮やかな結末に、「そうそう、こうでなくっちゃ!」と快哉を叫ぶ。 大佐、ドブラー、メンフィスなどのコミック的なまでにキャラクター付けされた脇役の素晴らしさも見逃せない。 細かいことはあれこれ考えずに、素晴らしいストーリーを堪能する快感を十二分に堪能できる傑作といえる。 | ||||
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最後の最後まで、捻りをきかせた展開流石ですね。対決を終えた後も楽しめます。 | ||||
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何年か前に映画化されたのを見ましたが、原作ははるかに面白い。 一気読みの名作です。 | ||||
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何となく上巻を書店で手にしてから速読です。ポチッと買えるのは本当に助かります。 | ||||
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評価の低かった、極大射程の映画化作品をBSで見ました 確かに、うーん、なんか違う ものすごーく薄くなったコーヒーを飲んでるような、炭酸の抜けきったコーラを飲んでるような で、出版社がかわって再版されていたこちらを再読しました やっぱ、いいですね 破綻のないストーリー展開と、各々よく描写された登場人物、そして感嘆させられる顛末 ラドラムの壮大すぎて、あーあ!?というストーリーではなく 壮大ではあるが、あるかも、と思わせるストーリーはやはり素晴らしい なにより、ボブ、ニックをはじめとして登場人物の描き方も素晴らしい ボブのストーリーはここから展開しました 全ての作品がおすすめとはいきませんが、この作品と”狩りのとき” これは読んでください おすすめです!! | ||||
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何気なくBS見ていたら何と放送中。慌ててビデオ録画し、後で見ることにし、読書中であったけれど一気に読破。でも下巻が出ておらず、待ち遠しい。ケネディ暗殺もこの手の事だなと確信してしまう様な出来栄えで、映画化されたのも良く分かる。 | ||||
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小説って所詮、フィクション、造りモノだよね。それなのにこの物語にはすっかり取り込まれて・・・映画のカメラみたいに自分が現場にいて、その時の情景が正確にイメージ出来ると思ってしまった。やられたな・・・これは訳者の素晴らしい才能のお陰と感謝だよ。作者もスゴイけどね♪ 銃規制がどうとか騒ぎになってるけど、これ読むと銃の奥深さに痺れるゾ!要注意って事だ。 | ||||
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旧約を読み、映画を観、新訳も買ってみました。 「シュミット・カッセグライン社」は、「シュミット・カセグレン式」だと思うけど、気にしない事にします。 | ||||
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爽快な読了感を持つ類い稀なる冒険小説。男たるもの、こうありたいというような人物がボブ・リー・スワガーであり、ボブ・リーの父親アール・スワガーの物語も、現在進行形の息子レイ・クルーズの物語も、全てこの作品から始まるのだ。 凶悪な狙撃犯として、全米を敵に回したボブ・リー・スワガーは自らの無実より、己れの信念のまま正義を貫く…そして、結末は… スティーヴン・ハンターのマニアックなまでの銃火器の緻密な描写にも驚かされるが、何よりも冒険小説の中にミステリーの要素をふんだんに盛り込み、予想も出来ぬ結末を用意しているところが凄い。 未読の方は是非、読んでみては。 | ||||
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以前の版は二回購入し、ずいぶんと読み直しましたが、今回、改訳版が出ると知り、早速購入し、気になっていた箇所が改められていると信じて、それはそれは、おおいに期待して、そう、本当に楽しみにしていたので一気に、読みました。 結論、せっかく改訳版を出すのでしたら、訳者ないし出版社は、せめて銃器(ライフルと高精度弾薬のハンドロード)に関する専門用語と実際の射撃に関して専門知識のある人間にアドバイスを求めるべきでした。出来れば、まともなライフルマンに...日本にも、ごく少数かもしれませんが、高精度の弾薬の製作(リロードあるいはハンドローディング(hand loading))に知見を持った人達がいます。 「ボブの手製の弾薬」だなんて直訳過ぎて、胡散臭い「密造弾薬」でもあるまいに...、「(薬莢に)加工を加えた」とか「ボブ自身の手で薬莢のネック部の厚さを均一に削り、より期待できる集弾精度を高めた」ぐらいの意訳をして欲しかったです。 「薬莢のくびれ」とは、「neck」のことで、「くびれの部分が削り込まれている」は「neck turning」のことに間違いなく、つまり、この無理な日本語訳で、一気に、興醒めでした。 また、集弾精度を顕す表記にしても、今や日本でも「MOA」が射撃関係者の間では十分通用するのに、無理に日本語化しようとして「六十分の一度」だの「120分の一度」だのと訳してあり....、確かに、訳者の苦労は理解できますが...絶句。 伝説のスナイパー本の、せっかくの「わざわざにも!」の改訳版なのに、あまりにも残念な銃器関連部分の訳の粗末な扱いで、まったくもって....悲しい....。ガックリ....。 (追補) 以上が私の最初の印象でしたが、これまでの版が絶版になって出版社を代えての「復刊」だと知り、そのタイミングにおける改訳でもあるし、銃器や射撃関連の描写部分のみに私の視野が狭窄しており、全体を見ていませんでした。 小説自体は非常に面白いし、撃針のトリックは痛快なのですから、スワガー・サーガの愛好者としては復刊を祝すべきでした。 | ||||
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誰が何と言おうと非常に面白い、大傑作冒険小説である。この作品が記念すべきスワガー・サーガの第一作であり、ここから壮大なスワガー・サーガが始まるのだ。 新潮文庫版が絶版になり、この度、目出度く扶桑社ミステリーから復刊。復刊に際しては一部改訳・再編集されたとのこと。 元海兵隊の英雄ボブ・リー・スワガーは、大統領暗殺の謀略に巻き込まれ、狙撃犯の汚名を着せられ、追われる。 負傷しながらも命からがら狙撃現場から脱出したボブ・リー・スワガーは自らの汚名を返上し、謀略の真実を暴くことが出来るのか… スティーヴン・ハンターとの最初の出会いは、扶桑社ミステリーの『ダーティホワイトボーイズ』である。余りにも面白く、新潮文庫の『真夜中のデッド・リミット』『クルドの暗殺者』を読み、早川文庫の『さらば、カタロニア戦線』を読み、この『極大射程』が新潮文庫から出版されるや否や、夢中になって読んだ。今から14年前のこと。時の過ぎるのは速い… | ||||
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「このミステリーがすごい!ベスト・オブ・ベスト」の海外編第4位、という事で何気なく読みました。 孤高のスナイパーが主人公のハードボイルド活劇、とでも言えば端的には伝わるのでしょうか。 面白かったです。通勤電車を降りるのが惜しくなるくらいに。 この作品自体に不満は何もありません。 是非読んで欲しい一作です。 主人公ボブ・リー・スワガーに魅力を感じ、本作品の続編となる作品群まで読むか否か。 「やるなら、相当の覚悟がいるぜっ」 とだけ言っておきますね。 | ||||
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一つ一つ大きな石を川底に積む。土嚢を重ねる。積みあがった土嚢を、 大石を、鉄砲水が押し流す。 そんな227ページ。いきなり物語りは走り始めます。 ベトナムの英雄。名スナイパー、ボブ。その過去と、現在。 そのボブの神経を刺激するロシア人スナイパー、ソララトフの計画。 エルサルバドルの動きと、密謀。 とにかく翻訳ものが嫌い。 それに加えて長い長い、くどいくどい前置き。 銃のことなんか、これっぽっちも知らない私には、とにかく苦痛。 別格です。と勧める方の声が段々と信じられなくなっていたその時。 227ページ。 堰を切るとはこのことでした。 大体日本人作者の著作なら、400ページで3日、短いと1日。ポアロでも 二日のペースで読む私が200ページに二週間。 努力が実った感じでした。 大体メンフィスで大統領がパレードをやるなんて設定がおかしいのですが、 確かにニューヨークでもロスでもこのお話は成立しないので。 伊坂さんのゴールデンスランバーも、これのパクリかしら?とすら思って しまいました。 90点。後半に期待。長い長い物語の序盤に我慢我慢。 | ||||
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以前から同じ著者の作品を読んで居ますが、展開が面白くお奨めです。 | ||||
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小説特にミステリー、スリラーの類は一種生ものだと思います。ファンであれば今年の一番をランキングが出る前に読んで、先取り感を楽しむのもひとつの読み方だと思います。一方で優れたシリーズものが末永くファンの支持を受け続け、新作を重ねています。新作を待ち望むお気に入りのシリーズものを持っていることは、人生の楽しみをより多く持っているのではと思ってしまいます。ブロックのスカダー・シリーズやディーバーのリンカーン・ライムシリーズはあまりにも有名ですよね。新作を物色していると、シリーズ最新作黄昏の狙撃手 (上) (扶桑社ミステリー)が引っかかりました。どうもシリーズものらしいことが判明。調べてみるとありがちなのですが複数の出版社から、ばらばらの順番で翻訳されていることが分かりました。そして本作がボブ・リー・スワガー物の第一作であることを突き止めました。しかし、下巻がどこの書店にも置いていない、需要を満たしてしまった作品のようです。初版が10年足らずなことを考えるとなんとも固定読者が多いことが伺われます。 銃と犯罪、価値観の違いで受け入れられない部分が多いという指摘はありますが、昨今のハリウッド映画に比べてはるかに抑制的で人間的なタッチで描写されていると思いました。また銃という文化を持たない日本人として、彼らを理解する一助ともなったと思います。 | ||||
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おもしろい!手に汗握る展開とはこのことだろう。 致命的に残念な点が1つ。それは「ヤード表記」であること。「1400ヤードからの狙撃が うんぬん、、、」と言われて、その距離感を感覚的に捉えられる日本人はほとんどいない はずだ。「1280メートルからの狙撃がうんぬん、、、」となぜ変えないのか、理由が全く わからない。この小説は距離感が全てではないのか? そこを見落とした翻訳者と出版社の決定的なミスのせいで星1つ減点。読む物の立場に立て ない翻訳などに何の意味もないだろうに。 | ||||
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「このミステリーがすごい!」の 「ベスト・オブ・ベスト」で 第4位にランクされているのを発見し、 読んでみました。 ヴェトナム戦争で活躍した天才狙撃手、 ボブ・リー・スワガー。 彼はアーカンソー州のウォシタ山脈で 隠遁生活を送っていましたが、 ある組織から新開発の銃弾の試射を依頼され、 応じることとしました。 やがて彼は、それをきっかけに ある事件を巡る陰謀に巻き込まれていきます。 【アメリカらしいヒーロー像】 とにかく銃の腕前に長けた、 カウボーイを思わせる男。 主人公のボブは、 いかにもアメリカ人が好みそうな、 ガンヒーローという設定です。 陰謀に巻き込まれた復讐を果たすため 組織に立ち向かう彼は、とにかく強い。 鹿撃ちの描写とともに、 彼の人物紹介がされる冒頭から、 ボブの魅力に取り付かれてしまうこと、請け合いです。 【天才でない狙撃手も・・・】 主人公ボブと並行して、天才でない狙撃手、 ニック・メンフィスが描かれていきます。 彼はFBI特別捜査官ですが、 狙撃に関し、ある痛恨の残る事件に遭遇しています。 彼が、ボブとどう関わっていくのかが、 物語前半から中盤の読みどころといえます。 【ボブは勝利できるのか・・・】 スピーディな物語展開は、 組織に立ち向かうボブの姿を エンタテインメント性豊かに描写していきます。 銃に関する描写は、 一部マニアックな部分もありますが、 あまり気にしなくても、といいますか、 そうした描写は読み飛ばしても、 一向に差し支えありません。 そして、ラスト近くの展開は、 こうした物語からは想像できないものとなっており、 なかなか楽しめる仕上がりとなっています。 読み逃していた傑作に出合えた、 という感想を持った作品でした。 オススメです。 | ||||
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私には映画を見る趣味がないので、本作が映画になっていることを知らなかった。故に映画は見ていないので、映像と比較して云々のレビューはできない。ただ、純粋に小説として面白いと感じた。よくあるアメリカの CIA、FBI 陰謀ものであるにもかかわらず、他の小説より引き込まれた。理由は常識を覆すような長距離でのスナイピングを題材にしていること、それから男臭さかもしれない。上巻にはほとんど女性が登場しない。エロ描写が好きではない私は、それで喜んでいたのだが、終盤裏切られたのが残念(それほど文字数はさかれていないが)。 気になる点は、これはアメリカの小説なので仕方がないのではあるが、距離はヤード、フィート、インチ、マイル表示、温度は華氏表示である。遠距離射撃をテーマにしているので距離/速度は非常に重要な要素である。不慣れな人にはすぐにピンとこないだろうし、思考を止めてメートル法に換算しなおすのも無粋かと・・・。それから、銃器に関する記述が多いので、その方面に詳しくないと専門用語や銃器の種類などが気になると思う。 | ||||
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私には映画を見る趣味がないので、本作が映画になっていることを知らなかった。故に映画は見ていないので、映像と比較して云々のレビューはできない。ただ、純粋に小説として面白いと感じた。よくあるアメリカの CIA、FBI 陰謀ものであるにもかかわらず、他の小説より引き込まれた。理由は常識を覆すような長距離でのスナイピングを題材にしていること、それから男臭さかもしれない。上巻にはほとんど女性が登場しない。エロ描写が好きではない私は、それで喜んでいたのだが、終盤裏切られたのが残念(それほど文字数はさかれていないが)。 気になる点は、これはアメリカの小説なので仕方がないのではあるが、距離はヤード、フィート、インチ、マイル表示、温度は華氏表示である。遠距離射撃をテーマにしているので距離/速度は非常に重要な要素である。不慣れな人にはすぐにピンとこないだろうし、思考を止めてメートル法に換算しなおすのも無粋かと・・・。それから、銃器に関する記述が多いので、その方面に詳しくないと専門用語や銃器の種類などが気になると思う。 | ||||
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本書の主人公、ボブ・リー・スワガーはベトナム戦争で 伝説的な戦歴を残した名スナイパーで、 今は飼い犬と孤独な隠遁生活を送っている。 そんな彼が謎の組織の陰謀に嵌められ窮地に陥るが、 後半はベトナム戦争で培われたワザを駆使して反撃する冒険活劇。 ストーリーは非常に面白く作られており、プロットも緻密。 そして何よりも関心したのは銃に関するマニアックともいえる知識の深さ。 米国の銃社会について否定的イメージが強かった自分でさえ、 なんとなく銃が魅力的なものに思えてしまったほど。 非常に米国的なエンターテイメントといえるが、 最後に法廷で決着する所も米国的。 映画化もされ、映画版のボブ・リー・スワガーもなかなかカッコ良いが、 面白さでは圧倒的に小説の方が勝っている。 | ||||
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