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(短編集)
アメリカひじき・火垂るの墓
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アメリカひじき・火垂るの墓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 21~40 2/4ページ
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戦争は絶対悪です 子や孫には 味わえさせたくありません。 本は綺麗です。 | ||||
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著者逝去の報に接し、以前アニメで見ただけだった「火垂るの墓」を一気に通読しました。彼のテレビ(朝生など)を通じてのパフォーマンスしか頭になかったので、この作品に込められている原体験がその後の反戦・反体制的メッセージの礎にあることをちらりと感じました。 | ||||
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火垂るの墓は映画だけで見るのではなく、美化されまくった映画とは異なる書籍も読むべきだと思います。 | ||||
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今はきれいで賑やかな神戸の町ですが、数十年前はこんな悲しい時代だったのだ。 いつまでも心に残ります。 | ||||
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となりのトトロと同時上映だった本作品をビデオ等では何回も見たのですが,果たして原作はといわれるとなかなかその機会がなかった。原作を読んであらためて,映像化された物の素晴らしさを再確認で組ました。 | ||||
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アニメーションで何度も「火垂るの墓」を見たが、原作は初めてで、 野坂作品としては「エロ事師」と「マスコミ漂流記」以来ですが、焼跡文学そのものです。 どれも人間の弱い部分をよく描き、最近の3.11での日本人評価と比べてしまいます。 収録作品は火垂るの墓、アメリカひじき、焼土層、死児を育てる、ラ・クンパルシータ、プアボーイ。 死児を育てるは子供のころの体験がいかに大きいかを表し、今に通じるテーマです。 プアボーイは切なく、秀作だと思います。 | ||||
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古い古い汚い商品が来た。中身の内容は同じだけど、この赤やけ状態には閉口する。 | ||||
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作品そのものには全く問題がありませんが、新品なのに表紙がすれて傷だらけでした。多少のことならいいのですが、新品としては許容範囲外です。残念です。 | ||||
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子供の学校の課題用に購入しました。 私も読みたいと思いました。 | ||||
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「あの兄ほどに妹をかわいがってやればよかったと、 野坂さんは『火垂るの墓』について、 自身が戦争孤児だったときには、 この兄のようにやさしくなかった。 1歳4か月の妹より自分の食欲を優先することが多く、 泣きやまないと、脳震盪をおこすほど 頭をたたいたこともある、とくり返し贖罪している。 幼くしてそんな十字架を背負わなければならなかった 野坂さんも、亡くなった妹さんも、痛ましすぎる。 野坂さんは作家として半世紀以上にわたり、 亡くなる直前まで 反戦平和を唱え続けた。 2015年8月にも、若い世代に「戦争について考えてほしい」と、 朝日新聞に3週連続でエッセイを寄稿した。 「戦争で最もひどい目に遭うのは、子どもたちだ」という 野坂さんの叫びを、語り継ごう。 | ||||
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再度読み返しました。 野坂昭如らしいユニークな文体 この時勢の時、私は17歳、我が身にせまる小説、感銘を受けた。 | ||||
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映画を見てからこの本を読んでみました。 独特の書き方で読みづらかったです。 ただ戦争は悲しい結果を残す。ということはわかりました。 | ||||
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ある意味タイムリーな内容の書物だった為、久し振りに目を通してみたが、相も変わらず衝撃を受ける内容だった。 こんな事があったのに、またもやこの惨劇を引き起こそうとしている愚かな政治家共に読ませてやりたい。 自衛権だけならばまだ良い、「徴兵制が違憲ではない」と主張し、またこの惨劇を引き起こそうと着々と準備を始める、馬鹿な老害政治家共。 自分達には年齢的にも徴兵制には関係が無く、金や地位もあるから守られる立場にあるからこそこんな惨劇を再び起こそうとしているのだろう。 親に見守られながら着々と成長していく幼い子供や、これから幸せな家庭を築いていく時期を迎える十代、二十代の若者。 幸せな家庭を持ち日々を懸命に生きる三十代、四十代の世知辛い現代社会を支える働き盛りの方々。 子育てを終えて可愛い孫と共に余生を過ごす五十代、六十代の親としての大変な義務を果たし、幸せになっていく子供を見守る権利を得た方々。 戦争時代、戦後復興期、めまぐるしく変わっていくこの世界を生き抜き、そして漸く人生を謳歌する事が出来ている七十代、八十代のご老人方。 またもやこのような一般市民達が、意味もなく犠牲になろうとしている。 戦争時代を生き抜いたご老人方がどんな思いで「二度と戦争をしてはならない」と主張しているのか、よく考えて欲しいと思った。 | ||||
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「火垂るの墓」。 6月の大空襲で焼け出され、母を失った幼い兄妹が、8月15日の敗戦を挟んで9月20日過ぎに神戸・三宮駅で餓死するまでを淡々と、しかし状況を積み重ねてリアルに描く。 お涙ちょうだいを拒否するようなひどい悪文(特に前半)なので、読んでいて涙は出ないが、野坂の想いが吹き出す文体には必然性が感じられ、シンプルであるにも関わらず重苦しい。平凡だが楽しい生活がふとした弾み(とちょっとした判断の狂い)で地獄へ変わる、その過程が不思議なほど鮮やかに描かれている。それが戦争の恐ろしさだと静かに主張している。 「アメリカひじき」。 アメリカでも「ひじき」を食べていたのかと不思議に思っていたタイトルだが、“ブラックテー”をひじきと間違えたと知って笑った。戦中派のアメリカコンプレックスが戯作調・浪速講談調の饒舌な文体で賑やかに、これでもかと書き込まれていて、笑いながらも読むのが辛くなる。今の若い世代にはこの感覚はわからないだろう。 「焼土層」。 「火垂る」の清太が生き残って成人したような男が主人公。育ての母が死んだと知らされ、神戸へ戻ってその人生を回想する。戦中戦後の庶民の苦しい生活にあくまでも拘る焼け跡派の怨念の深さ。この作品の方が直木賞にふさわしいのではないかと思った。 「死児を育てる」。 可愛い盛りの2歳半の娘を殺してしまった母親。なぜ殺したのかというミステリ的興味で引っ張っていくが、交互に疎開の思い出が挿入され、結末は途中から容易に想像できるようになる。しかし、その一瞬の描写は想像を越え、ぎょっと身を引いてしまう凄まじさ。冒頭の文章が伏線として効いていて、グロテスクさは骨我身峠クラスの衝撃がある。 主人公の久子は、節子を死なせてしまった清太が生き延びた姿、つまりは著者自身だろう。 「ラ・クンパルシータ」。 この短篇集でいちばん良い出来ではないか。野坂らしい軽い戯作調で笑いがいっぱいあるし、同時にとても哀しい物語でもある。 主人公・高志のキャラ設定が良い。空腹に泣くうちに飢餓恐怖症となって食べ続けずにはいられなくなり、ついには盗んでも食うようになってしまった生活が滑稽に描かれる。 この主人公は野坂の恨み骨髄が人格化されたキャラクターだろうが、この短篇集の各作品と同様、戦争末期から敗戦直後にかけての社会状況が凄まじいまでに活写されて迫力がある。 | ||||
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掲載されている内容は特に問題もなく読めました。 ですが、文章間の句読点の使い方がおかしいのか、少し読みにくかったです。 現在から過去の話(回想)に行く時も、唐突に行くので若干戸惑いました。 | ||||
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モデルになった神戸に住んでいるので、御影、三宮、夙川、満字谷…実在する知っている地名が出てきたので、小説にあれ地名を散歩がてら訪れながら読むと、よく解る。 | ||||
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子供の時の記憶が呼び覚まされた。火垂るの墓で、妹を庇い、必死に生きようとする子どもの知恵だけでは、あまりに厳しい困難が、妹を引き剥がし、父の死が彼の生きる希望を無残に砕いた。こんな悲しい小さな命をどれだけの図絵に積み上げtたら、気が済むのだろうか。愚かしい過信と傲慢がまたぞろいきふきかえして、原発再稼働など触れてならぬ神の領域を安易に弄ぼうとしている。人とは、なんと愚かしく悲しい生きものであろうか! | ||||
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野坂昭如氏の独特の流れるような文体。最初は戸惑いましたが、すぐに慣れ、むしろ心地よい感じさえしました。とても悲しい話が数話ありますが、やはり火垂るの墓が圧倒的に心に残りました。しかし前記の通り流れるような文体で悲しさをさらりと書き流していくため、読んでいる途中より読み終えた後にじわじわと心にしみ込んできます。名作ですね。 | ||||
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本体、配送すべて満足いきました。 なにせ、価格1円+送料とは…。 逆に、これでいいのだろうか?と、申し訳ない気持ちでした。 | ||||
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読後感がすこぶる悪いので、注意が必要です。 個人的に野坂さんの脚本した他の戦争アニメがトラウマになったこともあり、あまり薦めたくはありません。 でも、どうしようもない無慈悲な戦争を教えたい場合は、良いと思います。 子持ちの親は、寝られなくなります。 | ||||
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