■スポンサードリンク
(短編集)
アメリカひじき・火垂るの墓
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
アメリカひじき・火垂るの墓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
野坂の原作は、句点を省略して読点を多用した新発明の文体が、煩わしくて今なお読みづらい。 著者の告白によれば、(義理の)妹を手厚く介護しないままで死なせてすまった供養が、本書の執筆の動機だというから、ある種の照れが、いわば副産物としてのこういう西鶴もどきの奇妙な文体をうみだしたのだろう。 なお単行本「火垂るの墓」には、表題作のほかに「アメリカひじき」「焼土層」「死児を育てる」「ラ・クンパルシータ」「プアボーイ」が収められているが、後の作品ほど出来栄えは優れている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
名作だと思います。ただ、今回は学校の推薦図書だったので、中学生の感想文として購入しましたが、ありきたりの内容になってしまい、別の本に変えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を見てからこの本を読んでみました。 独特の書き方で読みづらかったです。 ただ戦争は悲しい結果を残す。ということはわかりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後感がすこぶる悪いので、注意が必要です。 個人的に野坂さんの脚本した他の戦争アニメがトラウマになったこともあり、あまり薦めたくはありません。 でも、どうしようもない無慈悲な戦争を教えたい場合は、良いと思います。 子持ちの親は、寝られなくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカひじきとは缶に入ったダージリンか何かの紅茶の葉っぱのことである。色といい、形といい、乾燥してちじれているが終戦前の日本人には、アメリカの飛行機から落下傘をつけて落とされたカプセルの中に入っていたガムやチョコレートなどと一緒に入っていた紅茶が、なんだか分からないから「ひじき」と思ったのである。つまり、「ひじき」と思ったアメリカの紅茶は、戦後の日本の食文化や精神的な文化のアメリカへの傾倒やあこがれの象徴なのである。戦後の日本はアメリカにいろんな面で頼って経済的にも成長してきた。主人公の男はそういう生活に、戦争を体験しているだけに面白くないのである。ある日奥さんが食卓にハンバーグだかステーキだか作って、こう言うのである。「さあ、食べましょう!あのね、アメリカでは父親のことをパパと言わないでダディーというのよ!」これを聞いて男はついに日本もここまで来たか、と嘆くのである。といったお話だ。 「ひじき」を象徴に取り上げたのは別にアメリカ主義反対とか西洋的文化への反発とか言うよりもむしろ、作者の戦中、戦後の体験から来る、ある種のなつかしさとかアメリカのおかげで今の日本があるのだとかいう、感慨みたいなものがうかがえる。アメリカよ出て行け!とか日本再軍備論とかではなく、作者はただあの時代が懐かしいのである。今となっては、あの時代は幻のような時代であったのだ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!