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(短編集)
あなたの人生の物語
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あなたの人生の物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 61~80 4/7ページ
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宇宙人のUFOは、日本のお菓子「ばかうけ」を元にデザインしているとヴィルヌーヴ監督がインタビューで答えていた。 「未知との遭遇」以来、数多く作られている異星人との初コンタクトものだが、正直なところ、何が言いたいのかよくわからない。 相手が宇宙人だから、よくわからないのも当然かもしれないが。 | ||||
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表題作ですけど、同じ人生が何回もくり返される、そのとき君は最高なことと最悪なことのうち、最高のことを認識するはずだ、それが生の肯定ということなんだよ。 ということをニーチェは永劫回帰で言いましたが、宇宙人たちの思考も、そういうことなのだろうなと思いました。 でも、最愛の娘が25歳のとき登山で死ぬことも分かっているわけですけど、その登山、止めないのかしら? 止めずにいられるのかしら? そんな重大事にも自由意思って持ちえないのかしら。いまの人間の常識からは信じられないすね。でも、 >>もし、未来を知るという経験がひとを変えるのだとしたら? それは切迫感を、自分はこうなると知ったとおりの行動をすべきだという義務感を呼び覚ますのだとしたら? こういうことなのかしら。「最愛の娘の死」てことも含めて、根底から認識が変わるってことなのかしら。それもう神、宗教、キリスト教だよね。 おもしろいのはおもしろいけど、短編で描ける世界じゃないとは思いました。登場人物がみんな作者の思想を具現化する道具みたいになっちゃっているし。長編でじっくり書いたのを読んでみたい。 | ||||
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「あなたの人生の物語」における時間論を知って驚きました。 これは道元が正法眼蔵「有時」にて展開している時間論。 これは哲学者マクタガートが「時間の非実在性 unreality of time」で論じているC系列の時間。 テッド・チャンはどちらでこの時間を知ったのでしょうか?それとも自ら「見た」のでしょうか? | ||||
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映画の予告編が面白そうで、尚且☆の数もかなり多いので・・・期待しすぎた。ハードルあげすぎたみたいで。。。つまらなかった。バビロンの塔はおちがわかるし、あなたの人生の物語は、私の理解不足かまったくしりきれだった。どちらも途中までがおもしろすぎて、最後まで続かないような感じがするのですが。でもみんな点数高いよね。SF的にも文学的にも、私にはどこが良いのかさっぱりさっぱりさっぱり。個人の意見です。 | ||||
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複数の物語が描かれるこの作品ですが,どの物語も私が想像したことも無い世界が描かれており, 読後はひたすら感心するばかりでした. ひとつ気になることを挙げるならば,登場人物の感情を読み取りにくく, ロボットのように感じるところです. | ||||
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難解な短編集ですが、私には「理解」の人間の知能の進化の過程が、人口知能の進化はこのようになるに違いないと思わせ、たいへん興味深かったです。 | ||||
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デビューからの全作品を集めた短編集と言うのが信じられないハイレベルで、正しく天才的。中でも表題作は、地球に流れ着いたエイリアンの言語を理解しようと悪戦苦闘する女性科学者が、悲しい結末を迎える娘とのエピソードを時間の流れ逆順に交互に語るスタイルで、一見無関係に思える話がラストで感動的に重なる素晴らしい構成力。ハードSFと叙情性の奇跡的な融合に感心した。 他作品もハードSF的アイディアを基底としながら、小説として面白く読ませる力作揃い。評判に違わぬ作品集だった。 | ||||
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映画の予告編をみて、とりあえず原作をと思い読んでみました。ほんまにこんな設定の小説を映画ではどう表現しているのでしょう。結局映画はみれなかったけど。 | ||||
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短編から中編くらいの長さの小説集。どれも「現実」から少しずつ認識のずれた異世界が圧倒的な説得力を持って構築されています。 緻密な力業です。 SFからはしばらく遠ざかっていましたが、知らないうちにこんなところにまで到達していたんですね。ジェイムズ·ティプトリー·Jrを初めて読んだとき以来の衝撃でした。 叙述スタイルは変化に富んでいるし、読み手の丁寧な読解や想像力が求められる本です。時間のあるときにじっくり読むことをお勧めします。 | ||||
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映画を5回見ました。それくらい感動し 原作に興味を持ち購入しました。これもドキドキものです。言語の素晴らしさを感じました。 | ||||
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内容は素晴らしいです。 数年前に出会ってから人生でも特にお気に入りの一冊です。 最近kindleを使い始めて、文庫版だけでなくkindle版も買おうとしたところ、表紙が映画メッセージ仕様のものになっていました。 この短編集には表題以外にもそれはそれは美しい作品が収録されているのですが、映画の話題性に乗っかり安易に表紙を刷新したことに怒りを覚えます。 もちろんこの方が売れるのかもしれませんが、私は映画と原作を別物と割り切っているので、この本は買えません。 | ||||
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ストーリーは、要約すれば、星新一さんや他の方とそんなに差は無いものだなあ。 ただ、進行をスローにするのが目的かと思う程、専門用語での状況説明がくどい。 具体的な理論の説明や、用語の羅列は本当に必要なのか・・。 「究極のゲシュタルト、調和して光を与えられるコンテクスト、マンダラ、 天球の音楽。コスモスに迫りつつある。? ニューロンのアナログ構造。 普通人に対するトリガー効果の学理的記述・・?」 はあ・・・ なんとか前後の文章から、ストーリーは読み取れたと思うが、満足感より疲労感が残る。 押井監督の映画でも、よー知らん宗教や哲学の会話が出てくるけど、これに比べたら少ない。 先に映画を観ましたが、大きく改変してあるのは当然でしょう。映画向きの話ではない。 ただなあ、人類がこれから3000年かけて途方も無い進化をするきっかけになった事件を背景に、 事件の当事者が、個人的な家族の悩みを物語のメインとしましたっていうバランス感覚が 予告編見て、違う物を期待した観客とすれ違いした感は大きい。 その元がコレでした。 人類の運命 VS 我が娘の人生 カンヌ映画祭の「ある視点」賞あげて下さい。 | ||||
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難しい言葉ばかりで、内容が全く入ってこなく、つまらないものでした。 | ||||
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私はエンタテインメントを求めて手に取ったのに対して、受け取った印象は全然望みとは違う。私はスポ根な愛情と根性、生存競争にまみれているSFが好きなんですよね。 こちらに収録のエピソード後の感想に共通するのは一種の無力感。想像力が私の思う正義や善に向かわずに、最小経路を通って作者の意匠を作り出しているような。 私「あ、この展開ならあの作品で読んだこの考え方でハッピー、、、作「今日はその理論や考え方、愛とかは条件として出さないので授業に集中しましょうね」って感じ。他のレビュアーの方も仰ってました、窮屈なんですよ。 | ||||
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バビロンの塔 あなたの人生の物語 地獄とは神の不在なり までで読む気を失いました。すばらしい描写力、すばらしい想像力と構成力に感心します。でもこの3つのオチはがっかり、これだけの筆力があるなら何とかならないの?と残念でなりません。 最後の話しは奇抜すぎる背景も減点せざるを得ません。 | ||||
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映画「arrival」をみて原作を読みたくなり買いました。 映画とは随分違う内容のように思いました。 わたしは原作の方が好きです。 | ||||
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2002年発表のSF短編集である。表題作をはじめ8編を収録。 この表題作は、2016年に映画化され(映画化名:『Arrival』)、2017年に日本でも公開される。それもあって本書は各所で露出が図られており、今回初めて手に取った次第。 まず表題作であるが、実は2回読み直した。 1回目の読後感は、これって倒叙ミステリ形態?というもの。そんなわけないよなということで2回目読み直し。 イメージは把握したような気がするのだが、なぜそれが実現できたのか、それとも実現できた気がしているだけなのか、はたまたこれは最後の最後に彼女が回想しているところをヘプタポッドBで記述した(のを英語に翻訳したもの)ということなのか。まだまだ自分にとっては謎のまま。しかしおそらく映画を見ても解決しないような予感がしている。うーむ。 他の7編、いわゆる異色SFの味のものが目立つ。なんとか文字通りSci-Fiの範疇に入っていると思われるものもあって、それは何とか理解。しかしサイエンスの枠を相当はみ出した作風のものになると、なかなか自分のつたない力量では理解が難しい。現在の我々の世界とは違う自然原理に従う架空の世界が舞台のお話になると、理解を半分諦めて読んでいる自分がいる。 ちなみに、星新一の有名な某ショートショートをほうふつとさせるものも収録されていて、これは前振りの長さに対してオチがそう来ますかという形で笑ってしまった。 | ||||
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映画が中々面白かったので(突っ込みどころはあるものの)どんな原作なのか気になって読んでみた。んで思った、結構数学の知識やその他科学全般の知識を要する作品だなと、それとやっぱりプロの作家じゃない人が書いたものの限界のようなものを感じた、作者の人生の苦悩が作品に反映されてないというか、、、やはりSFというと自分はディックが基準になってしまうので、、、知的には面白いのだが心にはあまり響かないのだ。確かに洗練されたSF読み物ではあるのだが。 | ||||
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本書には、アメリカのSF作家テッド・チャンが発表した、以下の短編が収められています。 「バビロンの塔」(The of Babylon, 1990)浅倉久志 訳 「理解」(Understand, 1991)公手成幸 訳 「ゼロで割る」(Division by Zero, 1991)浅倉久志 訳 「あなたの人生の物語」(Story of Your Life, 1998)公手成幸 訳 「七十二文字」(Seventy-Two Letters, 2000)嶋田洋一 訳 「人類科学の進化」(The Evolution of Human Science, 2000)古沢嘉通 訳 「地獄とは神の不在なり」(Hell Is the Absence of God, 2001)古沢嘉通 訳 「顔の美醜について ― ドキュメンタリー」(Liking What You See : A Documentary, 2002)浅倉久志 訳 「作品覚え書き」(Story Note)古沢嘉通 訳 日本では2017年5月に公開予定の『メッセージ』(映画の原題は “Arrival”)の原作「あなたの人生の物語」が収録されていたため、本書を手に取ってみました。はじめてテッド・チャンの作品を読んだのですが、どの短編もまるで違う魅力を放っていて、それでいながら共通のテーマを持つことに驚きました。 旧約聖書における神と人との対立を象徴するモチーフが、世界の構造を探求しようとする人々の営みの象徴として読み替えられた「バビロンの塔」。人間が人間を超越していくさいの意識の変容がつづられた「理解」。 けっして到達できるはずのない真理に到達してしまった人間の悲哀が語られた「ゼロで割る」。異星人とのコンタクトによる人間的世界観の変革がシミュレーションされた「あなたの人生の物語」。 ユダヤ教におけるゴーレムの伝承と、前成説(あらゆる動物の胚珠のなかに生まれてくる子がすでに形をなして存在しているとする説)とが近代合理主義にもとづいて運用されている、サイバーパンク風の世界が舞台の「七十二文字」。人類と人類を超越した存在が共存する世界において、人類に残された学究の可能性を説く疑似論文「人類科学の進化」。 天国と地獄が実在するうえ、それらが可視化された世界を舞台にし、信仰の意義や滑稽さを寓話的に描く「地獄とは神の不在なり」。美醜を認識する働きを抑制するテクノロジーが開発された未来を、ドキュメンタリー風に描いた「顔の美醜について ― ドキュメンタリー」。 科学、言語学、数学、宗教と異なるモチーフに彩られながらも、いずれの作品も “わたしたち人類がこれまで抱いていた認識の変容をせまられたらどうなるか” という問題意識を孕んでいます。そのなかでも、とくに表題作「あなたの人生の物語」と「顔の美醜について ― ドキュメンタリー」は傑出していると思いました。 「あなたの人生の物語」は言語SFであり、“人類は言葉を使って世界を認識している” とすれば、“人類とまったく異質の知的生命体の言語と接触したばあいにどうなるか” を突き詰めた作品です。壮大なテーマが徹頭徹尾 “あなた” に向けた個人の物語として語られるうえ、喜びと苦しみをもふくめた生の肯定を謳っていることに、すごみを感じました。 「顔の美醜について ― ドキュメンタリー」で描かれるのは、容姿による差別をなくすために美醜を認識する機能を抑制するテクノロジーが開発された世界。考えうる賛否様々な知見がドキュメンタリータッチに叙述されます。 “差別はいけない” というポリティカル・コレクトネスが、科学技術によって実現および強制されたらどうなるか。その答えが示唆されているのですが、たくみに皮肉とユーモアが交えられているので、おもしろおかしく読めてしまいました。もちろん差別一般のメタファーとも読めますが、人種や性に関する差別とは違い、“美醜” という政治や司法ではあつかえないデリケートな問題にフォーカスしているところがユニークです。 *kindle版には、SF翻訳家の山岸真さんによる解説は収録されておりません。 | ||||
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ついに映画化! って書かれた帯を本屋さんで見かけて、家に帰ってからYouTubeで予告編を見てみた。 うわっ! 何コレッ! 面白そうじゃん! ってことで購入して読んでみた。 で、表題作の読後の感想。 まあ映画とは別物と、最初から割り切って読んでたんだけど・・・ ごめんなさい、イミフで終わっちゃいました。 いや、主人公の変化ってのは理解できます。 娘さんへの既視感と異星人の言語との関連も(なんとなくですが)解ります。 でもストーリーが全く劇的ではなかったのが残念。 YouTubeで見た予告編みたいな展開が全然ないのはガッカリ。 先にも書きましたが、別物と割り切ってもこの虚無感は消えませんわ。 ごめんなさい。 つまんなかったです。時間の無駄でした。 Amazonさんで買ったわけじゃないのでこんなこと書くのは筋違いかもしれないけど、金銭的にも高価な無駄遣いでした。 映画も見に行かないと思います。あ~あ・・・ | ||||
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