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(短編集)
あなたの人生の物語
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あなたの人生の物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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映画の出来が非常に素晴らしかったため、本作は表題作のみを飛ばして読みました。 他のレビュアーの方もおっしゃっている通り、確かに人間を描いていませんね。 グレッグ・イーガンと同じ様な、アイディアひけらかし型の作家。 とは言え「地獄とは神の不在なり」に含まれた視点は、自分にとって新しい視点でした。 私は映画や本に触れる時、読む前と読んだ後で何か1つでも行動が変わったか?を 重視しているのですが、そういう意味で言えば、よく分からない短編作品が多く 収められている本作だとしても、価値のある出会いであったとdeserve it. | ||||
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大体において映画を見るより 原作を読んだ方が満足度は高いですよね。 この本に関しては 映画で満足でした。 | ||||
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テッド・チャンの小説は、不注意な読者を「つまらない」結論に誘導する「読者だまし」になっています。本書を注意深く読んだ人は、おかしなところ、矛盾するところ、意味不明なところに気づくでしょう。訳者がだまされているからです。 原著 はとてもおもしろく書いていますので、こちらがおすすめです。 | ||||
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『三体』を読んだ後に中華SFを読んでみたくなり購入しましたが、テンポも内容も緩く感じました。この作家の作品は今後は買わないと思う。 | ||||
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ネビュラ賞、ヒューゴー賞を受賞した短編がズラリと並ぶ。 表題作「あなたの人生の物語」は、普段SF小説を読まない自分でも着想や構成がユニークだと思うが、主人公が淡々と運命を受け入れる姿に違和感を持った。 未来は不確実で自由意志によって未来は変えられるという考え方と、運命は決まっているという考え方があるとすると、筆者は後者の思想なのだろう。 本作品の主人公は自由意志を放棄し、自らを事象の波に漂う存在となることになんら葛藤を抱き絶望している様子はない。 でも、普通は起きて欲しくない未来は何としてでも回避しようとしないだろうか。 「バビロンの塔」「理解」も面白いが、訳語が物足りない。その他の作品も宗教的バックグランドがある方が独特の世界観を理解できそうだが、解説も特にない。 残念ながら自分には消化しきれない作品という印象。 | ||||
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面白いポイントがわからない。世界観だけ? 展開は別におもしろくない。 | ||||
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サイエンス・ライターを本業としながら、「小説にすべきアイデアが出てきたら書く」というスタンスで、寡作な創作スタイルを貫くテッド・チャン。どの作品も言語学や論理学、物理、科学、歴史を捻って創作された風変わりなSFで、作家のこういったジャンルへの造詣の深さが感じられる。 映画化された表題作のアイデアがやはり秀逸で、物理学と言語学をミックスした独特な時間哲学を題材にして、物語を構成した作品である。全体的に登場人物のキャラクターの描き方が一面的で浅いため、人物の内面をもっと深掘りして感情移入しやすいように書かれた小説が好きな僕は星を厳しめに削った。だが、ビジュアル化が難しい内容の作品が多いのにも関わらず、アニメや漫画で見てみたいと思わせる作品が並んでいる点は評価している。(バベルの塔やゴーレムの話とか。) 理屈っぽくて難しいと感じる読者も一定割合いるだろうけれど、そんな方は映画と一緒に楽しんでみることをオススメします。 | ||||
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近代SFの、とか近年最高の、とかの謳い文句につられて、読んでみたい本ではずっとあったけれど、なかなか手を出さないでいたのですが、読み始めの途中で、読み続けるのに結構消耗してしまったので、他の人はどんな評価や感想を持っているのか、このレビューを覗いたついでに、自分と同じ印象を持った人を探そうとしたけれど・・いやあ、評価高いんだね。 まだ全部読んでいないので申し訳ないけど、表題作なんて、はっきり言って2つの話?が錯誤していて、なんだかよくわからないし、「地獄とは・・」なんて、全然イメージ膨らまないし。ま、自分の読解力とイマジネーションが欠如しているとは思いますが、なんでだろと考えるに、自分にとっては物語としての楽しさが不足(皆さんにではありませんよもちろん)してるんだろうなと、あるいは奇想としてのSFを期待しすぎてるのかなとも思ったりしました。 これ、ほんとにそんなに面白い話かな? またSFを読み始めた爺としては「ディファレンスエンジン」とか「ペルディード・ストリート・ステーション」とかのときも思ったんだが、なんだかSFを高級なものとして読んだりするのが多いと感じるのだけど、そんなふうに思う人はほかにいないのだろうか? これなら最近読んだキジ・ジョンスンの話のほうが、物語性とか奥行きとかの点で自分にはよっぽど面白く感じられるし、20年以上SFから遠ざかっている間に、なんだか話そのものの面白さなんてのを語るのは、評価とは別のものになりつつあるんでしょうかね? う~む・・やっぱり自分が考える「面白い」という定義からすると、ちょっとわからないなあ。ごめんなさい。 | ||||
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宇宙人のUFOは、日本のお菓子「ばかうけ」を元にデザインしているとヴィルヌーヴ監督がインタビューで答えていた。 「未知との遭遇」以来、数多く作られている異星人との初コンタクトものだが、正直なところ、何が言いたいのかよくわからない。 相手が宇宙人だから、よくわからないのも当然かもしれないが。 | ||||
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表題作ですけど、同じ人生が何回もくり返される、そのとき君は最高なことと最悪なことのうち、最高のことを認識するはずだ、それが生の肯定ということなんだよ。 ということをニーチェは永劫回帰で言いましたが、宇宙人たちの思考も、そういうことなのだろうなと思いました。 でも、最愛の娘が25歳のとき登山で死ぬことも分かっているわけですけど、その登山、止めないのかしら? 止めずにいられるのかしら? そんな重大事にも自由意思って持ちえないのかしら。いまの人間の常識からは信じられないすね。でも、 >>もし、未来を知るという経験がひとを変えるのだとしたら? それは切迫感を、自分はこうなると知ったとおりの行動をすべきだという義務感を呼び覚ますのだとしたら? こういうことなのかしら。「最愛の娘の死」てことも含めて、根底から認識が変わるってことなのかしら。それもう神、宗教、キリスト教だよね。 おもしろいのはおもしろいけど、短編で描ける世界じゃないとは思いました。登場人物がみんな作者の思想を具現化する道具みたいになっちゃっているし。長編でじっくり書いたのを読んでみたい。 | ||||
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映画の予告編をみて、とりあえず原作をと思い読んでみました。ほんまにこんな設定の小説を映画ではどう表現しているのでしょう。結局映画はみれなかったけど。 | ||||
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バビロンの塔 あなたの人生の物語 地獄とは神の不在なり までで読む気を失いました。すばらしい描写力、すばらしい想像力と構成力に感心します。でもこの3つのオチはがっかり、これだけの筆力があるなら何とかならないの?と残念でなりません。 最後の話しは奇抜すぎる背景も減点せざるを得ません。 | ||||
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映画「arrival」をみて原作を読みたくなり買いました。 映画とは随分違う内容のように思いました。 わたしは原作の方が好きです。 | ||||
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2002年発表のSF短編集である。表題作をはじめ8編を収録。 この表題作は、2016年に映画化され(映画化名:『Arrival』)、2017年に日本でも公開される。それもあって本書は各所で露出が図られており、今回初めて手に取った次第。 まず表題作であるが、実は2回読み直した。 1回目の読後感は、これって倒叙ミステリ形態?というもの。そんなわけないよなということで2回目読み直し。 イメージは把握したような気がするのだが、なぜそれが実現できたのか、それとも実現できた気がしているだけなのか、はたまたこれは最後の最後に彼女が回想しているところをヘプタポッドBで記述した(のを英語に翻訳したもの)ということなのか。まだまだ自分にとっては謎のまま。しかしおそらく映画を見ても解決しないような予感がしている。うーむ。 他の7編、いわゆる異色SFの味のものが目立つ。なんとか文字通りSci-Fiの範疇に入っていると思われるものもあって、それは何とか理解。しかしサイエンスの枠を相当はみ出した作風のものになると、なかなか自分のつたない力量では理解が難しい。現在の我々の世界とは違う自然原理に従う架空の世界が舞台のお話になると、理解を半分諦めて読んでいる自分がいる。 ちなみに、星新一の有名な某ショートショートをほうふつとさせるものも収録されていて、これは前振りの長さに対してオチがそう来ますかという形で笑ってしまった。 | ||||
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映画が中々面白かったので(突っ込みどころはあるものの)どんな原作なのか気になって読んでみた。んで思った、結構数学の知識やその他科学全般の知識を要する作品だなと、それとやっぱりプロの作家じゃない人が書いたものの限界のようなものを感じた、作者の人生の苦悩が作品に反映されてないというか、、、やはりSFというと自分はディックが基準になってしまうので、、、知的には面白いのだが心にはあまり響かないのだ。確かに洗練されたSF読み物ではあるのだが。 | ||||
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表題の短編「あなたの人生の」は残念ながらあまりよくできているとは思えませんでしたのでその理由を書きます。 まず日本語訳の方がこの作品はギミックがうまく作用します。私は日本語版の前に英語で読んだのですが、英語では娘に対する言葉が未来時制になっているので、題名とSF作品という知識から、勘のいい読者にはオチがだいたいわかってしまいます。日本語ではうまく隠されます。 二番目にまずかったのが、理系の人にはわかるのですが、著者の書いている科学というかギミックが大きな誤解に基づいてる点です。フェルマーの光の原理を、いわゆる「argument from design」を使って理解するのは初歩的な誤解で、Intelligent designと同じ幻想であり錯覚です。この幻想と近代科学を同じ宇宙を見る等価な見方とし、そこから理論発展して主人公が未来を予知というか既知できるというのは、アイデアというより愚考に感じられました。 三番目はSF部分以外のドラマ部分の質が低いこと。娘との思い出や、夫との月明かりの下での場面とかの描写が、まるでアメリカの安物のテレビドラマやコマーシャルで何度もみたような場面ばかりです。特にゲリーと結ばれる場面など、これほどロマンチックでないロマンチックな描写もなく気分がぶち壊しでした。人間同士のケミストリーが描けてない。 ただ、映画メメントなどにも影響を与えた、時制の違うふたつの話の同時進行というナレーティブの構造は斬新で面白かった。 | ||||
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「あなたの人生の物語」「地獄とは神の不在なり」「バビロンの塔」のみを読了。 最高に独創的で著者の才能の豊かさを十二分に堪能出来るが読後にモヤモヤしたものが残る、というのが、特にSF小説ファンではない者の三編に対する共通した感想。 有り体に言うと、物語の展開が娯楽からはやや離れていて、かつ後味があまりよろしくない。 結局、残りの話は読む気が喪失してしまい、遺憾ながら未読のままです。 今まで読んだ海外の有名なSF小説も似たような感想になるものが多く、良かったのは「星を継ぐもの」「フラッシュフォワード」など数冊のみ。 文学作品とは異なり、別の世界を舞台としているSFではその中に入り込めない場合、娯楽性が少ないと面白いと感じる事はなかなか難しいです。 どうもSF小説というものには、一般うけするような娯楽性を優先すると、SF小説ファンから無視され、SF小説ファンが喜ぶような知的で独創的な要素を優先すると、一般読者にはうけにくいという、あまり幸せとは言えない現状があるような気がします。(もしかしたら、それでいいと思われているのかも知れないけど) こちらのそんな認識を裏切ってくれる事を期待して本書を読んだのですが、残念ながら、海外SF小説は一般読者である自分の肌には合わないのだなと、改めて確認する結果となってしまいました。 | ||||
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表題作はなかなか楽しめました。が、ふーん面白いね、という程度。 バビロンの等、地獄とは・・、の二作はクリスチャンでなく、特別な信仰も持たない私には退屈なモチーフでしかなかった。 ゼロで割る、に関しては、巻末にある作者自身による作品覚え書きでがっかり。 ゲーテルの不完全定理について「数学が内部矛盾を含むものであり、そのすばらしい美しさは単なる幻想にすぎないという証拠」と、まるで不完全定理を分かっていないことがバレバレ。これはカッコわるいです。 ここで、作者の印象は「難しそうなネタで難解な構文の小説を書いている人」というラベルが私の中で決定。 ゴメンナサイ、最後まで読み通せませんでした。 | ||||
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SF・ファンタジー短編集。 ブに100円であったので買った。 100円の価値は充分にあります。 モチーフとしては言語学・数学SFが多く、 テーマとしては人類進化SFが多い。 形而上学の問題に科学で切り込む姿勢は、 イーガンに似ているし、 イーガン同様、冷静に考えるとギャグの世界である。 SFは宇宙人や超能力や神や心といった存在しないものをネタにしてもいいのだが、 架空論理の切れが表題作以外は弱い。 一個目の短編はただのファンタジーと言うか、 小学生でも考え付く不思議な話で激しく脱力したw アイデアに少し光るものがあるが、 料理の仕方がヘタクソな作品が目立つ。 全作平均値以上と解説では言っているが、 平均値以上なのは表題作だけだと思う。 数学ネタも数学の面白さを訴えるのには成功してない。 0で割れば1=2も証明出来るという有名なネタは出てくるが、 0ネタなら、0を掛ければ何でも0になる以外に、 0回掛ければ1になる (10の2乗は100 10の1乗は10 10の0乗は1 10のマイナス1乗は0.1) 10のマイナス2乗は0.01) とか、2乗して0になる0以外の数=超数 の話題も出して欲しかった。 数学の話題も出るが小学生でも理解出来るネタばかりなので、 数学嫌いでも恐れる必要はありません。 数学SFとしては、 四色問題の反例をでっち上げたマーチン・ガードナーより芸がない 簡単な文学寄りの作品ばかりなので、 単純なメタファーに感動出来る人は感動して下さい。 SF初心者に勧めるのに良いと解説者は言っているが、 こんなもん勧めんでも、 アシモフやクラークの短編集を素直に勧めればいいと思う。 | ||||
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形而上学的なギミックで読者を煙に巻こうとしているような印象を受けた。 センス・オブ・ワンダーが無い…とまでは言わないが寡少であるような… どこかで「きれいなイーガン」と言われていたが、その綺麗さゆえか 物語・設定に深みがない。表題の構成にも疑問がある。 地味な話が好きな人には向いているのかもしれない。 | ||||
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