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謎物語 (あるいは物語の謎)



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謎物語 (あるいは物語の謎)の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

北村さんのミステリに関するエッセイです!!

北村薫さんのミステリに関するエッセイで、
 北村さんのミステリ・・・特にトリック・・・に関する考え方、
 そして、ご自身の創作の秘密を開陳したような内容になっています。
 ミステリ限らず、数多くの文学書を読破し、その蓄積を基に、
 多くの作品を例に挙げ、明晰な頭脳で分析し、
 ミステリ、特にトリックに関する考え方を披露されているわけですから、
 面白くないわけがないのです・・・ただし少し上級者向けですけど!!・・。
 本書を読めば、北村さんがクイーンが好きなわけが何となく理解できるのです。
 そして、このエッセイがやがて謎の部屋、こわい部屋に結実すると思うのです。
謎物語 (あるいは物語の謎) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:謎物語 (あるいは物語の謎) (創元推理文庫)より
4488413080
No.1:
(4pt)

いざ、ミステリーの荒野へ

ミステリーについてのエッセイである。トリックについて、先例について、解説について、解釈について。避けて通れない話題を通りながらも、北村薫はやはり独特の道を通る。ずいぶんと遠い回り道をしながら、いいたい事は一章につきたいてい一つ。
トリックについて、作家はいつも手品の種明かしを見た子どものように「なあんだ。馬鹿みたい。」といわれる危険を携えている。「しかし、友よ。それは犯す値打ちのある冒険なのだ。」と自らの覚悟を語る。いや、それは作家の「愉しみ」なのである。
「見巧者としての解説者」の文章を見てミステリーを読むほうがよっぽど作品世界を味わえる、場合がある事を北村薫は「解説」してみせる。なるほど「ニコラスクインの静かな世界」を読んでみたい気になった。
ミステリーについて、本格推理について、氏のまがう事無き「愛情溢れた文章」を浴びて、まずはまたミステリーの荒野に赴かん。
謎物語―あるいは物語の謎 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:謎物語―あるいは物語の謎 (角川文庫)より
4043432062

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