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背中の蜘蛛



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【この小説が収録されている参考書籍】
背中の蜘蛛
背中の蜘蛛 (双葉文庫 ほ 10-03)

背中の蜘蛛の評価: 4.04/5点 レビュー 48件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21~37 2/2ページ
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No.17:
(5pt)

この怖さは今まで無かった‥

ごく普通の警察物ミステリーのような設えと淡々としたトーンで、読者をとてつもなく深くて広い「闇の世界」に引きずり込む書き手の筆力に舌を巻く。加えて、読後に残る虚無感と圧倒的な恐怖感は全く初めての経験で、知らずにテクノロジーに弄ばれる私達自身が哀れに思えてくる。NHK特集でやっていた「サイバー・ツイン』以上の怖さを感じた。
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No.16:
(4pt)

品質

新品みたいでした
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No.15:
(4pt)

でも最後は人間

殺人事件のタレコミによって、事件は解決の方向へと動くが、いったいどこからのタレコミなのか。
正直終盤の展開は、前半のうちに想像できるが、それでも著者らしい仕掛けを盛り込み、いくつかの展開を絡めて新しい警察の在り方を描いていく。
著者が得意な人間味あふれる描写もあるにはあるが、どうもムラがあり、犯人と関わってくる人物のふくらみが物足りない。
悪人の背景描写が消化不良もあり、後半はしりすぼみの感があるように思える。
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No.14:
(4pt)

さすがに面白かった

最新テクロノジーとAIを使ったサイバー捜査
ツボにハマりました。とても面白かったです。
ストーリー、構成、ややアップテンポな展開
途中まで星5つの予感でしたが、最後、人が死にすぎて
悲しい結末なので星-1、誉田作品でハッピーエンドは
難しかったかな。
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No.13:
(4pt)

現代社会

まさに現代ならではの警察小説です。
3章仕立てで章ごとに少しずつ時間経過していて、それぞれが密接に絡んでいきます。
昔ながらの足での捜査とIT技術を駆使した捜査との融合作品。
蜘蛛の実態を突きつけられた時、果たして本当にフィクションなのだろうかと恐怖を抱きました。
なかなか面白く興味深い一冊でした。
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No.12:
(5pt)

様々なプライバシーに触れることができるようになった現代社会において、警察の捜査はどうあるべきかを問う壮大な物語

テクノロジーの進化によって、様々なプライバシーに触れることができるようになった現代社会において、警察の捜査はどうあるべきかを問う、壮大な物語だった。

前半から中盤は、刑事課長である本宮を中心に、捜査一課の事件を取り扱っていくのだが、その中であるタレコミによって捜査は一気に進展する。

そのタレコミにはどんな意味があり、どんな真実が隠されているのか。警察の陰謀が明らかになっていく中盤から後半の展開に引き込まれた。

個人的には本宮と上山の関係性が好きだった。元上司と部下だが、今は立場が違いお互い何でも話せる間柄ではなくなった中で、情報漏えいを巡る駆け引きや干渉がどのように行われていくのか読み応えがあった。

どんなにテクノロジーが進化してもそれを扱うのは人間であり、恩恵に与るのも、悪用するのも、被害に遭うのも人間である。そんな人間の高潔さと身勝手さが微妙なバランスで描かれていたのがよかった。
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No.11:
(5pt)

多分これは真実の話

多分これはフィクションじゃなく現実であるような・・・気がしました

隠し事ができない世界がクリーンで明るいのかそれとも・・・
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No.10:
(4pt)

面白かった!この作家は嫌いだけど。

この作家って、要は強者=権力者に阿りへつらうカスなんだろうけど、作品の面白さは否定できないんだよなあ...
それが困ったところだ。ほんと困った人。表現ってほんと一筋縄じゃいかないな。

まあこの作家が職質受けた経験が無いことは間違いない。もしあるならば、作中登場人物のセリフに過ぎないとはいえ、あれほど無神経な記述が出来るはずがない。一度やられてみろって、職質。一生警察アレルギーになるから。
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No.9:
(4pt)

サイバー警察近未来図?

警視庁の極秘部署をめぐる警察小説。インターネット闇サイトの更に一段深くに潜むダークウェブ、その気になれは世界中のプライバシーを検索出来てしまう現代社会のサイバー技術を背景に置いてている。それなりにスキャンダラスで警鐘的な素材だ。
 ラストがややあっけない感じを受けた。特に、取調室で頑固な容疑者がカツ丼で落ちる(比喩です)的なエピソードは安易かな、と違和感を持った。
 直木賞候補作だが、果たして…
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No.8:
(5pt)

まるでドラマを視ているようなリアル充実感!

リアルな描写が素晴らしい。相当に取材して書いているのだろう。捜査の実態が手に取るように分かる。SSBC(捜査支援分析センター)が捜査の方向性を決める最新事情なども分かる。捜査官が爆殺された違法薬物仲介者の男を同情するのは分かるが、人間味ある若者であっても、薬物仲介者に同情するのはどうであろうか?薬物仲介業に手を染めた不幸を哀しむべきではないだろうか?それはともかく、登場人物は実に良く書けている。表現には露骨な性的描写などやや下品な表現もあるが、リアル感を増す効果がある。映画やドラマにぴったりな作品だ。別個の殺人事件が繋がるのが楽しみだ。作者は抜群のストーリーテラーだ。
表題の「背中の蜘蛛」とは、自分の側にいるのに気づかないこと、身近なところに犯罪の答えがあるのに気づかないことを言うのだろう。
この冬にお勧めの一冊だ。
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No.7:
(5pt)

とても!

いいヨ!
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No.6:
(5pt)

システムとそれを運用する人間との間に生じる対立、矛盾

誉田哲也さんの作品はどれも面白いのですが時々、重い部分と軽い/メチャメチャな部分のバランスが悪くなることがあるのがたまにキズだと感じていました。
その点、本作はそのバランスが取れていて、最後までストレスなく一気に読み通せます。
上山が所属するサイバー捜査部門が現実にどこまでこの作品に描かれたものと近いのかは私には分かりませんが、ある理想の下に作られたシステムとそれを運用する人間との間に生じる対立、矛盾は普遍的なテーマであり、それを主題とする本作は骨太で読み応えのある作品に仕上がっていると感じました。
人間描写も細かく、いつかこの作家の大長編を読んでみたいと思いました。
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No.5:
(4pt)

犯罪の裏にある哀しみ・痛みを感じた!

誉田哲也さんらしいスピード感のある小説でした。
社会に救いはあるのか?問われています。
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No.4:
(4pt)

面白かった

誉田さんの本はいつも楽しみに読んでいます。
題材は厳しいもの警察ものがおおいですが、いつもストーリーに引き込まれてしまいます。
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No.3:
(5pt)

誉田さんファンは勿論、警察小説が嫌いでなければ、是非読んでみて下さい!

超現実的な未来への警鐘と、誉田さんお得意の人情悲哀物語の2面に於いて、2面共に極上の神作品です(^-^*)/
発売前から知っていた作品でしたが、『誉田さんなのに姫川玲子シリーズでも歌舞伎町セブンシリーズでもなくてガッカリ(>_&lt;)』
『ついに、ここまできた――。前人未到、孤高の警察小説が誕生した!著者史上、もっとも尖った警察小説
』だなんて、大げさ過ぎる煽り文句だなと思ってましたが、

いやはや、ごめんなさい誉田さん。2大シリーズじゃないけど神作品でした。
煽り文句通りに、
『ついに、ここまできた――。前人未到、孤高の警察小説が誕生した!著者史上、もっとも尖った警察小説
』でした!

超現実的な未来への警鐘も、誉田さんお得意の人情悲哀物語でも、見事であり最高峰であり重厚な、是非オススメの神作品です!
個人的には、伊坂幸太郎さんの未来警鐘作品にも近いものを感じて、より面白く感じました。

誉田さんファンは勿論、警察小説が嫌いでなければ、是非読んでみて下さい!
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No.2:
(4pt)

ちょっとクセがありますが、楽しめました。

著者お得意の警察小説ですが、ストロベリーナイトシリーズを期待して読むとちょっと肩すかしを食います。
情報管理、監視社会、犯罪防止など最新の話題を、やや近未来的な警察組織を舞台に描いています。
実際に近い将来こういう監視社会になるかも、という可能性について肯定も否定もせずに小説として表現しており、個人的には面白く読めました。(ネットやシステムについてはややSF風ではありますが…)

ストーリーとしては陰惨な場面もあり、スッキリした読後感にはなりませんが、それぞれの場所で職務に忠実であろうと葛藤する刑事たちの存在は著者らしさと著者なりの理想像が感じられ、期待外れとは思いませんでした。
これまでの作風とは少々趣を異にしますが、一読の価値はあると思います。
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No.1:
(4pt)

キレがいいUp-to-dateな警察小説

「背中の蜘蛛」(誉田哲也 双葉社)を読みました。
 池袋で起きた刺殺事件が、あるタレコミによって解決。また、新木場で起きた爆殺事件も似たようなタレコミによって捜査陣は解決の糸口をつかみます。捜査側の管理官、本宮の視点、同じ警察側、上山の視点。そして次第に暗い姿を現しはじめる地球規模の<闇>。
 <第一部・裏切りの日々>は少し古風な雰囲気で始まり、紋切り型の登場人物がウロチョロして途中で読むのを止めることも考えましたが(笑)、次第に読ませる警察小説に変化していきました。「巧み」だと思います。
 ストーリーの根幹を書き進めてしまうとこの小説の持つテーマを暴露しかねませんので、難しい。この国のスリラーは、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を嚆矢として緩慢ながら変化していっているのだと思います。警察捜査もDNAにはじまり、ドローン、GPSなどのテクノロジーを抜きにして語ることはできなくなっていますね。今回は、現実世界を覆い尽くす「雲」、あるいはメタ・データがその主題にあり、そのことが引き起こす別の主題と向き合いながら、そのことへの「橋渡し」がうまく描かれているような気がします。その主題は誰もが「蔑ろ」にはできません。昨今の欧米のスリラーあるいはエスピオナージュではある意味当たり前に描写されている<小道具>に焦点を当てて、キレがいいUp-to-dateな警察小説に仕上がっていると思います。
 ディーン・クーンツの著作に沿って「闇が光として通用するこの危険な時代には、正義も不正も同じ顔をしている」と表される世界の中の「日本」という国もまた、<サイレント・コーナー>ではいられない時を迎えたことへの「警告の書」として読むこともできます。
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