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毒杯の囀り
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毒杯の囀りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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Paul Dohertyの『The Nightingale Gallery』(1991年)の翻訳。 歴史ミステリ作家として名高い著者による、14世紀ロンドンを舞台とした長編ミステリである。 主人公は托鉢修道士。なぜか検死官の助手的な役割を任されており、そのために死体・事件に出くわすことになる。 ミステリとしては、いいできだと思う。ただ、歴史ミステリというと、どうしても思い浮かぶあの作品との類似性が気になってしまう……。ただ、14世紀ということもあって難航・迷走する捜査の過程はおもしろい。 また、検死官の造形が独特。こんな上司に仕えるのは嫌だが、楽しそうでもある。 | ||||
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1377年、イングランドはロンドン。 不可解な殺人事件を追う二人組の物語。 事件を追うのは国王勅認検死官ジョン・クランストン卿。そして、彼の書記を務めるドミニコ会修道士アセルスタン。 しかし、コンビを組み始めたばかりの二人はぎくしゃくしていて…。 中世イングランドの生活感が生き生きと活写されたとても興味深い作品。 登場する人物も皆一癖も二癖もある人物ばかり。 大食漢で口が悪いけれど憎めない検死官ジョン卿と、真面目でスマートだけど禁じられた恋心に悶々と悩むアセルスタン修道士のデコボココンビがいい味を出しています。 トリックについては本格ミステリがお好きな方には物足りないかも。星4つはそれが理由ですが、私個人は大満足な作品です。 むしろこの作品は、中世ならではの事件背景などを楽しむのが一番だと思います。 | ||||
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中世イギリスが舞台のミステリでは、『修道士カドフェル』シリーズが有名ですが、クリーンでソフトな印象のピーターズに比べ、こちらのシリーズの迫力ある風俗描写からは、街の匂い(臭い)や喧騒までが伝わってくるようです。 下品で陽気な巨漢の検死官と、マジメな青年修道士(ヒルのダルジール警視とパスコーを彷彿とさせる)のコンビの関係も、人間臭く、味があります。 | ||||
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