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(短編集)

medium 霊媒探偵城塚翡翠



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【この小説が収録されている参考書籍】
medium 霊媒探偵城塚翡翠
medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫)

medium 霊媒探偵城塚翡翠の評価: 3.88/5点 レビュー 375件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 61~66 4/4ページ
No.6:
(1pt)

トリックと相棒がくっ付いた感じ。

辛口です…すみません。

私からして、これはミステリーでは無い。
ネタバレ含むけど、まるでトリックを見てる気分だ。
殺人内容も、相棒に出てくるようなものだった。
最後オチもあるあるでした。
ジャケットのイラストが、可愛かったから買ったけど、中身は騙されましたかね。

好きな人にはハマるんでは無いでしょうか?
私には、響きませんでした。
medium 霊媒探偵城塚翡翠Amazon書評・レビュー:medium 霊媒探偵城塚翡翠より
406517094X
No.5:
(2pt)

作家の他の著書に興味が無くなるレベル(長文)

大前提として、全ての作品は客を楽しませる事に対価が支払われるはずです。
しかし自分は不快でした。
推理物の場合、読者の推理が当たっても満足感があるでしょうし、
当たったと思わせておいてまんまと騙され、その悔しさに爽快感を
覚える…なんてのも読者が求める事でしょう。
むしろ騙されたい・作家の天才性に膝を打ちたい、
流石だと称賛したい欲求も推理ファンの側面と認識しています。

でも掌の上での転がし方に嫌悪感を覚えました。
謳い文句・他レビューでも察する事ができるので
ドンデン返し云々はどちらでも構いません。
自分も中盤までの情報でドンデン返しが複数あると察しましたが、
そんな事は自慢にもありません。
断っておきますが騙してくれなかったから程度が低いという主張ではなく、
予めのメタ情報もあれば他の読者も気付けるというだけですし。
他の方も言っているそのままですが、
そのドンデン返しまで退屈なのにも関わらず、
返される前提だから読破する気が保てた印象です。

出し抜いていたと思っていた側が掌の上で転がされていた。
それが想定できてしまっていても若い読者には未経験で価値のある
体験でしょうし、類似作品を知っていても中身が良ければ
逆転の爽快感を味わう事ができる価値ある作品と称賛できたはずです。
ラノベにしろそうでないにしろキャラが問われる時代、
逆転し上から目線に豹変するのも爽快感の一助となるテンプレ表現
として一部の層には好かれるのでしょう。
ただその割には的外れで必要以上に下品な煽りが多く、
(伏線だったのは途中までで勘付いていたとしても)
謎の解決を知るのを放棄してでも本を閉じたくなる程でした。

あざとい演技は同性からは気持ち悪がられるけど
男性は簡単に騙される旨の発言、
(地の文で嘘を記述する必要が無い前提とすると)
「彼」がそういう意味での誘惑に乗ってはいなかったのは
読者からは明白に判ります。
なのに上から目線になっている事に冷めます。
キャラも自分で気持ち悪い演技だと
明言している通り、立場として作者自身が嫌がる側の割に
冒頭からあざとい表現があり、挑発自体が目的だと確信はできます。
読者としても各所で作家自身が気持ち悪くなってもおかしく無い様な、
男性だけに都合の良い描写の連続に違和感があったので、
理由が明かされて納得ではあります。
だとすると宣伝文句の可愛いは擁護と捉える他ありません。
まるで、現実のそういう人柄の人を悪者にしたいかの様な、
そういう人柄を好む異性を馬鹿にしたい様な、
著者は実はそう思っていない可能性もありますが、
ゼロベースで浮かぶ発想ではなく、そう思われた時点で同じです。
性別どうこうは自分には重要ではありませんが、
著者が読者を馬鹿にしている感じは以下の点の方が強かったです。

最後に悪人を論破(…の様な事)する。
胸がすく、万人に好まれる展開のはず。
その際に犯人に横柄になるだけならキャラを嫌いならず応援すらします。
要は推理合戦。ある意味作者と読者の対決で醍醐味とも言えます。
ただここでも作者の読者に対する不満を、キャラの口を借りて言わせている
様に思えて残念です。
どんなに細かい情報でも全て検討して推理すればできるでしょう、と。
それもしてないのに文句ばかり言うな、と作中の悪を貶める訳ですが、
どうにも過去に著者がネットで批判された事に対して反論でもしてるかの
文体だと疑心暗鬼になる程度でした(調べる気も起きませんが)。
その事から、本作にも大掛かりな仕掛けが登場しない言い訳を
している?と感じ始め、
仮に事実と違くてもそう言う連想ができる構成に思えてなりません。
「読者の質が悪いから地味でも緻密な作品が売れないのだ」と言わんばかり。
自分も派手なトリックを求めてこの作品を買ったわけではありませんが、
何に価値を見出すかは客の好き好きですよね?
派手で凄いトリックがあるに越した事はないと言う人は
客観的な意見ではないでしょうか?
作者のコメントじゃないにしろ、細かい事から推理できなかった真犯人を
馬鹿にする「推理小説で言う解決編に行っていい?思考放棄する?」旨の
問いかけが、一部価値観の異なる読者をも挑発にしてる様に思えます。
ええ、全ての文章を記憶できない読者より、一日中自分の作品に向かい合っている
著者の方が推理において優っています。
ですが自分は読者として求めているのは驚きであって、
マウントを取られる事ではないのです。
自分は質の悪い読者です。
何故なら、推理小説以外にも娯楽も仕事も多く、
一つの趣味にじっくり取り組めない…時代的にそんな人間も多いのでは。
その場合、驚くに値しない地味な論理を全文読む気になれません。
この作品の驚嘆点は物語的な展開だけです。
推理に破綻はありませんが、読む気にさせてもらえませんでした。
作中でも、いや、日常の謎というジャンルがある!との主張がありましたが、
自分は日常の謎でもっと面白くできている作家を知っています。
medium 霊媒探偵城塚翡翠Amazon書評・レビュー:medium 霊媒探偵城塚翡翠より
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No.4:
(1pt)

かなり後味の悪い作品です(ネタバレ注意)

このミス他の2019年の評価が高かったので年末年始に一読致しました。確かに物語の「構成」としては、数段重ねで工夫していると思います。但し、勘の良い読者なら途中で気付く方も多いかと。小生も、途中から「嫌な」予感がしていて(最終話手前ではほぼ確信に変わりましたが…)、正直、当たってしまいました。違和感のあった一つが、女性主人公のイメージと表紙の絵の乖離です。意図的かもしれませんが、これはかなりの暗示となっています。多重的な推理をめくって行く構成には敬服致しますが、最終話では、悪い予感が当たってしまったショックに加え、作戦とは言え全く品性のない解説が延々と続き、かなりウンザリしてしまいました。正直、後味は最悪に近かったです。
論理性や意外性を追求する本格的なミステリーファンより見れば、なかなかやりおるとの評価となるかもしれませんが、小生の様な凡百の読者は、フィクションに関しては、主人公にある程度、感情移入しながら楽しみたいものです(これも意図的と思いますが、ラノベ風味も交じっていたので、本作は特にそう思っていました)。
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No.3:
(2pt)

途中で真犯人に気付きます

頭の悪い現代版オトコと狡猾オンナの繰り広げるストーリー。推理モノを読み慣れてる人なら早々にカラクリに気付きます。
一応連作集になっていますが、どの事件も割と退屈。終章で「実はこうこうこうでした!」ってどんでん返しを登場人物が延々と語るのはどうにも好かない。
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No.2:
(2pt)

好みではなかった

仕掛けはすごい

※ネタバレ含むかも※

ただその他の部分、主にキャラやミステリ・謎解きの部分では魅力は皆無でした
終盤の翡翠の口調がすごく気持ち悪い
カマトト、性格の悪い美少女、裏表、ギャップ、そういう面を書きたかったんですよね
けれどカマトト〜などが嫌いという意味ではなく、品のない口調でだいなし
嫌な女をいい感じに、それでも魅力的に書けていないってこの作品の見所をだいなしにしてると思う

かといってそれまでの翡翠が魅力的だったのかというとそうでもなく
それまでのミステリもつまらない
仕掛け以外で面白いところはなかった

すごいと言われる理由は理解しているしわかる
つまり、自分の好みではなかった
それでも大絶賛だとか発狂するほどのものなのかは疑問が残る
medium 霊媒探偵城塚翡翠Amazon書評・レビュー:medium 霊媒探偵城塚翡翠より
406517094X
No.1:
(2pt)

ネタバレ・辛口注意です

この方の作品を読むのは初めてで、レビューやSNSで大絶賛されていたので購入しました……が、推理小説が好きで色々な推理小説をよく読む人(または二時間サスペンスでテレビ欄を見て犯人を予想する人)は、タイトルとあらすじを見て犯人の目星がつくのではないでしょうか? 読み始めて暫くして「あぁー……やっぱり、そうなる?」となり、第一話のインタールードを目にして目星が確信へと……。『このトリックは本物です』や『覆される快感』『大どんでん返し!』等と称賛の嵐だったので、まさかこんな推理小説の定石通りでは終わらないだろうと期待をして読み進めていけば、段々と嫌な予感が……まさかまさかの期待を裏切ってくれないまま終了……。
“霊視”で知り得た現象・犯人を伝えて推理をしていくのですが、どの事件もどこかで読んだ、見たようなトリックと動機で真新しさがありません。一話に割けるページ数と登場人物が少ないのですぐに犯人もトリックも分かります。(今作の根底はそこには無いと思いますが……)最後に期待した大どんでん返しも無いまま……肩透かしを食らいました。
それに、“彼女”のキャラクターですが、某ゲームの紫髪の(自称)後輩系デビルヒロインを彷彿とさせます……性格と言動、口調が……嫌いではないですが、ここまで似てると……違うとは思うけれど、あのキャラをイメージしてる? となってしまいました。
全体のストーリーは悪くはないので、ミステリ小説ではなく、ライトノベル感覚で読めば星4でしたが、如何せん過剰な宣伝にミステリ小説としての期待値を上げてしまったので、その分の落差が……。『令和元年最驚の謎』と過剰な宣伝文句が書かれた帯とレビューを見ずに、この作品と出会っておきたかったです。
medium 霊媒探偵城塚翡翠Amazon書評・レビュー:medium 霊媒探偵城塚翡翠より
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