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名探偵の密室
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名探偵の密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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いまいち | ||||
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面白くないわけではないが、10ページも読めば「密室」ではなく「監禁」であることがすぐわかる。(自称)探偵が死体+5人の男女とホテルの一室に閉じ込められた。そこから新たな殺人ゲームが始まるわけで、こういうセンセーショナルな売り方をしなければそれなりに面白い。フーダニットといえるほどのヒントも出てこないが犯人はなんとなくわかってしまう。ロンドン大学の修士論文として書かれた作品ということなので今後に期待。早川書房のサイトに「ミステリに慣れ親しんだ方こそ結末に驚かれるかもしれません」と書いてあることに私は驚いた。 | ||||
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ヴァイオレントなスリラーを読んでばかりいましたので、気分転換とバランスを取るためベタなタイトルのパズラーを読むことになりました。「名探偵の密室("Guess Who")」(クリス・マクジョージ 早川書房)を読了。 かつての少年名探偵が目を覚ますとロンドンのホテルの一室。密室状態の部屋の中には、いわくありげな5人の容疑者と一人の死体が残されており、馬のマスクの男から3時間以内に犯人を見つけなければ、ホテルごと吹き飛ばすとの脅迫を受けます。 原題が"Guess Who"ですから、正にフーダニットですが、そのためにはまずホワイダニットを明らかにする必要がありますね。因みに、この日本語タイトルは、扇情的です。「かつて名探偵と呼ばれた主人公が密室で目を覚ました」という意味を要約しています(笑)まあ、パズラーですから、これ以上深くストーリーを語ることはやめておきます。 嘘をついているのは誰?ミスリード。マクガフィン。善意と案山子。ロンドンのど真ん中。マグダラのマリアは?依存症の離脱症状。タランティーノの「レザボア・ドックス」。映画のトレーラー風にショットを重ねるのもいい加減このぐらいにして。 特異なアイディアは目を引きますが、不条理ミステリーと言えるほどの「香気」もなく、シチュエーション・コメディほど「笑い」があるわけでもなく、新人作家の「習作」のような印象だと思います。特に「過去の事件」とそれに纏わるエピソードが、稚拙だと感じました。トリッキーでもありません。事件が明らかになった最後10分の1ぐらいからが、実は素敵でした。作者は、古典的なパズラーよりも実はSASを題材にしたようなアクション・スリラーが書ける作家なのではないでしょうか? 心に悪魔を飼っていない男は、男とは呼べない?男たちの物語を創作してほしい。 | ||||
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