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名探偵の密室



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【この小説が収録されている参考書籍】
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

名探偵の密室の評価: 3.17/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

名探偵は登場しない

犯人は推理で見つかるわけではないし、
主人公がよほどのバカでなければ心当たりでわかるはず。
金持ちの復讐ってだけで特に面白いわけでもない。
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.5:
(2pt)

いまいち

いまいち
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.4:
(5pt)

今後も期待です

誰が犯人か、殺人を犯した犯人と、密室に閉じ込めた犯人をそれぞれ解き明かしていきます。殺人を犯した犯人は途中からうっすらと気がつくことができるかもしれませんが、密室に閉じ込めた犯人は最後まで読まないとわかりません。そういった意味では途中で犯人がわかってしまって、つまらなくなるということがないと思います。欲を言えば、子どもの頃の有名になったエピソードをもう少し丁寧に書いてくれてたら言うことなしですが、面白かったのと今作品が一作目ということもあり、今後に期待の作家です。
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.3:
(2pt)

修士論文として書かれた作品ということなので今後に期待

面白くないわけではないが、10ページも読めば「密室」ではなく「監禁」であることがすぐわかる。(自称)探偵が死体+5人の男女とホテルの一室に閉じ込められた。そこから新たな殺人ゲームが始まるわけで、こういうセンセーショナルな売り方をしなければそれなりに面白い。フーダニットといえるほどのヒントも出てこないが犯人はなんとなくわかってしまう。ロンドン大学の修士論文として書かれた作品ということなので今後に期待。早川書房のサイトに「ミステリに慣れ親しんだ方こそ結末に驚かれるかもしれません」と書いてあることに私は驚いた。
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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No.2:
(5pt)

新本格からのズラしのうまさ

ホテルに探偵が閉じ込められて同じく閉じ込められた5人の中から殺人犯を3時間以内に探す……

あらすじを読み、もうこれ新本格じゃん!と思っていたのですが、ふつう、トリックの解明であっとうならせてくれる新本格に対して、本書はその先にクライマックスがきます。現在と過去を交互に入れて、信用できない語り手の雰囲気を煽っていく手法や、ちょっと予想外の決着。ミステリを読み慣れた人ほど、驚きがあるのではないでしょうか。

テレビタレントとして「名探偵」をしているという設定も新鮮で、それがホワイダニットに深く関係もしてくるというのも巧いなあ。共感や尊敬ができる探偵ではないですが、そういう彼を語り手にしたことそのものが仕掛けの一部なので、うーん、一読して、また再読したんですが、思ったよりずっとよく練られた作品だと思いました。もちろん一読目は、けっこう笑いながら(馬の被り物の男が出てきたところとか、ファイト・クラブ化するところとか)、こいつらマジかw とゲラゲラ楽しめます。

イギリスから変テコな(←褒めてる)若手がデビューしたもんだと言祝ぎたい。次作がトンネルから一人だけ生還した大学生のリーガル本格らしいので、それも読んでみたいです。
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No.1:
(2pt)

「習作」だと思います

ヴァイオレントなスリラーを読んでばかりいましたので、気分転換とバランスを取るためベタなタイトルのパズラーを読むことになりました。「名探偵の密室("Guess Who")」(クリス・マクジョージ 早川書房)を読了。
 かつての少年名探偵が目を覚ますとロンドンのホテルの一室。密室状態の部屋の中には、いわくありげな5人の容疑者と一人の死体が残されており、馬のマスクの男から3時間以内に犯人を見つけなければ、ホテルごと吹き飛ばすとの脅迫を受けます。
 原題が"Guess Who"ですから、正にフーダニットですが、そのためにはまずホワイダニットを明らかにする必要がありますね。因みに、この日本語タイトルは、扇情的です。「かつて名探偵と呼ばれた主人公が密室で目を覚ました」という意味を要約しています(笑)まあ、パズラーですから、これ以上深くストーリーを語ることはやめておきます。
 嘘をついているのは誰?ミスリード。マクガフィン。善意と案山子。ロンドンのど真ん中。マグダラのマリアは?依存症の離脱症状。タランティーノの「レザボア・ドックス」。映画のトレーラー風にショットを重ねるのもいい加減このぐらいにして。

 特異なアイディアは目を引きますが、不条理ミステリーと言えるほどの「香気」もなく、シチュエーション・コメディほど「笑い」があるわけでもなく、新人作家の「習作」のような印象だと思います。特に「過去の事件」とそれに纏わるエピソードが、稚拙だと感じました。トリッキーでもありません。事件が明らかになった最後10分の1ぐらいからが、実は素敵でした。作者は、古典的なパズラーよりも実はSASを題材にしたようなアクション・スリラーが書ける作家なのではないでしょうか?
 心に悪魔を飼っていない男は、男とは呼べない?男たちの物語を創作してほしい。
名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:名探偵の密室 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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