ボーン・コレクター

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ボーン・コレクターの評価:

4.11/5点 レビュー 91件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全165件 81〜100 5/9ページ
No.85
(5pt)

『ハンニバル』の勝ち


ハンニバルのシリーズを読み終えて、また極上のミステリーが読みたかったので、
『このミス』で上位にランクされている当書を選びました。

読み終えた感想は、
「おっ…おぞましい。」

物語とは言え「やめてあげて」…と言いたくなる描写がいくつか。
でも文句なく面白いです。
次の『ライム・シリーズ』もきっと読みます。

ただ、★5つですが、わたしにとっては『ハンニバル』が勝ちでした。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.84
(3pt)

スピーディな展開と登場人物の魅力で読ませる。

週刊ブックレビューで作者のインタビューを見て、その創作の秘密に興味を惹かれたので読んでみました。ということなのでジェフリー・ディーバーの本を読むのは初めてです。なるほど読者をストーリーに引き込んでいくスピーディな展開は1級品のエンタテインメントだと思いました。ただし、現場から収集してきた微細な痕跡からリンカーン・ライムが分析して導きだす推理には「そんなことまで解るわけないじゃん!」と言いたくなる。そんな突っ込みどころ満載でも読ませるのは、スピード感ある語り口の勢いと、ライムと女巡査サックスなど登場人物たちキャラクターの魅力でしょう。あっさりとサックスがライムに惹かれていくのは、ちょと性急な感じもするが、これもスピード感か?なかなか楽しめる本作ですが、カットバックで描かれる犯人による被害者への克明な残酷描写には閉口。「羊たちの沈黙」から何年もたって、今さら猟奇的な犯行をそのまんまリアルに描いても新鮮味もないし面白くもないと思うのだが。猟奇もの好きなマニアックな読者以外にはお薦めできない残酷描写が残念です。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.83
(3pt)

スピーディな展開と登場人物の魅力で読ませる。

週刊ブックレビューで作者のインタビューを見て、その創作の秘密に興味を惹かれたので読んでみました。ということなのでジェフリー・ディーバーの本を読むのは初めてです。なるほど読者をストーリーに引き込んでいくスピーディな展開は1級品のエンタテインメントだと思いました。ただし、現場から収集してきた微細な痕跡からリンカーン・ライムが分析して導きだす推理には「そんなことまで解るわけないじゃん!」と言いたくなる。そんな突っ込みどころ満載でも読ませるのは、スピード感ある語り口の勢いと、ライムと女巡査サックスなど登場人物たちキャラクターの魅力でしょう。あっさりとサックスがライムに惹かれていくのは、ちょと性急な感じもするが、これもスピード感か?なかなか楽しめる本作ですが、カットバックで描かれる犯人による被害者への克明な残酷描写には閉口。「羊たちの沈黙」から何年もたって、今さら猟奇的な犯行をそのまんまリアルに描いても新鮮味もないし面白くもないと思うのだが。猟奇もの好きなマニアックな読者以外にはお薦めできない残酷描写が残念です。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.82
(3pt)

スピーディな展開と登場人物の魅力で読ませる。

週刊ブックレビューで作者のインタビューを見て、その創作の秘密に興味を惹かれたので読んでみました。ということなのでジェフリー・ディーバーの本を読むのは初めてです。なるほど読者をストーリーに引き込んでいくスピーディな展開は1級品のエンタテインメントだと思いました。ただし、現場から収集してきた微細な痕跡からリンカーン・ライムが分析して導きだす推理には「そんなことまで解るわけないじゃん!」と言いたくなる。そんな突っ込みどころ満載でも読ませるのは、スピード感ある語り口の勢いと、ライムと女巡査サックスなど登場人物たちキャラクターの魅力でしょう。あっさりとサックスがライムに惹かれていくのは、ちょと性急な感じもするが、これもスピード感か?なかなか楽しめる本作ですが、カットバックで描かれる犯人による被害者への克明な残酷描写には閉口。「羊たちの沈黙」から何年もたって、今さら猟奇的な犯行をそのまんまリアルに描いても新鮮味もないし面白くもないと思うのだが。猟奇もの好きなマニアックな読者以外にはお薦めできない残酷描写が残念です。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.81
(5pt)

映画との比較もアリ

本の方を先に読んでいれば…と後悔している方も多いようですが、私はリンカーン・ライムのシリーズも知らなかったので映画を先に観ました。映画は何度も繰り返して観たくなる傑作サスペンスです。元モデルの警察官という役柄をアンジェリーナ・ジョリーが演じていたのも良かったです。後半、原作は犯人やライムの事故、アメリアとの関係などが映画と少しずつ違うので、比較してみるのも良いです。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.80
(5pt)

映画との比較もアリ

本の方を先に読んでいれば…と後悔している方も多いようですが、私はリンカーン・ライムのシリーズも知らなかったので映画を先に観ました。映画は何度も繰り返して観たくなる傑作サスペンスです。元モデルの警察官という役柄をアンジェリーナ・ジョリーが演じていたのも良かったです。後半、原作は犯人やライムの事故、アメリアとの関係などが映画と少しずつ違うので、比較してみるのも良いです。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.79
(5pt)

映画との比較もアリ

本の方を先に読んでいれば…と後悔している方も多いようですが、私はリンカーン・ライムのシリーズも知らなかったので映画を先に観ました。映画は何度も繰り返して観たくなる傑作サスペンスです。元モデルの警察官という役柄をアンジェリーナ・ジョリーが演じていたのも良かったです。後半、原作は犯人やライムの事故、アメリアとの関係などが映画と少しずつ違うので、比較してみるのも良いです。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.78
(5pt)

シリーズ化の原点には相応しい第1作

随分前に、映画を見ていたので中々手が出なかったのだけどリンカーン・ライムシリーズを読み始めるには避けては通れない第1作目だと思い、読み始めた。素直に言えば、映画よりずっと面白かった。何より、リンカーンとサックスの心を通わせて行く過程がやはり映画という限られた時間内では描ききれるはずもなくちゃんと読み手に伝わってくる。四肢麻痺障害という、生きているのが辛い状況で自殺さえ自分で出来ない惨めさを辛らつに語るリンカーン。そして、最後の方の出来事でリンカーンのその気持ちを本当に理解したサックス。犯人の残した手がかりを、必死に追いながら被害者を救うために奔走する。以外な犯人像には、あぁ、映画を見なければ、もっと楽しめたのに・・・とつくづくと思いつつ。これから後に続くシリーズを読むのが楽しみなスタートを切るには相応しい1作であったと思う。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.77
(5pt)

シリーズ化の原点には相応しい第1作

随分前に、映画を見ていたので中々手が出なかったのだけどリンカーン・ライムシリーズを読み始めるには避けては通れない第1作目だと思い、読み始めた。素直に言えば、映画よりずっと面白かった。何より、リンカーンとサックスの心を通わせて行く過程がやはり映画という限られた時間内では描ききれるはずもなくちゃんと読み手に伝わってくる。四肢麻痺障害という、生きているのが辛い状況で自殺さえ自分で出来ない惨めさを辛らつに語るリンカーン。そして、最後の方の出来事でリンカーンのその気持ちを本当に理解したサックス。犯人の残した手がかりを、必死に追いながら被害者を救うために奔走する。以外な犯人像には、あぁ、映画を見なければ、もっと楽しめたのに・・・とつくづくと思いつつ。これから後に続くシリーズを読むのが楽しみなスタートを切るには相応しい1作であったと思う。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.76
(5pt)

シリーズ化の原点には相応しい第1作

随分前に、映画を見ていたので中々手が出なかったのだけどリンカーン・ライムシリーズを読み始めるには避けては通れない第1作目だと思い、読み始めた。素直に言えば、映画よりずっと面白かった。何より、リンカーンとサックスの心を通わせて行く過程がやはり映画という限られた時間内では描ききれるはずもなくちゃんと読み手に伝わってくる。四肢麻痺障害という、生きているのが辛い状況で自殺さえ自分で出来ない惨めさを辛らつに語るリンカーン。そして、最後の方の出来事でリンカーンのその気持ちを本当に理解したサックス。犯人の残した手がかりを、必死に追いながら被害者を救うために奔走する。以外な犯人像には、あぁ、映画を見なければ、もっと楽しめたのに・・・とつくづくと思いつつ。これから後に続くシリーズを読むのが楽しみなスタートを切るには相応しい1作であったと思う。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.75
(4pt)

忙しいときに読んではいけない本

ジェットコースターサスペンスという看板に偽り無し。読んでいくうちにずるずると引き込まれ、気がつけば徹夜で読み終えてしまう類の本。
他に多くの人がレビューを書いていることだし多くは語らないが、ひとつだけ。
「この犯人のどこがボーン・コレクターなんだよ!」
とケチをつけたくなったのは私だけではないはず。
意外な犯人を演出することに腐心するあまり、それまでのストーリーをどっちらけにしてしまっている感が。
あと、天才的とはいえこうも性格の悪い(失礼)主人公に、ぞろぞろ信頼する仲間が集まってくるというのはいかにも都合が良すぎるのではないかと。そのへんが響いて☆-1。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.74
(4pt)

忙しいときに読んではいけない本

ジェットコースターサスペンスという看板に偽り無し。読んでいくうちにずるずると引き込まれ、気がつけば徹夜で読み終えてしまう類の本。
他に多くの人がレビューを書いていることだし多くは語らないが、ひとつだけ。
「この犯人のどこがボーン・コレクターなんだよ!」
とケチをつけたくなったのは私だけではないはず。
意外な犯人を演出することに腐心するあまり、それまでのストーリーをどっちらけにしてしまっている感が。
あと、天才的とはいえこうも性格の悪い(失礼)主人公に、ぞろぞろ信頼する仲間が集まってくるというのはいかにも都合が良すぎるのではないかと。そのへんが響いて☆-1。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.73
(4pt)

忙しいときに読んではいけない本

ジェットコースターサスペンスという看板に偽り無し。読んでいくうちにずるずると引き込まれ、気がつけば徹夜で読み終えてしまう類の本。
他に多くの人がレビューを書いていることだし多くは語らないが、ひとつだけ。
「この犯人のどこがボーン・コレクターなんだよ!」
とケチをつけたくなったのは私だけではないはず。
意外な犯人を演出することに腐心するあまり、それまでのストーリーをどっちらけにしてしまっている感が。
あと、天才的とはいえこうも性格の悪い(失礼)主人公に、ぞろぞろ信頼する仲間が集まってくるというのはいかにも都合が良すぎるのではないかと。そのへんが響いて☆-1。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.72
(3pt)

徹夜必須!

映画の評判とは裏腹に原作の評価がとても高いリンカーンライムシリーズの第一弾。
このシリーズの面白い所は主人公が動く事ができないという状況に対して、犯人はそ
れを嘲笑うかのようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと神出鬼没な存在だという
こと。
まるでオセロ。物語も逆転の繰り返しで最後のオチがいつも楽しみで仕方ない。
こういう話は主人公はもちろんの事、悪がどれだけ魅力的に描かれているかが重要だ
と思う。全シリーズの中でもやはり最初のボーンコレクターはかなりイカれている。
サイコサスペンスといった雰囲気を一番出してくれているのもこの物語だ。
シリーズ化していくとそういった味わいは少しづつ薄れてくる。つまらないわけじゃない。
逆に飽きが来ないというべきだろう。個人的にはこの次の「コフィン・ダンサー」という作
品が大好きなのでボーンコレクターはその序章としてみてしまう。徹夜して本を読んでいた
いという人には是非おススメしたい。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.71
(3pt)

徹夜必須!

映画の評判とは裏腹に原作の評価がとても高いリンカーンライムシリーズの第一弾。
このシリーズの面白い所は主人公が動く事ができないという状況に対して、犯人はそ
れを嘲笑うかのようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと神出鬼没な存在だという
こと。
まるでオセロ。物語も逆転の繰り返しで最後のオチがいつも楽しみで仕方ない。
こういう話は主人公はもちろんの事、悪がどれだけ魅力的に描かれているかが重要だ
と思う。全シリーズの中でもやはり最初のボーンコレクターはかなりイカれている。
サイコサスペンスといった雰囲気を一番出してくれているのもこの物語だ。
シリーズ化していくとそういった味わいは少しづつ薄れてくる。つまらないわけじゃない。
逆に飽きが来ないというべきだろう。個人的にはこの次の「コフィン・ダンサー」という作
品が大好きなのでボーンコレクターはその序章としてみてしまう。徹夜して本を読んでいた
いという人には是非おススメしたい。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.70
(3pt)

徹夜必須!

映画の評判とは裏腹に原作の評価がとても高いリンカーンライムシリーズの第一弾。
このシリーズの面白い所は主人公が動く事ができないという状況に対して、犯人はそ
れを嘲笑うかのようにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと神出鬼没な存在だという
こと。
まるでオセロ。物語も逆転の繰り返しで最後のオチがいつも楽しみで仕方ない。
こういう話は主人公はもちろんの事、悪がどれだけ魅力的に描かれているかが重要だ
と思う。全シリーズの中でもやはり最初のボーンコレクターはかなりイカれている。
サイコサスペンスといった雰囲気を一番出してくれているのもこの物語だ。
シリーズ化していくとそういった味わいは少しづつ薄れてくる。つまらないわけじゃない。
逆に飽きが来ないというべきだろう。個人的にはこの次の「コフィン・ダンサー」という作
品が大好きなのでボーンコレクターはその序章としてみてしまう。徹夜して本を読んでいた
いという人には是非おススメしたい。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.69
(4pt)

究極の安楽椅子探偵

ニューヨークの空港からタクシーに乗った男女二人組が、誘拐された。
そのときニューヨークでは国連の大会が開かれる準備が進められており、そのただなかで起こった誘拐事件は大きな関心を引いた。その後、なんらかの取り引きの連絡がないまま、男が生きたまま埋められて死亡しているのが見つかった。その指は肉がはぎ取られ、もう一人の女性がしていたはずの指輪がはめられていた。
事件は連続誘拐事件へと発展するが、必ず現場には次の現場へのヒントが隠されている。そんな不可解な事件の捜査に引っ張り出されたのが、数年前に捜査の途中に遭った事故で四肢がすべてマヒしてしまったリンカーン・ライム。彼が動かせるのは、首と左手の薬指だけだ。すなわち、究極の「安楽椅子探偵」といえる。
その安楽椅子探偵にさまざまな情報をもたらすのは、鑑識の知識などまったくない女性のサックス巡査。気難しいライムと、それに反発するサックスだが、事件を通して少しずつ心を通わせる様子がうかがえる。
捜査は、さまざまな科学捜査によって行われる。(機器がライムの寝室に運ばれている)。そのため、読者がトリックや犯人を推測するといった余地はない。骨に執着する犯人と、彼を追うライムたちの動き、そして時には被害者の視点から書かれた文章をひたすら追うのである。エグくてグロい描写も多いが、登場人物が魅力的でついつい引き込まれるように最後まで読んでしまう。
ボーン・コレクター Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクターより
4163186603
No.68
(4pt)

究極の安楽椅子探偵

ニューヨークの空港からタクシーに乗った男女二人組が、誘拐された。
そのときニューヨークでは国連の大会が開かれる準備が進められており、そのただなかで起こった誘拐事件は大きな関心を引いた。その後、なんらかの取り引きの連絡がないまま、男が生きたまま埋められて死亡しているのが見つかった。その指は肉がはぎ取られ、もう一人の女性がしていたはずの指輪がはめられていた。
事件は連続誘拐事件へと発展するが、必ず現場には次の現場へのヒントが隠されている。そんな不可解な事件の捜査に引っ張り出されたのが、数年前に捜査の途中に遭った事故で四肢がすべてマヒしてしまったリンカーン・ライム。彼が動かせるのは、首と左手の薬指だけだ。すなわち、究極の「安楽椅子探偵」といえる。
その安楽椅子探偵にさまざまな情報をもたらすのは、鑑識の知識などまったくない女性のサックス巡査。気難しいライムと、それに反発するサックスだが、事件を通して少しずつ心を通わせる様子がうかがえる。
捜査は、さまざまな科学捜査によって行われる。(機器がライムの寝室に運ばれている)。そのため、読者がトリックや犯人を推測するといった余地はない。骨に執着する犯人と、彼を追うライムたちの動き、そして時には被害者の視点から書かれた文章をひたすら追うのである。エグくてグロい描写も多いが、登場人物が魅力的でついつい引き込まれるように最後まで読んでしまう。
ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)より
4167661357
No.67
(4pt)

究極の安楽椅子探偵

ニューヨークの空港からタクシーに乗った男女二人組が、誘拐された。
そのときニューヨークでは国連の大会が開かれる準備が進められており、そのただなかで起こった誘拐事件は大きな関心を引いた。その後、なんらかの取り引きの連絡がないまま、男が生きたまま埋められて死亡しているのが見つかった。その指は肉がはぎ取られ、もう一人の女性がしていたはずの指輪がはめられていた。
事件は連続誘拐事件へと発展するが、必ず現場には次の現場へのヒントが隠されている。そんな不可解な事件の捜査に引っ張り出されたのが、数年前に捜査の途中に遭った事故で四肢がすべてマヒしてしまったリンカーン・ライム。彼が動かせるのは、首と左手の薬指だけだ。すなわち、究極の「安楽椅子探偵」といえる。
その安楽椅子探偵にさまざまな情報をもたらすのは、鑑識の知識などまったくない女性のサックス巡査。気難しいライムと、それに反発するサックスだが、事件を通して少しずつ心を通わせる様子がうかがえる。
捜査は、さまざまな科学捜査によって行われる。(機器がライムの寝室に運ばれている)。そのため、読者がトリックや犯人を推測するといった余地はない。骨に執着する犯人と、彼を追うライムたちの動き、そして時には被害者の視点から書かれた文章をひたすら追うのである。エグくてグロい描写も多いが、登場人物が魅力的でついつい引き込まれるように最後まで読んでしまう。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349
No.66
(4pt)

もう少しで★5つ

本書は、1997年に発表された
<リンカーン・ライム>シリーズの第1作です。
物語の舞台は、ニューヨーク。
ここで猟奇的殺人事件が発生し、
市警察は、元中央科学捜査部長のリンカーン・ライムに捜査を依頼します。
彼は、捜査中に事故に遭い、
四肢麻痺となっていましたが、明晰な頭脳は健在でした。
手足となって協力するアメリア・サックス巡査の収集する微細な証拠物件から、
科学捜査方法を駆使して、犯人を追い詰めて行きます。
この作品の特徴は、
「ジェットコースター・サスペンス」とも呼ばれる、
息をもつかせぬスピーディーなストーリー展開にあります。
上・下巻に及ぶ物語も長さを全く感じさせません。
「このミステリーがすごい!」の「ベスト・オブ・ベスト」で
第3位に選ばれているのも納得のいくところです。
ただ、少し残念な点があります。
思えば、この作品が発表された1990年代は、
映画「羊たちの沈黙」(1991年公開)の成功で、
小説や映画で、猟奇的殺人を題材とした作品が
数多く発表された時代でありました。
そうした中で、「猟奇的殺人鬼VS科学捜査官」という
作品構成上の図式もかなり一般化してしまった感があります。
そのためでしょうか、本作品は初読であり、
映画版も観ていませんが、同じような作品を多く目にしてきたからか、
「どこかで聞いたような物語」という感じがしてなりませんでした。
これがなければ、★5つとしたところですが・・・。
また、もう一つ残念なことがあります。
それは、作品の結末。
確かに意外性はありましたが、
「驚愕」するほどのものではありませんでした。
レベルの高い作品だけに、期待していたのですが・・・・。
ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)より
4167661349