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ボダ子
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ボダ子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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主人公の生き方について批判することは簡単ですが、どうにもならない人間の欲のやるせなさに、出版社のコメントどおり魂を抉られました。 100%実話、という説明が重いです。これがフィクションであってくれたらと思わずにいられません。 | ||||
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ドキドキしながら読んだ。人を殺すシーンで、殺し方など少し無理がある場面があるが、ついつい読んでしまう。 | ||||
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63歳、住所不定という異色の作家の私小説。自らの事業が破綻し、震災後の東北で土木作業員として働くその仕事や、家族との生活環境や心境を直接的に綴っています。 どん底から這い上がろうと足掻き乍らも問題を先送りし欲望に流される弱さ、また境界性人格障害を抱える一人娘との交流に苦悩する姿を、ここまで書くかと思わせるほど赤裸々に語られます。 自業自得の面もあるとはいえ何とも切ないラストですが、娘への愛情と償いは今も続いていると思いたいです。 | ||||
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久し振りに徹夜して読みました。 読書が好きで本は月に何冊かは読みますが一気読みする本に久々会いました。 内容は書きませんが強烈です。自分には劇薬でした。 読んでみたら解ると思います。友人には気軽に勧めれるホンではないですね。 私は赤松さんにドップリ嵌まりました! 出版社の「これ、面白いからいいよ」と友人などに気軽にお勧め出来る本ではない事は確かです。 私はドップリハマッってしまいました。 | ||||
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ボダ子は主人公の娘の愛称でボーダー境界性人格障害から来ている。リストカットなとを繰り返したりそれを治すために送り込まれた施設の理事長の息子の子どもを宿したり…(まだ高校生なのに)。しかしとんでもないのはこの父親。「何とかなる」が口癖で仕事は頑張るのだがどこか間が抜けてて女と金にだらしない。それも普通のだらしなさではなく,もう死んだほうがましでは?と思うくらいだらしない。何度も結婚と離婚を繰り返し,結局一人娘が出来るのだがその子が境界性人格障害。しかしその診断を医者から聞きながら,頭の中では別の女をどうやって犯してやろうとか想像している下衆な奴。 金を求めて震災バブルの仙台あたりに入り込むのだが,そこでは建築業界のピンハネ問題を鋭く描いてある。日本の税金ってこんな感じで使われているとしたら,いくらあっても足りないだろうというか,よくこれで国が回っている。庶民はこの本読んだらびっくりするだろうし,いまだに不自由してらっしゃる震災の被害者は怒ると思う。 この本は,私小説でノンフィクションに近いという。これ書いたら裏社会に殺されてしまうのでは…と心配になるくらい。人には勧められないが,読むなら相当覚悟をほ決めて読まないと…。作者の他の本も読んでみたい。 | ||||
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最悪の気分だ 黄色い星の数なんかどうでもいい それくらい深く突き刺さり 読破後の精神を保つことが出来なかった こういう本はもっと世に出るべきだ 今、救われる人 これから救われる人が 少なからずいるだろうから | ||||
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男として夫として父親として、ひとりの人間としての「どうしようもなさ」が赤裸々に、ただダラダラと書かれています。 一般人には体験しようもない事実(私小説なのであえてそう書かせて頂きます)が描かれており、その内容と表現に至った勇気?はすごいと感じます。 ですが、それを小説として世に出した目的がわかりません。 言葉は悪いですが、お金を払って時間を費やして、クズ男の自業自得を見せられた感じです。 文章を超えて得られるものが私にはあまり感じられませんでした。 | ||||
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藻屑蟹はスピード感があり一気に読めたがこの作品はダラダラとストーリーが進んでいき読むのが辛かった。 | ||||
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レビューの星の多さに購入した。何かわからない異質な違和感だけが残った。男の欲の塊と、調子の良い流され方考え方。狡さにかけて天性の頭の良さ。こういう方は沢山いるのだろう。特に関西に、らしい。被災地に集まる金という視点も、よくある小説のストーリーだか、この人が書くと闇業者がリアルに感じる。実体験だろうから当たり前だけど。娘に対しても小狡い。全てに狡くて欲に溺れて沈んでいくのだろう。 | ||||
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著者による自叙伝小説。我が娘への愛より、自身の欲へ対する熱が高く、読みながら辟易とする。が、面白い、、というか止まらなくなる。 | ||||
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これは衝撃的な実話です。 人間の深い闇の部分が見えてきます。 後味の悪いラストが印象的でした。 | ||||
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どこまでが実話なのか非常に興味があるが、常に新しい仕事を求めつつ、外に女を作り、自由気ままに生きてきた男と、そんな男の元に生まれた境界性人格障害の娘の話は一気に読ませる。 お金に振り回され、様々な女をもてあそび、元妻と娘に罵倒され続けた男の末路は空しいものだった。 身勝手な男と、自分のことしか考えない女。そんな二人に振り回されてネグレクトを受けていたボダ子が不憫でならない。 | ||||
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とにかく凄まじいエピソード(実体験?)の数々。娘を持つ身として思わず目を背けたくなるような描写、共感、そして絶望に近い深い哀しみ。それでも生きて行かざるを得ない業。他作も読んだが、間違いなく現時点における氏の最高傑作。 | ||||
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「藻屑蟹」を読んでいたので、生易しい作品ではないことはわかっていました。かつて、車谷長吉の本を読む前に一拍置いたように、枕元に置いたまま何日か他の作品を読みました。 読み始めたのは夜中にふと目が覚めたときで、予想していたとおり、一度も巻を置くことなく夜明けとともに読み終えました。重苦しい夜明けとなりました。これを書くことが著者にとってどういう意味を持ったのかはわかりません。読む側は、どこまで真実か知りませんが、ボダ子親子の業のかけらを背負い込むことになります。心して読むべし。 | ||||
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「ボダ子」という意味不明なタイトルに只ならぬ気配を感じてネット検索したところ、赤松氏の私小説だという。 赤松氏と言えば、「藻屑蟹」で大藪春彦賞を受賞したときはホームレスで、日雇い仕事で食い繋ぎながら、漫喫で執筆していた方。 一般社会のレールから大きく外れた赤松氏が、どんな人生を送ってきたのか? その興味だけで読みはじめたけど、想像を上回る展開に一気読みしてしまった。 「ボダ子」とは、主人公大西(=赤松氏)の娘のニックネームで、境界性人格障害(ボーダー)が由来。 ボーダーの症状を持つ人は自傷行為を繰り返す傾向にあり、ボダ子も例外ではなく、何度も自傷行為を繰り返している。 被災地でボダ子や元妻と同居するようになった大西は、それまで家庭を顧みなかったことを反省し、ボダ子を幸せにするため日雇い仕事に励む。 しかし、元妻は極度のヒステリーで、ボダ子はリストカットを繰り返し、自分は現場で虐められている。 逃げ場を失った大西だが、ある日好みの女を愛人にすることに成功し、愛人との時間に溺れて行く。 そんな大西だが、娘への愛情は人並みに持ち合わせており、娘の職探しや職場の問題に介入するなど奔走する。 しかし、大西の想いとは裏腹に仕事も家庭も上手く回らず、元妻のヒステリーがいつ爆発するか戦々恐々としながら、愛人の泰子に逃げる日々。 泰子は大西に言われたことには一切反抗しない性格で、そこがますます大西の性癖を刺激して、大西はあらゆるストレスを泰子一人にぶつける。 泰子に逃げながらもボダ子を幸せにしたい大西は、大金を掴むために色々と画策するが、次々と難題に呑み込まれて行く…… と、こんな鬱々とした話です(^_^;) バブル期には年収二千万を稼いだ大西が事業に失敗し、被災地の復興事業に一縷の望みを託すが、なかなか歯車が上手く回らない。 それでも「なんとかなる」とポジティブに動き回る大西だが、一方で泰子の調教にも精を出す。 娘を思う純粋な父親の顔と、性欲を満たしたいがために泰子を調教する雄の顔の両面を、包み隠さず描写していて、とにかく生々しい。 また被災地が舞台なこともあり、復興に前向きな方や、なかなか失意から立ち直れない人も登場し、その辺りの複雑な事情もリアルに描写しています。 暗闇の底で蠢いている人間の生態を、覗き穴から息を殺して覗いているような読書体験でした。 映画だったら間違いなくR18指定のエログロな描写も多数あるので、推薦図書とはとても言えないけど、評価は★★★★★。 煩悩と愛情の狭間を揺れ動く男の、生々しく生臭い描写が秀逸で、終章がとても切ないです…… | ||||
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これは私小説。 若い頃は飛ぶ鳥を落とす勢いでがっつり働き役職が付いてくる。 バブルにビジネス特許を取得し高額年収を得る。 そんな順風満帆な会社人生が反転。 突然歯車が狂う。 気がつけば、土木作業員として現場でのしごと。 起死回生を図るが、思い通りにうまくいかない。 境界性人格障害(ボーダー)の娘「ボダ子」がいる。 幼いころから仕事に偏った生活の中でほったらかしであった。 ネグレクトしていたのか。 それに強烈な「ボダ子」の母親がいる。 ボランティアの実態。 ストレスの発散。 いずれも強烈な人生を赤裸々に綴っている。 | ||||
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赤松氏の「鯖」を読んでから、その鋭い文章に惹かれてボダ子も読みました。 どこまでが本当の話なんだ…と疑うほどの波瀾万丈の展開。特にラストの50ページくらいは寝るのも惜しくなるほどの面白さ。一気に読みました。震災をキッカケに被災地以外の人の生活も崩れていく…現代のリアルな家族を描いた私小説かと思うとゾッとします。主人公の浩平が仕事が破綻していくと女へ走るダメっぷりも潔くて読んでいて気持ちいい。 読んだ後しばらくずっと赤松氏のことを考えてしまう。そしてボダ子のことも考えてしまう。いい意味で後味が悪く引きずる衝撃的な作品でした。 | ||||
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これまで、最悪の読後感と言われる作品をいくつか読んできましたが、比べものになりません。ボダ子の境遇が不憫でなりません。最後の電話が切なすぎる。これほど最後に「この作品はフィクションです。実在の…」の文が欲しかった作品はありません。 | ||||
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下読み無しの予約購入しましたが、 間違い無かったです。 久しぶりの強烈な小説でした。 カウンターで、ボダ子?ポダ子?ホダ子?とのやりとり。 先ず、ボダ子?? なんじゃボダ子って?此処から惹きつけられ、一気読み 読むんじゃなかった位のトラウマ感。 内容には触れませんが、ここ近年では、町田康氏の(告白)を彷彿させる程の読後感でした(個人的に) これって、私小説なんですよね?どの 程度の脚色かわからないですが、話半分差っ引いても、強烈ですね。 刺激に飢えてる方、1〜2日程度の トラウマ感覚悟で是非。 | ||||
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