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刑事の慟哭
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刑事の慟哭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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物語より裁判員制度の解説書のような本です。 今までの下村敦史さんの本とは違います。 | ||||
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組織の意向に背き、独断捜査で(組織全体が冤罪に走る中)本ボシを挙げ組織の面子を潰し、そのため警察のどこにも居場所を無くした孤高の刑事の物語。 こう書くと、新宿鮫の鮫島みたいなワイルド系の敏腕アウトロー刑事を想像しますよね。 しかし、『刑事の慟哭』の主人公である田丸刑事は、 ・敏腕な描写がほとんどない(「諦めない、とことん食らいつく」みたいなスタンスというだけ)ので、「単独捜査で本ボシを挙げたのは、たまたまなのでは?」と感じてしまう ・見た目がしょぼすぎる(良い意味で「枯れている」「老練な感じ」とかではなく、ただただ「しょぼくて小さいおっさん」的な描写) こんな感じ。 個人的には特に後者が致命的でしたね。 この手の「組織に刃向かうアウトロー」的な話は、主人公に「男としての格好よさ」(イケメンという意味ではなく)が感じられないと、読んでいてスカッとしないと言いますか。逆に、「あー、こういうおっさんが組織の意向に沿わない単独行動をかましてきたら、周りはイラッとくるだろうな」とすら思ってしまった次第です。 ただ、話自体は面白いです。 先が気になりまくる展開&ラストの驚きもしっかりとあります。 さすがは下村さん!的な仕上がりの一冊でしょう。 というわけで、個人的な好みから星三つ(上記の田丸刑事像が気にならない人なら、星五つでもおかしくない)とさせていただきます。 | ||||
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