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黒いピラミッド
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黒いピラミッドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ストーリー面白かったです。文章より映像化したほうがうけるお話だと思いました。元々が映画やテレビのお仕事をされていた経歴をお持ちのようなので、作品を書くときに頭の中の映像から文章にするタイプの方なのかもしれません。古代エジプトを題材にした仕事もされていたようで、話の中でエジプトが浮かずしっかりしています。これがデビュー作であれば、若干の読みにくさは仕方がないと思います。たしかに誰のセリフか分からなかったり、登場人物の言葉と行動が一致しなくて数行戻って読み直すことが幾度かありました。あと登場人物に対する表現が昔の価値観で書かれている部分があり、ちょっと引っかかります。冒頭の主人公の話がラストあたりで回収されるのかと思いきや違った!でも冒頭の話に引き込まれて最後まで読みました。個人的には冒頭の話のように、一人称で物語を展開して欲しかった。主人公の女性にもっとクセがあっても良かった。でも読み終えて感じるのは、面白かったなという感想。この小説は後半にかけて面白くなります。第4章がいい!悪くない、面白いと思う。映像化したらぜひ見てみたいです。 | ||||
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ざっくり言って前半後半2部構成になっている 前半ははっきり言ってどうでもいい(ごめんなさい!) 後半から終盤にかけてSF色が高まってくる 読んでいて怠く感じても後半俄然面白くなるのでGO(O)D 映画化してほしい! | ||||
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古代の遺物がもたらす惨劇、呪いを解くために向かったエジプトでの調査と冒険といったストーリー展開から、 大学内での派閥や権力闘争、家庭内や生い立ちの問題といった個人が抱えているもの、 さらにはピラミッドの起源に関する終盤でのトンデモ説の採用(ほのめかしはその前からあり、最後も明言はされないけれど、「ああ、やっぱりアレね」という感じ)まで、意外性や驚きはない話でした。 だからつまらない、ということではありません。 そういった要素を上手く組み立てていて、エジプトやピラミッドの関連情報も豊富なので物語に入り込みやすく、楽しく一気読みさせてもらいましたし。 あとは物語に何を求めるのかの好みの問題でしょう。 以下、ネタバレあり 帯で紹介されていた今年の春に出るという次回作も楽しみなのですが、そこにある主人公の名前が同じなので、彼女が今作でピンチに陥っても、「まあ、助かるんだろうな」と思ってしまいます。 こういう宣伝は本の最後辺りに持ってきた方がいいのではないかと。 | ||||
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50回以上の渡航を経験した著者のエジプト描写はさすが臨場感あふれています。燦燦と輝く太陽と灼熱の 砂漠の熱気が肌に伝わってきますが、この開放感あふれるイメージとホラーがどうしてもマッチしません。 日本人が抱いている「ホラー」という概念ー暗い・ゾクゾク・じっとり・閉塞感などーと真逆な設定。唯一 「呪い」という一点のみでは迫力(恐怖力?)不足に感じ、残念です。(★★★) ですが、どちらかと言えばハムナプトラやインディー・ジョーンズシリーズのような遺跡発掘冒険ものの色 が濃いので、ホラー小説大賞作品という先入観にとらわれずに評価すれば、★5つを付けたい。ピラミッド建築 の謎や古代エジプト神の謎、SF的宇宙への展開などラストの盛り上げ方も壮大なスケールを感じさせます。 沸点近くまでヒートアップした気持ちを少しずつクールダウンさせる終章のテクニックも見事です。 | ||||
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H.P.ラブクラフトの『ダゴン』を彷彿とさせる、「窓に!窓に!」な感じの序章と古代エジプトの呪いというテーマにワクワクしながら読み進めたが、あ!そっちか!という意外な着地を見せてくれた(クトゥルフものという捉え方もある意味間違ってはいないが)。自分はこの真相がむしろ良かった。 話の筋自体はシンプル。聖東大学でエジプト考古学の講師を勤める主人公の美羽が、手にしたものが一様に「黒いピラミッドが見える」と錯乱して死を遂げる呪われたアンクの謎を解き、本来あるべきところに戻すべく、エジプトに旅立つ…という感じ。 個人的に、古代エジプト神話というのはいかにも不気味で血生臭いイメージがあり、一見ホラー向きのように思えるが、それ自体が持つインパクト、あるいは大仰さゆえに生半可な知識で扱うとすぐにチープになってしまう、難しいテーマだと思っていた。 しかし本作に関しては、その点古代エジプト神話の重厚感を保ちつつ、上手く料理しきっていると思う。 エジプト古代史やピラミッド、ミイラ、その他諸々に関するうんちくもさることながら、調査の過程が恐ろしくリアルで、古代エジプト研究室内の人間関係も、実際にこんな感じなんじゃないかと思わせるほど説得力に満ちている(どちらも実際のところは知らないけど)。それも著者略歴を見て納得。生半可どころかその道のプロだったようで。 終盤に明かされる真相も、B級映画のトンデモ展開になるところを、歴史のifとしてありえるかもしれない…と思わされてしまう。 知識と経験に裏打ちされた冒険小説としての臨場感と、終盤黒いピラミッドの中に入ってからの驚きの展開が本作の魅力だと思う。 古代エジプトをテーマにしたホラー風味のアドベンチャーを読みたいのであれば、これはまさにストライクど真ん中なのではないか。自分はそういうものを読みたいところだったので、とても楽しめた。 | ||||
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出所不明の呪いのアンクに依り次々と大学のエジプト考古学関係者が死んで行き、危うい所を免れた女性研究者は独自に調査を開始する。彼女の父もエジプト考古学者で生前に「ピラミッドの建設には人間以外の何かが関わっていた」と云う仮説を纏めようとしていた。 そして女性研究者はピラミッドの真実をその眼にする。 全てが明らかに成る訳ではなく、あくまで真実の一端が判るのみなので、続編にも期待。 | ||||
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