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祭火小夜の後悔
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祭火小夜の後悔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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祭火小夜があまり出て来ない…小夜には不思議な能力や秘密があるかと思いきや何もない…何もないのに霊能力者のように問題を解決したりする… | ||||
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普段ホラーを読まない私だが、『ホラー界にニューヒロイン誕生』 『宮部みゆき氏も絶賛!』の文句につられて読んでみた。 結論から言うと、あまり夢中になれなかった。 祭火小夜というヒロインが魅力的な名前の割に、とても地味なキャラだからだ。 本の構成は短編3、中編1からなる連作短編集である。 プロローグはとても魅力的で、これから何が始まるのだろうと期待させる。 祭火小夜の後悔とは一体なんなのだろうとワクワクした。 登場人物は同じ学校の先生と生徒。 彼ら(彼女ら)が個別に体験する怪異譚が語られる。 そこに謎の美少女「祭火小夜」がさり気なく関わり、 起こっている怪異について適切なアドバイスをする。 そのアドバイスによって大事に至らずに済むというパターンだ。 ああ、なるほど新機軸だなぁと思うのだけど、肝心の祭火小夜が全く活躍しない。 ヒロインらしくない。まるで通りすがりの人みたいな感じなのだ。 つまりそこが『新機軸』たる所以なのだろうけど… う〜ん、微妙だ。 このお話は続編があり、そこで祭火小夜がどう変貌するのか知らないが、 続けて読もうという気にはなれなかった。残念! 第1話から第3話までは文字通りの短編なので、まとまりがいい。 特に第3話の『しげとら』は秀逸だ。 この『しげとら』を主役にした連作短編を読んでみたい。 それほど魅力的な妖怪?である。出会いたくはないけど。 そして1話から3話までの登場人物が第4話で集合し、 最後の大きな謎に挑むという構成は心憎いほどよくできている。 ところがこの中編の第4話が一番退屈。冗長に感じるほどに。 魔物というのが登場するが、これがいかにもという魔物で魅力がない。 大味というか工夫がないというか平凡というか… そんな感じで飽きてしまった。 今ひとつはじけないヒロインだなぁと思うのだが、 それが作者の狙いだとすれば、私に合わなかっただけのこと。 決して駄作ではないので、興味のある方は読んでみてはと思う。 文章はとても読みやすい。 | ||||
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連作短編ですが,微妙につながっています(ある先生の正体はなるほど,やられた!!) 2番目は少々尻切れトンボかな? ただドライブというのは斬新 個人的には続編がさらに好き しかし応募時タイトルの「魔物ドライブXデー」はないっしょw | ||||
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話自体はぜんぶたのしく読めました。日常のなかに潜む怪異にふれることになってしまった登場人物たちに主人公である祭火小夜が助言を与え手助けもし、最後にはその人物たちと小夜で小夜の兄を殺した怪異に立ち向かうというわかりやすい筋立て。文章も読みやすく、ライトノベル寄り?そのもの?かはわかりませんがさくさく読めました。 読んでいる間中、小夜って誰かに似てるなぁと思っていましたが、たぶん千反田えるだなと読了後に思い出しました。 | ||||
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各話の語り部が怪異に遭遇し、祭火小夜という少女の助言に従って事件を解決をする、というのが基本的な構成。 この手の除霊師役はアクの強い変人が多いですが、祭火小夜は「とある事情」で怪異の知識があるだけで とても謙虚で控えめな性格をしています。 登場する怪異は、悪意を持った怨霊の類ではなく『理に従って行動する存在』という側面が強く、 奇怪ではあるものの、野生動物や自然現象に近いものとして描かれています。 素直で控え目な解決役。自然現象的な怪異……とホラー特有の『意地の悪さ』のようなものがなく、 総じて素朴な作品という印象を受けます。 怖くも、意地悪くもないというのは、ホラーとしては欠点かも知れませんが、 万人受けし易いという長所でもあります。 恐ろしいものを期待するのではなく、ちょっと不思議な話を読む感覚で読むととても面白いです。 | ||||
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毎晩夢に出てくる怪しい巨大な虫に悩まされる男子高校生、子供のころにしげとらと取引してしまい、悩み続ける女子高生、廊下の床板下から現れた枯れ木のような細い腕… 祭火小夜はなぜかそれらの怪しいものたちに詳しく、怖がらず、でも控えめに悩まされる人たちに対処方法を教えてくれるのだが…。 最後の一篇は少しそれまでとは違い、小夜自身にも関わる話。それまで謎だった小夜の事についても明らかになっていきます。 買ってからこれまで読まずにいた事がもったいなかった!と思うほど面白かったです。2巻も楽しみです。ホラー文庫ですが、怖さは控えめでした。 | ||||
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日本ホラー小説大賞最後の受賞作(の内の一つ)。 ハルヒみたいなタイトルの通り、ライトな感じで、怖さも万人ウケする程度に抑えられている。 審査員が全員絶賛したように、とにかくアイデアが秀逸。よくできた学校の怪談や都市伝説といった感じの怪異がポンポン出てくるんだけど、一つ一つの展開や怖さの描き方が上手い。特にルールが秀逸。 怖い話って、基本的には「わからない」「理不尽」って要素が不可欠なんだけど、こと怪談というジャンルにおいては、ある種の法則やルールが必須なんだよね。このルールの、怖さと人口性のバランスがお見事。 しげとらが一番怖くて面白かった。にじり虫は序盤で真相がわかってしまった。 短編3つ+中編1つという構成も面白い。 オムニバス形式なんだけど、最後の章で今までの短編が一つにまとまるタイプの短編集はよくあるんだけど、怪談というジャンルでは珍しいし、最後が中編なのも面白い。短編の切れ味と長編のスリル両方が味わえるし、両方の魅力をしっかり描けている。 ただ、短編3本の卓抜したアイデアの質と量に比すれば、中編の方はやや平凡か。いや十分エンタメとしてよくできているし、スリル、ミステリー、ドラマが化不足なく描かれているんだけど……ぶっちゃけ、中盤で世界と兄の真相がわかってしまった。ホラー大賞だから許されたけど、ミステリ大賞なら減点だったと思われる。 他の欠点としては、キャラが弱いことと、文章がところどころおかしいことか。短編ならキャラはいらないけど、長編はキャラの魅力がないとやはり厳しい。 というわけで、短編3本は星5、中編は星3。 貴志祐介が絶賛してた、もう一つの大賞受賞作、『黒いピラミッド』も読んでみたい。こっちは正統ホラー+エジプト古代史+伝奇SFと、往年のホラーを彷彿とさせる内容みたいで気になる。 | ||||
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短編に近いもの3つとメインの4話での構成。 短編3つは良かったなと思うが、メインの話がイマイチ。 追われているスリルが感じられなかった。 またエンタメ性の強さが感じられる展開を優先している感じ。 読後感もうーん…という所。 巻末にある書評の貴志祐介先生の評価に共感。 ホラー大賞という事で期待していたが、「得体の知れないものが追ってくる」という点で言えば圧倒的に「ぼきわんが、来る」の方が良い。 | ||||
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「ホラー」感は薄い気がするが、この先チェックする作家さんがひとり増える の良い感じ 個人的には 「ならば、ここで折れなければ詐欺だ」 がとても気に入った。「そんなうまく行くかあ?」をうま~く事前にシャットアウトしてくれた 楽しく読みました | ||||
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中々秀逸な作品であると思う。死んだ兄の奇怪な行動の理由、魔物が本当に魅入ったのは…。ただ、勘の良い読者は中盤で、其れがわかってしまう。だからこそ、敢えて最後の大団円で其れを説明する必要は無くても良いのでは、とも思った。 でも、なんか清涼感があって良い。淡い青春時代の夏の日々を思い出した。 | ||||
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すらすら読める。 ただ、4本足の机とか?書いてあるけど。正確な日本語は調べれば分かるはずなので。おそらく長机の事を表したかったのか?と思ったり。ちょくちょく、日本語が不自由なヶ所があるのが私としては読みにくかった。しかしながら全体的に難漢字も見当たらず、平易でとても読みやすい。 読後感が爽やかで、きっと学校図書室に列べてもよいですね。 | ||||
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軽いノリでサクサク読めちゃいます ゾクゾクするような怖さはありません ドライブの章は「そこにいるのに」の「視えないのにそこにいる」のようなスピード感がありました まあ、こちらは見えてるのですが。 ただ終盤はイマイチかなぁと… こうゆう終わり方でよいのでしょうけど何だかちょっと締りが悪いというか説明不足感というか…尻蕾み感が否めません。 勿体ない気がします サクサク進むのでこういった作風は個人的には好きです | ||||
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選評にもあるように、読後にも余韻に浸る様な叙情性を感じられた。 日本ホラー小説大賞の大賞作としてみると、丸くなったなと言いたくなるが、 多様な年齢層に対するホラーの訴求力という点では、アリかもしれない。 サクッと読めます。 | ||||
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うん、まあ、普通という感じです。 まあ最後だしね(泣)。 これくらいの大盤振る舞いは仕方ないんじゃないかと思いました。 「新しい」かつ「面白い」と思えたのは旧タイトルにもあるドライブ部分だけで、このエピソードを主軸に長編を組み立ててほしいなと感じました。 流行ってるのか何なのか、連作短編のまとめとしての長編って多いですね。 でもそれで新人賞を獲るのってルール違反だと思うけど。 連作短編きらいなので。 それにしてもホラー大賞がなくなるなんて残念です。 | ||||
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祭火小夜を主人公に、その周りの登場人物に忍び寄る怪異についての連作短編集です。 ジョジョファンならご存知、岸辺露伴的な話にミステリー要素が塗してある感じです。 そんなに長くもないですし、怖くて震えることもないですが、私は楽しめました。 それなりにお勧めです。 | ||||
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本書は4章構成で、1章ごとに異なる主人公と怪異が登場するエピソード形式となっています。 良かった点としては、各章の話の捻りが面白かったです。 気がついたときにゾッとする展開や、読者が自力で答えが分かる程度の謎が仕込まれていてワクワクさせてくれました。 仕事もあったというのに2日で読み切ってしまいました。 逆に言うと、最後にどんでん返しを食らうような展開はないため、複雑怪奇なものを求めている人は読むのに向いてないかもしれないです。○物語とか好きな人は向いていると思います。 悪かった点としては、結末は納得できましたが、魔物の法則とか諸々の説明不足感はありました。 呪いとか怪異とかロジカルに見てしまう性格としては気になる!...けど次作のための仕込みなんですかね?(あるのか知りませんが) ちなみに同時に、もう片方の受賞作「黒いピラミッド」を買ったのですが、 あちらは9割面白くて最後の1割で全部を台無しにするので、 それに比べれば最後まで安定して気軽にホラーを楽しめる本という印象です。 内容とは全然関係ないですが、装丁が美しいので電子書籍にこだわりなければ紙が良いかなと思います! | ||||
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最初のプロローグから一貫して抑揚のない冗長的な文章が続くから、読んでいてしんどかった。 プロローグで登場した語り手(小夜)を、立て続けに三人の視点から見るせいか、誰にも感情移入できず……怪異も特に怖いとは思わなかった。かと言ってファンタジーとして面白いわけでもない。長い割りに内容(出来事)があまりなく、途中でオチがわかってしまった。 ライトノベル的親しみはあるけれど、再読、続編を期待したい作品ではなかった。 選考委員の称賛を真に受けてはいけなかった。 | ||||
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