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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全441件 381~400 20/23ページ
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ページ数は多めですが、読みやすく一気読みしました。 傲慢なのか善良なのか。男と女では真実に対する印象が違う気がする。 架の女友だちが嫌なヤツなだけは確か。 | ||||
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●著者の鋭い感性と深い知見を有する作品に出会うと、自分では考えたこともない側面からのものの 見方や思考の飛躍、言葉の紡ぎ方など脳がブラッシュアップされる。目からウロコがこぼれ落ちる様。 えっ女性ってそんなところまで、そんな裏側まで深読みしているの?これじゃ男は勝てる訳がない。 女性の作者ゆえに女性心をものの見事に活写しているが、男性の心奥がどれだけ見えているのだろう か。女性には決して男の・・・分かるわけない、などと嘯いていることこそが「男の傲慢」なのかも 知れませんね。 本書には相当なボリュームの婚活話題を盛り込んでいる。著者にしてもかなりの力の入れようで、 執拗に彼女の後姿を追跡する描写は、タフすぎて正直しんどかった。しかし、婚活中あるいは経験済 みの女性なら”どんぴしゃり”のテーマなのでしょう。身につまされる内容だろうと確信します。男性 としては(というより私的には)ウーン重いなーである(この意識の差が女性を怒らせる無神経さな のでしょう)。好きになってしまったら関係ないが、それ以前だったら”真実”のようなタイプめんど くさい!と感じるのが男の本音。 若者たちに必死にエールを送る著者の声が響いてきます。女性読者に圧倒的に支持される作品だろ うと思います。 | ||||
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すごく染み入る本でした。 婚活をテーマにしてるのもあり、まさに世代で未婚の私には突き刺さりました。 ただ、婚活だけじゃなく、個人の価値観が認められることになったのと付随して育ってきたような傲慢さを感じ、今の社会、様々なものの見方を考え改めさせてもらいました。 | ||||
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これはラブストーリーである。 それは戦慄が走るシーンから始まる。 ストーカーにさらわれたのか。 婚約者を探し続ける過程で見えてきた「傲慢と善良」は。 内省を促す「傲慢と善良」の様々なシチュエーション。 風刺と共に重みのある言葉の数々。 とにかく、”次の場所”を求めて、”前に進もう”と呼び掛けている。 | ||||
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自分は婚活をする事は一生無いけれど、その苦しい感じ嫌な感じがすごく伝わってきて、読んでて疲れたくらい。自分の身上書はどんな感じになるだろう。ちゃんと書いたら何点付くんだろう。くだらないけど気になってしまう。まずは女性を愛する女性って注意書きがいるのかな。笑 真面目さや誠実さが役に立つのは結婚生活からで、婚活には逆の多少の軽薄さが求められて。訳が分からないや、難し過ぎると思った。モテないって言葉は簡単だけど、残酷な言葉だなって改めて思った。自分はずっと男女の恋愛を別世界の物として見ていたから、モテるモテないはあまり気にならなかったけど、バカにされた気分になる事はたくさんあった。同窓会の嫌な記憶が蘇った。 真実さんのように選択をしないで生きて来た感じは自分にもすごくあって、何が怖いのかはっきり分からないまま、生きたい方向よりはビビリだから消去法でリスクの少ない事を選択して来たような。でも、それも自分らしく生きて来たって事なのかな。だったら良いなと思った。 どうしてこの作品を読んでいる時ずっと胸の圧迫感があるのかよく分からなかった。今まで読んでた小説は自分に似た部分を感じたり、共感してたけど、分かり易くちゃんと距離があったのに、この話はずっと自分の心とかなり近い感覚を呼び起こされて離れなかったからなんだと気づいた。解説に心理を細かく分解して行くと自分に重なる物が出てくる。と書かれていてすごく納得した。本当に苦しかった。 気になった事は、ストーカーの事とか、架さんの友達が真実さんに言ったひどい言葉とか、女性によっては見抜いたり、ひどい言葉だとは思わなかったりするのかなと、周りの女性に聞いてみたくなった。友達に感想を聞きたいかもって、初めて思った作品だった。 最後の二人はとても可愛いというか、かっこいいというか、良いなーと思った。結婚て本来は二人の問題なんだよなって思えた。結婚とかはできないけれど、お互いのいろいろを分かり合える人とやっぱり一緒に生きていきたいなと思った。 辻村さんの他の作品もたくさん読んでみたい。今までに経験した事のない気持ちと感覚で読めた事が嬉したかった。読めて良かった。良い休日になった。ありがとうございます。 | ||||
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登場人物の誰もが、私の周囲にいる人間をそのまま移植したのかと思うくらい、描写がリアルでした。 共依存の母娘、婚活がうまくいかない男女、男友達の婚約者に嫉妬する女、自立しない妹に苛つく姉…。 彼(女)らはこんなことを考えていたのか、と妙に感心しながら1日で一気に読了。読ませる力がすごかったです。 以下ネタバレを含みますが、私にはこれはハッピーエンドとは全く思えません。むしろ作者はとことん冷徹だなと…逃げた真実をそのままにはさせないぞと。この二人、これからの結婚生活、針のムシロですよ…恐ろしや。 でも、第二部はまるっと真実の語りで続いていきますから、これがそのまま彼女の認識の限界を示しているのでしょうが、ふんわりお花畑のハッピーエンドっぽいエピローグなんですよね。 彼が私を探してもう一度プロポーズしてくれた…キラキラ。 …彼はもう一度婚活なんて絶対したくなかっただけだと思いますがね。 ああ、この作者は、本当にすごいな。 ものすごい作品でした。久々に面白かったです。 | ||||
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予告通りの内容で感動しました。 | ||||
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辻村さんの小説は本当にどれも読みやすいです。 物語を読み進めていくと自分自身の傲慢さに嫌でも気付かされるし、人との付き合いなどで大切なことを考えることができました。 | ||||
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30代独身男子です。 主人公の一人である真美ちゃんの振る舞いは、拗らせすぎと思いつつ、読んでて苦しくなる部分も多かったです。 共感、というと大雑把すぎる感じだけど、他人事とはとても思えない迫るものを感じながら一気に読んでしまいました。 | ||||
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結婚相談所の小野理さんの見解がスリリングで聞き入ってしまったことと、傲慢さが全く無いダサくて善良な金居さんの幸せな生活ぶりが見所でした。(善良な金居さんを影から支えていそうな金居妻も良いキャラクター) 悪意を撒き散らす美奈子たちの嫌らしさは同作者のパッとしない子に登場する先生然り物語の中で一番邪悪な考えを持つキャラクターたちですが、30も過ぎて愚鈍な真美とアユから捨てられたのも納得なこれまた愚鈍な架が、そのまま結婚するよりも美奈子たちの悪意の洗礼を受けた事でお互いの存在を強固に思える機会になったのかもしれないですね。 嫌だなと思ったキャラクターたちの様な思考が自分の中に果たして無いのか。内省を強いられる一冊でした。 | ||||
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この作者が好きだったので当時新作と聞き購入しました。面白かったです。 | ||||
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もし、自分が婚活していなかったらわかっていなかった感情が丁寧に描き出されています。婚活をしていない人ほど、どんな気持ちなのか知るために読んでみてほしい。 | ||||
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第1部がとてもおもしろかったので、これだけで人に勧めたいと思う。 私は最後のページを読み終えた後も、どうしても真美を好きになれなかった。むしろ嫌いだ。 | ||||
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今の時代の婚活がリアルに描かれて、年頃の娘を持つ私には主人公の真実の母、陽子の気持ちも大変よく分かり、物語に引き込まれていきました。自己愛が強く相手を通して自己評価する若者、親子の密着と過保護過干渉もリアルで、親として我が身を振り返り反省しました。 結婚とは何なのか。結末はネタバレになるので控えますが、50代60代の婚活親世代にも是非読んでほしい本です。 | ||||
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とても良かった。34にもなって、家も出ておらず未婚の私にはとても鋭く刺さる言葉が多すぎて、読むのが辛い瞬間が沢山ありました。でも読み終えた今なら、救われた言葉も多く会った気がします。 悟りの境地に至るには到底遠いんですね、諦めたと見せかけて結局自分が可愛いし、評価が高すぎるのかなと思ってしまいました。久しぶり辻村作品読みましたが、やっぱりよい、これからも読んでいきたいです! | ||||
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とても読みやすい | ||||
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傑作だった。主人公カップルだけではない、脇の人物も含めほぼ全員の善良さの中に巧みに包み隠された傲慢さが詳らかにされていく。婚活がモチーフではあるけど、人間関係とは全てこのような他者へのレッテル張りの中に成り立っているという所がある...と思ってしまうのは私の傲慢さなのだろうか。 読んでいて思うのは日本社会を覆う似たもので固まるという価値観。都会/地方、学歴/非学歴母に依存する/しない、既婚/独身、活発/内向的といった差異が簡単に差別を生み出してしまう。特に主人公近辺の女友達。よく分からないものや、頑張らなかった人は蔑みの対象だ。リアルでもネットでも、こういう事で嫌な思いをした人はとても多いんじゃないかと思う。後半の展開、真美の成長が感じられないという感想があるが、これだけ説得力のある形で母子依存とか地方の閉塞感が語られているのに、少しでも行動した真美の成長を読み取れないのはまさにインテリの傲慢の証左。恥じるべきだと思う。 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』もそうだった。辻村さんの作品は、弱者の中にあるある種の傲慢さや鈍さを抉り出して俎上に乗せた 上で、その中にある仕方のなさに光を当てていく。結婚が本当に幸せなものなのかどうかは分からない、だけど誰の傲慢さの中にだって幸せでありたいという純粋な気持ちはあって、それは悪いことではないというメッセージがあると思う。それは架の側もそうで、彼女の失踪や女友達からの差別が無ければ彼はここまで彼女を求めなかったはず。それの何が悪いの?今が大切でしょう?という作者の声が聞こえてくるような、そんな気がする。 | ||||
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普段なかなか本を読み切らないのですが、続きが気になって一気に完読出来ました。 | ||||
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小説として楽しめたし、自分自身の傲慢と善良的な考え方について見直す感覚を持てた。 | ||||
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傲慢と善良。 都会と田舎。 昔と今。 などの対比がおもしろい。 対人関係について言語化しずらいものが説明されている部分の読み応えがありました。 正当化できない、世の中にある心の奥底で多くの人が無自覚に感じる嫉妬やプライドの部分がピックアップされていておもしろかった。 他の方も書いているように、前半の第一部がリアルでよく、第二部クライマックスの盛り上がりに欠けているように感じます。 犯罪でもない悪いことでもないけど、こんな生き方してる人いるよね、自分とは違うよね、と自己防衛しつつ結果読み手も傲慢にさせられるような小説。 | ||||
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