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(短編小説)
まほろ駅前狂騒曲
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まほろ駅前狂騒曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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物語の始まりは、あーいつものようなパターンかなー・・・と思ってましたが(まあ星が絡んできたり、いつもな感じでもありますが)、いやいやパワーアップです。 行天がさらに奇想天外で、多田が慣れてきている。 「はる」ちゃんを預かるというのが本筋ですが、絡まってくる話も、手抜きなし。 だって行天が布団でダイブするシーンとか、なくても筋にはまったく問題ない。けど、いいんですよねーーー 前ニ作よりも登場人物が生き生きしている感じです。ん?行天のおかげで生き生きしてるのかも。 続編も読みたいけど、これで終わるのがベストかな? | ||||
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前作「まほろ駅前番外地」に続く、次の年 新しい年を迎えた多田便利軒から物語は始まります 例の如く、平穏な日常を願う多田の心の平安を乱す男・行天 彼が多田便利軒に転がり込んできてから早くも3年 真面目に多田の仕事を手伝うでもない、出ていく様子もない 多田も一人でいるよりはマシだし、ってところでしょうか 本作では 行天の遺伝上の娘・はるを預かることになったり 横浜中央交通の間引き運転を信じて疑わない岡老人たちの無謀な行動に遭遇したり タイトルの通り、とんでもない騒動に巻き込まれる多田と行天ですが、多田の恋愛には大きな進展がありましたし、行天も少しだけ過去のトラウマから脱することができたようです 一度は多田便利軒を出て行った-出て行ったと思っていたのは多田だけで、実はそうでは無かった-行天が戻ってきて支店の探偵部門を担当する? らしいので間違いなく続編アリですかね 瑛太と松田龍平による映画を観終った後のような感じがしています | ||||
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シリーズ3作目。 乗りに乗っている感じの作品になっています。 多田と行天のコンビの互いに離れられない結びつきが、一層強くなった感じがします。 本編では、過去2作品で詳しく語られなかった部分、特に行天については、親の信じていた「声聞き教」の話、娘はるの話などが登場し、行天の本性がいろいろと明らかになってきます。 更には、過去2作品で登場した人物が総出演で、ダイナミックに動き回る感じです。 結構長い作品なのですが、非常に楽しくて一気に読めました。 次は、是非、多田と亜沙子の関係の進展とはるのその後を描いて欲しいなと思います。 | ||||
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3部作すばらしかったです。 三浦しおんサン独特の世界でも、特に快い人間関係でした!! | ||||
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詰め込み放題のお楽しみボックスのような作品です。 恋愛要素に家族愛、友情からドタバタ喜劇まで。素晴らしいメッセージ性を含みながらも心から楽しめる一冊。子供の体温まで感じられる。読後感良好。前二作を読了しなくても大丈夫だと思います。 多田と行天の友情に心熱くさせられ、行天と"はる"の親子愛の芽生えに感涙。トラウマを追い払った行天と共に爽快感を得る。 傷を追った者同士の恋愛を応援し、岡率いる老人バスジャック犯や多田、行天、物語の主要人物が一斉に巻き起こす狂騒曲に吹き出すこと数多。 預言者、曽根田のばあちゃんの預言の的中率に感服しながらもニヤリ。←しをんが設定した伏線だから、当たってもらわねば読者が困りますねっ 皆さんも一読されてみては如何。 | ||||
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これはやられたね。 最後まで読んだら、あれこれ映画でやったやつだな、と気づいたけど、 まぁ、とにかくハラハラドキドキ、 そんななかにシリアスにギョウテンの過去、 多田とギョウテンの関係、 多田がギョウテンに言った言葉 もう、泣けてくるよ、 そして最後は、まさか、さすがはギョウテン、アホすぎる、ハッハッハッ! となること間違いなしなのである。 | ||||
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値段になるのを待とうと思いましたが一部・二部を読み返したばかりと言うこともあり、清水の舞台から飛び降りる気持ちでハードカバー値段で購入致しました。 買って良かった。 思わず2度読みしてしまいました。 またしばらくしたら、読みかえそうっと。 | ||||
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必読でしょう。まるで映画をみるような、それ以上の面白さです。 | ||||
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どうしてこんなにこの二人の話に惹かれてしまうのかと思うほど、 好きですねえ・・。 シリーズすべて、好きですが、今回の物語はまた特別、良かったです。 心に深く刺さった記憶というトゲが抜けることはなくても、 それでも生きていくことに喜びが感じられるようになることだってある・・・。 そういうメッセージがじんわりと伝わってきます。 読後感が、どこか、よしながふみの「西洋骨董洋菓子店」と似ているように 思いました。 心の傷がなくなることはなくても、そこから生きる一歩を踏み出す話って いうところが似ているようにも感じます。 | ||||
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3作すべて見ましたがやっぱり最高です。 今回は多田の恋愛模様や行天の秘密などが描かれていてその他のキャラなども絡み合い、面白いです。 読み終わった後に色々考えさせてくれる良作です。 | ||||
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映画やテレビシリーズになったおかげで、小説がもっと面白くなった。 メディアミックス効果だ。特に「星くん」のイメージが際立ってきた。前作「番外地」までは、星くんのイメージがそれほどはっきりしなくて、半端なハングレだな、くらいに思っていた。 それが、どういうわけか本作では妙に魅力的なのだ。おかげで、「番外地」も読み直してしまった。すると以前読んだ時よりずっと面白く感じるのだ。愉快なことに、そのうえでテレビシリーズのDVDを見ると、またまた前見たときより面白く感じたのだ。 面白さのスパイラル効果、初めて体験した。 行天の過去もはっきりする。そして行天は、過去の自分と対決する。直木賞受賞時は、先行投資の受賞なんて言われたけど、ホントだったね。ここまで面白くなってくれるとはね。 …ほめすぎか。えーと、決して製作者側のやらせレビューじゃありません。 | ||||
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前作二冊を読んでいる人には必ず手にとってほしい一冊。彼らの過しかた行く末がワクワクします。 | ||||
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少しくどいと思われる部分もありましたが・・・前回の本のほうが楽しく読めたと記憶しています | ||||
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まほろ駅前シリーズの第3弾。 宗教まがいの有機野菜を販売する団体が登場したり、今を映している話題も。 多田君には、恋愛話。 子どもを嫌う行天の過去も、うっすらと見えてくる。 読むしかない! 私は今回の感じ好きです。 | ||||
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購入したその日の内に、深夜までかかって読了後、 ただちに2回目を、ページが進むのを惜しむように、少しずつ丁寧に読んでいる。 前の2作は、それぞれ単行本と文庫本を購入し、文庫本を日々の愛読書用にしている。 単行本は、判型が大きい割には文字の大きさは文庫本と変わらないため、 手ごろなサイズの文庫本の方が気軽に読めていい。 さて、『まほろ駅前狂騒曲』だが、1作目の連作短編、2作目の短編と違い、 シリース初の長編となっている。 ただ、前作は短編とは言っても、今回のテーマにつながる野菜販売組織も出てくるし、1作目からの続編である。 私は、元々大長編が好みなので、『狂騒曲』の厚さがうれしい。 欲を言えばもっと厚くしてほしいくらいだ。 装丁はとてもセンスの良い仮フランス装で、紙質や表紙を含めて、 読んでいてとても気分のいい作品である。 また、おなじみのメンバーがほとんど登場するサービスはうれしい。 『まほろ駅前シリーズ』の読者なら、すでに映画やドラマでの配役により、 登場人物のイメージが固まっているだろう。 主役の二人を始め、登場人物が最高のキャスティングに近いと感心している。 多田も行天も、この人しか考えられないくらいベストである。 コロンビア人のルルは、原作では豊満な縄文のビーナス体型であるのに対し、 映画では美しくナイスバディの片岡礼子が演じている。 私のなかでのルルは片岡礼子である。 今回、ルルとハイシーの活躍があまりなく残念だった。 本作は、読みながら脳内映像化することが容易にできた。 映画化が楽しみだ。 ラストの全員集合は精神的にとても心地よい。 読了した直後に、次作を期待して、もう一回読もうという気を起こさせてくれる。 禁煙した人間にたばこの味を思い出させる場面が多々があるけれど、 今年、最も気に入っている一冊である。 | ||||
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風邪気味で喉痛いし20時には寝るかな。まほろ最新作少し読んで大人しくねるぞ。 3時間経過(笑) 一冊に散りばめられた様々な便利屋稼業が最後にきっちりまとまる。 読むのやめられないし止めたくない。 女性社長とのくっつくのか離れるのかのモヤモヤ。遂には起き出して日本酒飲みながら苦笑したり感心したり。 根なし草の行天にもきっちり根が生えて来たようで次回作あるならまた眠れない予感。 寝る前には読みはじめていけない作品 | ||||
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架空の都市まほろを舞台に様々な人々の交錯を描くシリーズ第三作。本作では心にそれぞれ傷を抱えた、多田・行天がその傷を見据え、葛藤し、他者と関わりつつ再生していく様子が綴られています。 「存在するかもしれない心の痛みの核心に触れることなく、見て見ぬふりで放っておいていいのか」と行天の深い闇に対し多田は、何とかしたいという気持ちを持ちつつ、どうすればいいのか悩みます。そして行天を信じ、あることを提案し闇と闘うきっかけを与えます。しかし多田の信じる行天は自分自身を信じることができるのか。 この葛藤が心にすっと染み込む文体で描写されています。 「正しいと感じることをしろ。正しいと感じる自分が正しいのか、いつも疑え」行天が導き出した言葉は、不思議と重みがあります。果たして行天の正しいと感じることとは・・・そして迎える、衝撃のラスト。 前作までの登場人物ももちろん出演します。まほろシリーズのファンならば是非一読して頂きたい作品です。 | ||||
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