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(短編小説)
まほろ駅前狂騒曲
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まほろ駅前狂騒曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 61~64 4/4ページ
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まほろ駅前シリーズの第3弾。 宗教まがいの有機野菜を販売する団体が登場したり、今を映している話題も。 多田君には、恋愛話。 子どもを嫌う行天の過去も、うっすらと見えてくる。 読むしかない! 私は今回の感じ好きです。 | ||||
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購入したその日の内に、深夜までかかって読了後、 ただちに2回目を、ページが進むのを惜しむように、少しずつ丁寧に読んでいる。 前の2作は、それぞれ単行本と文庫本を購入し、文庫本を日々の愛読書用にしている。 単行本は、判型が大きい割には文字の大きさは文庫本と変わらないため、 手ごろなサイズの文庫本の方が気軽に読めていい。 さて、『まほろ駅前狂騒曲』だが、1作目の連作短編、2作目の短編と違い、 シリース初の長編となっている。 ただ、前作は短編とは言っても、今回のテーマにつながる野菜販売組織も出てくるし、1作目からの続編である。 私は、元々大長編が好みなので、『狂騒曲』の厚さがうれしい。 欲を言えばもっと厚くしてほしいくらいだ。 装丁はとてもセンスの良い仮フランス装で、紙質や表紙を含めて、 読んでいてとても気分のいい作品である。 また、おなじみのメンバーがほとんど登場するサービスはうれしい。 『まほろ駅前シリーズ』の読者なら、すでに映画やドラマでの配役により、 登場人物のイメージが固まっているだろう。 主役の二人を始め、登場人物が最高のキャスティングに近いと感心している。 多田も行天も、この人しか考えられないくらいベストである。 コロンビア人のルルは、原作では豊満な縄文のビーナス体型であるのに対し、 映画では美しくナイスバディの片岡礼子が演じている。 私のなかでのルルは片岡礼子である。 今回、ルルとハイシーの活躍があまりなく残念だった。 本作は、読みながら脳内映像化することが容易にできた。 映画化が楽しみだ。 ラストの全員集合は精神的にとても心地よい。 読了した直後に、次作を期待して、もう一回読もうという気を起こさせてくれる。 禁煙した人間にたばこの味を思い出させる場面が多々があるけれど、 今年、最も気に入っている一冊である。 | ||||
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風邪気味で喉痛いし20時には寝るかな。まほろ最新作少し読んで大人しくねるぞ。 3時間経過(笑) 一冊に散りばめられた様々な便利屋稼業が最後にきっちりまとまる。 読むのやめられないし止めたくない。 女性社長とのくっつくのか離れるのかのモヤモヤ。遂には起き出して日本酒飲みながら苦笑したり感心したり。 根なし草の行天にもきっちり根が生えて来たようで次回作あるならまた眠れない予感。 寝る前には読みはじめていけない作品 | ||||
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架空の都市まほろを舞台に様々な人々の交錯を描くシリーズ第三作。本作では心にそれぞれ傷を抱えた、多田・行天がその傷を見据え、葛藤し、他者と関わりつつ再生していく様子が綴られています。 「存在するかもしれない心の痛みの核心に触れることなく、見て見ぬふりで放っておいていいのか」と行天の深い闇に対し多田は、何とかしたいという気持ちを持ちつつ、どうすればいいのか悩みます。そして行天を信じ、あることを提案し闇と闘うきっかけを与えます。しかし多田の信じる行天は自分自身を信じることができるのか。 この葛藤が心にすっと染み込む文体で描写されています。 「正しいと感じることをしろ。正しいと感じる自分が正しいのか、いつも疑え」行天が導き出した言葉は、不思議と重みがあります。果たして行天の正しいと感じることとは・・・そして迎える、衝撃のラスト。 前作までの登場人物ももちろん出演します。まほろシリーズのファンならば是非一読して頂きたい作品です。 | ||||
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