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雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール
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雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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面白い、面白くないというよりも、作文もどきの文章で評価すらする気がなく なる。それほど低レベルな「小説」。これを出版した勇気に驚く。 「暴力」がメインの「作文」だが、まるでリアリティなくだらだらと続く、ど うでもいいような作文。暴力を表現手段とする主人公の兄が、意識不明の状態か ら「現世に帰還」し、引きこもり状態で家族への暴力が続く。2017年現在の 設定らしいが、2012年や2016年の事件へと、「物語」を作りたかったら しいが、この手法自体はありふれている。悦に入るような新機軸でもない。本書 では構成がまるでなっていないために、話が混乱するだけ。多くの事件が続くが、 緊張感がまるでなく、精々数ページの内容を水増しして数十ページに膨らませて いる。この文章の薄さ、スカスカ度は尋常ではない。内容がないままに単にペー ジを埋めているだけ。これを粋と思っているのか、会話が続くが関西弁が混じっ たり関東弁であったり、誰が何を言っているのやら判断がつきかねる。あちこち に話が飛ぶが、一体何を表現したかったのか。暴力シーンで「売る」小説は感心 しないが、本書は暴力シーンすら現実味がなく、これは著者の能力の問題なのだ ろう。ひたすらつまらない。登場人物の人物描写もいい加減で、登場人物を取り 替えてもそのまま読んでしまいそう。 半分ほど我慢して読んだが、これが「小説」として認められて、単行本として 出版されたのが信じられない。それほど出来の悪い、いや出来の悪さではなくそ もそも初めから小説としても成立していない。どういう経過で単行本化されたの か、興味すら覚える。 作品(というのも憚られる)の後に、別の作者の「連載小説」がある。 ははーん。こうしないと売れないんだ。 ここ数ヶ月で一二を争う「だめだめ作品」 時間を返してほしい。まあ、斜め読みするしかない作品なので、たいした時間 はかからなかったけれども。 | ||||
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