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フーガはユーガ



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【この小説が収録されている参考書籍】
フーガはユーガ
フーガはユーガ (実業之日本社文庫)

フーガはユーガの評価: 3.84/5点 レビュー 106件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21~40 2/4ページ
No.47:
(5pt)

でも、やっぱり伊坂幸太郎作品なんだな

内容的に苦しい場面もあるが、やはり伊坂さん。こう、他の作者と違って読むのに躊躇するってことがない。なので、もし作者の作品が好きであるのなら、躊躇わずに読むことをお薦めします。
最後にはちょっと寂しい気分になりますが、でも、良い作品だと思います。
フーガはユーガAmazon書評・レビュー:フーガはユーガより
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No.46:
(4pt)

WHOが?YOUが。

ブックカバーに「Twins Teleport Tale」とあるとおり、本作は、体ごと二人の位置が瞬間移動(テレポーテーション)する双子の物語です。
 ただし、瞬間移動できるのは、1年間に1日のみ(二人の誕生日)で、その日は2時間置きに自分の意思に関係なく移動させられる、手に持って持ちあげる程度のものなら一緒に移動する、というもので、その条件下で何ができるのか、その能力を活かして何ができるのかを考える面白みが生まれます。ありえないような設定でも、それを成立させるために細かな制約を設けることで、物語にリアルさと躍動感を生みます。
 伊坂幸太郎作品では、ほかにも『魔王』などでも「じゃんけんに絶対負けない能力」とか「相手に自分が思うことは話させる能力」など、不可思議な能力(ただしちょっと地味)を持つ登場人物の物語が存在しますが、能力の活かし方における微妙なさじ加減が絶妙ですね。
 ただ、本書では冒頭からちょっとブルーな気持ちになってしまいます。
 家庭内虐待や学校でのいじめ、小さな子供の死などが取り上げられており、受け入れざるを得ない現実の厳しさを意識させられ、突き抜けた爽快感といったものはない(文庫化にあたって多少マイルドに手を入れている)。
 それでも、勧善懲悪であまりに分かりやすい復讐物語では結局リアルさが失われ「世の中そんなにうまくいくわけない」とどこか冷めた印象の作品になってしまうだろう。
 いずれにしても本作、伊坂幸太郎の他作品同様、読みだしたら止まらない一気読み必至のの筆の巧さはさすがです。
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No.45:
(4pt)

モヤモヤは残るけど

人生はそんなに甘くないし、突然いいことが起こるわけでもない。
今回もそういう気持ちになりました。
2人が生きていたとわかってから、悪者が倒されてハッピーエンドか?と思ったが、やっぱりそうはいかなかった。
伊坂幸太郎の本を読むと読み終わった後、虚しさ、儚さみたいなものが残ります。
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No.44:
(5pt)

ほんのりビターな青春エンタメ

今回は、1年に1日だけ、2時間毎に体が入れ替わる双子の話か…。
話は双子の兄、ユウガとテレビディレクターの高杉の喫茶店での会話から始まる。ユウガと弟のフウガの幼少期から青年期までの過去の話の伏線が、現在や未来の話で回収されていく過程が心地よかった。

ただ扱っている内容が、虐待やら小学生の殺人事件など残酷なものなので、苦手な方は要注意。
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No.43:
(5pt)

伊坂さんファンには堪らない!

伊坂幸太郎さんのファン歴12年目になります。
伏線回収やセリフの言い回し、キャラクター同士の絆に毎回心を打たれております。

友情や家族愛を描かれるのが本当に上手で、今作もラストは号泣してしまいました。
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No.42:
(5pt)

やっぱり伏線[ネタバレあり]

初めは何の話かと思いました.
読んでいったら瞬間移動…なるほど…
ファンタジー系か,と思ったらとても暗くて切ない…
ところどころに明るい話もありますが…
あまり明るい話ではないですが,次から次にどんどん読んでしまいました.
面白かったです!

高杉の描写に注目です.
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No.41:
(4pt)

文庫本が待てず

しばらく待っていたが、もう待ちきれない。

って思いで結局単行本で購入してしまった。

今回も切ない思いでエンディングを迎えてしまったが、

心がもやもやしないで済むのは作者の技巧か。

決して読後感が悪いわけではない。

悪者に立ち向かった結果だ。それで自分の心の棘を抜くことが

出来たのであれば一つの幸せなのかもしれない。
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No.40:
(5pt)

面白いたしかに面白い

一気読みしてこの感情の吐き出す場所がなくて深夜にレビューを書き込んでいます。
 伊坂節の炸裂した伏線を鮮やかに回収するラストは伊坂ファンの満足する内容だと思いますが、内容があまりにも救いが無い。フィクションだと分かっているのにとても苦しいラストです。
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No.39:
(5pt)

虐待の止まらないこの世界に作家として挑戦した感動作!

ストーリーの展開は確かに他の方々が指摘するようにつらいものがある。しかし、よく考えてみれば、我々の住むこの現実世界でどれだけの虐待が行われていることか。実際に何年も虐待されていた子どもを知っているが、心がかなり壊れかけていた。あれだけニュースに虐待やDVが取り上げられているのに、その数が減らないのは、自分の行為が虐待だという認識がないためではないだろうか。これはしつけだと。
 フーガとユーガが獲得した特別な力は、虐待から抜け出すための、神様からのささやかなプレゼントかもしれない。結果的に虐待を止めることはできなかったが、最後の最後でそれが役立つ。多大な犠牲を払って。
 多くのレビューが低い評価をし、「つら過ぎる」と書き込んでいる。それは、作者にとって狙い通りなのではないか。話題になって、「これでいいはずがない」と多くの人が考え、そして、近所の知っている子どもに「あの子はだいじょうぶだろうか」という視線を注ぐ。それが虐待防止の第一歩になるのではないだろうか。
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No.38:
(4pt)

不幸な双子の兄弟に涙、意外な結末に笑顔と悲しみ

双子の風我と優我は、父親の虐待の元、二人で一所懸命に生きている。母親も出て行き、頼る友人もいない。お互い支えあって生きている状況である。幼少のころ、いつものように父親の暴力を受けていた時に、お互いがテレポートする現象に出くわした。どうやら誕生日は2時間ごとにお互いにいた場所が入れ替わるらしい。そんな不思議な現象や生い立ちを高杉というTVディレクターに話すことで物語は進行する。

物語では風我と優我以外にも不幸になる少年少女が登場する。そして最後(途中もだけど)にはすべてがつながり、狂気の世界へと誘われる。普通の幸せを知らないで育つ風我と優我が、自分の幸せだけではなく、トラブルに巻きまれる少年少女を救う姿が悲しくて美しい。
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No.37:
(4pt)

作者の熟練した全体構成能力が光る秀作

一年の内、誕生日にだけ二時間毎に"瞬間入れ替わり"が出来る優我と風我の一卵性双生児を主人公とした物語。題名は「Whoが?→Youが」という言葉遊びも兼ねている。主人公達が子供の時から味わい続けた父親からの酷いDV、小学生の時に気付いた2人の特殊能力やクラスでのイジメ、中学生の時に主人公達が見かけた少女が被害に遭った惨たらしい幼女殺害、高校生(風我は既に就職)の時に風我の恋人が味わった猟奇的DV、主人公達が大学生の時に街で起こった連続少年・少女誘拐殺人事件。これらが、TVディレクターを相手に優我の一人語りで綴られる。テーマは作者の常で、DVの被害者を中心として、仮に社会的弱者であったとしても、例えば「変身="瞬間入れ替わり"」の様なキッカケ(あるいはもっと地味なキッカケ)で豊かな人生を送れるという希望を謳ったものである。

しかし、作者の筆力を持ってすれば、一卵性双生児の特殊能力なしでもこれ位は書けるだろうと思っていたのだが、終盤驚いた。全てが繋がっているのである(正しくは作者が繋がる様に巧みに構成しているのである)。父親のDVは勿論、小学生時代のイジメられっ子まで関連し、読者を欺く手腕には改めて感心した。陰惨なDV・事件が続く割には緊迫感に乏しく、"瞬間入れ替わり"の能力も遊びの要素が濃く(誕生日にだけ起こるというのは作者にとって都合良過ぎる)、何時もの軽快な筆致もやや虚しいと感じていたら、良い意味で裏切られた。読者に見えているモノとは別のパズルを最後に完成させるという作者の特長が良く出ている。作者の熟練した全体構成能力が光る秀作だと思った。
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No.36:
(5pt)

ずっと待ってました これで伊坂本 又読めます

(読後感想ではありません 到着したばかりで未読です)
ブックオフ菊水ロジ店様へ
まだ誰も開いていないのでは という新品の状態です カバーが5㎜程破れているのと後付に印刷の(?)インク汚れがほんの少しあるので 古本ではなく 市場に出なかった物かもしれません 定価の十数%というとんでもない安価で手に入れることが出来 有難いです
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No.35:
(4pt)

切ない・・・

すごく読み応えのある作品だと想った。
 最後はハッピーエンドではないのも、生々しい描写があるのも賛否両論なのかもしれない。

 フィクションだけれど、最近の物騒な事件を想うと、残虐なシーンもどこかで現実に起きているのでは?という生々しさも感じてしまう・・・
 変に作り込みすぎてないから読みやすい。(逆に、変に作り込みすぎていると息苦しく感じる)
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No.34:
(5pt)

小玉を助け出す場面や、ハルタくんを探す場面での入れ替わりはハラハラした

父親の苛烈な暴力、無関心な母親のせいで不幸な子ども時代を二人で支えあってすごしてきた双子の兄弟の優我と風我の物語。

年に1回、誕生日に2時間おきという条件で発動する入れ替わりという設定がおもしろかった。どの場面で発動させるのか、楽しみながら読めた。小玉を助け出す場面の入れ替わりや、ハルタくんを探す場面での入れ替わりはハラハラした。

全体的に、いじめや暴力や虐待など暗い世界が描かれた物語だったが、カードゲームが出てきたり、悪を懲らしめたりと、子どもじみた発想から物語を少し明るく楽しくしようとしていたのが著者らしいと思った。

個人的にはワタボコリにもう少し活躍してほしかったのと、父親との因縁に決着が物足りなかったが、それでも伊坂ワールドは十分に楽しめた。
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No.33:
(4pt)

面白かったです

伊坂幸太郎の作品はどれも面白いです。次回作も楽しみにしています。
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No.32:
(4pt)

全体構成について

物語としては面白かったが、ラストにかけてが粗いように感じた。全体的にもう少し量が増えてでも丁寧に描かれていたらよいのではと感じた。
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No.31:
(5pt)

引き込まれました

切ないストーリーですが引き込まれました。さすが伊坂さんです
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No.30:
(5pt)

ハッピーエンド求む

思いきりハッピーエンドにしてしまうと、小説としてドラマ性に欠けるのだろうか。できれば主要な登場人物にはみな幸せになってほしかった。
それでも星は5つ付けてしまう。
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No.29:
(5pt)

久々に萌えた

読み返してようやく謎が解ける。
久々に伊坂幸太郎作品で萌えた。
サブマリン以来かも。
圧倒的に昔の作品の方が好きなんだけど。
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No.28:
(4pt)

伊坂幸太郎らしい作品で読みやすい。

読み返さない分かりづらいところもあるが、なかなか面白い作品。
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