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メーラーデーモンの戦慄



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【この小説が収録されている参考書籍】
メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)

メーラーデーモンの戦慄の評価: 4.33/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

エロと郷愁とミステリと、、忙しいけど面白い

長編です。まずなんといっても読みやすい!
そして今までのシリーズに出てきた人たちのオンパレード。総集編?最終回?なんでしょうか、、?もっと続けばいいのになぁという寂しさすら覚える終わり方も良かったです。
内容は、シリーズの中では比較的マトモといったらナンですが、いつものようなおフザケも入ったような奇抜なトリックではないのかなぁ、という印象ではありましたが、あらすじが十分奇抜だったので、なかなか楽しく読めました。これで終わりと言わず、もっと続いてほしいシリーズです。
メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)より
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No.4:
(4pt)

早坂作品総集編のような存在感

既刊のらいちシリーズの登場人物をふんだんに盛り込んだ、シリーズ総集編のような作品です。
それどころか、シリーズ外作品の記述を引用したり、また推理作家早坂吝が作中に登場したりと、これまでの早坂作品全体の総集編のような趣があります。
内容は純粋な推理ものとして単体でも楽しめるとは思いますが、登場人物のあれこれを楽しむためにはシリーズ必読かな。そういう意味ではらいちシリーズ上級者向けです。
とはいえ、謎解きは既刊のような「そんなのありかよ」感がやや少なく、比較的ストレートな本格だと思われます。
メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)より
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No.3:
(5pt)

エロミス最高

今回も楽しめました。終盤からエロくなります。
上木らいちシリーズこれで終わりなんでしょうか?
気分が乗ったらまた書いてください。
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No.2:
(5pt)

ネタバレ厳禁

探偵らいちシリーズの完結編なのか、これまでの登場人物が色々再登場します。
また今回は作者からの挑戦状として、犯人を当てるクイズが出ています。
確かによく読めば犯人が分かるようになっているので、挑戦してみるといいかもしれません。
ミステリーとはいえギャグよりだと思うのですが、良く出来たトリックだと思いました。
メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)より
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No.1:
(5pt)

あえて言おう!シリーズ5作目にして原点に立ち返る渾身の一撃と!

前作「双蛇密室」で史上〇〇〇の殺人者を出した事に、世間から、バカミスなどと言う、
不名誉な評価をもらい、次回作大丈夫か?と不安視されながらも、見事に、本作は、
「俺の力量なめんなよ」と作者の声が聞こえてくるかの様な、本格エロミステリーに仕上げた。

メーラーデーモンを名乗る者から、メールで死の予告を受けた人間が、殺害される連続殺人が発生。
その中の一人が、らいちのお客様だったことから、我らが援交探偵が捜査に乗り出す。
一方、前作の事件で心に深い傷を負った、藍川刑事は、休職中にあの【青の館】で過ごすが、
後輩刑事のピンチを知り、訳あり宿泊者たちと推理を展開する。

前作のバカミス扱いが、よっぽど悔しかったのか、今回は、最初から要所に伏線を張り巡らし、
大胆な記述の仕掛けや、叙述トリックも駆使しながら、あくまでも論理的に読者をミスリードする手法には、
流石の一言しかない.。もちろん最後には、意外な犯人と、お得意のエロエロどんでん返しが炸裂する。

意外と、私達が知っていそうで知らない日常の事柄を、事件解決の糸口にする妙味。
さらには、現代の情報社会に対する警鐘もチクリと、作中に盛り込む上手さもある。現場で奮闘するらいちと、離れた場所で推理を
巡らし、自分自身の再生を必死に探す藍川。この二人のたどり着いた驚愕の結末が訪れた先に、二人の微妙な関係にも変化が訪れる…
くう~にくいね~これでもかと、読者が犯人にたどり着けない小説の技法をふんだんに使いながら、現代の社会問題も提議し、らいちの乙女
心も揺さぶるこの展開!ぜひ、読んで確かめて下さいね。
やれば出来る子、早坂吝。

すでに読者も気付いているだろうが、これまでのらいちシリーズに出てくる登場人物には、
どこか、影があり、ある狂気的な感情を押さえつけた人々が多く見受けられる。それはまさに、誰もが遭遇する、
社会で暮らす我々一般人そのままの隠した裏の顔であり、一歩間違えばだれもが陥る落とし穴なのである。だからこそ、援交探偵などという、普通の人が、考えたら、
目を背けそうな、上木らいちの、明るくて、奔放で、自分の生き方に迷いがない言葉そのものに、潔さと
清々しささえ覚えてしまうのである。

さてさて、最後にこの作品には、らいちシリーズ前4作品に出てきた、人物、建物、お話の後日談が出てきます。
ですので、出来れば、まだ未読の方は是非、前4作を読んで頂くと、今回の作品がより楽しめます。
≪読者への挑戦状≫までついた、まさにシリーズの集大成でもある渾身の一作。心してお読み下さい。

PS:何?なんだって?この作品、あの有名な作家のあのシリーズの一編に、似てるんじゃないかって?
さすがにらいちの「性技」凄すぎだろって?...バカ~バカ~馬鹿者~!
そんな疑いの目でこの作品を見ている読者には、この言葉を贈るので、心に刻みつけるように!

『人はどうしようもない真実にぶつかった時、探偵になるしかないのよ。真実を楽しまなきゃ。』
                              by上木らいち
メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)より
4065131367

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