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ヘヴン
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ヘヴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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ただただ読んだ後の不快さ。。残念です。 | ||||
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子供のころから斜視で毎日馬鹿にされてきて、辛い思いをしてきました。斜視は手術しても「戻り」があり、数年ですぐに斜視に戻ります。小説では手術で簡単に治ると書いてありました。私は30代で既に4回手術しておりますが、見た目は気持ち悪い斜視のままです。周囲には「気にならない」「手術前ほどじゃない」など言ってくれる優しい人がいます。しかし、目を見て話しているつもりなのに、いまだに相手が後ろを振り返る事があります。コンビニの店員などにやられてもその度に傷つきます。 作家がこのような病気をろくに調べず「おかず」にすることに強い嫌悪感を感じます。 | ||||
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いじめを受けた側の内面を描写。ひたすら重く展開が少ない。人の内面を上手く描いているとは思うが気持ちが晴れない。 | ||||
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読書としては、加害者への制裁場面は少しくらい見ないと、こんな分厚い本読み終えたのに残念な気持ちになった。主人公が報われない。そして、コジマは精神科入院?回復はできたの?現実には、あそこまで不衛生な状況を学校や親は放置できないでしょう。哲学がどうのとかで評価されてるけど、胸糞悪いただのイジメをつらつら書かれた薄い内容だったと思いました。売れたら勝ちかもだけど、もう二度と読みたく無い本でした。 | ||||
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作者の本は初読でした。 本当に小さな世界の話です。 教室とクラスメイトと病院と家。 大人の介入がほぼ無い、子供だけの世界。 ひたすら虐め、加害の描写が続きます。 私は文章を頭で映像として流して理解する人間のようで、1つ1つの描写が本当にキツかったです。 でも、何か全部モヤモヤとしました。 酷い加害のシーンも文章から熱量は感じましたが、なぜか可哀想も怒りの感情を沸かず、無。 いじめは虚無から発生するって事を伝えたいなかなぁと思いもしましたが、 登場人物の信念や考えが誰も理解出来なかった。作中にもありましたが、全員がマスターベーションしてるような感じ。 主人公とコジマは2人でいじめを理由に心の団結を図るけど、いじめから立ち向かう事は特に無く。逆にいじめられる側の美学のような表現もありましたが、被害者としてそのような思考になるのか?と疑問がモヤモヤと。 正直いじめ被害者が読んだらトラウマになると思いました。 いじめを題材にするにあたって、こんなにも加害者有利な表現ばかりはどうなのだろうとモヤモヤ。 加害者が正しいような表現が多々あり、個人的には理解出来なかった。 他の方のレビューを見たら哲学が関係してるとの事ですが、中学生のいじめが題材の今作に混ぜる必要があったのかな、と思いました。 主人公は斜視が治り、コジマの戦いを目の前で見て美しい世界に変わったような最後ですが、ひたすらいじめの描写が続いていたので何かが変わったかというと正直何も変わってない。 心の角度が変わったのかもしれませんが、そこまで何もしなかった主人公が幸せになれる未来は到底予想出来ず、無理矢理な最後だなと思いました。 作者の本は初めてだったので、 他の方々のレビューも見ながら理解していきたいなと思いました。 | ||||
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最初から最後まで終始いじめの描写が生々しく、読んでて気分の良いものではなかったです。 | ||||
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「真・善・美」は哲学史において繰り返し論じられてきた主要テーマである。著者はこの問題を扱おうとしているのだろう。特に「コジマ」と「斜視」の設定は、ニーチェの片思いであったコジマや、サルトルが斜視であったことをすぐさま想起させる。またストーリーの内容もニーチェの著作「善悪の彼岸」や、サルトルの代表作「存在と無:(地獄とは他人)」をイメージさせる。著者がこれら哲学書をどれほど強く意識して書いたのかは分からないが、自他存在の有り様と常識の転倒を意図したのは明らかだろう。物語後半の百瀬と主人公の対話は、常識を転倒させるという意味において、本来ならば物語の華僑となるところであろうが、ありきたりな会話で終始し、深みはない。また、反省的自己に固着していた他人のまなざし(ヘル)を手術という物理的処理によって解放(ヘブン)へ導くというアイデアもあまりパッとしない。端的に言って、暴力という刺激物を多用して、読者を惹きつけるという手法を使ったことが、そもそも安直であると思われる。折角の哲学的テーマが消え失せて、単なるイヤミス的娯楽小説に転覆している。 | ||||
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実際の商品を見られないので、「良い」というものの中から選んで買いましたが、表紙に黒い汚れが有りました。 | ||||
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彼女の頭の中で作っちゃったストーリーですね。イジメる方の性格設定や描写が現実離れしています。二宮や百瀬みたいなタイプは、積極的にイジメる方には普通ならないよ。百瀬君の議論もすごい不自然であり得ない、説得力がない話ですね。 コジマもねえ。斜視の手術を言い出したのに、がっかりするシーンにはこちらもがっかり。 やっぱり、もう少し綿密な取材を重ねて、いじめられた子供たちの声とか、背景をちゃんと描いてあげないと。結局、読者は作者が何を言いたかったのか、意味不明な読書になってしまいました。妙に暴力シーンを具体的に描いているだけに、読書中も読後感も不快感の固まりになりました。 まだ読んでない人には、この本は読まないことをお勧めします。 | ||||
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作者に弱者の気持ちは理解できないし、 理解しようとしないということがよくわかりました。 作者は加害者側の視点の筆致のほうが生き生きとしているようでした。 インタビューで、もっと主人公をひどい状況に追い込みたくなったと言っていましたし、 それが作者の本質なのではないでしょうか。 クラスのヒエラルキー上位の人間が書いたような話で、 肩透かし、怒りを覚えるような作品でした。 | ||||
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作者は実際にいじめを受けたことのない人だということだけは理解出来ました。 いじめを題材にして違うテーマを書くことは止めて頂きたかった。 書くのであればいじめにより壊れていく人間の精神世界等きちんといじめと関わりのあるテーマで純文学をするべきだと思いました。 実際に酷いいじめを受けていた人間が読むとヘドが出るほど理想論な世界です。 作者はされる側ではなくした側だったのかなと疑念を抱いた程でした。 | ||||
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元ホステスらしく、裏と表を使い分けるのが上手そうな作家らしい小説です。この人は被害を受けた経験はまずないでしょう。加害者側か若しくは傍観者タイプの人が書いたことが分かる内容でした。 村上春樹風に書いて、それらしく見せかけていますが、何の個性もなく、また虐めのテーマでは何も読者に伝えることが出来ていません。 | ||||
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川上 未映子 さんの作品をまとめて読んでみたのですが、 正直この程度かという印象。 この人が本物という事はないでしょう。 | ||||
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いじめという犯罪事実を事象として取り上げつつ、 でも、それに留まらない作者の世の中のありように対する 分析を表現しようとしているように感じた。 いじめのそれなりに凄惨なシーンが ある程度具体的に描写されているので、 人によっては読み飛ばしたくなる衝動に駆られるかもしれない。 別に読み飛ばしても構わないと思う。 そこにこの小説の本質的な部分はないと思うから。 けど、もし、主人公を通して作者の弱肉強食や人の衝動に対する 考え方を述べているのなら、あまりにも薄っぺらいように思った。 たぶん、それなりに最後は凄惨な結果に終わらせず、 何となく明るい結末で終わらせたのは、 小説的にはいじめに対する2つの対応の対比を書いたようにも思えるが、 単に作者がこういう問題を題材にして、それを凄惨な結末として 終わりにできない作者なりの躊躇というか、ためらいがあったように思う。 それと、おそらく主人公のような子ならイジメに遭わないようにも思えた。 この作者の作品は初めて読んだけど、 もう読まないかもしれない。 | ||||
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又吉先生のオススメということで読んでみたが、がっかりした。 残酷さを売りにしてるだけ、 自分に読解力がないだけかもしれないが、何か面白いか分からなかった。 精神的に参って病んでるいじめられっ子がこんな思考が出来るわけがない。 まぁ創作、表現の自由だから何を書いても良いと思うが、自分的にはハズレでした。 | ||||
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やはり文学なのかなぁ。。。 好みではないです リーダビリティは良いと思いますが。 | ||||
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美貌と才能を兼ね備えた作者への嫉妬かもしれません。たぶんそれも入っています。でも、それはないやろ、と思います。いじめられてる子の心理と違うでしょ。これを読んだら、いじめにあってる子はよけい傷つくのじゃないかな。それとも、なにも思わないか。 作者にはいじめられた子への共感がない。 きっと自分はいじめとは関係ない、いじめられたこともないしいじめたこともない、と思ってるんでしょう。 いじめた子に対してもいじめられた子に対しても、冷たく突き放してるように感じます。 いじめのしんどさは、普通の良心も邪心ももったふつうの人たちの中で起こるからしんどいんです。 悪者対犠牲者(犠牲者はあくまでも心が美しい)というような本書のような場合は、現実ではあり得ない。 この本が世の中に広がることでいじめについての認識がゆがんで伝えられてしまう。 今の時代じゃなければ、この内容も有りかもしれないけど、いじめが取りざたされてるときに出す内容じゃないでしょ。 作者は、今だから出したのかもしれないけど。 虐められてる主人公が思春期の子どもでなく、できあがっちゃった大人みたいです。 虐められてるときは、もっと自己否定や死にたい気持ちが強いだろうに、妙に周囲や自分を客観的にみていて、現実感がありません。 虐める側の人間も、未完成な中学生ということを忘れて、完全に「悪」です。 クラスの中に心を痛めながら、何もできない生徒もいるはずなのに、すべてが「僕」を見下している「敵」です。 現実の世界というより、どこか、現実とは違う抽象的に悪と善が分かれている世界の出来事のようです。 一人の人間の中の善も悪も混在した心理を描いてほしい。 いじめの描写は残酷でよく描かれていますが、いじめの一番きつい点は、精神を追い詰めてしまうところです。そこのところを描ききってほしかった。 虐める子も、虐められる子も、また傍観する子も、様々な矛盾をはらんだ未完成の人間で、葛藤を持ちながら生きてるのだから。 いじめについて書かれた本で一番良かったのは「大津中2いじめ自殺」共同通信大阪社会部 (PHP親書)です。 いじめる子、いじめられた子についても客観的に書かれていて、また学校のあり方にも客観的でした。 犯人捜しをするのでなく、学校教育のあり方を問うている姿勢に共感しました。 著者の子どもたちや遺族への誠実な思いが伝わってきます。 いじめを議論するとはこのようなことではないでしょうか。いじめられて死んでしまった子だけでなく、未熟な育ち方をしたいじめっ子の将来もなくなってしまうのです。 「ヘブン」のような、」追い詰められた人の心への共感のない、いじめの描写は、悲しくなります。 | ||||
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冒頭の文章から今後の展開が期待できたので読み進めたが、読み進めるにつれイジメにあっている主人公があまりにも惨めであり、どんどん気持ちが沈んでいくばかり。 著者はイジメを正当化しているわけではないと思うが、イジメる側の発言はあまりにも自分勝手で無責任。実際にイジメをしている人間の発想はこんな感じなんだろうが、何一つこちらには響かなかった。 | ||||
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登場人物の描写が少なく、なかなか感情移入が難しい。 また、文庫版には、「正義とは、悪とは…」と考えたとのことであるが、 本書内描かれているのは、一方的な悪であり、 一般的には考えにくい”常識”、考え方であった。 百瀬の考え方は、達観しているところはあるが、 一般的な悪と対比的に用いるには、 離れたところにあり、「悪とは」を考える考察には、 成りにくいのではないだろうか。 また、コジマの正義も、いくぶん受け入れがたいものであり、 一般的な正義とはこちらも対比しにくい。 また、散文形式であるから、細かな説明、詳細な設定等は、 必要ないが、最低限の説明はしてほしいところだし、 本書においては、あえてそれをしていない事は、 ”逃げ”のような気がしてしまうのは、私だけだろうか。 | ||||
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残酷なシーンばかりを煽情的に披露し、しかし登場人物は血の通っていない人形ばかりで、要はすべてがいじめに関する浅薄な持論を展開するための道具に過ぎない。 小説に必要な真の肉付けがなく、骨だけがさらされていて、だからこそ一見驚きもするが、実はできそこないの骨格標本にすぎない。 いじめという社会問題にも、善悪という根源的倫理の問題にもなんの石も投じない作品。 | ||||
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