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あの家に暮らす四人の女
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あの家に暮らす四人の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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実に読んでいて楽しい。それだけでユーモア小説として十分です。阿佐ヶ谷の古い洋館に住む四人の女性の生態の描写が見事です。そしてなによりも、P147からP177までを善福寺川にからんだ名前の善福丸というカラスに語らせるという手法、まさに漱石の「吾輩は猫である」を連想させる、素晴らしい手口です。ここで、小説は単なる四人の女と、それを見守る一人の老人の人情物から、一気にファンタジイを含んだ作品に昇っています。その結果、終盤で死んだ父親がミイラに宿る場面といい、それがふざけた印象を与えず、さもありなんと言う感を読者に与えたと考えるのは自分だけでしょうか?ここらに作者の才能と会話を含んでの文章の巧みさが混じって、真の意味でのユーモア小説が成立しています。久し振りに小説らしい小説を読んだ満足感を味わいました。三浦さんの作品を全部読むか、という気になりました。 | ||||
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なんだかフワフワしてて薄っぺら。 なんだか合わないと思ったら三浦しをんだった。 「舟を編む」もダメだったのでやっぱり合わないなあと実感しました。 | ||||
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タイトルが面白そうなので買ってみました。笑える部分、共感する部分など「女の日常」の中の面白さに富んでいます。 | ||||
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自分用。ほっこり楽しく読めた。 | ||||
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長いこと、小説を読んで笑うことがなかったのですが、これはところどころ、くすっと笑えました。カラスや霊魂の登場には驚きました。受け止め方は人それぞれでしょう。私にとっては、これぞ小説の楽しみというものでした。細雪をモチーフとしてこんな作品を書くのは、著者以外には不可能でしょう。4人の女と山田さんの誰もがいとおしくなる、すばらしい物語でした。 | ||||
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三浦しをん先生の作品は大抵どれも掛け値無しに面白いし大好きなのだけれどこれだけはイマイチだった。女四人が洋館で暮らすなんて素材としては最高に面白そうなのに… | ||||
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単行本発売時には、この作品は谷崎の細雪へのオマージュであるというように言われていたので、学生時代に細雪をつまみ食い(読み?)して興味をそそられなかった記憶から購入しませんでした。文庫になって求めやすい価格になったことと、個人的にカラスが好きなので装丁に魅かれて購入。 確かに途中からガラッとテイストが変わり、好き嫌いが分かれそうな話の運びになります。うまく表現できませんが、ファンタジーと日本昔話が乱入してきたみたいな。 決して物語として破綻しているわけではありませんので、ジャンルにこだわらず面白い小説ならOKという方であればお薦めです。 | ||||
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レビューを見て購入。読みやすく、おもしろい。四人の女の生きざま!というほど、肩肘はったものではなく、四人の女性のちょっと風変わりな生活が描かれています。 | ||||
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作者は言葉の選び方が本当に上手だと思います。登場人物の会話の中、ストーリーテリングでも、そういう表現で表せばよいのか!といったセンスが気持ちよい。 キャラもしっかりとたっているし、荒唐無稽の展開でも、わずかな抵抗から、いつの間にか心地よい違和感を覚えながら読み進められました。かわいらく、繊細な女性たちの以後のことも知りたいと思える作品です。 構えず気楽に言葉を楽しみましょう。内容も結構好きです。 | ||||
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ファンタジーの部分を除くと、好きな作品です。 あの家に住む4人のほんわかとした生活が 綴られており、思わず笑ってしまう場面も 多々ありました。 | ||||
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小説と言うよりはやや漫画っぽいところはありますが、しおんワールド全開です。 いろいろと事件は起こるけれど、全体としてはほのぼのとしたホームドラマのような展開。 気楽に、難しくない本を読みたい時には最適です。 | ||||
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読み初めて、何か金井美恵子の初期の作品の世界に入っていくみたいな不思議な胸のざわめきを感じた。文章が良いな、周りの視線を振った時の描写力がすごいなんて感じ三浦しおんの名前が、読みだしてしばらくして「舟を編む」の作者だと気づく。作中人物が寝た時の「窓の外を羽ばたいていった、カラスのみだった。」から金井美恵子の初期(あくまで初期)の作品のこの世、とファンタジーとの垣根が取り払われたワクワクする期待が沸き起こる。今日は楽しい1日になった。ラジオで紹介してくれたキタローさんに感謝。 | ||||
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著者の作品は近年の2、3冊を除きエッセイも含めてほとんど読んでいます。 著作で好きな作品も何冊かあり、この本には織田作之助賞受賞作品、谷崎潤一郎没後50年記念にちなんだ作品という事でかなり期待していたのですが。正直、あまり大きな感動はありませんでした。 他の方のレビューでも指摘がある通り、中盤からかなり荒唐無稽なSFチックな展開になります。 その伏線が物語の前半で貼られているように感じられなかったので、私には正直違和感がありました。 後半では、以前著者が書いていた面白エッセイのような勢いがあって思わず笑ってしまいましたが、如何せん作品の前半と後半が別々の作品に思えるほど。 文学作品を目指していたけれど途中からラノベになってしまったような感じでしょうか。 作品から一貫性や世界観を見出したり、それがズシンと胸に残るということが私個人にはありませんでした。 刺繍が世界観を作る小道具になりうるのは映像で、少なくともこの作品の文章で刺繍が世界観を作っているようには感じられなかった。その点、違う著者の作品ではありますが、「羊と鋼の森」は文章でピアノ調律の世界を深く表現していて、その世界の余韻に浸ることができました。 4人の女性たちの描写については、母である鶴代の感情の動きを捉える何かさり気ない目の動きであったり、体の動きであったり、何かしらの描写が欲しかった。最後にほんのちょっとありましたが、60代半ばであろう母の描写が娘目線で(本来ならプロット的にそれだけではないはずなのに)、何かもっと深いものがあればと思ってしまいます。 まあ、一定層の読者を狙っているのであれば、関係ないのかもしれませんが。 2019年ドラマ化ということですが、ドラマ原作には向いていると思います。 脚本と俳優さんが良くて、作品の良いとこ取りをして、セットや小道具、最近人気の刺繍作家さんの作品を映像に散りばめれば、原作より素敵な作品になるかもしれません。 最後に、山田さんの存在が作品に深みを与えていたと感じているので、いい俳優さんに役が決まって欲しいですね。 | ||||
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読み始めてから笑いっぱなしで人前で読むのをはばかるほど。 | ||||
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評判の小説だったので読みたいと思っていたのですが、何か少し期待外れでした、 余りにも現実にそぐわないような気がします。殊にカラスが語る場面がいくら小説といえども 他の方法があったのでは。 | ||||
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本作は、人が大切にしているもの、尊いと感じているものを、決して否定せず、それでいいんじゃないの、と優しく肯定する。それは三浦しをん作品に共通するスタンスだと思うけれど、本作は題材として「家族」を選んでいる。 母と娘と、同じ会社の先輩後輩である2人の女。一般的には「知人」の枠に収まるような4人の、一つ屋根の下での暮らしをのんびり、時にはらはらと描く。 4人は「いわゆる家族」ではなく、血縁や法律に縛られることはないから、将来への不安はつきまとう。けれども、確かな信頼と、適度な距離感で結ばれていて、日々平安に暮らしている。主人公が生業とする刺繍のように、些細な、目立たない出来事を大切に少しずつ積み重ねて日常を織りなしている。 ゆるーい事件やら、いきなりのSF展開やら、ふざけているような語り口やらを、笑って楽しめるかどうかで、好き嫌いは分かれそう。その点、私はそういう演出は好きだし、家族についてちょっとまじめに考えさせられる分、説教臭さが抜けて、かえってよかった。 | ||||
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主人公は、牧田佐知。 佐知は、母を含めた女4人で 実家の古びた洋館に住む。 物語前半は、女4人の生活が 淡々と描かれる。 後半は、一転、ファンタジー要素が入ってくる。 前半の女4人の何気ない日常の中で生じる 悲喜こもごもの内容は楽しめた。 一転、後半は、ファンタジー的な内容を含め、 ドタバタとした展開とダラダラとした説明が続く。 ラストで作者が言いたいことは理解できたが、 特に後半の内容がマイナス要因と感じた。 | ||||
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映像になるのが楽しみな内容でした。続編あれば読みたい。 | ||||
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登場人物がみな個性的で、とても面白くて楽しかったです。後半はまさかの展開で前半の伏線が凄くさすが三浦しをんさんと感動しました。ドラマ化楽しみです。 | ||||
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ごめんなさい。内容が好きになれませんでした。 カラスが良くわからない。 | ||||
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