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探偵AIのリアル・ディープラーニング
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探偵AIのリアル・ディープラーニングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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AIが主役を務める異色のミステリーです。AIがディープラーニングを駆使して、複雑な謎を解き明かしていく過程が描かれ、技術と推理が融合した新感覚の物語となっています。人間にはない視点で問題に迫るAIの活躍がユニークで、テクノロジーの進化と倫理的課題も巧みに織り込まれています。テンポの良い展開と緻密な謎解きが魅力で、AIミステリーの可能性を感じさせる一冊です。 | ||||
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人工知能の研究者だった父が密室で謎の死を遂げた。父が遺した「探偵」と「犯人」、双子のAIを巡って、高校生の息子・輔と探偵のAI・相以(あい)が悪の組織と本格推理対決を繰り広げる。 本書は、人工知能科学と本格ミステリーを組み合わせた斬新な作品です。 タイトルにあるディープラーニングは、多層のニューラルネットワークによる深層学習のことです。双子のAIはディープラーニング 行いながら、事件を解決していくというストーリーになっています。そのため、タイトルに「ディープラーニング」という言葉が入っているのだと思います。 本書の主要なテーマは、人工知能と人間の関係性です。作中に登場するAIは、人間に似せて作られたものではなく、独自の思考や感情を持つ存在として描かれています。そのため、AIと人間は互いに理解しようと努力しながらも、時に衝突や葛藤を抱えることになるんですね。特に、探偵の相以と犯人の以相(いあ)は、同じ父親(創造者)から生まれたAI、いわば双子でありながら、正義と悪という対立軸に立っています。彼女たちは、自身の存在意義や目的を問いながらも、一方が犯人として、もう一方がそれを追う探偵として互いに敵対し続けます。 本書のおススメポイントは、以下の三つです。 第一に、本格ミステリーとしての完成度が高いことです。本書は、密室殺人放火事件や凶器はシマウマ事件など、奇想天外なトリックや設定を用いながらも、その解決法は合理的で説得力を持っています。また、作中では、「フレーム問題」や「シンボルグラウンディング問題」など、人工知能科学に関する専門的な知識も紹介されており、読者はAIの思考プロセスやアプローチの方法を追体験できます。さらに、探偵の相以と犯人の以相は、互いに手紙や電子メールで挑発しあったり、電脳空間で直接対決したりするなど、推理バトルが展開されるなど、こうした要素は、ミステリー好きな読者をワクワクさせてくれます。 第二に、ヒロイン(といってもAIなんですが)の魅力です。特にヒロインの相以は、自分が探偵だという自覚を持ちつつも、時には感情的になったり、負けず嫌いだったりと冗談を言ったりすることもあります。また、彼女は助手の輔や友人の美咲と仲良くなろうと努力するが、その際に見せる不器用さや素直さも可愛らしい。このように、人間らしさとAIらしさの狭間で揺れ動く複雑なキャラクターはAIということもあり新しいヒロイン像を提示してくれます。 本書は、人工知能という新しい存在がもたらす社会的・倫理的な問題を提示しつつも、その背後にある人間的な感情や欲望をしっかりフォローしていた探偵小説です。また、タイトルにもあるように、双子のAIは、古今東西の推理小説と推理漫画をディープラーニング(多層のニューラルネットワークによる深層学習)して推理と犯罪に関する知識を急速にアップデートしていきます。AIのアウトプットから、学習の元になった推理探偵作品がサラッと出てくるのも、推理小説マニアには嬉しいところです。 | ||||
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シリーズ第一巻。連作短編形式で、ミステリとして楽しめるだけではなく、AIの抱える問題にも詳しくなれるところが面白い。 ただ出てくるAIが超高性能なだけに、作中であつかわれるAIの諸問題に引っかかることに違和感があって、やや話に集中ができなかった。相以も以相もそもそもAIの諸問題を解決してからでないとできないレベルのAIだと思う。 とはいえ、推理小説としては斬新で大満足な内容だった。 | ||||
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純粋に面白かったです。非現実的でリアリティに欠ける面も多かったですが、それを補って余りあるオリジナリティを感じました。 「フレーム問題」「シンボルグラウンディング問題」など、AIの抱える問題を利用して本格ミステリーに仕立て上げる手腕にも敬服しました。 | ||||
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AIが少しずつ学習せていってる様子が可愛い。 探偵もコンピュータ化か。これがSFでない世界がもうすぐやってくるんだな、 続編あるみたいなので読みたい。 | ||||
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正直最近多いラノベの亜種程度にしか思っていなかったのですが正直とても面白かったです。あまり自分はミステリー等は読まないのですがこの作品はサクサク読めたので良かったです。Aiに関するシーンが多く登場するのでAi好きの人にはおすすめですね。 | ||||
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父の形見である人工知能のAI。事件の真相を究明するため活躍する人工知能。はじめは万能ではないが、機械学習を通じ探偵AIとし成長していく様に人工知能の将来の飛躍を想像させてくれる内容であった。 | ||||
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すげぇ良かった!続編が気になります…! ちょっとでも気になったのなら、ぜひ読んでみてほしい | ||||
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秋葉原の本屋で売れているSFです。 こんなAIが存在したら、日常がもっと面白くなるかも? 続編に期待したくなる一冊です。 | ||||
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人工知能と一緒に、謎を解決していくお話。人工知能が探偵という設定がとても面白い。 悪の組織に刑事とともに立ち向かうというのは、あらすじの構図としては単純なのでしょうが、主人公と人工知能との掛け合いで思わず笑ってしまうところもあり、全体的になかなか楽しめました。 ただミステリの方は、じっくり読まないと理解できないものもあったので、疲れましたし読みおわわるのにも少し時間がかかってしまいましたが、少なくともオチの予想できたものは一つもなかったので、満足しています。 | ||||
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もうね、トリックとかどうでもいいんです。 かしこい女の子、でもって、謙虚さをわすれない AIちゃんにめろめろんですわ。 みらいは明るいね。 | ||||
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AIの仕組み、AIはどういった物なのかを事件に絡めて紹介している。 しかし、SFとして読むには作者のAIに関する知識が甘いと感じた。AIの歴史的な要点は抑えてはいるが、あまりに初歩的な問題を作中のAIに当てはめている。その為、すごいAIなのにそんなところで躓くのか、そういった違和感がある。 ミステリとしては雑なトリックでツッコミどころが満載だ。あまりに不自然な点が多い。 しかしこの作品の面白いところはストーリーだ。主人公vs悪の組織の構図、ライバルの存在、物語が進んで成長してゆく姿、そういった王道の展開に上手くAIの設定が活きている。小説としては普通に面白い作品だと思う。 | ||||
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不気味の谷や、中国人の部屋など、「AI」に関する興味深いテーマが多い。 事件のインパクトの弱さや、設定が安易な悪者軍団など気になるところもあるが、 一見ややこしい議題に、ミステリを上手く絡ませながら、読者が容易に理解できる親切な作りになっていると思う。 エロくもない、バカミスでもない、歴代の作品を読んでいると物足りないという感想もあるかもしれませんが、 著者の作品の中で、一番人に薦めやすい(文庫ということも相まって)ものになったのでは。 当然断トツで映像化もしやすそうです。 | ||||
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