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いもーとらいふ
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いもーとらいふの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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あとがきにて『二人が爺婆になるまで悲惨に書こうと思ったが止められた』『作中小説を載せようとしたが没になった』と書かれていていますが、私はこの本の結末なんかよりよっぽど悲惨に老いていゆくまでの姿が見たかったし、妹の小説も読んでみたかったしそういった内容を下巻には求めていたので非常にがっかりしました。 作中にて妹が売れる作品を書くために嘘を塗り固めたものを書いているといったことを言っていた気がしますがまさにこの作品がそうなのではないかと勘繰ってしまいます。より悲惨な方向性に持っていくことで名作にもなれそうな雰囲気はあったがつまらない編集者のエゴにより駄作になってしまった悲しい作品の一つだと思います。いつの日か完全版いもーとらいふを読みたいなぁ | ||||
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悪い意味で期待を裏切っている。 いっそのこと書き直して欲しい。 | ||||
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「極度の共依存関係にあって二人だけの閉じた世界に生きている兄妹」がいたって別に構わない。 だってこれは小説なんだから。 でも、小説である以上、面白くなければ意味はない。 この小説に期待された「面白さ」のテーマは「一般には非常識とされるであろう兄妹と常識的な世間との軋轢と葛藤と最終的な決断」ではないだろうか。 最終的に兄妹が世間の常識に対してNOを突き付けて二人だけの世界に邁進しようと、世間に負けて「常識的な」兄妹関係に戻ろうと、どちらでも構わない。 そこに至るまでの過程に(小説上の)合理性と必然性があれば。 しかし、本作からはその「面白い部分」がきれいさっぱり抜け落ちてしまっている。 一応、「『迷う』兄が『迷いのない』妹に引きずられて腹を決める」までの葛藤らしき描写はあるにはあるが、肝心の「妹が兄に強烈に依存するに至る過程」の描写に全く説得力がないので、本作を通しての二人の関係性は「とにかくお兄ちゃんが大好きな(無邪気でちょっと頭の弱い)妹がベタベタしてくるもんだから、妹に好かれてまんざらでもない(意思が弱くて考えが浅い)ダメお兄ちゃんが全てをなげうって妹を選択する」という、「ダメな妹萌えエロラノベ」と変わりがなくなってしまっている。 つまりは、この世界には「兄妹の外の世界」が存在しないのである。 一応、二人の両親であるとか兄の同僚であるとか妹に対するインタビュアーなどから「仲良すぎない?」という違和感を問われる描写はあるにはあるが、それらについて兄はすべて耳を閉じてしまって「なかったこと」にしてしまう。 最初から迷いのない妹に至っては、それらが「問題である」という認識すらない。 本来であれば、この部分の軋轢と葛藤、そして最終的な決断こそが本作の「面白い部分」になった筈なのに。 あとがきにおいて著者は「編集者がダメだと言ったのでドロドロした部分は全て切り捨てるしかなかった」といった趣旨の泣き言を述べている。 しかし、その「ドロドロした部分」を排除してしまった本作は小説の抜け殻になってしまった。 極めて残念なことだが、その編集者の態度こそが、ライトノベルという「子供とオタクのための読み物」の限界を露呈してしまっている。 いまさら言ってもしょうがないことだが、この作品が電撃文庫ではなくて、同様のエンタメ小説レーベルであっても、例えば浦賀和宏や舞城王太郎や佐藤友哉らの狂った(ほめてる)作品を受容する講談社ノベルスから発行されていればどうなっていたか、と妄想してしまう。 構想段階の著者の脳内にあった「ドロドロした完成形」を読んでみたい。 | ||||
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個人的には好きだけど尻すぼみ感は拭えない内容かなと思いました。 上巻の時からするとこの作者らしく、もっともっとエグく(褒め言葉)なると思っていただけに残念です。 | ||||
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友達も求めなければ人間的な成長も見せない、ただ「妹である」という異様なアイデンティティを持つ妹と共依存的な関係に陥ったまま三十路を迎え、 妹が作家としてデビューすると同時に「兄である」「庇護者である」という以外は「空っぽな自分」を発見するに至った悲惨な「兄」の人生物語・後半戦 上巻の唖然とするようなラストシーンからどこまで兄が転げ落ちて行くのか期待しつつ拝読 普段は序盤の展開を紹介するのが小生のレビューの常なのだけど、今回は色々思う所あって省略 …ただ、一言で表すならば日和った入間人間には魅力が無い、ただもうそれだけは明確に申し上げておく 何なんだ、これ?肩透かしも良い所じゃんか!前巻ラストで妹との共依存関係に陥ったまま三十路を迎えるというあれだけ陰惨な「自己発見」を描いて、 読者に「この兄者の人生は下巻でどこまで転げ落ちて行くのだろう?」と期待させておいて大いなるスカを掴ませるって…章タイトルの代わりに使っていた 妹の年齢が30の次は87に跳ぶって何?若くて綺麗な時期の妹の姿を描いて終わらせたら上巻で祖母の葬式で兄が「人間は老いて、死ぬ」という真実を 悟って怯えた描写が丸々無駄になってるじゃないか! 妹の商業作家としてのデビュー=経済的な自立=兄への依存の終了という事実を前に「庇護者としての自分の役割が失われたら自分には何も残らない」 という真実を突き付けられて、ズルズル続けてきた妹との同居を妹が編集者に東京への移住を勧められた事で終わらせるきっかけを得た兄が大いに迷い 自分の人生の「これから」を考えざるを得なくなる展開までは良かった。ただ、その迷いが恒例の入間ワールドリンクで他作品からカメオ出演してきた 一人の女の子との会話一つで吹っ切れちゃうって…上巻ラストで兄が突き付けられた絶望がこの展開一つで一気に軽くなってしまった 上巻で同じ大学に進学してきた妹の送り迎えをする様な兄に「妹と自分のどっちを選ぶつもりなのか?」と迫ってきた彼女との別離に代表される様に この作品のキモは幼少時だけに許される関係性を続けてしまう事で世間的常識や倫理からズルズルとズレていく兄妹の異常性を描く所にあったと思うが その部分を綺麗さっぱり回避して、幼い頃からあまり変わらないという妹の容姿が加齢とともに変化を隠しきれなくなって中年女性から老女へと変化する 中で兄がそれでも妹を世間より優先する、という所まで描いて初めてこの作品の凄みは産まれるんじゃなかったのか?妹が30歳を迎えたところで スッパリ切って87歳で迎えた「最終的な結論」を数行だけ書くだけであれだけ期待を抱かされた読者が納得するとでも?そんなに女性が加齢に伴い 若い頃の容貌を維持できなくなる様をリアルに描くのが今のラノベではタブーなのか?そこから逃げるぐらいなら最初から電撃文庫で出すなよ! あと書きで「元編集者が~」と当初の構想には在ったこの二人の悲惨な未来を省いた理由がグチャグチャ言い訳めいた形で書かれていたが凡そ みっともない以外の印象が残らんかったわ。80頁に渡って描かれた妹視点の狂信にも似た「兄に誉められる事」、「兄と二人だけの世界を守る事」以外の 何ものも求めない依存を描いた部分は確かに良かったかもしれない。だが、二人の未来を不安に思った親からの連絡をあっさりと断ち切り、妹が 「兄以外に大切なものなんてない」と答えるだけだと言うならば本作はただのヤンデレキャラを売りにしたラブコメ以上にはなり得ないのでは? 何度も同じ事を繰り返すけど加齢とともに世間とのズレが開いて行く様を正面から描かないなら何でそんな中途半端な物を出したんだ? 売れるかどうか分からん物を容赦なく読者に叩きつけてこその入間人間だろう?他の凡庸な作家に無い「骨」を感じさせてこその入間人間だろう? あと書きであれこれ書いていた様に本当に編集の言いなりになって日和った物を書く作家に堕したなら、そんな入間人間に存在意義なんか無い! | ||||
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この作品は兄と妹のラブコメです。 上巻を読んで、筆者ならではの展開を期待している方は少しがっかりする内容です。 | ||||
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この人の作品は人を引き付ける力がある しかし、その引き付けた人の評価は低い。なぜか?自己満足なんだ。せっかく引き付けた読者を砕くようなそんな感じかする。モヤモヤする終わりをする作品は彼の得意分野でしょうね | ||||
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ネタバレを徹底的に避け、イラストのフライさんがRTしたつぶやきの「妹視点の章がある」という 情報すら知りたくなくてショックを受けていた程楽しみにしていた下巻。 正直、もっと「悲惨」になってほしかった…。 あとがきで入間先生がおっしゃっていた「楽しくない悲惨になっていく」話こそ、上巻を楽しんだ者には 期待していたものだったと思う。 上巻で徹底的に妹に尽くす兄を見せられ、だけど果たして「妹」も同じように何よりも兄を想っているのか。 それとも「妹」は普通に兄を慕っているだけで、下巻では兄はあっさりと捨てられてしまうのか。 「下巻の悲惨の予想」の答えは出たのだが、 もっと決定的な妹の兄への感情の描写が欲しかった。 この話を近親○姦ものとしていいのかわからないのだが(直接的な性描写は描かれていない)、 置かれている状況は近親○姦もののそれだと思うのでそれを前提として話すと、中途半端。 普通の兄妹間以上の感情が妹にあると思えず、もやもやした。 (ところどころ、おぉ、気持ち悪いと思う描写はあったがブラコンといってもいい程度) 上巻で見せられた兄の人生が壮絶なものだったので、 どこまで鬱にさせてくれるのかと思っていたので、残念。 あと単純に今巻は進展(後退)が少なく、小説としても退屈な場面が多かった。 本当に、ここ数年で一番結末を楽しみにしていた作品なだけにショック。 これもある種の規制というか、「ハッピーなもの」にしか面白さがないとされる風潮は 残念でならない。どうか入間先生の当初考えていた「悲惨な話」が読みたい。 | ||||
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なんだろう・・・ 上巻からのイメージだともっとアレな展開を期待してたんだが、ぬるーく中途半端に終わってしまった。 この巻はいもうと視点中心だったけど、結論から言えば「だから何?」 非常にヘタレた作品になってしまった。 もうこの作者は「安達としまむら」に期待するしかない! | ||||
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リアルシスコン・ブラコン兄妹の生き様を描いた作品、上巻 今巻では主人公の兄3歳・妹0歳からの25年間が描かれている コメディ要素はほとんどなく、ラブ要素もそれほど多いわけではなく、ひたすらシリアス一直線 妹のために生きる兄、兄を追って生きる妹、進学や恋人によって一時的に離れながらも変わることのない関係、やがて就職や仕事によって生じる綻び 兄妹のどちらにも共感や感情移入ができず、間違いなく読み手を選ぶ作品だと思う テーマも内容もメディアワークス文庫向けで、なぜこの本が電撃文庫から出たのか理解に苦しむ ラノベらしい「いもーとらいふ」を期待して読んだので、評価は低く付けた 序盤はともかく中盤からは明るい話でもなくなるので、読むなら覚悟して手を付けることを勧める 下巻はあらすじと評価を見てから購入を判断したい(おそらく買わないと思うが) | ||||
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まずはじめに「これはラブコメ作品ではない」と断言しておく。 作品紹介には兄妹ラブコメとあるが決してラブコメ作品を期待して買ってはいけない。 かいつまんで書くと友達が1人もいない極度の兄依存症の妹と、結果的にそのてのかかる妹の面倒を自分が見なくてはという強迫観念に縛られ結果自身も妹依存になって人生を無為に過ごしていくという病的でおかしな兄妹の物語である。少なくとも上巻にはラブの要素は皆無である。またすべての登場人物に名前がなく「にーさん」「妹」「恋人」といった人称が用いられるためこのような文章はかなり人を選ぶ。ちなみにストーリー展開はわずか一冊のなかで小2から大学4年までのダイジェストのように早急な展開がひたすら続くためキャラクターへの想い入れなどはまったくおきない。総評として個人的にはこれは「怪作」と表現したい。 | ||||
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