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いもーとらいふ
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いもーとらいふの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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自分が良ければそれで良い! 自分のやりたい事を改めて考えたくなる作品でした。 | ||||
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教え子に脅迫されるのは(以下略 が好きな人は好きです。 書いた人もレーベルも違う作品名出してごめんなさい | ||||
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タイトルとフライ先生のイラストから、これは妹萌えに終始した安易な作品だと思っていた。 でも違った。 何かを選ぶということは、何かを捨てるということである。 この「いもーとらいふ」は実の妹と添い遂げることを選び、その他全てを捨てた男の話だった。 そう、添い遂げるのである。 妹の誕生から最期まで。 そこに至るまでに男は何を見て何感じ、何を得て、そして取捨選択した先で何を思うのか。それを是非あなたにも見て欲しい。 | ||||
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ひらがなタイトルとフライさんのかわいいイラストから、ゆるふわラブコメを期待すると火傷するので注意。 異性としてではなくガチで妹を好きな兄の社会常識との葛藤と、妹とのイチャイチャを楽しむ作品。 兄の葛藤を描く心理描写が巧みで引き込まれるものがある。特に「働くのが好き、というわけではないが休日の消化も苦手だった。」とか社会人の乾いた生活の描写が良かった。 また、ゆるふわを通り越して脳が溶けそうな擬音多めなフィーリング重視の兄妹の会話劇はみーまーを彷彿とさせて、頭空っぽで楽しめるので入間人間ファンなら買い | ||||
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筆者の作品にはダークな展開が多いです。 それでも、たまにほのぼの作品が出ると味わい深さを感じます。 妹が遠い存在になるのが怖い、しかし蓋を開けてみればそんなに予想通りにはなりません。 いろんな悩みを抱えつつ、やはり人間は幸せになって欲しいです。 幸せになるために生まれてきたはずです。 この、普通とは違う兄妹に幸あれ。 | ||||
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上巻を読んだ時、とても続きが気になった。 そして下巻を読み終わった後、納得のいく結末なのにどこか切なさを感じた。ハッピーエンドなのにどこか引っかかる、そんな感じ。 それは一般的に許されない愛だからなのかな。主人公がどこか世間に諦めのようなものを感じているような気がした。オチは結構いいが、その後、死ぬまでの2人の生きざまを見てみたくなった。それくらい想像が広がる面白い作品だった。入間人間という作家名は知っていたが、この作品で好きになった。これからも彼の作品を読んでいきたい。 | ||||
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いつもの入間ワールドといった風情で良かったです。愛に爽快感のようなものがなく、ただただ個人的な世界観で話を進める感じと言いましょうか。ですが今回は展開そのものがゆったりしていて劇的なところがなく、少し間延びを覚えた感じではありました。個人的にはいつもどおりのクロスオーバーも楽しめたので良かったのですが、この作品から入間人間作品に入る、という方にはおすすめできないな、と感じさせられました。 | ||||
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入間人間氏のファンなので購入。 日常系、本当に日常系です。 ライトノベル特有の、破天荒な行動を起こすキャラクターはいません。血も流れません。 だからこその現実感。 あと、イラストが可愛らしいですね。 『電波女と青春男』のイラストを担当されたブリキ氏も、相当のインパクトでしたが ふんわりとした絵柄はこの作品にしっかりハマっています。 下巻は---下巻の方が、『入間人間』さんらしい展開です。 | ||||
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もっと悲惨なのがよかったー!ってレビューで低評価が多いっぽいですね 好みが分かれるところです 自分はむしろバッドエンドにはならないでほしいって思ってたんで星5です やりとりとかいもうととかツボすぎます | ||||
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書かれた部分は小説としては面白かったです。 ただ、上巻であった兄妹間の無条件の愛情と、周囲の価値観との軋轢に苦しみに加えて、妹の庇護が不要になっていくにつれて兄が苦しんでいく様子、というのが妹30歳でぶった切られていてしまっていました。 上巻の調子で数冊書ききれば、代表作の一つになれるぐらいの出来ではあったと思うのですが、下巻だけだと普通のラブコメと足して2で割ったような感じです。 いつものようにイマイチ売れなかったので続きは出ません、というなら仕方無いのですが、それすらせずに出版社の判断だけで未完で終わらせてしまうというのは如何なものでしょうか。 まあ未完には慣れているので、間が気になって夜も眠れない、ということは無いのですが、いつもの散弾扱いになってしまったことは残念に思います。 | ||||
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冒頭で作者がネタバレをしているとおり、 この作品は紛れも無くこの兄妹にとってハッピーエンドです。 ただし、両親や周囲から見れば大いに疑問符がつく人生だと思います。 それでも始めから交友関係を作らずに兄を追いかけた妹と、 既存の交友関係を投げ捨てて妹を選んだ兄にとっては 周囲がどう思おうが、お互いが傍に居れば、 それが人生のもっとも正しい選択だったのでしょう。 作中で兄が人生を「幸せ」ではなく「満足」と表現していますが、 この作品を、2人の関係性を表現するうえで、 これほどぴったりの言葉はありません。 ライトノベルを含めた小説の中で、この作品以上に 兄妹のハッピーエンドな人生を描き切った作品は無いと断言できる傑作でした。 | ||||
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若しくは宮沢賢治の夢@21世紀 悩んで迷って満足な人生でした、という兄の物語 悩まず迷わず幸せな人生でした、という妹の物語 表紙の可愛さに惹かれて読みましたが、思いもしなかった深さにぐっときました。 苦しさから逃げずに、苦しさから目を逸らさずに、真実以外を捨てて、真実を受け入れた兄は尊敬できるバカの一形態だと。 ゲーテ曰く、「未来は喜びと悲しみを蔵して吾々を待つ」 ずっと昔に読んだ、そんな言葉が思い出された、いい本でした。 | ||||
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文字通り人を殺せる作品、下巻が楽しみであり怖くもあります。リアルにシスコンの人はぜひ読んで欲しい。 | ||||
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他の方のレビューにあるように、小4の時に妹の絵日記を手伝って以来、友達のいない妹を放っておけなくなり、愛おしさと庇護欲の入り混じった感情のまま妹を最優先する人生を選んでしまった兄の話です。 彼は28歳になって、25歳になった妹は『小説家になる』という夢をかなえてしまったことで自分の手から妹が離れていく苦しさから自身の空虚さに気づき、愕然とするのですがそれは一面に過ぎないと思います。 物語では彼の苦しみに焦点を当てているのでそうなりますが、それを選んだのは彼自身であり、これまでの妹との暮らしには現在の喪失感や空虚さを補って余りある満ち足りた幸せがあったはずです。 上巻は来年29歳を迎える兄の28歳の冬で終わっていますが、9月10日発売の下巻では更に時系列を進めるのではなく、さかのぼって妹の視点で描かれるのではないでしょうか。そうして相互の視点でこの物語を俯瞰して、お互いにわかりあって最終的にハッピーエンドで幕が閉じればいいと思っています。 | ||||
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『いもーとらいふ』のタイトルとは裏腹に兄である「俺」の心情が綴られる物語です。 読み終わった後は少しビターな気分になりましたが下巻が楽しみです。 | ||||
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よくあるキモヲタ向け妹萌え~とかと思って読むと痛い目を見る作品。 共依存っぽい兄妹の悲惨な末路しか想像できなくて下巻読むの怖いわw だがそれがいい。 | ||||
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世に「妹モノ」と呼ばれるジャンルの小説は数あれど、そのほとんどは肉親であり、家族である筈の妹を「異性」として見てしまった兄のあれやこれやを 描いた作品がほとんどで、結末がハッピーエンドであれ、バッドエンドであれ、その結末はやっぱり異性としての関係の果てにある事が多いかと さて、この度電撃文庫切っての奇才・入間人間が読者に提示した新作は兄が主人公でメインヒロインが妹というフォーマットだけ見れば間違いなく「妹モノ」の 一つとしてカウントされるべき一冊なのだが、読んでビックリ、まさか男女の関係一切無しの「妹モノ」なんてのが出てくるとは…! 物語は主人公の「俺」の視点によって語られる。面白い事に本作は登場人物に固有名詞が一切登場しない。語り手である「俺」から見た「妹」であり、 「父・母」、「彼女」、「同僚」は出てくるが彼らには等しく名前が与えられていないのである。物語の始まりは「俺」が三歳の時、「妹」なる存在が自分が 住んでいる家にしばらく病院にいた母親と共にやってくる時点から。「妹」が泣き虫で弱音を吐く以外の自己主張が少ない事もあって、まともに関係を 築く事も無かった「俺」だが、小学校五年生の夏に転機がやってくる。八月も末のある日、「てつだって」と泣きついて来た妹の絵日記ねつ造を助ける 羽目になった「俺」だが、ろくに外に遊びに行く事も無かった妹に友達がろくにいない事に気付く事に。この一件が切っ掛けとなり二学期から同じ子供部屋 で過ごす様になった妹は翌年も夏休みになると絵日記に困り、仕方無しに「俺」が提案した学校の向日葵を観察して日記を書く事に。「にーさんも行くの?」 と当然の様に「俺」の付添を要求する妹に付いて仕方無しに夏休みの誰もいない学校へと向かい絵日記を書く妹に付き合う羽目になるが、たまたま 通りがかった友人の「遊びに行かねえ?」という誘いを普段見せている兄としての顔を見られた気恥ずかしさもあってか、断って妹の付き添いを選ぶが その年の夏にあまり友人たちと遊んでいない事に気付く。堪りかねて妹に「お前さ、友達いないの?」と聞いた「俺」に「にーさんがいるよ」と前向きを装った 否定の返事を返す妹。そして時間は流れて行き三歳離れた妹が中学に入ると同時に「俺」は高校へ進学し、そして妹が高校に進学した春、「俺」は大学に 進学したのを機に一人暮らしを始め、その六月に大学の近くで体調の悪そうな一人の女性を助けた事をきっかけに、その女性と付き合う事になるが… 冒頭の50頁ほどで三歳児だった主人公が大学生にまで成長してしまう展開の早さに驚いた。これで大学生の時点で時を止めて本編が始まるのであれば まだ分かるが、もっと驚いた事に次の100頁で主人公の大学生活は終わり、就職するのだが、更に残された100頁で主人公は三十路一歩手前まで 至ってしまうのである。で、この三十年近い時間の中で主人公がどうなってしまうかと先に結論から申し上げてしまえば「空っぽ」になってしまったとしか 言い様が無いのである。バッドエンドで終わる「妹モノ」は数あれど、ここまで惨い結果に終わる作品はちょっとお目に掛かった事が無い…あ、いや9月に 下巻の刊行が予定されているのでまだ完全にバッドエンドと決まった訳ではないのだが、どう考えてもこの上巻終了の時点で物語がハッピーエンドの 方向に向かって進む絵が見えない 主人公である「俺」の人生は自己主張が弱く、友達がろくにいない妹が絵日記に困った小学生時代、友人の遊びの誘いも断って妹に付き合う事を選んだ 辺りから狂い始める。それまで母親べったりだった妹が友人の有無を聞かれて「にーさんがいるよ」と答えるぐらいに兄べったりになってしまった事で、 妹を突き離す事が出来なくなり、高校の時点では友人の誘いに乗って遊びに行った事で「妹をほったらかしにした」という罪悪感を感じてしまうほどに 「深み」に嵌っている事を自覚する羽目に。「これは何かおかしい」と感じて大学進学とともに一人暮らしを始め、三年間は「妹抜き」の時間を過ごし、 彼女も作るのだけど、三年後に妹が当然の様な顔をして自分と同じ大学に進学し、アパートに同居し始めた事で全てが崩壊してしまうのである (ちなみに二人の進学する大学は例によって「長い坂」に苦労させられるあの大学です。入間ファンにはお馴染みですね?) 三年間付き合い続けたのに、彼女との付き合いよりも妹を大学に送り迎えする事を優先する様な男が彼女から「私は、私より大事に扱う女のいる男なんて お断りよ」と切り捨てられるのは当然の帰結なのだけど。そういった痛い目に遭い、自分自身も「世間から見たら自分のやっている事はおかしいのだろう」 と自覚しながら、やっぱり「俺」は妹を年齢相応の存在として扱う事も、肉親とはいえ成人した男女として相応しい距離を置く事もできずに小学生の時と 何ら変わらない妹べったりな生き方を変えられずにズルズルと社会人になってしまうのである 通常の「妹モノ」と全く異なる点はこの「俺」が妹を三つ下の庇護するべき存在として捉え続け、男女として対等に付き合うような存在として、性欲の対象と しての見方を一切しようとしないのである。妹が女性であり、家の外に出れば悪い虫が付くかもしれないと不安になったりはするのだけれども、それは 男と言うよりも「親」に近い見方であってそこに男女の愛は一切介在しないという点が何とも面白く、またそんな関係が切れる事もないまま社会人になっても ズルズルと続き、同僚やパートのおばちゃん、果ては妹の卒業が一年後に迫った時点で「妹が何を考えているのか、これからどうするつもりなのか 聞き出せ」と命じてきた両親の不安げな視線を受けても何一つ変わらず、変えようも無いまま続いてしまう展開には次第に先の見えない「深み」へと ハマって行く様な不安を「俺」と読者の胸の内にムクムクと膨らませて行く様な不気味さがあった そして、終盤でずっと自分に守られ続ける存在であると思い続けてきた妹に「小説家になる」という目指すべき目標がしっかりと存在し、しかもその目標に 手が届きそうになった時点で「俺」は膨らみ続けた不安の正体を知る事になる。自分が弱い妹が好きなだけであり、そんな妹に頼られる自分が大事であり、 望んでいた物が小説家になった妹では無く、なろうとする妹を支えるという状況の方だった事を突き付けられるのである。それまで自分が妹を庇護して いたとばかり思い込んできた関係が単なる共依存の様な状態であり、妹が自分への依存から抜け出した事で自分が「妹を庇護する自分」に縋って、 三十路を前に何の中身も無い存在に成り果てていた事が無惨なまでに突き付けられてしまうのである…数々の「妹モノ」を読んできた小生ではあるけど これほどまでに惨たらしい展開を迎える作品は…ちょっと覚えが無い この三十年を掛けて「妹のためなら」以外の物が何も無くなってしまった救い難い男の人生がどうなってしまうのか、ちょっと見当もつかないが、どんな方向 へと転ぶにしても、面白くなるのは間違いない。間違いないから…二ヶ月後にでる下巻をひたすら首を長くして待つ所存である。ありきたりな「妹モノ」が この奇才の手に掛かれば、かくも残酷で救いの無い物語へと仕立て上げられてしまうのかと改めて入間人間という作家の才能の底知れなさを思い知らされた | ||||
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