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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全382件 281~300 15/20ページ
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本書は本屋大賞受賞作。 本書を読む前に、原点とよばれる著者の作品を2冊読ませて頂きました。 面白くありませんでした。 こんな作家さんが本屋大賞なのか? 思い悩んでようやく本書を手に取りました。 「えっ?」 レベルが違いすぎる。 古いたとえですが、赤い彗星のシャアがアムロのガンダムと初めて対峙した時のようにパワーが際立って違いすぎる。 上手くなっていた。感情移入もスムーズに行き、タイトルにふさわしいストーリー。 素晴らしい作品です。 | ||||
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趣味で歌をうたっているので、すごく興味深い内容で読みやすかった | ||||
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調律師として修行に奮闘する主人公。先輩調律師の仕事への向き合い方にもいろいろタイプがあり、自分はどんなスタイルをめざすのか悩み考えながら成長していく姿を応援したくなります。 | ||||
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2016年、本屋大賞受賞作品。 文書表現が独特で、何度も読み返してしまいます。 主人公、外村は高校2年の時、ピアノの調律師、板鳥に出会う。 板鳥が調律するピアノの打音を聴いた瞬間、、外村は森に迷い込んだ。 良く知ってる、でも初めての森の感覚。 やがて高校を卒業した外村は、板鳥と同じ調律師を目指す。 念願の板鳥と同じ職場で、他の調律師の技を見ながら、自分を高めようと必死にもがく。 運命なのか、必然なのか、訪れる双子のピアニストとの出会い。 この双子の調律を通して、調律とは何か。更なる自問を問い続ける。 自分を磨きながら、見えてくる調律と森の世界。 板鳥と最初に出会ったトキの、あの森の感覚。 外村は遂に、自分の至福の森の入口に立つ! 音を活字で魅了する、作者の表現に引き込まれる一冊です。 羊と鋼の森に足を踏み入れてみてください。 | ||||
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サントリーホールのステージ側の2階席でピアノを聞いたとき、音がポーンと空間に登るのを感じたことがある。のだめの映画のように。そのとき別の世界が広がった。聴いた瞬間、別の世界に誘われる。読み始めた瞬間に別世界に誘われる、そんな小説です。調律で音の世界を立ち上げていく。混沌とした世界から音を拾って音楽の世界を立ち上げる、(語られているように、様々な星々の中から星座という物語を拾い上げた古代人のように) それと同じ事が、作者にも言えると思う、読んだ瞬間に別の世界(物語)を立ち上げる。いわば、調律師=小説家だ。その調律されたピアノで自分なりの物語を広げるのが読者なのか。否、小説家は調律された言語を使って物語を奏でる演奏者なのか。原民喜の言葉が書かれている。 「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」作者はこの文体を使って物語を紡ぐ。好きな文体だ、読んだ瞬間ポーンと別世界へ誘われる。音の世界が言語化が難しいように、この小説の世界観も言葉にするのが難しく感じる。まだ分節化されていない混沌とした森の中を物語(小説の中では調律)を杖として世界を立ち上げていく、そんな2重構造を持った物語だ。この小説で語られた世界を語り合うことで読者自身の世界を切り開くことが大切ではないか。兎に角、人と感想を語りたくなる物語です。 | ||||
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私にはかなり合いました。刺激を求めている人にとっては物足りないと思われるでしょう。あとこの本を初見で読む場合、読み始めたらそのまま読み切ったほうがいいとも感じました。 私の場合、落ち着いた感じのピアノ曲を流しながら読んでいたのでより楽しめました。読み終わったあと大きな充足感はありませんが、かわりに心が洗われるような感覚と心地よい寂しさを感じることができました。なのでなかなか不思議な本です。人におすすめしたいとは思いませんが自分のなかではお気に入りの一冊です(笑) | ||||
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この半年、本と向き合う気持ちになれず、このままでは文字離れが進んでしまいそう……。 2016年本屋大賞第1位の作品ならば、読書熱を再燃させてくれる切っ掛けになるのでは?と期待していたのですが……残念ながら不発でした。 | ||||
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ピアノの調律師さんの話はなかなか無いので、買って良かったですね 読んでいるうちにピアノの世界に引き込まれました | ||||
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散りばめられた文章の言葉のひとつひとつが絡まり和音となっています。 宮下さんの練り上げられた想いが、 スコーレから一繋がりに底流にあるものが、 この物語にもに繰り返す音楽のモチーフのように納められています。 シリアルキラーも怪奇現象も猫も美味しい料理も出てきません。(笑) キャッチーでセールスポップに有効なそれらのネタはないのです。 それなのに一人の男子が人生の鍵に出合い成長して行くだけの物語が 読者は実に惹き付けられて、胸を打たれます。 好きであればあるほどに悩み、こだわり、常に問わずにはいられないもの。 向き合うほどに己の技術のいたらなさを思い知るピアノの調律という仕事。 この物語の調律師という仕事は特殊でも、 多くの読者は自分の仕事や家族としての役割という共通の要素を通じて 宮下さんに自分の背中が押されてることを感じるでしょう。 板鳥さんや柳さんのかけてくれる声 「お前はそのままで がんばってゆけばいいんだ。」と。。。 良くできた創作物、映画や舞台、バレエ、絵画といったものが持っている ある種のマンネリ的でもある定型とでもいうような普遍性さえ持っています。 なんというか完結された美しさとか予定調和のようなものを体現してるんですね。スゴいなあ。流石大賞本。 メディアで評判だけど読むとちょっと違う感じのする売り出しの本や、 表題と作者は知ってるけど読むとこれの何処が名作なの?と首をひねる本。 それらとはほんの僅かだけど、とても重要な一歩が違う本でした。 本の一文一文がまさに自分のためにリアルタイムで語りかけてきている。 そんな読書体験に耽溺させていただきました。ごちそうさまでした。m(_ _)m | ||||
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素人の意見ですが、読み終わったとき ちょっともの足りないなーと思いました。でも心の琴線に所々ふれて、個人的な観点ですが少なくとも悪いとは思いませんでした。読んで損をするような作品ではないように感じます。 | ||||
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私的にこの本は、一言でいうと「人生」でしょう。人が生きる意味…正解の無い答えの無い…でも、私も前にすすんで行こう!そんな気持ちになれました。是非読んでもらいたい本ですね! | ||||
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非情に読みやすい本でした。主人公に共感できる部分が多々あり良かった。盛り上がりがもう少しあったらなおよし。 | ||||
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読みやすい文章でした。主人公や周りの人たちが自分の大事にするものを大切に持ち続けている姿に感動しました。 | ||||
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とても面白くて一気に読んでしまいました。私のを、職場のみんなで読んでいます。 | ||||
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携帯電話のコマーシャルに、「誰もが英雄」という歌があったと思う。 それと同様に、読後には、誰もが専門家と思える。 主人公をはじめとして、何人かのピアノの調律師の姿が描かれてる。 いずれの人物も、個性的で、それぞれに専門性を発揮している。 どのような仕事の世界であっても、誰もが専門家なのであろう。 あるいは、専門家になるべきであろう。 異なる仕事の世界をみることは、楽しい。 知らない世界の人々の仕事の専門性に、驚くことがあるからである。 同時に、自身の専門性を高めなければならないとも思う。 自身のアイデンティティを形成するために、である。 筆者は、ピアノを身近にしているのであろう。 しかし、次作は身近ではない題材を扱ってほしい。 | ||||
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本の世界が美しすぎて引き込まれて、最後には森に癒されている感じ。今度、家に来られる調律師さんに、なんで調律師になられたか聞いてみよう。 | ||||
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作品よりも低評価レビューの方がインパクトがありました。まず、調律に詳しい方からの酷評が多かったのが驚きでした。ピアノに縁のある人以外からは注目を集めない調律師ですが、この本を読んで調律の仕事が素晴らしいと思う人が増えることは十分に予想できます。どんな世界もファンの数がピラミッドの底辺を形成し、底辺が広いほど頂上が高くなるということに変わりはありません。専門家の了見の狭さにがっかりです。これで世界的な調律師が日本から生まれるでしょうか。もう一つは、内容の浅さに関する酷評です。本作の素晴らしさを例えて言うと、これまで誰も食材として使えると思っていなかった材料を料理に仕立てたところにあります。内容の深さを要求するのであれば、すでに古典と言える小説は読み切れないぐらいあります。そちらで欲求を解消すべきであって、とんだお門違いだと思います。 | ||||
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本屋大賞で知り、本日一日で読み終えてしまいました。 始めこそスローで読みましたが、それは数ページの話で…後は、時間も忘れて一気に読み終えてしまいました。 | ||||
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ひとりの田舎の高校生が優秀な調律師と出会い、一人前の調律師として成長していく物語である。 いわゆる重厚な小説ではなく、まるで軽妙なクラシック音楽を文章にしたような美しさがあった。作中に登場するショパンの『エチュード』は私も大好きな作品であり、ポリーニの演奏するエチュードを聴きながら読み進めていた。 本作は調律師という一部の人にしか接点がない職種を通じた仕事論でもある。 主人公の外村は母校の体育館でのピアノを調律した板鳥の仕事ぶりに惚れて調律師という職を選んだ。しかし、多くの社会人は一度は必ず壁にぶつかる時が来る。「自分には才能がないのではないか?」「この仕事は向いてないのではないか?」と悩み、悩みながらも周りの人たちに支えられながら前へ進む。 外村は出来がいいわけでもない、不器用な新人調律師だ。そんな彼が試行錯誤を重ねながら、ただひたすら、こつこつと努力をする大切さをこの作品を通じて教えてくれる。今はまだ新人だが10年後に実を結べるような勉強をする外村のまっすぐさは読んでいて背筋がピンとなる。 また、先輩調律師の板鳥の人柄が素晴らしい。あらゆる道において、一流と呼ばれる人間の謙虚さはかくあるべきと思わせる。 自分が仕事で悩んだ時、何度も再読したいと思う。 | ||||
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映画になって欲しい。外村くんやその他の調律「師」たちの音、ふたごの演奏をぜひ聴いてみたい。北海道の美しい自然と美しい音、柔らかで真っ直ぐな人々とその模様、きっと至福の時間を過ごせるに違いない。 | ||||
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