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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全382件 241~260 13/20ページ
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普段書籍は1度しか読みませんが、読み返したい。正直に言うと今年の直木賞&本屋大賞より、私には読みごたえあり。 | ||||
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このお話を読んでから、心の中に静かな森ができたように思います。日常にバタバタと追われる中、たまにふとこの森のことを思い出し、自分のやるべきことを一つずつこなし、精進していこうと思えるようになりました。 本屋の店頭で新刊を買って読みました。 心に残った余韻がとても心地よく、多くの方に読んでもらいたいなと思いました。 調べてみると、地元図書館では予約者が殺到していたので、読み終えた本は図書館に寄付しました。 時間をかけて、お金をかけて、それでも読んで良かったなと思える本でした。 | ||||
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読み進むうちに、調律師の本質を目指す主人公「外村」君の迷いや、憧れの板鳥さんに、2重うつしになっているのは、先輩小説家の姿だと気がつきました。 表題の、羊(pianoに使われるハンマーの素材。)鋼(ぴあのの、中の音を出す、弦)。森、音の森、音楽の森。抽象的な芸術という名の「森」は、作者宮下奈都の 求めてやまない、小説の表現手法の「技術」に他ならない。小説文章中に、「原 民喜」の自分の理想とする「文体」への表現に音楽的表現に変換されて出てくる。これを読んで、意図が理解できた。 小説の、出来、不出来は、宮下 奈都の、表現力が読者の求めている、小説のレベルにあっているか、居ないかの「差」によって評価が分かれるが、芸術家のジレンマ「次の作品は、以前より上を要求される。」事だと感じた。作品を読むに当たり、素直に作品世界に浸り、過度な期待は避けるように。十分、宮下の、空間世界が描かれていると、私は感じた。読後感の残る、良い小説。これからの宮下の、精進を期待する。 | ||||
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遅ればせながら話題の本を手に取りました。専門的にはおかしい、話が単調などの厳しい意見もあるようですが、これは少年の成長と生き方の物語であり、私は素直に読んでよかったと思いました。 華々しさもスリルもない調律師という職業(この物語も)、その本質はなんだろうと日々自分に向き合い、問いかけながら、一歩一歩進んで行く。内省的で感覚的な表現は確かに小川洋子さんを思い出します。初めて双子姉妹の連弾を聴く場面と、引きこもりの青年が弾く子犬のワルツの場面は涙が出ました。 私はピアノは初歩レベルですが、難曲を弾きこなしたりコンクールで競ったりというだけでない、それぞれの人に寄り添うピアノ(音楽)を教えてもらえた気がします。ありがとうございました。 | ||||
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一気に読めました。面白かった。 若々しい感性が素直に描き出されていて瑞々しい。 泣きました。 | ||||
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ピアノというものに興味のない人が読んだら、どんな感じでしょう。ピアノを森に例えているのはなかなかいいと思いました。帚木蓬生さんなどを読んでいると 感動の深さが、全然違います。 | ||||
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調律の専門的なことや、音楽の知識の浅さなど、酷評がありますが、そこはスルーして良いと思います。なぜなら、筆者が特に言いたいのは、音楽の素晴らしさでもなければ、調律の技法でもないのだから。 一人の青年が、何かに心を打たれ、何かを目指す心の揺れ…のようなものを「音楽」「調律」という世界を通じて、美しく長閑な描写で描いています。 物語のインパクトこそ薄く、読み方を間違えると専門知識の薄さや、柔らかい文章に頼りなさを感じがちですが、 よく読めば言葉のひとつ、文章の一節が素敵で、あっこれは…と心にピタッとはまりこむような書きまわし、節々に優しいセンスを感じます。 私は好きです。正統派で、嫌みもクセもない真っ直ぐな感じ。子供にも読ませたい一冊です。 星四つにしたのは、少し薄すぎる?かも…というところ。ここらへんは、好みでしょうがね。ほんの少しだけ、どこかにインパクトあれば完璧だと思います。 | ||||
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ピアノの調律という特異な仕事に魅入られた男の子の話。 実際お仕事されている方には、気になる部分もあるのでしょうが、文学として素人が読むにはいい話でした。 脇役の人たちも皆優しく、癒されたい時に読むとよさそう。 それにしても、物語の主人公って、不器用だけどまっすぐ、失敗しながら成長するってパターン多いなあ。 | ||||
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去年の本屋大賞もピアノの調律師の話と知って、読んでみた。 外村青年は昔からピアノをやっていたわけでも、音楽に造詣の深いわけでもない。 北海道の森の中の集落に生まれ、15歳で一人暮らししながら高校に行き、人の良いおとなしい性格 ある日、外村少年が職員会議だから調律師を体育館に案内するよう頼まれる。 そこで凄腕の調律師の技術を目の当たりにして調律師として専門学校で基礎を習い、地元のピアノ屋さんに調律師として雇ってもらう。そこで先輩につき未熟技術を実感しながら迷いながらも成長していく話。 音色を森の木々や風の気配などで表現する方法は、天才ピアニストでなくても文学的というか・・・おフランスのワインを表現する感じというか・・・独特な世界観があるのだろうと思う。 外村青年の成長は、本人談形式なので3歩進んで2歩下がる感じだが、時々刻々起こる問題に対する解決法を模索する感じが、職人さんを目指している人には、共感できるポイントだと思う。 なぜ、調律するのか? どんな調律が正解なのか? 誰のために・・・・ 自分の仕事と生業の疑問 若い人たちの疑問に優しく答える周りの大人たちも魅力的です。 音楽という共通言語で世代を超えている感じや 「おとなしい青年」でも、引きこもってるんじゃいけないと思わせてくれる、ちょっと元気になる本でした。 | ||||
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とても繊細なピアノの音の世界を、人と心の動きと絡め、綺麗に表現されています。心が洗われる作品。物語も面白いです。 | ||||
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素敵な物語でした。きれいで穏やかな表現でしたので、読んでいて心が癒されました。 | ||||
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本書の内容と全く関係ないのですが、単行本のKindle版が高いのはなぜだろう? 電子書籍も文庫本よりたかいんですね。不思議な値付けだ。 内容は、私のはとてもよかったです。 | ||||
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主人公をとりまく人々、特にピアノ調律の先輩の仕事への姿勢、心構えなど、人の厳しさ、優しさの描き方が心地よく、久し振りに暖かい読後感を味わいました。双子の姉妹の姉が「ピアノでは食べて生きていけない」と諭す母親に対し、「ピアノを食べて生きていく」と力強く言わせる場面だけでも娘たちに読ませたいとつくづく思いました。さすがは本屋大賞ですね。 | ||||
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ピアノ調律というあまり知られていない世界を見事に描いている。主人公の成長、周囲の人間の成長、共感しながら楽しめます | ||||
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とても面白かったです。高校生だった主人公がふとした偶然でピアノの調律師を目指していく。お客さんや先輩の言葉を受けて成長していく姿を自分と重ね合わさる瞬間もありました。「こちらが最善を尽くそうが尽くすまいが相手にとってはどうでもいいことだ。いい音をつくること。それがたった一つの使命なのだ。」この本に出会わなければ関心を持たなかったであろう調律師。その熱い生き様が垣間見られてとても満足しています。 | ||||
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素晴らしい作品でした。 調律師のマニュアル本なわけでは無いので変なこだわりを持って読むと世界観に入りにくいかも。。。 | ||||
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心にほっこり、そして姿勢を正してくれる一冊です 本の状態も良かったです | ||||
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ピアノも調律もまったくわかりません。批判的な記事が多いですがこれ小説ですよ。 そこを間違うと結果的にこの本の良さがわからないでしょうね。 | ||||
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夢中になったことに対してとった努力、行動はどんな無駄なこともない。遠回りしても一歩一歩その道がゴールに近づけいている。とても好きな本。 | ||||
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良い本です。 割と辛口なレビューが目についたので、恐る恐る手に取ったのですが、良い本でした。 確かに、ある種のストーリーに不可欠な極悪非道な敵役もいないし、救い難い挫折感や惨状もありません。 ごく平凡な一般青年の日常を自然に切り取った、ショートムービーかポートレートのような作品です。 それでも、それを上質な作品として成立させているのは、間違いなく筆者の非凡な感性と表現力によるものだと思います。 情景や心情を繊細にていねいに描写して行く。 その中に、句読点のように、はっとするような言葉が選ばれていて、そんな言葉に出会うたびに、とても大切なことを伝えられたように感じました。 忘れていた(失ってしまった)心の奥の感情の扉を、トントンと叩かれる感じ。 今後の筆者の作品を大いに期待するひとりです。 | ||||
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