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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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女性的な叙述、主人公の青年も中性的、晴れた夏の夜明けのキャンプ場で目覚めたあとに、鳥のさえずりを聞きながら、爽やかな野菜ジュースを一息で飲み干したときのような気持ちの良さ。食い足りないと思う読者もいるだろうが、悪いところはなにもない。 | ||||
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登場人物の人間性が単調で、物語の展開に都合良いタイミングで紹介されていくので退屈です。 物語全体的にも、言いたいことを言いたいタイミングで言う繰り返しで、先の展開が全く気にならない。 別に読みづらくもないですし、何が悪いというところもないのですが、特筆すべき魅力も感じませんでした。 ピアノの調律の仕事を全く知らない人にとっては読む価値はあるでしょう。そこは丁寧に描写されていると思います。 | ||||
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森の匂いまではしませんでしたが、小説の中には確かに、森、ピアノの音、調律する時の作業音、そして、登場人物の息遣い…素敵なものに触れた時の感触がありました。 | ||||
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圧倒的な能力を持っていなくたって、やりたいこととか、目指すものとかは誰にでもある。でも簡単には出来なくて、だから苦しいけど、やっぱりやりたいことを諦めきれないからもがいていく。 | ||||
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仕事を通じた仲間、上司、顧客との関係性での人としての成長。受けたものを咀嚼して、壁を超えながら、自己表現としての仕事をより自分の中に鮮明にしていく過程を細かな描写で表現されていたと思う。一方で、物語のスコープが狭く、構成も紆余曲折にかける部分もあり、淡々と流れていく感じを受けたのも正直なところ。その部分については、好き嫌いがわかれるところかと思う | ||||
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優しい物語だ。 でも優しすぎる。 物語にとくに激しい起伏はない。 主人公が挫折したり、壁にぶつかったり、嫌味なキャラもいない。 そして乗り越えるべきものがなにもない。 なにかを乗り越えその先になにかを見つける、そのような展開はない。 まるでそう、なだらかな坂を歩くように、実に淡々とした物語。 もっといえばのっぺりとした物語といえる。 要するに優しいのだ。 なにもない、ちょっとした躓きだけで、終始主人公は優しい世界で、淡々と成長していくだけ。 それは私には味気なかった。 | ||||
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馴染みのない調律師の世界を知ることができた。先が気になる展開ではなかったけれど、安定感はあった。 | ||||
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本屋で単行本が買いました。 自分に合わなかっただけかも知れませんが 物語があまり入ってきませんでした。 | ||||
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現在、公開中の映画を引っ提げて、本屋でピックアップされていたのと、 自分が最近になってピアノを習っているので、読んでみました。 ・読みやすい…というより淡々と進みます。 ・調律師という縁の下の力持ちに焦点をあてた話はよかったと思います。 ・柳先輩の「すごく好きだって気持ちが才能なんじゃないか」という箇所と、 ピアニストに避難されても、頑なに外村をかばうシーン、青年が子犬のワルツを弾くシーンが好きです。 室内で弾こうが、ホールで観衆の前で弾こうが、同じピアノだ、関係ない…的な文章が今の自分の心境に合致しました。 良く言えば、爽やかなストーリー、悪く言えばアクがなく物足りない。 所々、感動する文章もあったので、読んでよかったと思います。 映画はまだ見てませんが、オシャレな感じですよね。 ただ、久石譲・辻井伸行をコラボさせたり、山崎賢人をキャスティングするなど、イメージ先行なのかな。 次は映画も観てみようと思います。 | ||||
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文章的にはすごい読みやすいです。お話もすごいいいです。私も場合映画を最初に見てしまったので、、、やっぱりその違いがあって、うーんと思ってしまったわ(*_*)でも作者が伝えたいことが分かって良かったです。なんでもこつこつやることが大切なことだと思います。夢に向かって頑張る背中を押してくれる作品です。 | ||||
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馴染み無い調律師の話だが、読むうちに世界に引き込まれていく。本屋大賞を取った訳が解った。 | ||||
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読み始めた時は、好きな文章だと思い好印象だったのですが、そのまま終わってしまった感じです。 癒されると言えばそうなのか、田舎で育ったしクラシックをたまに聞いたりしますがよくわかりません。 確かに日々のコツコツとした積み重ねだったり・・はわかるのですが。求めるものが違うのかもしれません。 | ||||
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盛り上がりにかけるかな?落ち着いた雰囲気のお話しでしたが、興味のある方には面白いかもしれません | ||||
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読み進めるのに、テンポなく、だらだらと読みました。でも、印象深いページもありました。そこは、とても深く心に残っています。 | ||||
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そこそこ面白いというところか。途中で読みのが嫌になるという感じではないけど、何か事件が起こるわけでもないしねえ。 要は感性の問題。青年期の微妙な心理の移ろい、それに共感出来るかどうか。これは映画になるなと思ってたら、やっぱり決まって発表された。 ほほう、主人公は山崎賢人君か。なるほど。憧れの先輩は・・・三浦友和? 私の中では佐々木蔵之介だったんだけどなあ。因に、秋野はデンデン(私の中では)。 | ||||
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文学作品ではなく消費される「小説」は図書館で借りて読めば十分です。 アルフレッド・ブレンデルが弾く「イタリア協奏曲」(J.S.バッハ) https://youtu.be/sz6P5r3fs8g を聴きながら読み終えて直観しました。これはかつての月刊少女漫画「別冊マーガレット」に掲載されていたクラシック音楽学園漫画に近い感触なのだと。そして、考えました。「いつも親しんでいるチェーホフや村上春樹さん、レイモンド・カーヴァーの短編作品やレイモンド・チャンドラー、スタニスワフ・レム、カズオ・イシグロの一連の作品は読み終えた後も、頁や箇所に関係なく何度も読みたくなるところがある。日頃の暮らしのなかで突然そういう気持ちが湧き出してしまう不思議さがある。言い換えると、読者の心のなかに確実に「場所」を作ってしまうのだと。でも、この作品にはそれがない。かといって、村上春樹さんの長編にみられるような「井戸の底に降りていく」感覚もない。何が違うのだろうか?」 そう、これは消費される「小説」であって、文学作品ではないのだと。消費される「小説」はなにもこれだけじゃないですよね。世の中にはごまんと出版されていて、本屋に行けば氏名の「あいうえお」順に文庫本コーナーで売られています。そうした中では良質の文章と分かりやすい、言い換えれば中学生でも分かる味付けのストーリー展開だと思います。本屋大賞受賞とのことで話題になっていて間もなく映画化されるそうですが、図書館で借りて読めば十分です。3時間で読み終えられるし、その時間は決して無駄ではなくちょっぴり心温まる瞬間すらありますから(なので、5年後、10年後、20年後に読み返すかと言われれば、それはないです)。 | ||||
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ピアノ好きでクラシック音楽を毎日聴いている私ですが、調律師と言うのは絶対音階を身に持っている人と言う私たちが手の届かない所と思っていました。その意味でこの小説を読んでもっとみじかなところにいるようになりました。 | ||||
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主人公もその周りも皆美しくきれいな心を持っておりゆったりとした、でも凛とした世界が広がっています。 音楽を愛する人たちにはとても理解が出来、共感が出来るのではないでしょうか。 事実、クラシックが好きで、自身も楽器を演奏する同僚に貸したところ、あっという間に読み終えてとても良かったと言っていました。 自分が音楽に感じていた感情が的確に文章になっていてすごかったと。 しかし私はしっかりとこの世界に身をうずめることができませんでした。 あまりにも清らかで純粋な世界に私は両極端にいてダメな人間だなと改めて感じてしまいました。 文章としては面白かったですが。 勧めるかどうかですが、音楽が好きで純粋な人にお勧めします。 | ||||
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本屋大賞(2016年)受賞作。端正で静謐な物語。熱を出して寝込んでいるときに積読だったこの本を引っ張り出して読んだ。陰惨な事件も胸をえぐられるような悲劇も起こらない(PG13)。一方で、手に汗握るドキドキする場面もなく、力を授けられるような興奮もない。ストレスなくさらさらと読めて、軽病人にはちょうどよい読み物だった。タイトルの羊と鋼というのはピアノの弦とそれを打つアクションの材料である鋼鉄と羊毛フエルトからきている。ふとしたきっかけで調律師の道を歩むことになった物静かな若者のほろ苦い成長物語。本質的な悪人は出てこないし、人生の意味や人間の存在を問い直したくなるような不条理も発生しない。原田マハの『本日はお日柄もよく』に読後感は似ている。テーマとしては恩田陸の『蜜蜂と遠雷』に通じるところがあるのだけれど(ピアノというだけか…)、『蜜蜂…』は、コンテストや芸術的才能の話であり、登場人物の誰かの肩入れをしたり、一定の結末を予測しながら、あるいは望みながら、つまりはまりこんで読んだ。この本は他人事として安心して見ていられるドラマ。抑揚がないようで、最後まで読み進められるくらいのモーターはついている。文芸評論家、市川真人氏の「村上春樹と小川洋子の魅力を併せ持つ作品」というコメントが帯についていて、他の作家を足して二で割ったみたいなちょっと失礼な評だなと思ったが、読み終わってみるとその通りだった。 | ||||
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田舎の育ちの主人公がピアノの調律を通じ、 様々なお客さんや素敵な先輩との出会いや葛藤から美しい音を求めていくというお話です。 私自身がピアノを弾く上、実家では母が現役のピアノ講師をしているのですが、 こういう話ってありそうでないです(笑) 調律師って本当に縁の下の力持ちです。お疲れ様です。 さて、ピアノだけでないと思いますがメンテナンスが必要なものは、 言葉なしにでも本当によく持ち主の事を語ります。 本来ならここまで痛まないのに!?このタイミングでメンテナンス?など。 直接的に「どう?」と話しかけるコミュニケーションなしでも持ち主の感情、 気持ちの変化が分かる、そういうやり取りがとても印象的でした。 いたずらに、調律の専門技術や知識が解説されているわけでもなく、 登場人物もほぼ最低限、読みやすいです。 また主人公の「僕」も田舎生まれでピアノにそれとなくあこがれた男の子で、 学級ではどういう立ち位置だったのか、どんな友達がいるのか、当たり前な部分がほとんど描かれていません。 人物をじっくり味わうというよりは、その世界観に触れれる、そんな物語です。 ここからは批評です。 比較的ほのぼのとしたストーリーなので、クライマックスとか盛り上がりとかアクション要素を期待する人には ちょっとオススメはできないかもしれません。 さんざん肯定的なレビューを書いてるように見えますが正直なところ、 書店で題材的にヒット作とPRするにはその域まで達していないと感じています。 本当に展開がフラットですし、読破後も何か心を打つものも特になかったです。 | ||||
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