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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 101~103 6/6ページ
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調律を職業にしている者にとっては、小説の中身を無批判的に信用してもらっては困る。 リクエストすればピアノの音をどうにでも出来るなんて思わないで下さい。 660ccの車に2000ccの車の乗り心地やポテンシャルを求めるようなものだ。 きちんと基準通りに調律調整されたピアノなら、あとはピアノの性能とピアニストの表現技術の問題だ。 もちろんコンサートピアノの場合、奏者の欲しいタッチや音を実現するために微調整することはある。 調律師をテーマにした小説を書くのなら、厳密な調査をして正確な認識を持ってもらいたい。 技術者からアドバイスを受けているようだが、音程を基準通りに合わせる調律と、機械的部分の調整との区別も把握していない。 技術的につじつまの合わない表現が随所に見られた。 2年も学校で学んだにもかかわらず、入社後半年も顧客宅の調律が出来ないという設定そのものも非現実的だ。 こんな不正確な表現しか出来ていない本が本屋大賞などにノミネートされるなんてもってのほかだ。 | ||||
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帯の文章の「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。」に惹かれての購入。 そうなんです。「才能」とか「適正」って、そういうものだと思うのです。 疑い始めて、そこから逃げてしまえば前には進めません。 信じて、進んでいくしか無いのではないかと? が、・・・・・・そま文章が小説の中では、効果的では無いのです。 なんだろう・・・・・、個人的な気持ちですが、共感できる部分が少ないし、調律の技術的な部分や音楽的な部分も、詳しく書かれているようでいて、ボンヤリとぼやけています。 テーマも内容も良いだけに、なんだか残念です。 共感できなかったのは、自分自身が、何か強い衝撃を受けたり、突き動かされたりした事が無いからなのかも知れません。 ああ・・・・・きっと、そうだと思います。 | ||||
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音楽の知識が乏しいのか、「音」について食傷気味な浅い表現が多用されています。 ある分野をかじり始めた人間が、まったく知らない人間に講釈を垂れるのを横で延々と聞かされるような気分でした。 もちろん著者に音楽の造詣の深さを求めているわけではありませんが、比喩や発想があまりにも付け焼刃といいますか、「素人ががんばって書いた感」が最初から最後まで抜けなかったように思いました。 そうでなくとも回りくどく気取った文章なので、巷によくある村上春樹に影響された私小説といった印象を受けました。 こういった自己陶酔型の小説は、読者がその心情に寄り添えるか、はたまた辟易するかは紙一重かと存じますが、今回僕は後者でした。 呼んでいる間は常に背中がむずがゆくなるほど気恥ずかしく、後半にいたっては目を半開きにして読みました。 割と好きなテーマで、かつ評判も良かったので、期待が高かったのかもしれません。 同じように落胆される方もおられるかと考え、一意見として投稿させていただきました。 特に楽しんで読まれたという方には、お目汚し大変に失礼いたしました。 | ||||
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