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マンゴー・レイン
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マンゴー・レインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ダラダラバンコク市内を連れ回され、途中ど嫌になってとじた。筆が飽きさせる。 | ||||
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タイトルにひかれて読みました。序盤はめまぐるしい展開と明かされてない過去の話などに惹かれて読めました。しかし読み進めるうちに中盤から大体の結末は見えてくるし、過去の明かされた話はチープだし、ワンパターンの連続だし、新鮮味のかける小説でした。 人物の描き方がいまいちなのか感情移入できないし、人身売買の話も誰でも知ってるレベルしか描いてないので、「闇の子供たち」のような社会派ではありません。ハードボイルドとしてもお粗末で・・・残念です。この著者の他の作品は読んだことがないので、みなさんおすすめの「不夜城」を読んでみたいと思います。 | ||||
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前から思ってたんだが、馳さんて個々の場面を動的に描くの、ほんとヘッタクソだよねえ。視野が狭くなる、視界が赤くそまる……て何のことかと思ったら、主人公が激高してる状態を描写してるそうな。ひっきりなしに登場する銃撃場面、アクションシーンにしても大げささが空回りして緊張感なし。映像が浮かんでこない。劇的に描こうと必死なのが伝わってくるだけに痛い。ストーリーは大して複雑ではなく、基本、追いかけ合いなんだから、アクションで引きつけなきゃ魅力半減だ。 あと、出てくる人間が全部悪人なのは馳作品ではいつものことなんだけども、読者が共感するとすれば不幸な人間達が協力しあって、権力者に一泡ふかせること。だが共感するには、メイちゃんは何の躊躇もせず人を殺すし、マサはちょっとばかり人間性があるが姑息で身勝手すぎるし、共感できない。 となるとストーリーのおもしろさで魅せなきゃいけないんだけども、柱になるのは古い地図でお宝を探すという、今時ロールプレイングゲームでもないような陳腐なイベントでしょ。 まあタイ、バンコクの雰囲気を味わうという新鮮さはあった。それなら50ページありゃ、充分だね。 | ||||
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おそらく読者のタイプは、馳 星周氏の本として「不夜城」などを読んで関心を引かれたタイプと、「東南アジア」「バンコク」はたまた「マンゴー」などというキーワードで関心を持つ読者といると思いますが、私は後者でした。つまるところ、「ジャケ買い」だったような気がします。そういう意味では、バンコクを舞台に広げられるストーリーは、その地に関心のある方なら楽しく読めるかと思います。ただ、ストーリー自体には「作られたアングラ」感や「上辺のみの社会問題」のような浅はかさを感じざるを得ません。「池袋ウェストゲートパーク」が子供向けアニメだとするならば、「マンゴーレイン」は主婦向けの真昼に流れる殺人事件ドラマ」的でしょうか。 | ||||
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先ほど読了しました。本の好みは人によって様々だと思いますが「不夜城」のレベルを期待して読んだ私にとって、久しぶりに読むことに苦痛を覚える1冊で、446p読むのに2週間以上を要してしまいました。内容は、登場人物の名前と、場所がタイに変わっただけで、他の小説とあまり差異を感じません。何の本を読んでいるのか混乱してしまいそうです。同一の作者が書く以上、ある程度のワンパターンを否定するつもりはありませんが、この程度の内容では・・・。ストーリー展開はもちろん、人物・バンコクの描写に、深みが感じられません。本の帯には「新たな代表作」と書いてありますが、この本を代表作というのは作者にも「不夜城」にも失礼です。本当は星1つにしたいところですが「不夜城」の作家に敬意を表し星2つにしておきます。 | ||||
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舞台が新宿からバンコクに移動しただけで、著者の過去の作品群と内容的にはあまり変わりません。また著者が新宿と違ってバンコクのことを知らない分、物語に登場するパッポン、スクムビィット、ヤワラー等の土地がいかにもガイドブックに書いてある通りの一元的イメージのまま描写されています。 内容がどうであれ、タイが好きな人・行った事がある人はタイの街並みを思い出せて楽しめるのかなぁ、と思います。 物語の内容はまるで違うが、辻仁成の「サヨナライツカ」と同じパターンです。 | ||||
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天使の街・クルンテープ(バンコク)を舞台に描かれる裏切りと愛憎の物語。タイで生まれ育った主人公・十河将人は幼少時の歪んだ環境ゆえ、人買いにまで転落した負け犬のような人生。ある時、幼馴染に持ちかけられた金儲けの話~ある売春婦をシンガポールまで連れ出す事~に関わったことからトラブルに巻き込まれ、幾重もの罠にはまっていく。 「不夜城」「漂流街」など、日本に存在するアジアの闇社会を描いてきた筆者が、いよいよ舞台を国際的な犯罪都市・バンコクに移し、これまでの集大成とも言える作品を書き上げたのだろう、と前期待が高まっただけに残念。 プロット、人物造形共にチープである。 筆者はタイをもっと良く知るべきであった。知らない人が読めば気にならない事も、タイを良く知る人からすると赤面モノである。タイ在住の日本人が十人いれば十通りのタイの姿があるだろう。恐らく筆者はたった一人のコーディネーターの情報に頼り過ぎたのではないか?そこが本作品をチープたらしめる要因である。 「不夜城」を書き上げたときは歌舞伎町に足繁く通ったはずで、だからこそあそこまでの名作が書けたのでは? もちろん想像力が現実を凌駕することはあり、それが作家本来の創造力であろうとは思う。だがしかし「マンゴー・レイン」で創造されているバンコクもタイ人も現実離れし過ぎて感情移入は難しい。 とはいえ、物語後半から着地点までの緊迫感溢れるストーリー展開は脱帽モノである。次回作に期待。 | ||||
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主人公十河は哀れな人買い。タイで出会う女性メイは残酷に だまされ売り飛ばされた娼婦。10年もの間タイの小汚いソイ (小道)で商売をやらされていた。美女。 メイが持ち逃げした仏像の中には宝の地図らしきものがあった。 十河はその宝を得て自らのごみだめから抜け出そうと考える。 メイも自らの人生を切り開こうと考える。メイは絶体絶命の 危機に追い込まれている。それは十河も同じだ。 この物語の特徴は、主人公たちの欲望と護身を根拠とした絶え間ない 探りあいだ。主人公たちは絶えず疑い、人を信じまいとする。 彼らのような生活者にとって、人を信じるということはすなわち 死を意味する。 しかし、十河はそのごみだめの生活を抜け出したかった。 最後のチャンスに全てを賭けた。その結果は? 繰り返される探りあいに途中で少し飽き飽きしてくるかも知れない。 絶え間なく続くワンパターンな展開。この小説で独特な材料というのは もしかしたら、日系タイ人、幼馴染の裏切り、エイズくらいな ものかもしれない。 タイトルのセンスはいいと思う。 | ||||
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「不夜城」のような一歩先が見えない不安やスピード感、 「夜光虫」のような裏切りと欲望が渦巻く疑心感、 そんなものたちがこの作品には、まるで食パンに薄くバターを 塗ったかのように間延びして展開されていきます。 金・女・裏切り・死どれも著者の作品には不可欠で 「マンゴーレイン」にはどれも欠けていないのですけど、 如何してか、活字にスピード感がないような気がして・・ 結末もやっぱり・・でした。 まだ、著者の本を読んだことがない方は 入門に読まれるといいように思いますが。 | ||||
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先ほど読了しました。本の好みは人によって様々だと思いますが「不夜城」のレベルを期待して読んだ私にとって、久しぶりに読むことに苦痛を覚える1冊で、446p読むのに2週間以上を要してしまいました。内容は、登場人物の名前と、場所がタイに変わっただけで、他の小説とあまり差異を感じません。何の本を読んでいるのか混乱してしまいそうです。同一の作者が書く以上、ある程度のワンパターンを否定するつもりはありませんが、この程度の内容では・・・。ストーリー展開はもちろん、人物・バンコクの描写に、深みが感じられません。本の帯には「新たな代表作」と書いてありますが、この本を代表作というのは作者にも「不夜城」にも失礼です。本当は星1つにしたいところですが「不夜城」の作家に敬意を表し星2つにしておきます。 | ||||
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