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(短編集)
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
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夜空に泳ぐチョコレートグラミーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 61~78 4/4ページ
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めっちゃ面白いのひとこと。 構成がやばい。 色んな感情にもなる。素晴らしい。 なので、他の作品も読んでるが、これが最高傑作だと思う。 | ||||
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優しくなれます。 | ||||
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面白かったです! 祖母と二人暮らしだった女性の話から始まる短編連作集です。 もう他のレビューでも言われてますが、読むと感情が揺さぶられます。 大人な描写があるので子供には勧められないけど、この本を読むと人とのつながりを大事にしたくなります。 勧善懲悪みたいに悪者をこてんぱんにするわざとらしい描写がないのも好きです。 じんわりと作品世界の感情に浸れる作品でした。 | ||||
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こちらの操作ミスなのだろうが同じ本が2冊届いた 以前は、「同じ発注があります」と注意勧告があったが今回はそれもなかったので本当に驚いた 返品しても返金はないとの事だか捨ててしまうのも嫌なので返します | ||||
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途中で分かった事なんで恥ずかしいですが、どこか同じ町での取敢えず関連する人の心の動きを何かとても懐かしく暖かく、そしてつつましやかに書かれているので物語に引き込まれました。心のひだがあれば残る物語ですし気持ちが楽にもなります。不思議な小説です。他の作品は見てませんが、町田さんという作家がすべてわかりそうです。 | ||||
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本州のどこかの小さな地方都市を舞台にした連作短編集。とはいっても、登場人物の端っこと端っこがつながっている程度のゆるーい連作。生きづらさを抱えて、でも何とかしのいでいく空気感だけが同質な世界。方言がないし、雪は降らないところみたいだ。 粗暴な幼なじみが恋人だったシングルマザー。ずっと守り育ててくれた祖母が認知症になってしまった小学生。恋人が自殺してしまって残された女性。固定化された人間関係に耐えられない障害を持つ女性。流産と死産の後に夫のDVに苦しむ女性。これら各編の中心人物にからむ登場人物たちが、それぞれまた何らかのハンディキャップを抱えている。みんな、派手に怒ったり悲しんだりしない。むしろ、おろおろと戸惑っている。その戸惑いに、そっと寄り添えるような読後感。 | ||||
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最初は、よくいる最近の作家かと、1話目読んで思いました。文章が箇条書の様に。 〜だ 〜る で終わる 流行り?の作家かなぁと でも2話からはガラって変わり、後はただ読み進むだけでした。面白い!の一言です。 | ||||
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解説の方が仰ってるように、仕掛けがあり、楽しんで読めました。 | ||||
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表題作の他、「カメル-ンの青い魚」、「浪間に浮かぶイエロー」、「溺れるスイミー」及び「海になる」の5つの短編から構成される"弱者が抱く未来への希望と自由への憧憬(束縛からの解放)"をテーマとした連作短編集。魚や海関連の名称が多い各編の題名から窺える通り、例えば、金魚鉢中の熱帯魚を不自由の象徴として主人公(ヒロイン)との対比として散りばめている点が印象的。一方では、ウツボを"憧憬"の対象としている短編もあったり、(未来において)水槽の中で"共生"する事が"希望"の証という短編もあったりする自在さもこれまた印象的。 各編の詳細には触れないが、着想外な冒頭からテーマへと着地させる構成が巧緻で感心した。また、全体として多彩な工夫が凝らしてある。舞台は地方都市で、その地方都市が寂れて行く様子のさりげない描写。主人公(ヒロイン)とその関係者を児童養護施設出身者やシングル・マザーの子供(あるいはシングル・マザー自身や死産した母親)としている徹底振り。愛しい人の"匂い"に対する拘り。生の営みでもあるセックス・(DVを含む)暴力シーンの赤裸々な描写を厭わない気概。"おばあちゃん"の存在感。雨、雲、雪及び草木を中心とする風景描写による"しめやかな"雰囲気の醸し出し。LGBTを積極的に扱うジェンダー・フリー風味(雄性先熟も言及される)。その雄性先熟に代表される"色"に対する拘り。(連作短編集だから当然とは言え)因果の連鎖とその因果を容易には悟らせない巧みな全体構成力。 多彩な工夫と巧みな全体構成力とで"弱者が抱く未来への希望と自由への憧憬(束縛からの解放)"というテーマを浮き彫りにした傑作連作短編集だと思った。 | ||||
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話に繋がりがある短編は繋がりに気がついたときにうれしい気持ちになる。 全部で5話の短編からなる一冊。どれも生きづらい人たちの生き様を描いている。以前に読んだ52ヘルツのクジラたちもそうだが、町田さんの作品に触れると、今いる身近な人をもっと大切にしたくなる。今生きているのが当たり前ではない。幸せなことは奇跡的なこと。改めてそう感じさせてくれる。 特に好きなのは波間に浮かぶイエロー。 最後に衝撃の事実がわかった。 人の優しさをたくさん感じられる作品です。読み終わった後に身近な人をもっと大切にしようと思えるはずです。 | ||||
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お話しの内容もですが、ストーリー展開がバトンがきちんと繋がっていて楽しく読むことが出来ました! | ||||
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衝動的にどこか今の場所とは全く違う場所に行きたくなる。それは海外だったり日本でも辺鄙な所だったり。普通には理解されづらい私の生き方が、いい感じに小説にされてるようで嬉しかった | ||||
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題名にあるチョコレートグラミー以外にも熱帯魚の名前が入ったタイトルのお話が入ってます。 誰かを切実に思う“熱帯魚”たちが織りなす涙腺崩壊のお話です。 連作小説で、最後に一周して戻って来ます | ||||
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どの話も場面が鮮やかに浮かび、記憶が呼び起こされるような感覚になる作品集。 | ||||
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登場人物が少しずつ関わりがある連作短編集でなんとなく題に惹かれて読んだのですがすごくよかったです どの話も最後にちょっとした意外なオチがあって楽しめました 読後温かい気持ちになれました | ||||
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いやー、深い! そしてエンタメとしても面白い。連作短編集と言って良いと思うが、各話の独立した面白さ、そして話相互の繋がりが見事だ。ここまで完成度が高い連作短編集はそうそうない。 無名ではあるが、著者の町田そのこは私にとって注目の作家だ。まだ作品の数自体が少ないものの、しばらくはこの著者の作品を読み続けてみようと思う。この人絶対化ける。 | ||||
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紙の本ではあり得ない。読んで頭にはいって来る文書は、いいものです | ||||
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初読みの作家さん 「カメルーンの青い魚」 「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」 「波間に浮かぶイエロー」 「溺れるスイミー」 「海になる」 の5編が収録されています。 全体的にとても雰囲気があって、脳内に自然に登場人物達が浮かび それと同時に周りの景色すら見えて来る。 抜けてしまった歯が思い起こさせるのは、一生に一度の恋。 「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞作 「カメルーンの青い魚」は秀逸 それに続く表題作も人間の残酷さを上回る優しさが感じられて好きです。 「海になる」は自分も少し同じような経験をしている事もあり感情移入しながら読めた作品 桜子の夫には嫌悪しかないけれど、ラストに救いがあって良かった。 温かさと優しさと強さが共存していて手元に置いておいて 何度でも読み返したくなる瑞々しく愛おしい作品集 今後注目していきたい作家さんです。 | ||||
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