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白衣の女
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白衣の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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ミステリー小説というよりは、もっと稔密な人間ドラマ、という感じです。トリックや、これから先何が起きていくかということは今から読んでみるとそのことが起こる30ページくらい前にはもうこちらには完全にわかっている、話のオチ(いやな言い方ですが)も白衣の女が出てきてどうしてという時点で朧気ながら見えてくるのですが、それでもこの話はおもしろくて、上中下、一気に読み尽くしてしまいました。おそらく単に謎解きをすることが目的で書かれた小説(アガサ・クリスティ的な)ではなくちゃんとその場その場の登場人物の心理が本当にきめ細かく描かれているからで、その部分のおもしろさが休むことなくページをめくらせていったのだと思いますが、19世紀の小説の内容がこんなに豊かで滋養(そう呼びたい)のあるものだとは思ってもみませんでした。とにかくその描写の丁寧さだけでも読むだけのことはあります。これだけ登場人物が生き生きとしている話は今まで読んだことがありませんでした。 | ||||
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日頃ミステリーにはあまり興味がなかったのだが、ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む (岩波新書)の中に紹介されていて、興味をそそられて手に取った。その結果、結構な厚みの3巻を、あまりのおもしろさに一気に読んでしまった。複数の語り手によるいくつかの断片的な事件の謎の側面が、最後にはすべて解決されるのは爽快だった。 最近の日本のミステリードラマや小説では、謎の解決が中途半端だったり、納得できなかったりして、あまりすっきりしないと感じていたのだが、100年以上前のこの作品では、実にすっきりした読後感を味わった。もちろん、現代の事件捜査力から見れば、ごく簡単に解決する問題なのだが、この時代の社会状況なども楽しみながら読める。 | ||||
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1860年頃イギリスで出版され、当時大変な話題になった作品だそうです。ミステリーの先駆的作品とのことですが、色の描写を効果的に使って、読者に情景を想像させるテクニックは、今読んでもうまいの一言です。こういう作品が、後のヒッチコックの映画につながっていくのかなと思いました。今読んでも楽しい小説です。 | ||||
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1860年頃イギリスで出版され、当時大変な話題になった作品だそうです。ミステリーの先駆的作品とのことですが、色の描写を効果的に使って、読者に情景を想像させるテクニックは、今読んでもうまいの一言です。こういう作品が、後のヒッチコックの映画につながっていくのかなと思いました。今読んでも楽しい小説です。 | ||||
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