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ののはな通信
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ののはな通信の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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恋愛でも性に関することはめっきり表現されなくなった昨今の小説。 でも本作は、それが往復書簡というカタチで描かれています。 許されない関係での、だからこそ一途な想いもエクスタシーもとても爽やかなのに濃密。 「特殊な関係」というワクを取り払っても、しっかり踏み込んだ描き方だと思いました。 愛するが故に戸惑う心も辛辣。 ただ、手紙という形式で登場人物の表現に委ねられているところが秀逸です。 手紙を書いているのは、あくまで登場人物。そんな世界に没頭できます。 この作品は「特別な設定(関係性)」を意識して読まない方がいいようです。 どういう関係性だろうと、お互いを想い合う気持ちの揺れ動き、それがリアルなんです。 ふたりの歴史の中には新たな人物も加わって、愛のカタチが歪にうごめく。 人生ってこんなもんだろうなと、ため息つかずにはいられません。 物語の起伏よりも、心の起伏を丁寧に拾い上げたい作品。 そこに着目すると、とてもリアルで切なく、とても純粋。 そして自分にも投影してしまう、離れがたい作品になると思います。 | ||||
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学生時代に恋愛し、その相手と成人後も付き合いが続いたり途絶えたりしたことのある人なら、身悶えしながら読める作品だと思います。 本当に面白かったです。忘れかけていた気持ちを思い出しました。 | ||||
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少女から大人に。 少女の頃の甘酸っぱくも切ない日常。 同性で惹かれる描写には少し生々しい。 それを乗り越えて大人になった2人のやり取りを読んでいると、愛とはなんだろうと思う。 魂の片割れを探して、惹かれあったんだろうなと思う。 最後には悲しくなる。 途中の悦子さんのくだりも悲しくなったけれども。 読了後にはメールにはない、手紙でのやり取りの良さが思い出される。 人に手紙を送りたくなってしまった。 | ||||
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高校から、一時中断を経て四十代のおばさんになっても続く往復書簡。恋愛、結婚、仕事、社会、世界…にぶつかっては想いを綴るうちに、二人が書く言葉も奥行き深くなっていきます。絶えず「知り、考え、想像すること」で、成長していく。そんな作者の魂を感じます。 | ||||
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百合を読みたい!という軽い気持ちで読み始め、キュンとしたりドキドキしたり切なくなったり、そういうふうに楽しんでいました。けれどこの本を読んで、私のもとに残ったのは(そういう求めていたものもあったけど)、全然違うものでした。 勝手にののちゃんの未来を自分と重ね合わせていたのですが(燃えるような恋愛をしたという所じゃなくて、孤独で生きている所)、自分にとっての愛について考えさせられました。ステキな恋愛をしてみたいということだけじゃなくて(いや、すごくしてみたいけど!)、愛ってそれだけじゃないなって。自分が誰かのために何ができるのか考えること。苦しいニュースを目の当たりにすると苦しくなってついテレビを消して、目を背けてしまいます。ニュースなんて見なくても生活は送れます。でも、つぶれそうなくらい苦しい気持ちの中にある、どうにかなってほしい、救われてほしいという思いが、他力本願で虚しいけどあったりして。私に何ができるのかわかんないし、まだまだ自分の生活だけで一杯一杯になってしまうばかりだけど。苦しくなる気持ちから目を背けないで、私がどうにかする!と、誰かのための行動を起こしていくための自分を育てたい。そういう決意をしたら、なんだかこの先、生きていく活力がわいてくるような気がしています。この気持ちを忘れたくない!ので、ずっと大切にしていきたい本です。 最近、しにたいと思ってばかりでした。未来への希望を失い悪いことばかりこれから起きるような気がして怖くてたまらないからです。けれどこの本を読むと、目の前の道に小さな灯りがともったような気がします。先まではみえないけど、どう進んでいけばいいのかそっと教えてくれるような。 あとこの作家さんめっちゃ好きかも…。読み始めたらとまらんくて夜になってしまった… (読み終えたあとブワーって勢いで書いたので、めちゃくちゃののはなちゃんに影響受けまくった文になっちゃいました笑笑) | ||||
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特にないです。 | ||||
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特になし。 | ||||
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終盤は特に目が離せなくなりました。気軽に読み返す類の作品ではないけれど、いつかまた読み返したい作品。 | ||||
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読み進めるごとにどんどん引き込まれました | ||||
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内容はもちろん、手紙の日付からもあらゆることを想像できて、読んでいて楽しかった 現実は似たような日々が繰り返されるだけで、ドラマチックな何かが起こるわけじゃない その日常の中で少しずつ少しずつ、登場人物たちの考えや状況が変化していくのがわかって面白い 途中、さすがに長いなーっと思うこともあったけど、実際の手紙を読むつもりで少しずつ読みすすめるのもいいかもしれない | ||||
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おそらくこの作品の大きなテーマは女性同士の恋愛なのですが、私は愛欲について淡泊なのかその部分はあまり響かず、二人の女性がお互いを通して自分と向き合って行くその濃密なやり取りに引き込まれました。 特にののとはなのキャラクター設定が秀逸で、ストリーには何の影響もなさそうなどうでもことが書き連ねられているようで、そこから人物像が浮かび上がり、歳月を経て再会した2人の変わったところと変わらないところから、さらにその姿に奥行きをあたえる、作者の筆力を感じます。 また、何でも打ち明けているようで実は伝えていないことがあり、読んでいて腑に落ちないと感じていた点が後から明らかになるミステリアスな雰囲気も持っています。 2人の恋愛関係が軸になってはいるのですが、そこをスルーしても十分な読みごたえのある作品でした 面白かった! | ||||
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全部書簡のやりとりで繰り広げるという(途中からかわるけど)形式。読むと片方の主観が交互に続くため、全体的にどんなことがあったのか把握するのが難しいかも。でもだからこそ読んでいて面白い。 友情、そしてそれ以上の二人の関係がお互いの手紙から伝わってきます。 | ||||
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単なる恋愛小説ではなく、二人の主人公の生き方や自立をテーマとした、純文学のような内容の濃さがありました。 この本の後に読んだ推理小説の内容の軽さに、つい苦笑いしてしまいました。…まぁ、それはそれで楽しめるのですが。 | ||||
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『のの』と『はな』のやり取りだけで進む物語。それであってスケール感の大きい物語で驚いた。没入できる良い本でした。 読書時間:5時間。 | ||||
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(ネタバレ有り) 感情の描写にリアリティがあって、最後まで夢中で読みました。私も女子校出身なので、2人に親近感を覚える場面もありました(流石にあんな大事件は起こりませんでしたけど…元教え子と結婚している先生なら数人いて本当に気持ち悪かった)。 久保田早紀さんのヒットソング「異邦人」が大好きなのですが、この本を読み終わったあと、自然とこの曲が頭の中で再生されました。歌の中の「わたし」が"はな"と重なり、切なくてたまりませんでした。 2人のその後が気になりすぎて、再読できそうにありません!読むたびに、続編を渇望してしまうと思います。それくらい引き込まれました。 | ||||
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このような本を読んだことがなく、三浦しをんの力量に驚いています。 前半の女子高校時代の書簡はツライ。買わなければよかったと思ったくらい。しかし主人公が成長するにつれて文体が代わり、またキャラクターに変化も見られ、後半一気に引き込まれます。 船を編む以来のしをんファンとして、オススメの一冊です。 | ||||
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いやー、面白い。 寝不足、生きていくってどうゆうこと、って頭がぐるぐるまわる。 | ||||
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「高校生の2人のやり取りが小学生並みの幼さなのは、あの時代を写したかったからかなぁ。」というレビューを見つけてドキリとしました。ののやはなと同年代にあたる私には何の違和感もなかったからです。タイトルと装丁からはまったく想定できなかった(あらギャグになったわ)ストーリィの厚みと深みに心が震えております。なんて素晴らしい小説だろう。 | ||||
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自分好みの装丁と表題に惹かれ手に取りました。あえて帯もあらすじも読まずに読み進めたので、本の題も絶妙だと感じ、二人の女の子の心の動きや展開もとても新鮮な驚きでした。 溶け合うほどの深い出会いは、心の揺れや感情の嵐を乗り越え、自分への揺るぎない勇気と信頼とともに、性別をも超える大きな愛へと昇華していったような気がします。汚れることのないダイヤモンドを心の中に。 | ||||
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最初は、10代の女の子特有の繊細で思い込みの強い描写が続き、 そこはかとくモヤモヤとした印象を持っていた。 それが中盤以降、主人公がそれぞれの人生を歩み始めてから、 一気にページを繰るスピードが加速した。 どんな人生をも肯定してくれる、三浦しをんさんの優しい冷たさが心地よい。 | ||||
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