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ののはな通信
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ののはな通信の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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幼い女の子特有の、異性との恋愛を知る前のファンタジーあふれる戯れの話かと思いきや、意表を突かれました。激動の半生の記録だ。 文通が盛り上がりすぎて、相手の返事を待たずに手紙を出して噛み合わなくなるのとか、あーそおだったなーーー!って感じ。 私は39歳で、もうすぐ はなちゃんが自分の人生を歩き始めるのと同じ年齢。比べちゃうよねー。私は何も成し遂げてないけど、登場人物の二人は人生の石杖をバッチリ硬め済。 同窓会の描写が面白かった。マダムによる見栄の張り合い。自分の現状に引け目感じてる人は同窓会行かないよね。私行きたくないもん。 はなちゃんは、子供が出来なかったことに全くわだかまりがなく、それは外交官婦人として充実した二十年間を過ごして来たからで、姑の嫌味なんて眼中になく、人にも恵まて本人も逞しく魅惑的。 自分の芯があって羨ましいわー。自己肯定感はいつの間に手に入れたのかしら?その過程を読み飛ばした。 ののちゃんは、自分の編集社を起業するほどに行動的。二人共、自分の人生の舵は自分で取る系の人なんですね。 小説の中の中年の女性って、なんでこんなに自分より充実して見えるんだろう。 | ||||
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当方、少女小説好きです。 ののはな、はぎりぎりでした。 登場人物の二人ともバイセクシャルのようです。 ののの東大に負けず、はなの外交官夫人は、女王と語られるほど、華々しいものでした。 通信の最後は、東日本大震災で終わっています。ハッピーエンドではないですね。 | ||||
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表題とおり主人公は「のの」と「はな」という女性2名である。この二人の女子高校生時代の手紙のやり取りが連なって物語はすすんでいく。そして大学生時代のやり取り、かなり飛んで中年時代のやり取りと時代が移っていく。 その時代時代で二人の環境は変化しつつも、離ればなれでもお互いが愛し合っているという絆で結ばれている。 女子高校生時代のやり取りを読んでいると、少女マンガとはこんな感じなのかな?と想像した(生憎、少女マンガを読んだことがない)。 小説としての感想は、面白く読み始めたものの、最後の内戦地へのボランティアとか必要だったのか?なんだか無理矢理感が残ってしまった。 | ||||
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ののとはな、二人の手紙とメールのやりとりのみで描かれた、恋愛と友情の記録。 手紙とメールのやりとりだけでここまで深みのある内容になるのがすごかった。 高校生から大学生、そして40代となった二人の関係がどう変化していくのか、また二人の人生にとってお互いがどのように影響していたのか、興味深く読んだ。 ただ、40代となってメールでのやりとりになるところは、あまり変化が見られず少々飽きてしまったので、もう少し変化がほしかった。 人は一人でも生活できるけれど、自分以外のだれかのために生きてこそ、「生きた」という実感を得られるのかもしれない。だれかは、人に限らず、動物でも植物でも物質でもいい。それを通して社会とつながっている、社会の中に自分の居場所があると感じられるものであれば。 手紙を通して「生きる」という実感を伝えている部分が印象に残っている。 | ||||
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「日出処の天子の最終回」というフレーズがヒットする人なら、1章2章までは読めると思います。 そのへんの漫画に馴染みがある人であれば、フェリスもといフランチェスカでの2人の関係性についてはオールオッケーでしょー。 昭和60年代の雰囲気や、当時の横浜川崎付近に土地勘があると、脳内補完できます。 逆に平成生まれとか、土地と馴染みがないとかだとどうよ? 通信がしばらく途絶えた後、再開したのが2010年で東北の漁村に行ったりしてるって、もろフラグ。 でも、311をあからさまに物語の大イベントに利用しなかったことは、評価できます。 東北地方に友人知人がいて東京にいた人の311としては、リアルでこんな感じでした。 3章からは、アフリカの架空の国の内情について超長文が続いたりしてけっこうツラくなります。 まあ、あのへんの国かな? という、っぽい描写がいろいろとありますが、実名ではないということもあって現実感がないというか共感できない。 終盤のメールの日付は311のカウントダウン的で、最後は「摩利と新吾」か? と思いきや一方的。 「はな」については、そもそも最初に「のの」の好意を受け入れた時点で「天然の傑物」だったんだなー・・・と納得するしかない。 最初からヒントはあったのです。 | ||||
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この小説は、どこに読んで良かったと思える部分があるのか。 二人の女性のつながりをたどっても、僕が男だからか、ふーんと思うだけ。 誰かも書いてるように、最後は内戦と津波でオチを付けた感じで、 ホントに何とも言えないもやもや感で、この本読んで良かったとまったく思えない。 実際はパラパラ読みしただけですけどね。 フィクションの小説を読む喜びってなんなんでしょうか・・そのことを考えさせられました。笑 | ||||
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著者のファンで既刊もほぼすべて読んでいますが、今作は正直 少々退屈に感じられました。 過去のヒット作の傾向から、著者には(良くも悪くも) 「エンターテイメント性の高い小説を書く作家」のイメージがあり、 その先入観が今回はマイナスに働いたのかもしれません。 本書は全編、書簡形式という珍しいスタイルの小説で、地の文がありません。 そのため文章がやや単調なことも退屈さに拍車をかけたと思います。 とくに繰り返し登場する女ことば(「~だわ」「~かしら」等)には少々辟易 してしまいました。小説ではそれを使わないと会話文がかなりぶっきらぼうな印象 になってしまうことも理解はしていますが、全編書簡形式の本書ではそれが何度も何度も 何度も何度も出てくるので流石に鬱陶しく感じました。 ただ、地の文無しで400ページもの小説を書くというのは、それ自体が大いなる 挑戦だろうと思うので、既に多数のヒット作を持つ著者が慢心することなく、 常に新しいことに挑戦しようとしていることは素晴らしいと思います。 ちなみに帯に「女子大河小説の最高峰」とありますが、「女子大河小説」って 他にどんな作品があるんですかね…?少なくとも自分はその単語を初めて聞きました。 また、「レズビアン」や「バイセクシュアル」という(ある種ポリティカルな)単語を 避ける一方で、「秘めやかな恋」「少女たちの楽園」等、女性同性愛をフェティッシュ化 するような単語が帯に散見されていたことにも違和感を感じました。(評価には入れていませんが) | ||||
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全4章から成り、1章から3章までは「のの」と「はな」の高校、大学、その後20年ほど空けて40代、の往復書簡。最終章はほぼ「のの」からの一方通行的な内容になっている。最終章が往復書簡になっていない、というところに切なさがある。と同時に、「実際のところどうなったのか??」と気になる終わり方ですっきりしない。 『風に立つライオン』(小説の方)も同じようなもやもや感だったような。 こういうかたちの恋愛小説もあるのか、という点は新鮮だった。 | ||||
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私にも親友が何人かいます。でも、この本のような関係ではないから、とても不思議でした。今の自分に責任をもって力強く生きていこうとする姿、それがとてもよかったです。私も、こうありたい。 | ||||
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大好きなしおん様の新刊で、すごく楽しみにしていました。人の心の求めるところは異性でも、同性相手でも同じなのに、どうして同性だと、これだけ複雑な心理になるのか、考えされられます。 高校生の2人のやり取りが小学生並みの幼さなのは、あの時代を写したかったからかなぁ。 最終章の人の心の闇と澱のようなものから、新たに旅立つ主人公に何が生まれるのか、2人の通信がばあさま世代まで継続して欲しいです。 読み返すのは、少し時間をおいてからと思う本ですねわ | ||||
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序盤は、「あー、そっち方向ってあんまりピンとこないんだよなー。友情と憧れ、スキンシップ位なトコ迄なら何とか付いていけるんだけど、肉欲まで到達しちゃうと『ふう~ん?』になっちゃうモンで」と、思った。 ら、いつの間にやら凄い境地に到達していた。ラストここに繋げるか。 文句なく楽しみました 「おっさん顔のマルチーズ」に妙にウケた 店じゅう大騒ぎになっていても、ちゃんと「レジに殺到して会計」するんだなー …そういや自分もあの時、律儀に「会計待ち」をしていたな…と、ふと思い出した | ||||
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二人の女性が高校生の時から四十代前半になるまでに交換した手紙、e-mailが集められている設定です。 小説的な突飛な事件は起きず(例えば、先生が生徒と付き合っているのを発見したというエピソードも、高校生には衝撃的でも、大人になったらそうでもありませんよね)、ひたすら当人達の目線で日常生活が描かれます。 はっきりした結末がなかったので、二人のその後が気になりました。 | ||||
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