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ののはな通信
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ののはな通信の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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愉しくよみました。 手紙 メール それだけでこんなにも世界が広がって.... 素敵なお話でした。 | ||||
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「この人に恥じないように生きたい」と思う人はいますか。 恋した相手に限らず、家族や友人、出会うことのない憧れの人でも。 心当たりのある人にこそ、読んでほしい一冊です。 ミッション系の女子校を舞台に始まる点では『秘密の花園』、女性同士の恋を描いている点では「夜にあふれるもの」(『きみはポラリス』所収)を思い出しながら読みました。 書簡形式の小説は、現代でいえば他人同士のSNS上のやりとりを覗き見るのに近いかもしれません。 女性たちは「のの」と「はな」のように、漫画の話、恋愛の話、仕事の話…どこでもひそひそと言葉を交わしています。その心の交流は、ときに恋愛とも友情ともつかないものになる。 「のの」と「はな」は恋愛関係になりますが、その感覚は女性であれば共感する人も意外と多いのではないでしょうか(近年は、女性は男性よりもバイセクシャルの割合が多いというようなデータもあるとか)。 そして、少女時代の恋愛だけでは終わらない、二人の長いその後。 教訓話や道徳の授業などから飲み込んだだけのレベルではない、人が人として生きていくために必要な正しさや美しさを、二人の生き方を通して知った気がします。 長々適当なことを書いてみました。 私にとっては、大好きな作者の作品のなかでも、一番大切な一冊になりました。 これから手に取った誰かにとっても、心に残る読書体験でありますように。 | ||||
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作者はたぶん同性愛の経験がないのかな、と思った。 聖フランチェスカ>外交官夫人>東京大学大学院>裕福な家に生まれはぐれるように世界中を旅する自由で毅然とした年上の女性>相手に悟られず末期癌で死す、などなど...登場人物がステレオタイプでそのくせ「セックス」と呼ぶカラミが変に大仰な表現で気持ち悪い。 少女ふたりの情愛は女学生の理屈っぽい青臭さから抜けきってなくダラダラと続く大時代な往復書簡は読むのが苦痛だった。 ラストを強引によもやの「内戦」に持って行って小説に崇高さと重みを狙ったんだろうけど...スキャンダラスな痴話話のあとで精神論説かれてるようでなんだかなぁ~ | ||||
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全4章から成り、1章から3章までは「のの」と「はな」の高校、大学、その後20年ほど空けて40代、の往復書簡。最終章はほぼ「のの」からの一方通行的な内容になっている。最終章が往復書簡になっていない、というところに切なさがある。と同時に、「実際のところどうなったのか??」と気になる終わり方ですっきりしない。 『風に立つライオン』(小説の方)も同じようなもやもや感だったような。 こういうかたちの恋愛小説もあるのか、という点は新鮮だった。 | ||||
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私にも親友が何人かいます。でも、この本のような関係ではないから、とても不思議でした。今の自分に責任をもって力強く生きていこうとする姿、それがとてもよかったです。私も、こうありたい。 | ||||
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大好きなしおん様の新刊で、すごく楽しみにしていました。人の心の求めるところは異性でも、同性相手でも同じなのに、どうして同性だと、これだけ複雑な心理になるのか、考えされられます。 高校生の2人のやり取りが小学生並みの幼さなのは、あの時代を写したかったからかなぁ。 最終章の人の心の闇と澱のようなものから、新たに旅立つ主人公に何が生まれるのか、2人の通信がばあさま世代まで継続して欲しいです。 読み返すのは、少し時間をおいてからと思う本ですねわ | ||||
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書簡小説なので口語体で書かれているため、とても読みやすく1日で読み終えた。 読みやすいだけでなく、非常に奥行きのある作品である。 過去の記憶が生きるための原動力となるというのは。いままでにもよくあるテーマかもしれないが、 二人のキャラクターがとても生き生きとしており、重い話でもあったが楽しく読めた。 | ||||
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夢中で読みましたが私の感性が俗っぽすぎたようです。 主人公の境遇が気の毒だし、美化された過去の恋愛と神格化された過去の恋人にすがるだけの生き方のように思えてしまいました。これを書くことで作者がたどりついたであろう境地に達することができなくて残念です。 | ||||
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序盤は、「あー、そっち方向ってあんまりピンとこないんだよなー。友情と憧れ、スキンシップ位なトコ迄なら何とか付いていけるんだけど、肉欲まで到達しちゃうと『ふう~ん?』になっちゃうモンで」と、思った。 ら、いつの間にやら凄い境地に到達していた。ラストここに繋げるか。 文句なく楽しみました 「おっさん顔のマルチーズ」に妙にウケた 店じゅう大騒ぎになっていても、ちゃんと「レジに殺到して会計」するんだなー …そういや自分もあの時、律儀に「会計待ち」をしていたな…と、ふと思い出した | ||||
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往復書簡体の恋愛小説といえば昭和に宮本輝の「錦繍」という名作があるが、平成には「ののはな通信」がある!と言いたい。 やはり三浦しをんは手練れだ。可憐な装幀と「女子」大河小説というコピーをはるかに飛び越えていく。 女子校時代の導入部から、その核となる事件の俗っぽさにも関わらず、ぐんぐん引き込まれて本から離れられなくなる。 少女たちの毒、狡猾さ、純粋さ、痛み、可愛らしさ…交わされる手紙の言葉一つ一つにそれぞれの個性、惹かれ合う様が見事に表現される。(もちろん深い漫画愛も)彼女たちが時代と共に歳を重ね、愛にもがく過程がまた…! レズビアン小説とか恋愛小説なんて括りは不要。これは”人が人を愛すること”を深く描き切った素晴らしい小説です。あと為五郎が可愛い。 アマゾンのシステムが許すなら星4.5。 | ||||
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二人の女性が高校生の時から四十代前半になるまでに交換した手紙、e-mailが集められている設定です。 小説的な突飛な事件は起きず(例えば、先生が生徒と付き合っているのを発見したというエピソードも、高校生には衝撃的でも、大人になったらそうでもありませんよね)、ひたすら当人達の目線で日常生活が描かれます。 はっきりした結末がなかったので、二人のその後が気になりました。 | ||||
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主人公と同世代の私は、高校時代の二人の手紙に「日出処の天子」の最終回が 話題にのぼっていることに、デジャヴュを覚えるほどリアルを感じました。 山岸涼子さんの傑作「日出処の天子」は確か「Lala」に連載されていて、 私も女子高に通っていたのですが、最終回が載った号の発売日は 高校全体が重苦しい空気に包まれていたことをよく覚えています。 だから、はなとののが「あんな終わり方なんて!」と手紙で言い合うのは、 たぶん、あの頃の女子高生の半分くらいは「あー、言いあったよね、友達と」って 思うのではないでしょうか。 あの時代の空気感と、それからののとはなの今後の関係性の象徴を 鮮やかな手法で三浦しをんさんは初っ端にがっつりと伝えてくるのです。 それにしても、中学・高校時代はなぜあんなに手紙が書けたのでしょう。 学校でおしゃべりしているのに、授業中にも先生の目を盗んで手紙を書き、 生徒の間を通してお目当ての友達まで届け、 夜、家に帰ってきてから最初は電話で喋り、そのあと延々と手紙を書く。 話しても話しても、まだ話したいことがあった。 そうだったなぁ~~、と思い出します。 小説の方は二人が四十代になってからEメールでやり取りするようになって、 さらに話題が深まっていきます。 ふわふわと少女っぽくて軽やかに見えるはなが、どんどん変わっていく。 そんなはなに合わせて、ののも自分をもう一度見つめ直し始める。 そして、ラストは圧巻です。 私も、最近連絡を怠っていた高校時代の友人に、 長い手紙を書きたくなりました。 あの頃と、それからの私と、私達について。 まずは便箋と封筒を買いに行こうと思うのです。 | ||||
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確か初めての恋愛小説ではないかと思い読みました。 前半は純愛、中盤はからは友情?なのかな そして最後の方のはなへの手紙は作家から読者へのメッセージと私は受取りました。 全般に言えることは作家が真面目な方なんだろうなと言う事です。 | ||||
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