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ののはな通信



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【この小説が収録されている参考書籍】
ののはな通信

ののはな通信の評価: 3.85/5点 レビュー 53件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 21~40 2/3ページ
No.33:
(5pt)

異邦人

(ネタバレ有り)

感情の描写にリアリティがあって、最後まで夢中で読みました。私も女子校出身なので、2人に親近感を覚える場面もありました(流石にあんな大事件は起こりませんでしたけど…元教え子と結婚している先生なら数人いて本当に気持ち悪かった)。
久保田早紀さんのヒットソング「異邦人」が大好きなのですが、この本を読み終わったあと、自然とこの曲が頭の中で再生されました。歌の中の「わたし」が"はな"と重なり、切なくてたまりませんでした。
2人のその後が気になりすぎて、再読できそうにありません!読むたびに、続編を渇望してしまうと思います。それくらい引き込まれました。
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404101980X
No.32:
(5pt)

三浦しをんの力量

このような本を読んだことがなく、三浦しをんの力量に驚いています。

前半の女子高校時代の書簡はツライ。買わなければよかったと思ったくらい。しかし主人公が成長するにつれて文体が代わり、またキャラクターに変化も見られ、後半一気に引き込まれます。

船を編む以来のしをんファンとして、オススメの一冊です。
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404101980X
No.31:
(5pt)

面白くて、、。

いやー、面白い。
寝不足、生きていくってどうゆうこと、って頭がぐるぐるまわる。
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404101980X
No.30:
(5pt)

個人的には「愛なき世界」超え

「高校生の2人のやり取りが小学生並みの幼さなのは、あの時代を写したかったからかなぁ。」というレビューを見つけてドキリとしました。ののやはなと同年代にあたる私には何の違和感もなかったからです。タイトルと装丁からはまったく想定できなかった(あらギャグになったわ)ストーリィの厚みと深みに心が震えております。なんて素晴らしい小説だろう。
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404101980X
No.29:
(5pt)

大好きな1冊

自分好みの装丁と表題に惹かれ手に取りました。あえて帯もあらすじも読まずに読み進めたので、本の題も絶妙だと感じ、二人の女の子の心の動きや展開もとても新鮮な驚きでした。
 
溶け合うほどの深い出会いは、心の揺れや感情の嵐を乗り越え、自分への揺るぎない勇気と信頼とともに、性別をも超える大きな愛へと昇華していったような気がします。汚れることのないダイヤモンドを心の中に。
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404101980X
No.28:
(5pt)

きっとまた読み返したくなる一冊

最初は、10代の女の子特有の繊細で思い込みの強い描写が続き、
そこはかとくモヤモヤとした印象を持っていた。
それが中盤以降、主人公がそれぞれの人生を歩み始めてから、
一気にページを繰るスピードが加速した。
どんな人生をも肯定してくれる、三浦しをんさんの優しい冷たさが心地よい。
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404101980X
No.27:
(2pt)

解りやすい内容なのに、読んでいて苦痛⋯⋯

ネットで書評を読み、興味を持ちました。

学生時代と、20年の時を経て
手紙とメールのやりとりが綴られています。

一通の手紙やメールの中に
敬語と口語が常に入り混じって、
リアル感を出すために敢えてそうしたのか
作者の意図は分かりませんが
個人的に非常に読みにくかったです。

高校時代の美しい時が
いつまで経っても色褪せない宝物で
いつでも想い出を取り出して
幸せな感覚を想い出せるのは
とても素敵なことだと思いますが、
過ちへの後悔のくだりが多く
はなの外交官夫人としての話や
女王ぶりに関しては何の憧れも共感もなく
ただただ読んでいて苦痛を感じました。

ゾンダの地で開眼して
日本に帰国という平和な道を捨て
難民キャンプに一人で向かうくだりも
その後の活動も分からず音信不通になり
一方的に途切れて中途半端に切られた感じで
格好良いと称賛もできませんでした。

はなの勇気にののが感銘を受けて
東日本大震災のボランティアに赴く決意をしたのは
何年会っていなくても心が通い、
尊く大切に思っていて
おたがいがおたがいを高め合える
永遠の存在なのだ、ということでしょうか?

読み終わって考えてみると
そうだったのか、と思えますが
読んでいる最中は文体の統一のなさが
とにかくしんどかったです。

ののが絶賛するはなの魅力も
私にはさっぱり理解できず
物語全体にも共感できませんでした。

三浦先生の本は読んだことがないので
他の作品とも比較できません。
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404101980X
No.26:
(3pt)

少女マンガとはこんな感じか??

表題とおり主人公は「のの」と「はな」という女性2名である。この二人の女子高校生時代の手紙のやり取りが連なって物語はすすんでいく。そして大学生時代のやり取り、かなり飛んで中年時代のやり取りと時代が移っていく。
その時代時代で二人の環境は変化しつつも、離ればなれでもお互いが愛し合っているという絆で結ばれている。
女子高校生時代のやり取りを読んでいると、少女マンガとはこんな感じなのかな?と想像した(生憎、少女マンガを読んだことがない)。
小説としての感想は、面白く読み始めたものの、最後の内戦地へのボランティアとか必要だったのか?なんだか無理矢理感が残ってしまった。
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404101980X
No.25:
(2pt)

"愛の多様性"を謳った「女同士の一生」かと思ったら、勝手気儘に筆を滑らせただけの駄作

題名通り、「のの」と「はな」という2人の女性の交換書簡(手紙、メモ、メール)で構成された女性同士の愛憎を中心とした三浦版「女同士の一生」。交換書簡は女子高時代、大学時代、アラフォー時代と続く。2人は女子高時代にレズの関係を持ち、互いに相手を唯一の恋人だと思っている。だが、2人は男とも関係を持つので(当然、嫉妬も起こる)、作者が最近関心を持っている"愛の多様性"を謳っているとも言える。

各世代毎に文体・話題を変える必要があるので、作者の苦労も窺えるが、正直、アラフォー時代の常軌を逸した長~いメールにはウンザリした。内容も常識論(「愛と理解」が大切)の枠を出ず、これなら、自身の性癖・生き方に自信を持てず、不安・戸惑いを覚える女子高時代の方が面白かった。「はな」は外交官夫人となって、アフリカのある開発途上国に赴任するのだが、その国では内戦が絶えない。えっ~、ここから国際平和をテーマとした小説になるの ? と思ったが、これは2人の絆を強めるための演出だと考えた。しかしながら、義憤に駆られて夫と離婚してまで現地に残る決意をした「はな」の姿に作者も酔っているのではないか。「愛と理解」で内戦を救えたら誰も苦労はしないんだよ。しかも、「はな」は自分がこうした自立した生き方を出来るのは「のの」のお陰であり、私に残されたものは2人の「記憶」だけだとメールに書く。2人が互いに高め合った姿を全く書いて来なかったのに。完全に少女マンガの世界である。この内戦にしても、後から起こる東日本大震災にしても扱いがお手軽で、作者が本当にこれらの事象を真剣に熟慮したのか否か相当に怪しい(アフリカの内戦地帯に一度行って見たら)。単なる小説のネタでしょう。

何時もの軽妙さもなければ、「神去なあなあ日常」の様なお仕事小説に対する事前勉強もなく、勝手気儘に筆を滑らせたという印象が強い駄作だと思った。
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404101980X
No.24:
(3pt)

手紙とメールのやりとりだけでここまで深みのある内容になるのがすごかった

ののとはな、二人の手紙とメールのやりとりのみで描かれた、恋愛と友情の記録。

手紙とメールのやりとりだけでここまで深みのある内容になるのがすごかった。

高校生から大学生、そして40代となった二人の関係がどう変化していくのか、また二人の人生にとってお互いがどのように影響していたのか、興味深く読んだ。

ただ、40代となってメールでのやりとりになるところは、あまり変化が見られず少々飽きてしまったので、もう少し変化がほしかった。

人は一人でも生活できるけれど、自分以外のだれかのために生きてこそ、「生きた」という実感を得られるのかもしれない。だれかは、人に限らず、動物でも植物でも物質でもいい。それを通して社会とつながっている、社会の中に自分の居場所があると感じられるものであれば。

手紙を通して「生きる」という実感を伝えている部分が印象に残っている。
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404101980X
No.23:
(4pt)

女子の切ない話

久しぶりの三浦しをんさんの作品を読了。女子高生の 野々原茜(のの)と牧田はな(はな)が手紙でお互いの日常の出来事や感情や愛情を語り合っていく所からはじまる。この手の話は興味が持てないのですが、二人の関係が若干複雑で切なくなってきて、高校卒業しても続き、その後の40歳を過ぎたらメールに替わってやりとり。女子の会話であることに変わりないが、飽きずに読めました。
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404101980X
No.22:
(5pt)

愛することの目的

茜とはなの間で時空を超えて交わされる文章によるコミュニケーションの記録。子供の頃から大人になっていく間、近くで顔を毎日のように合わす時もあれば、数十年単位で音信不通となる時もある二人。時が経つにつれ、二人の心は一層強く繋がり、愛すること・愛されること、が純度を上げていきます。
二人は愛することの目的を最初から知っていた訳ではありません。強い衝動や好奇心がその愛の始まりだったかも知れません。でも二人は愛の目的に行き着いたのだと思います。とても爽やかな読了感です。
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404101980X
No.21:
(5pt)

愛の形はひとそれぞれ

往復書簡形式で綴られる、野々宮茜と牧田はなのやりとりが続くお話です。
女子同士の友情から始まって、大人の愛を育み、その後いろいろあるのですが、ジェンダーという重い課題にふれながらも往復書簡は時代を超え、手紙からメールになっても続いていきます。女子同士の友情を超えたものについて、もしかすると嫌悪感を抱く方もいらっしゃるのかもしれません。でも、下世話な方向へ向かうのではなく、愛ってなんなのだろう、と少し考えたくなるお話になっています。
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404101980X
No.20:
(4pt)

448ページもあったので読みごたえがありました

ちょうど自分と同じ世代の女の子の話です。私も高校時代は女子高でしたし手紙や交換日記などを女子同士でやっていたので自分がこの本の中にいたようでした。(話の内容と同じ生活ではありませんでしたが)ののもはなもどっちの言い分もわかりました。途中からメールになったのも時代の流れでしたね。私の人生もこれと同じ流れでした。すぐに手紙が届いたらいいのにな~と思っていたのがメールですぐに送れる、海外にいてもすぐに送れる。なんて便利な世界になったんだろうと思ったものでした。最後は意外な展開で終わるのですが読み終わると「ふう~」という感じの本でした。
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404101980X
No.19:
(3pt)

昭和60年頃のLaLaを読んでいた人にはオススメ?

「日出処の天子の最終回」というフレーズがヒットする人なら、1章2章までは読めると思います。
そのへんの漫画に馴染みがある人であれば、フェリスもといフランチェスカでの2人の関係性についてはオールオッケーでしょー。
昭和60年代の雰囲気や、当時の横浜川崎付近に土地勘があると、脳内補完できます。
逆に平成生まれとか、土地と馴染みがないとかだとどうよ?

通信がしばらく途絶えた後、再開したのが2010年で東北の漁村に行ったりしてるって、もろフラグ。
でも、311をあからさまに物語の大イベントに利用しなかったことは、評価できます。
東北地方に友人知人がいて東京にいた人の311としては、リアルでこんな感じでした。

3章からは、アフリカの架空の国の内情について超長文が続いたりしてけっこうツラくなります。
まあ、あのへんの国かな? という、っぽい描写がいろいろとありますが、実名ではないということもあって現実感がないというか共感できない。

終盤のメールの日付は311のカウントダウン的で、最後は「摩利と新吾」か? と思いきや一方的。

「はな」については、そもそも最初に「のの」の好意を受け入れた時点で「天然の傑物」だったんだなー・・・と納得するしかない。
最初からヒントはあったのです。
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404101980X
No.18:
(4pt)

大人の余韻が残る一冊

単純にカテゴライズ出来ない小説ですね。明らかに恋愛小説である一方、LGBTのお話でもあり、戦争と平和のお話でもあり、友情物語、青春小説でもある。その意味ではこれだけで色んな世界が楽しめる、お得な1冊です。

 めっちゃ楽しい、とか、めっちゃ面白い、とか、めっちゃ興奮する、とかいうお話ではないのですけれど、私は最後までほぼ一気に読み終えました。こういう友情は確かにあるのかもしれないなと。大人の余韻の残る1冊でした。
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404101980X
No.17:
(5pt)

はなさんの〝突拍子もないほどの誇り〟に震えました。

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』や『エンジェル 見えない恋人』は相手が異形であったり、透明である設定で〝純愛〟を描いた。見方によっては心と体(SEX)が繋がれば言葉は要らない、と解釈することもできる内容(個人的には逆説的に言葉の重要性も示唆していると思っていますが)であり、映像表現だからこそなし得たと思う。
では、言葉を尽くして〝純愛〟を描いたらどうなるか。客観的な情景描写や心象をそれぞれの文体で語ってくれる作品はこれまでもたくさんあるが、過剰な自意識の塊りとなりかねない『手紙』だけという形態でそれに挑んだ本作は画期的な意欲作だと思う。
遠く離れた場所にいて、音信もままならない相手への想像力を働かせるためには〝意思と強さ〟の持続が必要で、特に終盤の展開においては、読み手自身の自意識にまで届くほどの臨場感と迫力に圧倒され、心からはなさんの無事を祈り、ののさんの痛切を分かち合いたいと思いました。

〝突き動かされるような誇り〟を自分は持っているのか?

最後に重い問いが残されます。
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404101980X
No.16:
(3pt)

何とも言えない

この小説は、どこに読んで良かったと思える部分があるのか。
二人の女性のつながりをたどっても、僕が男だからか、ふーんと思うだけ。
誰かも書いてるように、最後は内戦と津波でオチを付けた感じで、
ホントに何とも言えないもやもや感で、この本読んで良かったとまったく思えない。
実際はパラパラ読みしただけですけどね。
フィクションの小説を読む喜びってなんなんでしょうか・・そのことを考えさせられました。笑
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404101980X
No.15:
(5pt)

手紙って

書簡集の形式の小説だから、時々場面の説明がはいっていてうっとうしかったけれども(あなたはあのとき○○していた、とか普通はいちいち書かないから)手紙にあふれる思いがまぶしい?本でした。
本の中で「はな」自身が書いているようにもう今は手紙ってほとんど書かないし、手紙を書くのには気力と体力がなければちょっと無理って感じだけど、しをんさんは手紙の時代に高校時代を送って、誰かと、それは恋人ってことじゃなくて、手紙をやりとりすることの素晴らしさを、大切に心の中にしまっていたからこそ書けた作品でもあると思った次第。
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404101980X
No.14:
(3pt)

変容する女たちの愛

著者のファンで既刊もほぼすべて読んでいますが、今作は正直
少々退屈に感じられました。

過去のヒット作の傾向から、著者には(良くも悪くも)
「エンターテイメント性の高い小説を書く作家」のイメージがあり、
その先入観が今回はマイナスに働いたのかもしれません。

本書は全編、書簡形式という珍しいスタイルの小説で、地の文がありません。
そのため文章がやや単調なことも退屈さに拍車をかけたと思います。
とくに繰り返し登場する女ことば(「~だわ」「~かしら」等)には少々辟易
してしまいました。小説ではそれを使わないと会話文がかなりぶっきらぼうな印象
になってしまうことも理解はしていますが、全編書簡形式の本書ではそれが何度も何度も
何度も何度も出てくるので流石に鬱陶しく感じました。

ただ、地の文無しで400ページもの小説を書くというのは、それ自体が大いなる
挑戦だろうと思うので、既に多数のヒット作を持つ著者が慢心することなく、
常に新しいことに挑戦しようとしていることは素晴らしいと思います。

ちなみに帯に「女子大河小説の最高峰」とありますが、「女子大河小説」って
他にどんな作品があるんですかね…?少なくとも自分はその単語を初めて聞きました。
また、「レズビアン」や「バイセクシュアル」という(ある種ポリティカルな)単語を
避ける一方で、「秘めやかな恋」「少女たちの楽園」等、女性同性愛をフェティッシュ化
するような単語が帯に散見されていたことにも違和感を感じました。(評価には入れていませんが)
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404101980X

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